高沢一基(かずもと)の陣中日記

板橋区議会議員・「高沢一基(かずもと)」のオフィシャル日記です。

本会議場で次々と政策提案!

2024-06-10 11:42:07 | Weblog
ひさびさの投稿になってしまいましたが、去る6/7の区議会一般質問の原稿を掲載します。「読み解く力活用実践校の拡大」「河川敷野球場のきれいなトイレ設置促進」「プラごみ洗浄の周知改善」などで前向きな答弁を得ました、これからも、批判より政策実現!で行動します。

只今より、区政に関する一般質問を行います。

 まず始めに、都区財政調整協議について、お聞きします。

 都区財政調整制度は、東京都と特別区である二十三区の財源配分の均衡化を図る制度で、都が徴収する固定資産税・市町村民税法人分などを、各区の財政需要と財政収入から算定して交付されるものです。令和六年度の都区財政調整は、対象税収の五十五・一パーセント、一兆二千百六十億円が、二十三区に交付される予定です。また、各区の基準財政需要額を決定するために、特別区と東京都の主張を協議する都区財政調整協議会が設置されています。

昨年度の協議会では、児童相談所に関して、「特別区における児童相談所の設置に伴う配分割合の見直しについては、区立児童相談所の事務の財調上の位置付けに関する都区のプロジェクトチームでの検討結果を踏まえたうえで、協議を行う」こととなり、特別区側は配分割合の見直しを求めました。
児童相談所の設置は、各都道府県及び指定都市に一ヶ所以上設置されていましたが、平成二十八年に児童福祉法が改正され、特別区でも設置できることとなりました。板橋区では、令和四年度に子育て相談機能も合わせた児童相談所「子ども家庭総合支援センター」が開設されました。それまでは、北区に所在する東京都の北児童相談所が板橋区内も管轄していましたが、板橋区が基礎的自治体としての強みを活かして、設置したことは大切なことだと考えます。その経費については、令和六年度予算では、子ども家庭総合支援費として、二十六億四千万円余りが計上されており、大きな額です。今まで東京都が担って来た事業でありますので、児童相談所の財源は国の制度が変わるまでは、都区財政調整で賄われるべきものです。私が言うまでもありませんが、特別区はそのように主張して、財政調整の配分率を上乗せするように都に要求しているとのことです。しかし、現在では特例的に〇・一パーセント上乗せされている状況にしか過ぎません。
そこで、お伺いします。都区のプロジェクトチームの協議状況をお聞かせ下さい。また、児童相談所の財源に関して、今後の財調協議に於いて東京都へ強く要求することを求めますが、板橋区の見解を改めてお示し下さい。

第二に、区立小中学校の給食費無償化に関する財調協議についてお聞きします。板橋区では国民民主党を含む各党の要望を受けて、坂本区長の決断により、昨年二学期より無償化が実現しています。私は、かねてより学校給食費の無償化は、私立に通うご家庭への配慮、給食を実施していない自治体への配慮、そして財源についても、国が責任を持って制度設計すべきと主張して来ました。昨年の財調協議では、特別区側より給食費無償化は「本来、国の責任で行うべき事業」だが、「国の動向が分かるまでの時限算定」として財調に盛り込むべきだと主張しました。しかし、東京都は国の責任で行うべき事業だが、「学校設置者である各区の政策判断において実施している自主事業」であり「当該区の自主財源」で賄うべきと主張して、協議が整わず財調には盛り込めませんでした。現在は東京都の補助金として二分の一が交付されていますが、給食費無償化についても、国の制度が確立するまでは、広域自治体としての責任を東京都は果たすべきだと考えます。現在までの東京都との協議状況とともに板橋区の見解をお示し下さい。また、来年度予算の財調協議に於いて、給食費無償化について算定されなかった場合は、東京都の補助金を十分の十とすることを求めるべきです。財調算定や十分の十補助は、板橋区のためだけではありません。財政的問題で無償化を実施できない多摩地域など都内自治体すべてのためでもあり、強く東京都へ要望することを求めますが、坂本区長のご見解とご決意をお聞かせ下さい。


続いては、高島平まちづくりについて、お伺いします。

本年三月、「高島平地域交流核形成まちづくりプラン」が策定されました。本プランでは、高島平のまちづくりの基本方針として、「ウォーカブルなまちの実現」「みどり豊かなまちの形成」「災害にも強い安心・安全なまちの整備」が掲げられています。ウォーカブルについては、昨年十月の決算総括質問にて、「歩く」ことに焦点をしぼり、健康増進・介護予防・区内経済活性化・まちづくりなどを議論して、「歩きたくなるまち板橋」を実現させる総合計画の策定を提案させて頂きました。本プランの「ウォーカブルなまちの実現」では、「高島平駅周辺を、誰もが歩いて楽しい・居心地が良い空間に再整備し、人中心のウォーカブルなまちをめざします」とされており、歩くことに主眼を置いた「けやき通り」や「高島通り」の再整備、歩行者ネットワークの構築などが示されており、大いに評価します。また、民主クラブの中妻議員もイメージイラストで主張していた、高島平駅周辺のペデストリアンデッキも盛り込まれており、大いに歓迎されます。今回のまちづくりプランの策定により、高島平のまちづくりが、いよいよ動き出したと感じています。

高島平地域には、高島平駅などの都営三田線各駅、高島通りやけやき通りなどの都道四百四十六号線・四百四十七号線、都立赤塚公園などの東京都の施設が多数あります。今までも、都市建設委員会などで議論して来ましたが、高島平のまちづくりを成功させるためには、東京都との連携が重要だと考えます。
高島平駅では、現在、駅ホームの段差・隙間解消工事・仮泊施設整備工事などが行われていますが、令和二年度までに耐震補強工事が完了していることもあり、駅舎そのものの改修などの計画はないとのことです。しかし、板橋区の「高島平地域交流核形成まちづくりプラン」に示されているまちづくりを進めて、様々な世代の定住や来街を促すためには、高島平駅の改修との連携が必須だと考えます。ペデストリアンデッキでの連結が実現した場合には、駅舎や再開発建物との色調を合わせたり、デッキや道路、そして、駅との照明や意匠を合わせることも肝要だと考えます。そこで、まだ将来の話ではありますが、高島平まちづくりの進展を見据えつつ、東京都と高島平駅の改修について協議頂きたいと考えます。ご見解と今後の見通しをお聞かせ下さい。
また、都立赤塚公園については、令和四年三月に東京都が「赤塚公園マネジメントプラン」を策定し、同園の管理や整備の方針を示しています。その中には、「多目的広場ゾーン」「休息・散歩ゾーン」「スポーツゾーン」などの基本方針も明記されており、それらとの連携や協調も必要になってくると考えられます。更に、大門地区の「環境共生・保全ゾーン」には、板橋区の花である二輪草の都内最大の自生地があります。高島平まちづくりのブランディングの一つに二輪草を加え、高島平駅から「環境共生・保全ゾーン」への「歩く道」を整備し、案内板などの設置を区が行うことも考えられます。
他にも、都道でのウォーカブル化など、地域資源を最大化するために、東京都との連携は不可欠だと考えます。現在でも、東京都とは日常的に連携されていると聞いていますが、高島平まちづくりを成功させるために、東京都と「まちづくりに関する基本協定」の締結を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。

次は、公教育の役割について、お伺いします。

例年、板橋区立小学校を卒業する児童は、約三千八百名いますが、そのうち、私立中学校へ進学する児童は、約十八パーセントに上ります。全国平均は七・七パーセントですから、板橋区は全国平均よりも多いですが、東京都平均の二十五・五パーセントと比較すると少ないのが現状です。私立学校は、それぞれの建学の精神に基づき教育が行われる訳ですが、大多数の生徒が通う公立小中学校の役割も重要であることは言うまでもありません。

中川教育長は、平成二十七年七月に教育長に就任されてより、「教育の板橋」を確立するために精力的に行動されて来ました。様々なご功績の中でも、令和二年より実施されている「板橋のiカリキュラム」は成果を収めつつあると考えます。iカリキュラムは、区立小中学校九年間を通じた指導計画で、「読み解く力の育成」「郷土愛の育成」「環境教育の推進」「キャリア教育の充実」の四本柱で構成されています。私は、平成三十年の決算総括質問で、リーディングスキルテストについて議論して、読み解く力の重要性を主張させて頂きました。板橋区では、リーディングスキルテストを、平成三十年度から、小学六年生・中学七・八・九年生を対象に毎年実施し、その結果を児童・生徒にフィードバックしています。平成三十一年度からは小中四校で「読み解く力」活用実践校として研究が進められ、「iカリキュラム」として結実しました。「板橋のiカリキュラム」に於ける「読み解く力」は、認識・思考・表現の能力を育成するために、各学年や各教科に応じたカリキュラムとなっており、高く評価します。また、「読み解く力」は「生きる力」にもなることであり、公教育として相応しく、今後も発展させて行くべきと考えます。
そこで、改めて、お聞きします。「読み解く力」の重要性に対する中川教育長のご見解と、今までの取組みの評価、そして今後の展望について、お聞かせ下さい。

また、「読み解く力」を育むためには、教師がそれを理解して、よりよい授業法を確立しなければなりません。その為に、「読み解く力」活用実践校は、昨年度から小中七校に拡大されました。同実践校での授業は、区内各校より必ず一回は参観するように呼び掛けられているとのことですが、実践校を増やすことも「読み解く力」を広める為に必要だと考えます。また、現在の実践校は、板橋一中・加賀中・板橋二小・板橋六小・板橋七小・加賀小・金沢小の七校ですが、地域的に板橋区の東南に集中しています。地域的な配慮をしつつ、「読み解く力」活用実践校の拡大を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。

次に、施設一体型小中一貫校について、お伺いします。

現在、志村第四中学校と志村小学校を施設一体型小中一貫校とする為、準備が進んでいます。私はかねてより、学力向上だけではなく、中学生が小学生と接することによる情操教育の面、小学校と中学校の教員が共に仕事をして、小中・学校文化の融合を図るなど、児童・生徒の心にとっても施設一体型小中一貫校は有用だと主張して来ました。その一方で、先程お示ししたように、私立中学校や都立などへの進学率が高まって来ています。私立だけではなく、都立でも中高一貫校が広まり、一貫教育による進学やキャリア教育が推進されています。こうした中高一貫校と小中一貫校が並立する中、区立の小中一貫校の意義を確立しなければなりません。私は、先程述べた通り、情操面、心の教育として小中一貫校は有意義だと考えます。施設一体型小中一貫校整備の着実な推進を求めるとともに、「心も育てる小中一貫校」について、中川教育長のお考えをお聞かせ下さい。

