TUBA修理職人

素人金管楽器凹出し職人のブログ

YAMAHA YBB-641 オーバーホール11

2018-05-07 21:57:00 | 日記

YBB-641も完成に近づいてきました。

各支柱を仮に組み込み針金で固定。完成のイメージを再現いたします。

完成状態が再現できたところで半田で組み込んでいきます。

 

ここまで組み立てました。

つぎにマウスパイプを付けます。

位置決めが出来たところで半田取り付け。

でここの部分・・傷が消えないかやってみた・・

もう・・やけくそで削りまくりました。

おおっ!いいね~~。

これでようやくマウスパイプを取り付けられます。

中国製チューバと並べました。

ここの凹みが気になりますね。

 

 

 


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YAMAHA YBB-641 オーバーホール10

2018-05-06 16:55:46 | 日記

いよいよチューバでなくても金管楽器には最重要なベルの修理磨きです。

ベルっていうのはチューバ位の大きさでは2枚取りベルがほとんどですよね。

トランペットなどでは1枚取りのベルが高級機種には存在しますが大きさ的には

チューバなどには無理なんでしょうね。

自作ベル修正機。後ろの方のジャッキでテンションをかけ前後にスライドすることにより仕上げていきます。

わかる??わかんない方は北海道までご来店ください。

ほんとはリムーバーで塗装を剥げばよいのでしょうがここはペーパーで研ぎに研ぎます。

気が遠くなります。

さてさて。バフ掛けします。

次の写真・・・

磨くと凹凸が良くわかります。

全体を見渡すため仮組して俯瞰で眺めます。

このあと、組み立てます。マウスパイプも装着して音出しします。

 

 

 


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YAMAHA YBB-641 オーバーホール9

2018-05-06 14:37:37 | 日記

お疲れ様です!!今回は気になっていてなかなか手掛けられなかった主管~4番ロータリー間の部分をやります。

唾抜きのばねが折れています。これはよくあるトラブル。

まずは患部を取り外す。まじまじと見るとかなり変形していることが判る。

荒凹だし。この後細かい仕上げの為特製のデントボールで仕上げていく。

これがデントボール。

指のところが仕上がったところ。

ほぼほぼ仕上がりました。装着するとこうなります。

若干のゆがみが有るがかなり良くはなりました。

つぎは4番迂回管の付け根です。

ここですね。

ここ!ここ!

修正がおわりました。

男前になりました。

これが修理前。

主管の抜き差し管も完成。

さてさて。つぎベルですね。

 

 

 

 


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YAMAHA YBB-641 オーバーホール8

2018-05-05 20:59:50 | 日記

続いて1番管のプロテクターを半田装着していきます。

これは少しニッケル板の部分磨いております。

凹凸が結構酷いので削りなおします。地道な作業です。燦然と輝く楽器のほとんどは

この様な地道な作業の積み重ねが積み重なったうえで出来上がっているのです。大事にしましょう!!

おおまかに形状が完成。磨きますね。

はい!!磨きました。

撮影者が写りこんでいます。ははは。

さすがにつかれました。

 

 

 


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YAMAHA YBB-641 オーバーホール7

2018-05-05 10:57:25 | 日記

1番管はチューバの要です。全てのパーツのうちの重要な部位の一つでしょう。

ハンドメイドのチューバ・・ってきいた事がありますよね。自分的にはハンドメイドじゃない

チューバってないような気がしますが噂で(なんの?)きいた話ではここに一番管の製造方法が

「ハンドメイド」というのがハンドメイドチューバといえるらしいですね。ご存知の方がいたら教えてください。

この修正方法が正しいのか素人の自分にはわかりませんが、スチールボールを曲げた棒の先端に取り付けた治具

で内側からこすりつける風に凹みを出していきます。

とある修理事例を見たら相当数の打痕が見受けられるので本当の修理はこするのではなく叩くのかもしれません。

自分的には素人なのでわかりかねますが。

地道な作業です。手間がかかった分金額も上がると思います。時間給ですからね~。

様々な治具を制作しました。自己流です。

それなりにしあがつてきたかな。

このチューバは既に出来上がっているのでリアルタイムな投稿ではありませんのでこのようにサクサク記事が進みますが

現実的には1番管仕上げるのに2週間ぐらいはかかります。本業が忙しければもっとかかることもあります。

作業はほとんど夜ですから一日の作業はせいぜい3時間です・・

本体に仮に当ててみました。どうですか?

チューバって1番管とベルが綺麗ならそれなりに見えるものですね。イイ感じにチューバらしくなってきましたね。

この状態にプロテクター貼り付けます。ピカピカで気持ちよいです。

プロテクターはニッケルの板材です。本当は完璧にマッチングさせてから張り付けますが早々上手くいきません。

試行錯誤です。本当に本気出さないといいものはできません。

仕方がないので張り付けた後修正(スムージング)します。

微妙な凹凸がみてとれます。とほほ・・・

 

 

 


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