新聞を読んで

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今日のコラム

2014-03-07 06:26:38 | 日記

☆ お早うございます、今日もお立ち寄りありがとうございます ☆

3月7日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

大西郷の遺訓

 西郷隆盛が次のような遺訓を残している。

「国に功労がある人には禄を与えよ。功労あるからといって地位を与えてはならない。地位を与えるには、おのずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。功労があるからといって、見織のないものに地位を与えるということは国家崩壊のもととなる」と。

 これは国のことであるが、事業経営についても同じことが言える。あの人は会社に大きな功労がある、だから重役にしようとなりがちであるが、この点は充分に注意しなければいけない。あくまでも、功労ある人には賞をもって報い、その見織ある人に地位を与えることが大事だと思う。

【コラム】筆洗

2014年3月6日東京新聞TOKYOWeb

▼麻雀(マージャン)をする人に聞いたことがある。勝てないとカッとする。心が乱れれば、負け続ける。口には出さぬが、相手を呪っている。あいつが悪い。悪魔の心になっている

▼その店に一枚の色紙がある。<人事を尽くさず 天命を待たず 阿佐田哲也>。「麻雀放浪記」などの作家。これを見ると、われに返るという。なるようにしかならぬ。ガツガツしないで適当におやんなさい。そんな意味か

▼別の人物。妻と喧嘩(けんか)が絶えなかった。ある日、電車の中でこんな思いにとりつかれた。あいつ、いなくならないかな。そう考えている自分に怖くなった。われに返った。離婚するにせよ、ちゃんとしよう

▼もう一人。人生が面白くない。遊びに狂った。二十歳近い子は家に引きこもっている。ある日、子どもの顔を見た。われに返った。「こいつはどうやって生きていくのだろう」。何か残してやりたい。三十年のローンを組んでマンションを購入した

▼正気に戻る。われに返るとは本来の自分やそうありたいという自分を呼び覚まし、悪魔を追い払うことか。人生は思うようにはならぬ。不満や憎悪の心に悪魔はとりつく。思うようにならぬことも含めて人生を味わい尽くすしかないだろう

▼「六勝四敗なら上出来」。これも阿佐田さん。まっとうに生きるだけでも、「六勝四敗」だろう。われに返れなかった人間の犯罪、凶行が苦しい。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

2014年3月6日 衆参選挙制度 抜本的に見直すときだ
 
 遅きに失した感はあるが、一歩前進ではあろう。衆院選挙制度を見直すための第三者機関設置である。現行制度の手直しでお茶を濁さず、参院も併せた選挙制度の抜本改革へと踏み出してほしい。

 第三者機関は衆院議長の下に置かれ、有識者らが選挙制度の在り方を議論する。与野党七党が大筋合意した。第三者機関に委ねるのは各党間協議で合意できなかったためだ。力量不足を恥じるべきではあるが、まずは正式発足に向けて共産、社民両党などの参加説得に全力を挙げてほしい。

 制度見直しには二つの背景がある。一つは、小選挙区の二倍を超える「一票の不平等」に対して最高裁が「違憲状態」と指摘していること。もう一つは四月の消費税増税を前に、国会議員自らが身を切る姿勢を示すことである。

 「法の下の平等」を選挙でも実現するのは当然だ。一票の格差は限りなく一倍に近づけなければならない。小選挙区制でそれが困難なら、思い切って比例代表制などへの移行も選択肢とすべきだ。

 死に票が多い小選挙区制は、民意を的確に反映しないという欠点も指摘されてきた。二〇一二年衆院選の小選挙区で自民党は、43%の得票で79%の議席を得た。政権交代につながりやすい制度だが、「一強支配」を生む弊害もある。

 自民党は比例代表定数を三十減の一五〇とし、中小政党優遇枠を設ける案を主張し、野党五党は小選挙区定数を「五増三十減」「三増十八減」とする二案をまとめている。いずれも現行制度の手直しにとどまる。国会議員は地域の代表でなく、全国民の代表だ。小選挙区に固執する必要はない。

 せっかくの機会である。現行制度の維持を前提とせず、抜本的な改革へと歩を進めてほしい。

 国民の代表である国会議員の安易な削減には同意できない。身を切る姿勢を示したいのなら、年間三百二十億円の政党交付金や議員歳費をまず減額してはどうか。

 第三者機関で議論するのは衆院選挙制度だが、一票の不平等は参院でより顕著だ。一三年参院選の最大格差は四・七七倍にも上る。衆参とも選挙区と比例代表を組み合わせた似通った制度で、多様な民意をすくい上げられるのかという指摘もある。

 もはや、衆参それぞれの位置付けや役割分担にまで踏み込み、双方の選挙制度を一体で、根本から見直す時期にきているのではないか。衆院での第三者機関設置をその第一歩にしなければならない。
 
☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日で有りますように ☆


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