続いては、荒川河川敷の整備についてです。

本年一月二十九日、板橋区は「かわまちづくり基本構想」を発表しました。本構想は、新河岸陸上競技場と荒川河川敷の堤防の間に橋を架け、水害時に競技場へ避難した人々が堤防を通じて笹目橋方面に脱出できるようにする第一期計画と、荒川河川敷の戸田橋方面約二キロメートルを「ボードウォーク」で結び、カフェ・親水広場・バーベキュー場・ラグビー場・マウンテンバイクコース・移動用の小型車両運行などの第二期計画で河川敷を整備するものです。盛りだくさんの内容ですが、国のかわまちづくり支援制度を活用して整備を進める計画です。基本構想発表時の資料には、JR九州の高級寝台列車「ななつ星」をデザインした区内在住の水戸岡鋭治氏のイメージ画が採用され、おしゃれで賑わいのある想像図が示されています。また、本年四月からは、土木部に「かわまちづくり担当部長」が置かれ、坂本区長の意気込みが感じられます。河川敷は、土木部だけでなく、スポーツ施設を所管する区民文化部、環境施設を所管する資源環境部なども関係していますので、担当部長が置かれ、調整能力が向上することに期待します。

かわまちづくりが進展して、荒川河川敷が再整備されることは歓迎されますが、笹目橋側には十五面、戸田橋側には四面の野球場があり、利用者も多く、その整備も忘れてはいけません。戸田橋側と笹目橋側には、野球場利用者やバーベキューなどの利用者の為に、駐車場が整備されています。この駐車場の入退場は、堤防外から河川敷内へ通じる道路を利用して行われていますが、現在、対面通行になっており、特に笹目橋側は、混雑時には河川敷の内外で大渋滞となり、交通の妨げとなっています。笹目橋側の進入路は他にもう一ヶ所ありますので、新たに堤防を整備しなくても、その進入路を活用して、一方通行とすれば、渋滞を緩和できます。私は今まで、一方通行化を要望して来ましたが、交通整理員の配置など人件費が係るので不可能と説明を受けて来ました。しかし、一回五百円の駐車場収入もありますし、何よりも「かわまちづくり基本構想」を発表した今日、河川敷へ自家用車で訪れる方が増えることは容易に想定されます。駐車場入退場の進入路一方通行化を改めて求めます。区長のご見解と今後の方向性をお示し下さい。
 次に、「きれいなトイレ」の設置についてです。きれいなトイレについても、私は再三要望して来ましたが、今年度、洋式の仮設トイレが四基、導入されることとなり、感謝申し上げます。しかし、荒川河川敷には現状二十一基のトイレがあり、まだまだ古くて汚い和式のトイレが多数を占めます。少年野球などの応援で河川敷を訪れるお母さん方や野球をプレーする女子も増えて来ており、仮設であっても、洋式できれいなトイレの設置を求めます。かわまちづくりの価値を高めるためにも、荒川河川敷野球場のトイレ充実は不可欠だと考えます。坂本区長のご見解と要望に対するお答えをお示し下さい。

最後は、プラスチック資源回収についてです。

本年四月から、プラスチックごみの収集方法が、可燃ごみから資源回収へ変更となりました。今まではプラスチックごみを焼却することで、熱回収・サーマルリサイクルを選択して来ましたが、四月からはプラスチック素材を資源として再利用することになりました。二酸化炭素の排出を抑制して、地球環境を守るとともに、限りある資源を有効に活用する為にも、資源回収は重要なことだと考えます。しかし、プラスチックごみを不燃ごみから可燃ごみに変更した、平成二十年度から十六年が経過しており、区民の方々から様々なお問合せを頂いています。その中から二点、提案を交えて質問させて頂きます。

一点目は、プラスチックを資源回収に出す時の洗浄についてです。区の「資源とごみの分け方・出し方ハンドブック」には、「汚れはどこまで落とす?」というコラムが掲載されており、「食べ物などの異物が付着していると資源として出せません」「布などで拭き取る、水ですすぐなどして汚れを落としてください。食べ物が残っている程度ならばお出しいただけます。納豆のパックはぬめりが取れていれば、油は少量の付着であればお出しいただけます」と記載されています。また、可燃ごみの頁には、その分類として「資源に出せないプラスチック」「プラスチックでも汚れの落ちないものは、可燃ごみです」とあります。
しかし、区民の中には、洗剤を使用してきれいに洗ってから資源回収に出す方も多くいるようです。プラスチックの資源回収の為に、洗剤や水の使用量が増えてしまっては環境負荷の点からも本末転倒です。そこで、プラスチック資源回収時の洗浄について区民への周知を改善して頂きたいと考えます。たとえば、「水や布で汚れが落ちるプラは資源、よごれがひどいプラは可燃ごみ」というように極力短い文章で表現して、分かりやすく呼び掛けるべきです。ご見解と今後の改善についてお聞かせ下さい。

二点目は、プラスチックごみの収集回数についてです。四月からの実施後、収集回数は他の資源回収と同様に週一回となっています。近年の容器や包装はプラスチックのものが多く、家庭で排出するごみの中でプラスチックの分量が多いのが実情です。週三回の可燃物収集に比べ週一回のプラスチック収集では少ないとの声が複数届けられていますし、私も実感しています。プラスチックごみはかさばることもあり、家の中での保管に困っている方は多数いると推測されます。プラスチックを不燃ごみで収集していた平成二十年までは、不燃ごみが週一回で、可燃ごみが週2回でした。プラスチックごみが可燃に分類された以降は、可燃ごみ収集を週三回に増やして、不燃ごみは隔週に変更し、その後、月二回になっています。使い捨てプラスチック製品の流通を減らすことは国の責任として重要な課題ですが、プラスチックを資源回収する以上、収集回数を増やすことは喫緊の課題です。収集回数を増加させることを要望しますが、ご見解と今後の方針についてお聞かせ下さい。

以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。
坂本区長、並びに、中川教育長の前向きなご答弁に期待するとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

批判より政策実現で7つの提案!

2023-03-09 14:32:54 | Weblog
代表質問(3月6日)で7つの提案をしました。質問原稿の全文を掲載しますので、どうぞご覧下さい。

本年二月六日に発生したトルコ南部とシリアにおけるマグニチュード七・八の大地震は、その後も強い余震が続き、死者は五万名を超えて、行方不明者の総数も把握できていない状況です。お亡くなりになられた方々のご冥福とともに、早期の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

それでは、区長の令和五年度・施政方針説明に対する、民主クラブの代表質問を行います。
まず始めは、「積極財政で区内経済を動かす!」についてです。
坂本区長は、令和五年度予算案を「明日につなげ、未来を描く『みんなのくらし応援予算』と銘打ち、新型コロナウイルス感染症対策、物価高克服及び地域経済活性化対策などに迅速かつ的確に取り組む」と表明されました。総務省統計局が二月二十四日に公表した本年一月の消費者物価指数は、三年前と比較して四・三パーセント上昇しており、相次ぐ食料品や生活用品の値上がりを実感しているところです。一方、賃金については、厚生労働省が二月七日に発表した毎月勤労統計調査では、昨年の名目賃金が前年比二・一パーセント増となったものの、物価高を乗り越えることができずに、昨年の実質賃金は、〇・九パーセント減となってしまいました。何故、物価高だけが進み、「給料が上がらない」のか。それは経済政策に対する積極的な財政出動を躊躇してきた政府の責任であると考えます。コロナ禍で傷つき苦しんでいる我が国経済を立て直すためには、積極財政というカンフル剤が必要です。
板橋区の新年度予算案を見ると、産業経済費は前年度当初予算比約五億八千万円増の約三十二億八千万円で、構成比も一・四パーセントとなりました。産業経済費の構成比が長く一パーセント未満であったことを考えると、経済対策への財政出動として評価します。しかし、その内容を見ると、新規の経済対策としては、板橋区産業振興公社が実施する「エネルギー分野への新産業参入支援」「産業情報ガイドブックのDX化」「東京インターナショナル・ギフト・ショーへの出展」の約一千六百万円のみしかなく、既存事業の拡充についても、キャッシュレス決済や産業融資利子補給など限定的です。また、先般成立した令和四年度最終補正予算での産業経済費は約三十九億二千万円であり、五年度予算案と比較すると約六億四千万円の減となっています。
そこで、お聞きします。令和五年度の経済対策について、今後の補正予算の編成も含めて、さらに積極的に進めることを求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。
積極財政による経済政策の要は、消費喚起だと考えます。我が国の個人消費は国民総生産(GDP)比で五割を超えており、活発な国内消費を呼び起こすことが肝要です。そこで、区内地域経済を動かす後押しとして、大胆な消費喚起策が必要であると考えます。新年度予算案における「いたばしPay」事業の拡充は、前年度当初予算比では約二億三千万円の増ですが、最終補正予算と比較すると約一億九千万円の減であります。
区内消費喚起を進め、区内経済を動かすために、消費期限をつけたプレミアム「いたばしPay」の発行拡充を求めます。
さらに、幅広い世代の消費を喚起するために、同じく期限をつけたプレミアム区内共通商品券の発行を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。

