泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

花のワルツ

2014-05-02 22:22:19 | 音楽
 久々に夢中になってしまった音楽。
 どこかで聴いたことはあるはずだけど、それがバレエ『くるみ割り人形』の第13曲『花のワルツ』だとは知らなかった。
 小学館で発売中の『クラシックプレミアム』というCD付きの雑誌を1巻から買っているのですが、チャイコフスキー特集(7巻)で出会った。
 ベルリンフィルでサイモン・ラトル指揮。動画は音が悪いですが、観客と演奏者、指揮者が楽しんでいる様子がすばらしくて。
 花の季節にぴったりで、うきうきして、それでいてじんとして。
 当分はまりそうです。
 音楽もまた時間を忘れさせてくれるのですね。
 ちなみに作曲者のチャイコフスキーは、37歳で結婚して、3週間で破綻して、川に身を投げたことがあったそうです。
 その年に『白鳥の湖』が完成。翌年に『弦楽セレナード』を執筆している。
 『くるみ割り人形』は51歳のとき。
 芸術は自然治癒の発露であることを改めて感じます。
 悲しみ抜いた人だけがつかみ取れる世界がある、と。
 それは生きる力を与えられうるものである、と。

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