次は、「クラフトビールで板橋を盛り上げる!」についてです。
 昨年十月の決算総括質問に於いて、公明党のさかまき議員も触れていましたが、「クラフトビール」について取り上げます。板橋区立郷土資料館には、下板橋村の名主であった飯田家が明治六年に東京府へ届け出た物産に関する明細帳が保存されています。その資料には、下板橋村の物産が記され、その中に「ヒイル酒 三拾石 此代金六百丗五円」と書かれています。我が国のビール生産は、明治初年から始まるといわれていますが、明治六年に下板橋村でビールが生産されていたことから、板橋区は「日本のクラフトビール」発祥の地といっても過言ではないと思います。
現在、区内では二社がクラフトビールの生産を行っていますが、郷土資料館蔵の「ヒイル酒」文書を活用し、いたばしブランドの一角にクラフトビールを位置付けることを提案します。ご見解をお聞かせ下さい。
また、北海道鶴居村ではクラウドファンディングを使って廃校になった小学校体育館にクラフトビール事業者を誘致しています。平成六年の酒税法改正により小規模な事業者もビールを生産することができるようになっており、商店街の空き店舗対策としても期待されます。いたばしブランド確立に商店街振興の意味を加え、クラウドファンディングを活用した空き店舗でのクラフトビール事業者育成を提案します。ご見解をお聞かせ下さい。
さらに、大阪市では、古民家を活用したクラフトビール醸造所で障碍者就労支援を実施しています。クラフトビール事業者育成事業が実現した暁には、障碍者雇用も求めますが、合せてご見解をお聞かせ下さい。

 次は、「給食費を値上げせず子育て世帯を応援する!」についてです。
 板橋区では、食材費が高騰する中、学校給食費の負担を軽減するために、飲用牛乳購入事業を実施しています。令和四年度は補正予算で約九千八百万円、令和五年度は当初予算案で約一億三百万円を計上し、給食費を値上げすることなく、給食の質と量を確保していることを評価します。
一方、一食当たり二百三十一円から三百十九円の給食費は、平成二十六年度から変更されておらず、九年間値上げされていません。消費税率変更による値上げを除くと前々回の値上げは平成十六年であり、近年は給食費改定の時期となっています。
しかし、冒頭でも述べた通り、物価上昇に賃金上昇が追い付いていないため、子育て世代への支援として、当面の間、給食費を値上げしないように求めます。中川教育長のご見解をお聞かせ下さい。
 また、以前より主張している政府備蓄米の学校給食への無償提供については、令和二年度は小中十校で活用されたものの、令和四年度は七校での実施でした。物価高騰による給食費値上げを防ぐためにも、政府備蓄米無償提供の一層の活用を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
さらに、政府備蓄米の無償提供は幼稚園も対象にされています。現在は活用されておりませんが、自園調理する私立幼稚園などに、同制度を周知することを提案します。合わせてお答え下さい。

 続いては、「プラネタリウム更新で賑やかな街をつくる!」についてです。
 教育科学館のプラネタリウムは、昭和六十三年に完成し、長い間、区民に親しまれて来ました。約三億七千万円の予算を投入し建設された教育科学館のプラネタリウムは、学習施設という面だけでなく板橋区の顔としても存在して来ました。しかし、完成後三十五年を経過する今日、機器は旧式化し部品の調達も困難になり、令和三年には十一月十日から十二月十三日までの約一ヶ月間、故障により利用できない状況が続きました。平成三十一年三月に策定された「いたばしNo.1実現プラン二〇二一」では、平成三十二年度と平成三十三年度で「プラネタリウム投影設備の更新」をするとされていましたが、その後、先送りをされてしまいました。本年の坂本区長の施政方針説明では、「景気回復の基調を踏まえ、令和二年度から取り組んできた緊急財政対策は実施しない」と述べられています。プラネタリウムの機器更新については、これ以上の先送りはせずに、早期の実施を求めます。
また、教育科学館では、屋根の防水工事など一部設備の改修を行っていますが、上水ポンプの故障により、昨年九月二十一日から同三十日まで臨時休館となっています。主要な設備についても、状況を確認し、プラネタリウムの機器とあわせて、早急に設備更新を実施する必要があると考えます。お考えをお聞かせ下さい。
また、現在、導入しているプラネタリウムの設備は、光学式の旧式機器ですが、プラネタリウムの技術も進歩しています。近年、導入が進む「自発光式ドームシアター」は、ドームスクリーン自体が高解像度で発光し、彩鮮やかな映像を楽しむことが出来ます。現在、他の施設では、プラネタリウムとしてだけではなく、「成人式」や「ヨガ体操イベント」、「プレスリリース」などが行われているところもあります。「自発光式ドームシアター」であれば、投影機がないため場内を広く活用できる利点があり、更に活用の幅を広げることができます。
そこで、機器更新に当たっては、プラネタリウムとしての利用だけではなく、各種イベントにも応用できる機器の選定を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
さらに、魅力あるプラネタリウムへ更新することにより、教育科学館・中央図書館・平和公園の相乗効果で、「いたばしブランド」の向上につながると考えますが、坂本区長のお考えをお聞かせ下さい。

 次は、「公契約条例で質の高い公共サービスを!」についてです。
 板橋区では、来る四月一日から「板橋区が発注する契約に係る労働環境の確認に関する要綱」を定め、三千万円以上の工事請負契約・一千万円以上の清掃・警備・用務などの委託契約を発注する際、「労働環境チェックシート」の提出を求めるとのことです。チェックシートでは、「就業規則」「労働時間、時間外及び休日の労働」「安全衛生」「賃金」「保険加入」「法定帳簿等の整備状況」が確認され、不適切な場合は「労働環境改善指示書」により改善を求めるとしています。工事や委託などの公契約について、働く人々の低賃金が指摘されている今日、労働環境を確認する要綱が制定されることは一定の評価をします。また、ダンピング防止と企業の利潤確保として、工事入札の最低制限価格の見直しと、入札時に価格以外の要素を評価する総合評価方式を拡充して項目を追加するとも報告されており、対応を評価します。
一方で、受発注者の責任や適正な賃金水準、労働条件の確保を盛り込んだ所謂「公契約条例」は、二十三区中十区で制定され、制定へ向けて準備を進める区も複数存在していますが、板橋区では未だ制定されていません。公契約条例は、働く人々の「給料を上げて」労働環境を守るだけでなく、事業者にとっても人手不足の中、働き手を確保することや適正な価格で利潤を確保することにつながります。発注者である板橋区にとっても、より質の高い建物やサービスを区民へ還元することができます。また、「給料が上がる」ことで地域経済の活性化に資するとともに、区内への生産年齢人口の定住促進にも効果があると考えます。公契約条例は、板橋区・会社・働き手の「三方良し」の制度であり、区民サービスの向上・地域の活性化を含めれば、「四方良し」「五方良し」ともなります。
労働環境の要綱制定を期に、業界団体などの経営側・連合東京などの労働側の意見を聴取し、坂本区長がリーダーシップを発揮して、公契約条例の制定を進めることを求めます。ご見解と今後の展望をお聞かせ下さい。

 続いては、「自転車マナーアップで安全な板橋を!」についてです。
 私は、平成十九年の初当選以来、自転車の安全利用について幾度となく区議会で取り上げて来ました。近年では、電動アシスト付自転車の機能が向上していることもあり、警視庁は、「信号無視」「一時不停止」「右側通行」「徐行せず歩道走行」の四項目について、刑事処分を行う「赤切符」による取り締まり強化を実施すると表明しています。また、道路交通法の改正により、自転車乗車時のヘルメット着用が努力義務として本年四月から施行されます。
平成二十年の一般質問で私は、板橋区が全国に先駆けて制定した自転車安全利用条例に規定されている「自転車安全利用指導員」が一度も委嘱されていないことを指摘し、同指導員を委嘱して、一時停止が守られていない交差点などでマナーアップの声掛けをするべきと提案しました。その後は、小学校に於ける自転車安全教室で自転車商の方を同指導員に委嘱して、自転車の整備などの啓発に努めていますが、未だマナーアップには活用されていません。
警察での取り締まり強化が始まる今日、板橋区としても、自転車安全利用指導員を委嘱して、マナーアップの声掛け活動を実施することを改めて求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
また、本年七月からは、電動キックボードの免許が不要になるなど、新しい交通手段が増え安全確保に懸念が抱かれています。警察と連携して、自転車や電動キックボードなどのマナーアップキャンペーンの実施を求めますが、今後の方針をお聞かせ下さい。


 最後は、「駅前広場整備で大山の魅力向上を!」についてです。
坂本区長は施政方針説明で「大山駅周辺地区では、東武東上線の立体化、および駅前広場の整備に向けた用地取得等に取り組」むと表明されました。大山駅付近の街づくりの成否は、東京都が実施する東上線立体化と都道補助二十六号線の開通、民間の再開発とともに、板橋区施行の駅前広場整備を一体となって進めることができるかどうかが、鍵だと考えます。
大山駅前広場整備事業は、令和三年十二月に都市計画事業認可がなされ、昨年八月の用地補償説明会を経て、現在は権利者の立ち合いによる用地測量が行われています。今後は工事説明会を実施して工事着手し、東上線立体化の令和十二年度末の整備完了を目指すとのことです。現在、用地測量のための立ち合いに応じて下さった権利者は約七割とのことですが、用地取得へ向けての権利者の理解促進は丁寧に進める必要があると考えます。用地取得へ向けての権利者の理解促進について、お考えをお聞かせ下さい。
また、駅前広場の整備にあたっては、権利者だけでなく地域住民への周知・広報も重要だと考えます。現状と今後の在り方について、お聞かせ下さい。
更に大山駅前広場周辺の街づくりについても、お伺いします。平成三十一年の代表質問でも取り上げましたが、大山駅前広場の都市計画の範囲は、東側道路まで含まれておらず、駅前広場に建物の背面が並ぶ形となっています。新しく駅前広場が整備された際、建物の背面が並んでいては印象が沈んでしまいます。民間の建て替えに期待するとしても、前後が道路に挟まれた細長い地区が残ることは、まちづくりの観点からも疑問が浮かびます。昨年五月からは、「大山駅東地区 駅前周辺地区 地区整備計画変更検討会」が設置されました。町会・商店街・公募の委員による検討が重ねられ、本年二月三日に提言書が決定され、今月には区長へ提出されると聞いています。
駅前広場に面した地域の街づくりに関して、情報収集を強化し、民間開発の動きが出て来た場合に連携できるよう準備を求めます。ご見解をお示し下さい。
また、実際の駅前広場の機能については、平成二十九年三月に策定された「大山駅の駅前広場構想」で、交通結節機能として「バス乗降場」「自転車駐車場」「タクシー乗降場」、都市の広場機能として、「イベント広場」「緑地」「交番」「公衆トイレ」「案内板」などが示されていますが、具体的な設計はこれからです。平成三十一年の代表質問でも提案しましたが、一般の方だけではなく、タクシーやバスの運転手も利用する快適なトイレの設置、日頃は広告や区の広報で活用し、災害時には外国人の為に多言語で情報を提供できるデジタルサイネージの設置を改めて求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
更に、都道補助二十六号線の開通を見越して、東武東上線・大山駅と都営三田線・板橋区役所前駅を結ぶバス路線の導入に関して、バス事業者との協議を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
駅前広場の具体的な設備やバス路線は、まだまだ先の話かもしれません。しかし、権利者や地域の方々、そして区民の理解を進めるためには、具体的な将来像を示すことが大切だと考えます。大山駅前広場の将来像を示すことについて、お考えをお聞かせ下さい。

以上、「批判より政策実現!」で代表質問をして来ましたが、坂本区長及び中川教育長の前向きなご答弁に期待申し上げます。

最後になりましたが、本年三月末で、久保田福祉部長・岩田資源環境部長・糸久土木部長・荒井総務課長・町田地域振興課長・織原長寿社会推進課長・石橋後期高齢医療制度課長・森下資源循環推進課長・内田南部土木サービスセンター所長を始めとする百四十九名の方々が定年退職を迎えられます。長年、区政に賜りましたご功績に対して感謝申し上げますとともに、益々のご健勝をお祈り申し上げます。

 以上で、民主クラブの代表質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。




批判より政策実現! 本会議質問原稿をお届け

2022-11-28 17:09:02 | Weblog
本日11/28(月)、板橋区議会第四回定例会の一般質問で登壇しました。区長と教育長から前向きな答弁を得ましたが、会議録がまだのため、私の質問原稿を取り急ぎ、ご報告します。どうぞご覧下さい。

それでは、おばた議員に引き続き、区政に関する一般質問を行います。
私は、平成十九年の初当選以来、「批判より提案」「批判より政策実現」という政治姿勢で議会活動に取り組んで来ました。今回の一般質問では、今までに提案した諸課題の中から、道半ばの懸案について取り上げます。
 
 まず始めに、安心して楽しくお買い物ができるように、カスタマーハラスメント・悪質クレーム対策について質問します。
 お客様や取引先より、罵声を浴びせられたり、土下座を強要されるなどの「悪質クレーム」について、少しずつではありますが、国に於いても議論が進んでいます。本年六月には、私が所属する国民民主党と自民党・公明党の三党で、カスタマーハラスメント対策に関する協議が合意されました。また、令和元年六月には、労働施策総合推進法等が改正され、職場に於けるパワーハラスメントの防止が事業主の義務となり、令和二年一月には、その指針にカスタマーハラスメントが盛り込まれました。これを受けて、厚生労働省は、本年二月に「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」を作成し、対策の推進を呼び掛けております。
そこで、まずお聞きします。本マニュアルの板橋区での活用状況と今後の活用方針についてお聞かせ下さい。
厚生労働省を中心とするカスタマーハラスメント対策の動きは、安心して働ける環境づくりに主眼が置かれていますが、カスタマーハラスメントは、働く人だけではなく、お客様の為の対策でもあります。怒号が聞こえたり、土下座を目撃するような売り場で買い物をしても何も楽しくありません。安心して笑顔で楽しくお買い物ができる社会を守る為にも、カスタマーハラスメント対策は重要であると考えます。
 私は、カスタマーハラスメント・悪質クレーム対策を、平成三十年第二回定例会の一般質問で取り上げ、その後、令和二年の予算総括質問・令和三年の代表質問などで、区としての対策推進を提案して来ました。
 板橋区は、平成三十年十一月から消費生活講座で悪質クレームに関する啓発資料の配布・説明を行ったり、令和二年・三年には、「広報いたばし」・区ホームページで「買い物エチケット」等に関する啓蒙記事を掲載しています。これらの消費者に対する啓発活動は、カスタマーハラスメント対策を進めるにあたって重要なことであり、板橋区のご対応に感謝申し上げます。
 カスタマーハラスメントを無くして行く為には、法整備等も必要だと考えますが、国民の多くがこの問題に関心を寄せることが大切です。セクハラやパワハラも、かつては平気で横行していた時代もありました。しかし、近年はセクハラやパワハラはやってはいけないことであるとの社会通念が確立し、少なくなって来ています。カスタマーハラスメントについても、お客様だからといって何を言っても、何をやっても良いというわけではないとの認識が広まれば、かなりの部分が抑制されると考えます。
 去る十一月二十日には、中央図書館で消費生活展が開催され、様々な消費者問題の啓発が行われました。中央図書館での開催は二回目とのことですが、多くの人が集まる日曜日の中央図書館で開催したことを評価します。しかし、今回の消費生活展には、残念ながらカスタマーハラスメントに関する展示がありませんでした。そこで、啓発活動を更に推し進めるため、今後の消費生活展等でカスタマーハラスメント問題の展示を行うことを求めます。ご見解をお聞かせ下さい。

 次に、休日に働く人々の負担を減らす為の休日保育について、質問します。
私は平成二十七年から、休日保育の実施を求めて代表質問・一般質問・予算決算討論・同総括質問で九回、取り上げて来ました。しかし、この間、区立保育園や私立認可保育園での実現ができず、今日を迎えています。板橋区内では、認証保育園一園で休日保育を担って下さっていましたが、令和三年度末には閉園してしまいました。
休日保育の議論をすると、「需要はあるのか」「現在も休日営業できているので問題ない」等との指摘を受けることがあります。
需要については、板橋区でも平成三十年のニーズ調査、令和二年・三年の入園説明会でのアンケート調査を実施して、令和三年の代表質問に対して、坂本区長は「休日保育に対するニーズが一定数あることは認識をしております」と答弁しており、需要があることは確認されています。
流通・サービス産業等が休日に営業できているのだから、休日保育は不要との意見もありますが、休日に働く現場では、子供を預けられる従業員等の並々なら努力で支えられているのが実情です。おばあちゃんなどに預けられる従業員ばかりに休日勤務が偏重し、子供と休日を一緒に過ごすことができないなど、一部の人々に負担が偏っています。また、多忙な休日に出勤を求められるため、正社員になるのを諦めるパートやアルバイトの方々もいます。流通・サービス産業は、我が国を支える重要な産業であります。そこで働く人々や、我が国経済を守り、成長させて行く為には、休日保育の実施が不可欠であると考えます。
人材確保など多くの課題があることは理解しています。しかし、そうした困難があるからこそ、区立保育園や私立認可保育園で実施する必要があります。我が区のお隣・豊島区では認可園四園で総定員数五十名の休日保育が実施されています。同じくお隣の北区では区立園三園と認可園二園で百名以上の定員です。練馬区では、区立園七園で百八十名の定員が確保されています。板橋区の北側に目を転じると、埼玉県戸田市が認可園一園で十五名、和光市は市立園一園で十名を受け入れています。板橋区の周辺自治体の全てで、休日保育を実施しており、板橋区だけが未実施なのです。
そこで、重ねて求めます。休日に働く子育て世帯や、流通・サービス産業など、休日に働く全ての方々の負担を軽減させるために、区立保育園や私立認可保育園の一部で休日保育の実施を求めますが、ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。

次に、子供達が気軽に楽しめるように、校庭開放のキャッチボール時間の拡充についてお伺いします。
板橋区では、学校施設開放事業として、区立小学校の校庭を「子どもの遊び場」として開放しています。令和元年の決算総括質問で私は、この「こどもの遊び場」でのキャッチボール許可を求めました。当時は、軟式ボールでのキャッチボールが禁止されていましたが、指導員も配置されていることから、指導員の管理の下にキャッチボールを許可することを求めました。答弁は「検討する」とのことでしたが、その後、令和二年十月から五校で試験実施をし、令和三年十二月から二十校となり、令和四年度から四十八校で実施されています。実施できていない三校は環境面から難しい学校であり、実質的に全校でのキャッチボール解禁が実現しました。
そこで、お聞きします。令和二年からの試験実施について、板橋区はどのような評価をしていますでしょうか。ご見解をお聞かせ下さい。
また、現在は開放日の午後一時から午後二時までの一時間が「キャッチボールとサッカーの時間」とされていますが、この時間はその他の遊びでも利用することができます。子供達が気軽にキャッチボールやサッカーを行えるよう、許可時間を拡充しても、他の利用者に大きな影響はないと考えます。許可時間の延長や全ての開放時間でキャッチボールとサッカーを認めるよう求めます。ご見解と今後の方針をお示し下さい。

 続いては、「とまらない東上線」「遅れない東上線」を実現するため、ホームドア設置の促進について、お聞きします。
 現在、板橋区内東上線の駅には一駅もホームドアが設置されていません。転落や接触の事故から命を守り、電車の遅延を減少させるために、私はかねてから東上線立体化の特別委員会等で議論を行い、東武鉄道本社にも赴いて要望をして来ました。令和二年の予算総括質問では、ホームドア設置促進の為に区独自の補助制度を創設すること、坂本区長と東武鉄道社長とのトップ会談を実施することを提案しました。その後、本年度に入り、東武鉄道は、東武練馬駅・下赤塚駅・成増駅へのホームドア設置へ向けて「調査・設計」を着手しました。遅々として進まなかった区内東上線各駅へのホームドア設置がやっと一歩を踏み出しました。また、東武鉄道は、令和三年十月に国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、来年三月頃から乗車料金を十円値上げすることにより、令和七年度までに、東武練馬駅・下赤塚駅・成増駅にホームドアを整備、令和十七年度までには、区内全駅にホームドアを設置するとしています。
そこで、お聞きします。東上線区内駅へのホームドア設置が動き出したことに対する板橋区の現状認識をお示し頂くとともに、区内全駅への設置を促進し、早期に実現させるため、区長のご決意をお聞かせ下さい。

 最後に、拉致問題を他人事にしないため、啓発活動の充実を求めてお聞きします。
 本年九月の第三回定例会一般質問で、民主クラブの渡辺議員が拉致被害者の啓発強化を求めて質問しました。板橋区に於いては、去る十一月二十一日から二十五日まで、区役所本庁舎一階で「アウェアネスリボンキャンペーン」を実施し、私も日頃から着用しています拉致被害者救出のブルーリボンを紹介しています。また、人権週間中の「広報いたばし」十一月二十六日号でも、拉致問題を紹介したところです。板橋区が、拉致問題を取り上げていることには感謝しますが、残念ながらこれらの啓発活動は、他の諸課題とともに挙げられているだけで、拉致問題に特化したものではありません。
 そのような中、本年八月三十日付で文部科学省は「北朝鮮当局による拉致問題に関する図書等の充実に係る御協力等について」という事務連絡文書を出しました。その中には「北朝鮮人権侵害問題啓発週間に向けて、図書館、学校図書館において、拉致問題に関する図書等の充実を図るとともに、拉致問題に関するテーマ展示を行う等、児童生徒や住民が、手にとりやすい環境の整備」について述べられています。この事務連絡については初めての依頼内容であり、日本図書館協会が「図書館の自由」に関する懸念を表明しています。しかし、北朝鮮による我が国民の拉致事件については、内閣に拉致問題対策本部が設置され、拉致問題担当大臣も任命されており、また、与野党を問わず各政党も対策本部を設置するなどして、北朝鮮を強く非難しています。拉致被害者の帰国は、国家・国民の悲願であり、広範な支持を得ています。図書館や学校図書館で拉致問題啓発に取り組むことは、国民的課題の情報を提供することであり、図書館としての役目であると考えます。
本事務連絡に対する中川教育長のご見解をお示し頂くとともに、板橋区教育委員会では、この事務連絡を受けて、どのような対応を行ったかお聞かせ下さい。
さらに、拉致問題への理解促進についても、坂本区長にお聞きします。拉致問題の解決には、政府の積極的な行動が求められますが、その為にも国民全般での問題共有が必要と考えます。上皇后陛下は、皇后陛下でいらっしゃった平成十四年、拉致問題について「何故私たち皆が、自分たち共同社会の出来事として、この人々の不在をもっと強く意識し続けることが出来なかったかとの思いを消すことができません」とおっしゃられたことを、私は忘れられません。拉致問題は、他人事ではなく「自分事」であると認識する人々を増やすことが、被害者救出につながると考えます。
 板橋区は、来る十二月十日から十六日までの北朝鮮人権侵害問題啓発週間において、本庁舎内に拉致問題のポスターを掲示するとのことですが、パネル展示や関連映画の上映・講演会など、啓発活動を充実・強化することを求めます。坂本区長の拉致問題に対するご見解とともに、啓発活動強化についてお考えをお聞かせ下さい。

 以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。坂本区長及び中川教育長の前向きなご答弁に期待するとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

森林環境譲与税の活用と医療介護連携を!

2022-06-06 12:42:11 | Weblog
本会議一般質問を行いました(6/3)。区長と教育長から前向きな答弁を引き出せました。詳しくは、改めてSNSで報告させて頂きます。質問原稿を掲載しますので、もしよろしければお読み下さい。

#板橋区議会議員 #国民民主党 #UAゼンセン議員ネットワーク #板橋区 #森林環境譲与税 #医療介護連携


新型コロナウイルス感染症は、感染者数が緩やかに減っている中、重症者数や病床使用率も抑制され、社会活動も再開し始めるなど、明るい兆しが見えるようになって来ました。今後も、区民の体と心の健康を守りつつ、豊かで賑やかな板橋区を取り戻すために、「批判より提案」で、政治の責任を果たします。

それでは、渡辺議員に引き続き、区政に関する一般質問を行います。
 
 まず始めに、森や山を守り伝えるため、森林環境譲与税の活用について質問します。

 持続可能な社会を目指す国際目標・SDGsが、各方面で取り上げられています。SDGsというと、新しいことのように感じられますが、「誰一人取り残さない、持続可能で多様性と包摂性のある社会」を目指すことは、我が国・日本では、古くから行われて来たことです。

伊勢の神宮では、今から千三百三十二年前の持統天皇の御代に、初めて式年遷宮が行われました。伊勢の式年遷宮は、二十年に一度、御社殿や御神宝など全てを新しく作り変える祭儀です。これは、新しく清らかな御宮を保つためと考えられますが、二十年毎に御社殿や御装束・御神宝などを作り変えることで、技術が継承される側面もあります。また、木材も多く用いられるため、「宮域林」「神宮林」と呼ばれる森林も維持管理されています。
今から九十九年前の大正十二年には、式年遷宮用の御用材確保のために「神宮森林経営計画」が策定され、樹齢二百年で活用される檜の育成も行われています。
我が国においては、森や山を「活用する」ということだけではなく、「育てる」ことも古くから行われて来ました。『日本書記』の中には、素戔嗚尊が「そのくらふべき八十木種、皆よくほどこし生う」と述べられ、人々に木の種を植えて活用する「植林」を勧められたことが記されています。このように、木材を活用して、森や山を守り伝えて行くためには、森林の適正な管理と植林が不可欠です。

 平成三十一年には、森林整備や木材利用促進などを目的とした森林環境税が創設され、令和六年度からは、国税として一人年額一千円が個人住民税とともに賦課徴収されます。これに先立つ、令和元年度からは、市区町村において「森林整備及びその促進に関する費用」に充てるため、森林環境譲与税が、私有林人工面積・林業就業者数・人口により按分され、国から自治体に交付されています。板橋区では森林環境譲与税交付金として、令和元年度・二千百二十一万一千円、二年度・四千五百七万四千円の歳入があり、令和三年度・四千五百七万円、四年度・六千百十二万円が歳入予算として計上されています。
その使途として、令和二年度決算では、日光市に所在する「板橋区の森」維持管理経費に二十八万六千円、板橋こども動物園再整備で設置した山形県最上町産の木製ベンチ購入に三十八万六千円を支出し、残余の交付金、四千三百五十一万一千円は、森林環境譲与税基金へ積み立てました。同基金の令和四年度予算での残高予測は、一億六千六百八十七万三千円が見込まれています。また、森林環境税の賦課・徴収が始まる令和六年度からは、さらに歳入が増える見通しであり、このまま財源を活用しなければ、基金残高は増える一方となります。
将来の活用を見据えて基金に積み立てることを否定するものではありませんが、森や山を守り伝えるためには、林業の振興が必須であり、大規模な森林を有しない板橋区としては、木材の利用促進や林業への理解啓発を継続的に行うことが重要であると考えます。森林環境譲与税交付金の使用目的は、「間伐や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等」、森林整備そのもの以外でも幅広く活用できるようになっています。行政需要の増大により財政改革を進めている今日、森林環境譲与税は貴重な財源であり、その目的からも積極的な活用を望みます。そこで、様々な視点から具体的な提案を交えて質問します。

 第一は、国産木材の利用を民間に促すため、補助制度を創設することについてです。
 森林環境譲与税の使途として、都市部の自治体が多く活用する例が、公共施設の木質化です。庁舎や集会所、小中学校などで木材を活用することは、木のぬくもりを感じて木材への理解を深める上で効果があるといえます。しかし、世の中に広める為には、波及効果は限定的だと考えます。
川崎市では、早くから国産木材利用の促進に取り組んでおり、平成二十六年には「公共建築物における木材の利用促進方針」を策定し、翌年には「川崎木材利用促進フォーラム」を設置し、有識者や民間事業者などと協議を進めて来ました。初めて森林環境譲与税が交付された令和元年度からは、多くの人々が利用して木材利用の効果を周知できる民間施設に、補助率二分の一、上限二百五十万円の「川崎市木材利用促進事業補助制度」を開始し、令和元年度が二件・五百万円の補助、二年度が四件・七百八十五万二千円の実績があり、それぞれ全てを森林環境譲与税交付金で賄っています。本事業は、木質化の工事だけではなく、木製什器の購入なども対象にしており、商業施設などで活用されています。広く人々に国産木材への理解を深めて頂くだけではなく、民間事業者への国産木材利用促進としても大きく期待できるものであり、林業振興の一助になると考えます。そこで、板橋区においても、補助制度を検討して頂き、早期の実施を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。

 第二は、国産木材製品を誕生祝いや敬老祝いに活用することについてです。
 板橋区では、妊婦面接を受けた方に「子ども商品券」などが入っている「育児パッケージ」を配布し、新生児のいる家庭には絵本などを入れた「ブックスタート」事業を実施しています。また、お年寄りについては、米寿の八十八歳・九十五歳・百歳・百一歳以上の方へ敬老祝いとして区内共通商品券をお渡ししています。
 一方、群馬県沼田市では、森林環境譲与税交付金を財源として、市内産の木材を市内業者が加工して、積み木を製作し、「ウッドスタート」として新生児に配布する事業を行っています。本事業の令和二年度の実績としては、積み木・百四十六個を誕生祝いとして配布し、五百九十四万四千円を活用しています。
 板橋区の妊娠や敬老祝いの商品券も、有用だと考えますが、商品券とともに、災害協定などを結んでいる関係自治体の木材を活用して、おもちゃ・お箸などの木材製品を贈ることができれば、国産木材に親しみ、更なる消費喚起につなげるだけでなく、財源確保策としても期待できると考えます。板橋区において、国産木材製品を活用した誕生祝い品と敬老祝い品の贈呈事業を提案しますが、ご見解をお聞かせ下さい。

 第三は、森林を有する自治体との連携についてです。
 森林環境譲与税の活用として、都市部自治体では、山間部自治体との連携が多く行われています。二十三区では、中央区が檜原村と、新宿区が長野県伊那市・群馬県沼田市と、千代田区は岐阜県高山市・群馬県嬬恋村と、お隣の豊島区は埼玉県秩父市・長野県箕輪町と連携し交流が行われています。都市部と山間部の自治体連携は、カーボンオフセットなど地球温暖化対策としての側面が強いですが、この交流に都市部の住民が参加することができれば、森林への理解促進や木材製品の消費喚起にもつながると考えます。
また、子供達に対して森林に触れる機会を用意することができれば、未来への投資ともなりますので、ぜひとも、板橋区立小中学校の児童・生徒達には、森林に親しんでもらいたいと思います。しかし、学校での教育や行事は多岐に渡り、新規の事業を追加するのは容易ではありません。
では、森林に触れる機会を作るにはどうしたら良いのでしょうか。区内小中学校では、遠足行事がありますが、その中にはたとえば埼玉県の森林公園などに行く場合もあると聞いています。そこで、交通の利便性も考え併せて、東武東上線沿線の森林を有する自治体と連携し、小中学生の遠足行事等で森林体験を実施してはいかがでしょうか。積極的な検討を求めますが、中川教育長のご見解をお聞かせ下さい。

 第四は、高島平緑地の再整備についてです。
 地域のみなさんから要望のあった、高島平緑地の切り株除去については、以前から議会で議論して来ました。樹木伐採後、五百九十六株の切り株がありましたが、今までに七十二株の抜根を行ったとのことです。しかし、まだ五百二十四株も残っており、早期の除去を望みます。しかし、大きな木の根を除去するためには、多額の経費が必要であり、早期の抜根は難しいとの見解が、板橋区から示されて来ました。
昨年三月の予算審査特別委員会・都市建設分科会にて私は、高島平緑地の抜根や植林に森林環境譲与税が活用できないか質疑しました。その際には、明確なご答弁を頂けませんでしたので、改めて、抜根のための財源として、活用できるかどうかをお示し下さい。また、その可否に関わらず、木製のベンチや遊具を設置するなど、高島平緑地の再整備に財源を活用して頂きたく、ご見解をお聞かせ下さい。

 以上、森林環境譲与税の活用について、多角的に提案して来ましたが、最後に財源活用の司令塔についてお伺いします。
現在、森林環境譲与税基金の残高が多くあるといっても、予算には限りがあります。また、森林環境譲与税活用の主眼をどこに置くのかを決めることも重要だと考えます。国産木材の利用促進なのか、木材製品の消費喚起なのか、直接的な森林整備なのか、カーボンオフセットなどの地球温暖化対策なのか。そうした戦略を立てて、積極的に財源を活用して行くためには、それぞれの所管課を取りまとめる司令塔が必要です。現在は、環境施策としては環境政策課、基金活用としては財政課が中心となると思いますが、財源の積極的な活用に向けて、総合的・戦略的に判断する所管課はどこになるかお示し下さい。合わせて、森林環境譲与税の積極的活用について展望も含めてご見解をお聞かせ下さい。

続いては、医療と介護の連携について質問します。

高齢化が急速に進む今日、お年寄りが住み慣れた地域の中で、安心して暮らし続けられるように、国は地域包括ケアシステムを推進しています。板橋区でも「板橋区版AIP」と称して施策を進めていますが、本年四月に医療介護連携担当係長を新設したことは、地域包括を確立するため、大いに歓迎されます。
担当係長の事務は、「医療介護連携の企画調整等に関すること」とされ、今後は連携の実態を把握し課題を集約していくとのことです。これからの活動に期待しつつ、今回は三点にわたりお伺いします。

第一は、療養相談室についてです。
現在、板橋区では、在宅療養に関する相談や医療介護の連絡調整・紹介などを行う「療養相談室」を板橋区医師会に委託して設置しています。本事業は、自宅で医療や介護を受けたいという方やその家族にとって心強いものであり、大切な事業であると考えますが、設置場所が高島平ということもあり、高島平地域に偏重しているといえます。
板橋区は「高齢者保健福祉・介護保険事業計画」で療養相談室の相談件数を年間四百件以上にすると数値目標を立てていますが、この療養相談室を拡充して、全区的な事業展開が必要だと考えます。ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。

第二は、ケアマネージャーへの研修についてです。
医療介護連携をうまく機能させるためには、医療と介護との「現場のつながり」が重要であることは言を俟ちません。板橋区においては、「板橋区在宅療養ネットワーク懇話会」や「板橋区在宅医療推進協議会」などを開催し、連携強化を図っています。
医療介護連携は、保険制度や報酬制度の違いがあり、国の制度としての検討が不可欠であると考えますが、現場レベルの連携も当然、重要です。医療から介護への連携、たとえば病院を退院して自宅で介護を受けることなどは、比較的円滑に機能していると感じますが、介護から医療への連携、自宅で介護サービスを受けている方が在宅医療を受けたいと思った場合の対応については、ケアマネージャーの資質が大きく影響すると考えます。そこで、ケアマネージャーを対象とした医療介護連携に関する研修会の実施を検討していただきたく、ご所見をお聞かせ下さい。

最後の三点目は、医療介護連携の今後の展望についてです。
新設された担当係長では、現場レベルの実態把握をして行くとのことですが、医療機関だけではなく、介護事業者への聞き取りを積極的に行って頂くことが重要だと考えます。
また、関係する部署も長寿社会推進課を始め、おとしより保健福祉センター・健康推進課・介護保険課など多くありますので、庁内関係部署の更なる連携強化を求めます。
板橋区において医療介護連携をどのように進めて行くか、現場の声の聞き取りや庁内連携強化のご見解を含めて、今後の展望をお聞かせ下さい。

 以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。坂本区長及び中川教育長の前向きなご答弁に期待するとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

コロナ禍の経験を活かして~代表質問・全原稿~

2022-03-08 14:22:03 | Weblog
令和4年度区長施政方針説明に対する代表質問を3/7に行いました。前向きな答弁も多く頂きましたが、取り急ぎ、質問原稿を紹介します!

==================================================================

ロシアは、一方的な武力侵攻により、ウクライナの主権を犯し、人々の命を奪っています。ロシアに対して、即時の停戦と撤兵を求めるとともに、侵略行為に強く抗議します。そして、ウクライナの独立とウクライナ国民の平安を、心よりお祈り申し上げます。

それでは、区長の令和四年度・施政方針説明に対する、民主クラブの代表質問を行います。

新型コロナウイルス感染症は、国内感染者の増加傾向は鈍化しているものの、重症者や死者は増えており、いまだ、社会活動も影響を受けています。コロナ禍は三年目を迎えていますが、この間、医療・介護・福祉で働く方はもとより、流通・サービス・交通や区職員を始めとする公務員のみなさんも含めて、社会機能を維持するために日々働いて下さっているすべての方々に感謝申し上げます。経口治療薬の普及も進み、国産の治療薬やワクチンも開発されるなど、光も見えます。今後とも、新型コロナ対策を進めつつ、コロナ後を見据えた政策を提案し、実現させていく所存です。

 さて、坂本区長は、施政方針説明において、令和四年度も「緊急財政対策の方針を継続する」とともに、新年度に開設される「板橋区子ども家庭総合支援センター」や「まちづくり事業の進展」などにより多額の経費負担があるため、「将来を見据えた健全な財政基盤を確立していく必要がある」と述べられました。確かに、今後の景気状況は予断を許さず、「子ども家庭総合支援センター」は、令和四年度だけで約三十二億七千万円もの経費がかかり、国や都の補助を除いた区単独の負担は約十二億八千万円に上ります。この負担は令和五年度以降も続きますので、財政基盤の確立は必要であります。
コロナ禍で傷ついた世界経済の中で、我が国は経済回復が遅れています。経済協力開発機構(OECD)の「世界経済見通し」では、経済成長率が、昨年は二・六パーセントで、先進二十ヵ国の中で十九位。今年の見通しは二・0パーセントで最下位となっています。また、国際通貨基金(IMF)が発表した一人当たり国内総生産(GDP)は、昨年の数値で世界二十六位となっています。
何故、我が国は、貧しくなり、経済回復が遅れているのか。欧米は、積極的な財政出動による経済政策を実行して、経済回復を後押ししています。我が国においても、経済政策を積極財政に転換しなければならないと考えます。板橋区の新年度予算案を見ると、過去最高の税収により健全な予算が組めており、税収を増やして行くために、積極的な経済政策が重要です。区単独では限界があるものの、区民の暮らしや区内経済を守るために、板橋区においても、経済政策への積極的な財政出動と行財政改革の両立を求めます。

それでは、コロナ禍の経験を活かして、今後の施策を進めるために、質問をします。

第一は、区内消費喚起についてです。新年度にはデジタル地域通貨「(仮称)いたばしPayの導入」とプレミアム付販売が表明されています。利用期限を定めたプレミアム付の消費喚起策は、コロナ禍で苦しむ区内経済にとって有効な手段だと考えます。キャッシュレス化の推進だけではなく、区内消費喚起策としての意義について、区長のお考えをお示し下さい。
また、利用できる店舗や事業者が少ないと、その効果が薄れてしまいます。飲食やサービスの個店だけでなく、コンビニ・スーパー・量販店、はたまた、タクシーなど、多様な業種にご参加いただけるよう働きかけるべきと考えますが、ご見解と今後の展望についてお聞かせ下さい。
さらに、新年度予算案には、紙で発行するプレミアム付区内共通商品券が盛り込まれていません。昨年も同様に当初予算案に盛り込まれていなかったため、代表質問で提案し、その後の補正予算で二十五パーセントのプレミアム付商品券の発行が実現しました。現在はデジタル決済が浸透して来ていますが、まだまだ馴染めていない方も多くいらっしゃいます。デジタル化の過渡期である今だからこそ、幅広い世代に区内消費喚起へ参加して頂くために、利用期限を定めたプレミアム付商品券の発行を求めますが、ご見解と今後の展開についてお聞かせ下さい。

第二は、ひきこもり対策についてです。
区長は、新年度から「ひきこもり対策担当係長」を新設すると述べられました。六ヶ月以上社会参加していない所謂「社会的ひきこもり」は、内閣府が平成二十八年に発表した十五歳から三十九歳を対象にした調査では、全国の推計で五十四万一千名。同じく平成三十一年に発表した四十歳から六十四歳を対象にした調査では、六十一万三千名であり、全国で百万名以上の方々がひきこもっていると推定されています。少子高齢化が進む今日、百万名もの労働力が稼働していないことは大きな経済的損失でありますし、ましてや、社会参加できない方々の心や体の健康と幸せを考える時、ひきこもり対策は欠かすことのできないことであり、新年度からの担当部署設置を大いに評価します。
現在、板橋区では、ひきこもりのことでお困りのご家族を対象にして、児童精神科医による個別相談や連続講座の「ひきこもり家族教室」を実施していますが、これらは全て対面による実施とのことです。コロナ禍でオンラインの活用が普及して来ている今日、相談を躊躇されるご家族を後押しするためにも、オンラインによる相談体制も確立するべきと考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。
フィンランドでは、四十年程前から「オープンダイアローグ」という統合失調症を改善させる精神療法が成果を上げており、近年、我が国でも注目を集めています。この療法は、自閉症などを発症した本人、その家族、親戚、医師、看護師、心理士などが車座になって「対話」をする精神療法です。ミーティングに参加する人は、本人と家族、そして専門家を交え、それぞれ平等に「対話」を進めて行く方法であり、独白「モノローグ」ではなく、対話「ダイアローグ」に焦点を当てた治療法です。医学博士の斎藤環氏は、この療法を「社会的ひきこもり」の支援に応用して取り組んでおり、その効果が期待されます。「オープンダイアローグ」の手法をひきこもり対策に応用することについて、ご見解をお聞かせ下さい。
また、健康福祉センターなどで、ひきこもり対策として「オープンダイアローグ」の活用を提案しますが、ご見解をお聞かせ下さい。
さらに、対面による「オープンダイアローグ」への導入として、オンラインでも実施できないか専門的な検討を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。
続いて、「いたばし若者サポートステーション」について質問します。同事業は、十五歳から四十九歳までで就労の不安を抱えている方を対象に「生活改善」「就労準備」「就活応援」を継続的に支援しています。また、臨床心理士による「就活こころ相談」など、ひきこもり対策としても重要な位置を占めていると考えます。同事業では、コロナ禍を契機にオンラインの活用が進んでいます。令和二年度は、相談千六百二件の内、オンラインが二百八十八件、セミナー参加者四百五十五名の内オンライン参加は百四十一名などとなっており、令和三年度も同様です。今後、感染状況の改善により対面式事業の復活も必要だと考えますが、オンラインは参加や相談のハードルを下げる効果もあると考えられます。コロナ後においても、オンラインの活用を求めますが、ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。

第三に、不登校児童・生徒の学習支援について、お聞きします。
本年度からは、全小中学校の児童・生徒に一人一台端末が貸与され、デジタルやオンラインの教育が本格化しました。そうした中、不登校や登校を控えている子供達が端末を活用して自宅で学習しているとの声をお聞きしました。子供達には限りない可能性があります。その可能性を将来につなげるために、不登校の子供達にも学習支援をしっかりと行い、高校進学などに備えることが重要であると考えます。不登校の子供達の中には、通学する小中学校やその教師に対して精神的な負荷を抱えている場合も多く、フレンドセンターは、そうした子供達にとって大きな存在です。現在、フレンドセンターでは、非常勤の講師が自学自習の支援をしていますが、その講師には端末が配備されていません。「板橋フレンドセンター運営要綱」には、その目的として「学ぶ喜び、分かった喜びを実感し、社会的自立に必要な基礎学力を身に付けることができるようにする」とあります。フレンドセンターの非常勤講師に対しても端末を配備し、学習支援を強化すべきと考えます。
さらに、学校だけでなくフレンドセンターにも通うことができない子供であっても、端末でフレンドセンターの学習支援が受けられるように求めますが、ご見解をお示し下さい。

第四に、区制九十周年事業について、お聞きします。
本年十月には、区制施行九十周年を迎え、板橋区は、コロナ禍を踏まえ、既存事業を中心に記念事業を実施するとしています。記念式典の開催や記念誌・記念リーフレットの発行なども行う予定とのことですが、九十周年の節目は、お祝いだけでなく、板橋区の広報として活用する絶好の機会であると考えます。新潟県は、お米の消費向上のため、「遅刻するおむすび少女プロジェクト」として、本年一月から四回にわたり動画を配信して話題を集めています。通信環境の整備が進むとともに、コロナ禍によるオンラインの普及もあいまって、インターネットを使った動画配信は多くの人々に伝える手段として有効なものとなっています。そこで、提案します。区制施行九十周年にあたり、板橋区のプロモーション動画を作成してはいかがでしょうか。ネットで話題になったり、テレビで紹介されたりするような動画作成と配信を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。

続いては、明るく賑やかなコロナ後を迎えるために、提案を交えて質問します。

 まず第一は、自殺防止対策についてです。
 長年提案して来ました自殺対策の専門部署について、板橋区は昨年八月、「いのち支える地域づくり担当係長」を新設しました。そして、令和四年度からは、健康推進課に係を移動し増員の上、三名体制とするとのことです。コロナ禍により、自殺者が増加傾向にあり、中でも女性や子供の自殺者が増加している現状を考えても、板橋区がその対策を強化することを評価します。板橋区でも地域自殺対策計画を策定し対策に取り組むところですが、自殺防止対策には専門家の助言が必要不可欠であると考えます。国では「いのち支える自殺対策推進センター」を立ち上げ、データ分析や対策を提言するなど情報提供をしています。そこでお伺いします。板橋区においては、同センターの情報を活用しているでしょうか。現状をお聞かせ下さい。また、同センターや自殺防止対策の専門家との連携を求めますが、ご見解をお示し下さい。

第二は、成年後見制度についてです。
板橋区では令和三年度から五年度までを期間とする「板橋区成年後見制度利用促進基本計画」を策定しています。成年後見制度は、認知症や障碍により自身の契約や財産管理ができない方に代わって後見人を選任する制度です。本年は、人口が多い所謂「団塊世代」が七十五歳を迎える年とされ、核家族化が進む中、高齢となられ認知能力の低下などの不安を抱えている方が増加しています。その一方、成年後見制度への理解が広まっているとはいえない状況です。令和元年に板橋区が実施した調査では、「内容までだいたい知っている」という方は二十三・六パーセントです。板橋区では、社会福祉協議会が運営する「権利擁護いたばしサポートセンター」が、分かりやすいチラシや広報紙によって周知に努めていますが、認知症施策啓発事業で活用しているものの、配布先は、地域センターや地域包括センター、民生委員などであり、限定的です。制度だけでなく、センターの存在を周知するためにも、広報活動や周知事業の拡充を求めます。ご見解をお示し下さい。
また、成年後見人は、弁護士や司法書士などの専門職が多数を占めますが、親族が選任される場合も二割以上あるとのことです。さらに、親族でも専門職でもない社会貢献型後見人、所謂「市民後見人」も一翼を担っており、板橋区では八名の方が登録されています。現在、板橋区では、親族後見人の集いを開催したり、市民後見人への支援を実施しているとのことですが、他自治体では、親族後見人の個別相談だけでなく、相談会や連絡会の開催、定期的なアンケート実施などで手厚く支援しているところもあります。市民後見人についても、受任調整の支援や専門職との連携を行っている自治体もあります。今後の需要の高まりを想定して、親族後見人や市民後見人への支援強化を求めます。今後の方針も含めて、ご見解をお聞かせ下さい。

第三は、教職員人事権の移譲についてです。
私は、平成二十二年の一般質問で、地域独自の教育施策を推進させ、優秀な教職員を確保するために、都費負担教職員の人事権を板橋区へ移管することを求めました。平成二十四年には、大阪府において、豊中市など三市二町で移譲されましたが、その後、全国的な広がりとはなっていません。東京都においては、都区のあり方検討会において人事権の移譲の方向性が合意されましたが、現在に至っても進展がありません。教職員人事権の移譲については、財源の移譲や広域的な採用・人事交流などの組織も必要であり、解決しなければならない課題も多くあります。特別区教育長会では、昨年八月にも都へ要望を実施しているとのことですが、子供達の将来を左右する重要な職である教職員について、優秀な人材を確保するためには、人事権の移譲が必要であると考えます。人事権の移譲に対する教育長のご見解を改めてお聞きするとともに、東京都との交渉状況と今後の推進についてお聞かせ下さい。

第四は、本庁舎の省エネ化についてです。
区長は、板橋区ゼロカーボンシティの表明を受けて、本庁舎などへの再生エネルギー百パーセント電力の導入などを述べられています。確かに、再生可能エネルギーの活用は二酸化炭素削減にとって意味がありますが、その一方、電気料金はおよそ一・二五倍になるといわれています。電力は安定的な供給はもちろんですが、電気料金をおさえることも経済的に重要なことです。また、省エネルギーに取り組むことも持続可能な社会を築くために必要不可欠だと考えます。学校施設では、令和四年度から計画的に照明のLED化を進めるとのことですが、本庁舎を始め区施設では、改築や大規模改修に合わせて実施するとのことです。しかし、本庁舎など当面利用を続ける施設については、学校と同様、計画的にLED化を進めるべきと考えます。そこで、お聞きします。本庁舎内で利用頻度が高い場所や交換が容易にできるところについては、計画的にLED化を進めることを求めます。ご見解をお聞かせ下さい。

以上、提案を交えつつ質問をして来ましたが、坂本区長及び中川教育長の前向きなご答弁に期待申し上げます。

最後になりましたが、本年三月末で、森区民文化部長・松田会計管理室長・藤田高島平健康福祉センター所長・廣木建築安全課長・義本土木計画交通安全課長・市川みどりと公園課長・近藤教育総務課長を始めとする百十七名の方々が定年退職を迎えられます。長年、区政に賜りましたご功績に対して感謝申し上げますとともに、益々のご健勝をお祈り申し上げます。

 以上で、民主クラブの代表質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。

「とまらない東上線」と「おとしよりの居場所づくり」で議論!

2021-11-25 17:45:31 | Weblog
板橋区議会本会議で区長へ質問しました!

ホームドア設置で区独自の補助金を検討すること、踏切侵入防止のため人員を配置すること、おとしよりの有償ボランティアを子育て支援に参加いただくこと、など前向きな答弁を得ることができました。

以下、質問原稿を掲載しますので、ご興味のある方はご覧ください。

只今より、民主クラブの区政に関する一般質問を行います。

 はじめに、「安全で快適な東武東上線を実現させるため」に、提案を交えつつ、質問いたします。

 第一は、ホームドアの設置促進についてです。
令和元年九月、東京都は「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」を示し、ホームドア設置のための補助事業について、それまで、乗降客数十万人以上の駅を対象にしていたものを、駅周辺の施設などの特性、急行通過駅や島式ホームなど駅そのものの特性を配慮して、十万人に拘らず整備する方針を発表しました。それを受けて、私は、昨年三月の予算審査特別委員会総括質問において、区内東上線各駅のホームドア設置促進を求めました。
区内の東上線各駅は、成増駅を除いて全て普通列車しか停車せず、各種ライナー・快速・急行・準急などの列車は通過します。また、中板橋駅・ときわ台駅・上板橋駅は島式ホームであり、東武練馬駅のようにホームが狭い駅もあります。こうした駅の特性がある中、本年二月には、下赤塚駅にて視覚障碍の男性がホームから転落して亡くなるという痛ましい事故も発生してしまいました。
東京都では、都内鉄道駅ホームドア整備率を、本年三月末現在のJR・私鉄の三十三・三パーセントから、四年後の令和七年までに六十パーセントへ、地下鉄は八十三・八パーセントを九年後の令和十二年までに百パーセントとすることを「未来の東京戦略」で目標としています。
そうした中、東武鉄道のホームドア整備計画を見ると、乗降客十万人以上の池袋駅・押上駅・北千住駅三階が現在整備済みで、小菅駅・五反野駅・梅島駅・西新井駅・竹ノ塚駅は整備事業が始まっています。しかし、板橋区内の東上線・下板橋駅から成増駅までは、「令和四年度以降の整備を検討」と示されるのみで、一駅も具体化していません。
そこで、お伺いします。東上線・区内各駅でのホームドア整備に関して、東武鉄道とどのような協議を行っているか、お示し下さい。
また、東京都では、本年五月から、鉄道各社の方々に委員をお願いして、「東京都におけるホームドア整備に関する検討会」を開催しています。その中で、整備促進にあたり、技術面・費用面・施工面の課題があると指摘されていますが、技術面・施工面は工夫の余地があったとしても、コロナ禍で鉄道事業者の経営環境が厳しい現状では、費用面の課題は大きなものであると思います。
ホームドアは、確かに鉄道事業者の財産となり、企業価値を高めるものです。しかし、痛ましい転落事故や自殺を防止して命を守ること、鉄道の運行を円滑に行い、利用する区民の経済性や利便性を高めるためには、板橋区としても、積極的にホームドア整備を進めるべきと考えます。
昨年の予算総括質問では、東京都の補助制度だけでなく、板橋区としての補助制度を求めました。その際、都市整備部長は、「区といたしましても、東京都や東武鉄道の動向を受けまして、補助制度の創設に向け関係部局で協議を行っているところでございます。東武鉄道のホームドア設置計画に合わせまして、必要な支援を行っていけるよう制度を調えてまいります」と答弁されました。区としての補助制度創設に向けた現在の協議状況をお聞かせ下さい。

第二は、遮断した踏切への侵入防止についてです。
踏切での事故を無くし、人命を守っていくためには、鉄道立体化や道路・歩道の立体化が一番の解決策であるのは、いうまでもありません。しかし、立体化には時間がかかるため、鉄道事業者は、遮断時間を短くする所謂「賢い踏切」や、遮断中の進入者をセンサーが感知して列車を停止させるシステムなどが導入されています。これらのシステムにより事故防止がなされていることは大切なことでありますが、その一方で、東上線の運行停止や遅延がたびたび起こっていることは、東上線利用者の実感といえます。
もちろん、人命最優先ですから、侵入センサーは必要でありますが、遮断中の踏切へ自転車や徒歩で無理な侵入をさせないために、それを制止する人員を、場所や時間を限って配置するべきと以前から求めて来ました。その後、本年三月には、東武東上線連続立体化調査特別委員会の提言の中に、「警察等の関係機関とも連携した人的配置を視野に入れて対策を協議すべき」と盛り込まれました。
また、昨年の予算総括質問の時には、東武鉄道への依頼や、警備会社への委託で侵入を抑止すべきと提案しました。土木部長は「ガードマン等による抑止も含めまして、踏切対策としても総合的な対策を考えなければなりません。このため、東武鉄道との対策協議会での話し合いや個別踏切対策検討調査の中で、有効な対策について検討を進めてまいりたい」と答弁されています。
警察や東武鉄道との協議について、現在の状況をお示し頂くとともに、板橋区として、侵入が多発する踏切で朝夕の混雑時だけでも人員配置を実施するべきと考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。

第三に、区長と東武鉄道社長とのトップ会談について、お伺いします。
区内の東武東上線で事故や自殺を防ぎ、人命を守るとともに、遅延や運行停止を減らして「とまらない東上線」を実現させるためには、鉄道連続立体化やホームドアの整備を進めることが必要不可欠です。これらの実現によって、安全面はもとより、区民や利用者の利便性・経済性の向上、そして、板橋区や地域の魅力向上に資すること大であります。
鉄道連続立体化については、大山駅付近が都市計画決定されて計画が進んでいますが、続く「ときわ台~上板橋駅区間」やその他区間については、まだまだ、時間がかかることが予想されます。
また、ホームドアの整備についても、先程述べた通り、全ての駅での設置は、こちらも同じく、まだまだ、見通せていません。いずれも、多額な経費がかかる事業であり、一朝一夕に実現できるものではありませんが、一歩ずつでも始めなければ先には進めません。
そこで、提案します。坂本区長には、鉄道立体化やホームドア設置について、東武鉄道社長とのトップ会談をぜひとも実施され、区民のため板橋区のために「安全で快適な東上線」を実現していただきたく、ご見解をお聞かせ下さい。

第四に、東武練馬駅前踏切の交通規制について、質問します。
東武練馬駅にある東上線第四十号踏切は、踏切を渡ろうとする歩行者と自動車や自転車が錯綜し、特に夕方は大変な混雑で危険な状態となっています。他会派の議員のみなさんも、その安全確保に取り組まれていますが、私もイオンスタイル板橋店で働くみなさんから要望を受けて、以前から、議会で質疑したり、所管課とも意見交換をして来ました。
そうした中、本年四月には、平日・土日祝日ともに、午後四時から午後八時まで自転車以外の車両通行止めとする方針が発表されました。その際に、板橋区が練馬区とともに発行した「お知らせ」には、交通規制の開始予定について「令和三年度中」と記されていますが、現在まだ、その動向が明らかにされていません。規制当局である東京都公安委員会に対して、年度内実施を改めて要望することを求めるとともに、地域の関係者へ現在の状況をお知らせ頂きたく、ご見解をお聞かせ下さい。

続いては、「おとしよりの居場所を確保するために」質問します。

コロナ禍により、町会や地域での行事が中止されるなど、多くのおとしよりが自宅にこもりがちとなっています。コロナ後を見据えた今こそ、おとしよりが外出をして気軽に滞在できる居場所づくりが必要であると考えます。
こうした中、本定例会において、「いこいの家条例を廃止する条例案」が、このあと上程される予定です。いこいの家は、現在、区内十三ヶ所に設置され、昭和四十九年から四十七年間、おとしよりに親しまれて来た施設であり、その廃止にさびしさを感じます。
しかし、板橋区では、廃止後の施設の四ヶ所を「介護予防優先施設」として、介護予防団体の活動の場とするとのことです。また、「介護予防活動団体支援事業」を実施し、介護予防スペースの拡充と介護予防団体の立ち上げ、継続的な活動支援を行うとのことです。
そこで、お伺いします。いこいの家廃止後の施設で行われる介護予防事業の特色について、お示し下さい。
また、多くのおとしよりに気軽にご参加頂くためには、様々なサークルが必要であると考えます。すでに多くの団体が活動していますが、その幅をさらに広げるために、多種多様な介護予防活動団体の立ち上げ支援を行って頂きたいと考えます。ご見解と今後の方針について、お聞かせ下さい。

次に、「井戸端お茶のみカフェ」を提案し、質問します。
カラオケや踊り、和歌や体操などの趣味のサークルへの支援も重要ですが、お茶を飲みながら会話するなどの気楽な場も必要であると考えます。いこいの家廃止後の九施設には、「小さな絵本館」を配置し、多世代が利用できるフリースペースを確保するとのことですが、おとしよりの憩いの場を十分に確保するために、介護予防スペース等の空室を活用するなど、区主催事業として、自由にお茶飲み話ができる「井戸端お茶のみカフェ」の実施を提案しますが、ご見解をお聞かせ下さい。

続いて、おとしよりによる子育て支援について、伺います。
令和元年八月、私が委員長を務めていた文教児童委員会で三重県名張市を視察しました。同市では、平成十七年度から各小学校区域に「まちの保健室」と呼ばれる健康づくり・地域福祉活動の拠点を設置していますが、その中のつつじが丘地区では、「おじゃまる広場」として、高齢者や障碍者が子育て支援にボランティアとして参加しています。また、子育て支援では、「なばり子育て支援員研修」を受講したおとしよりが積極的に活動されていました。
板橋区においても、子育て支援員研修を実施し、修了者は保育園での補助員やファミリーサポート支援員として活躍されていますが、これは「保育」の補助としての目的が強い事業といえます。確かに、「保育」の面も重要ではありますが、核家族化が進む今日、子供が高齢者と触れる機会をもつことも有意義ですし、子育てに悩む親御さんが先輩であるおとしよりと会話することも、子育ての不安解消に大きな効果があると考えます。さらに、おとしよりの側から見ますと、子供と接することにより元気をもらうだけではなく、子育て支援を行うことで有用感も得られて、介護予防としても大きな意義があるといえます。
そこで、子育て支援員研修に高齢者を対象としたコースを設けるなど、研修を受けたおとしよりが、子育て支援の場ともなっている区内各地の児童館にて、有償ボランティアとして、子育て支援にあたって頂くことを提案しますが、ご見解をお聞かせ下さい。

そして、最後に、急速に高齢化が進む今日、おとしよりに寄り添い、すべてのおとしよりが、居場所や活躍の場を持てるように努めていただきたく、要望します。コロナ後を見据えた高齢者施策の展開について、区長のご見解をお聞かせ下さい。

 以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。坂本区長の前向きなご答弁に期待申し上げるとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

来年度予算、会派要望を実施!

2021-10-14 11:21:34 | Weblog
民主クラブ(立憲民主党・国民民主党)の令和4年度予算要望を坂本区長へ行いました。私からは、重点項目(コロナ対策・まちづくり・危機管理・教育・子育て・自殺対策)の概要を説明するとともに、河川敷野球場の排水機能の抜本的改善について意見を交換しました。

以下に要望書を掲げますので、どうぞお読み下さい。


令和3年10月12日
板橋区長 坂本 健 様

民主クラブ(立憲民主党・国民民主党)
幹事長 高沢一基 中妻じょうた おばた健太郎 渡辺よしてる


民主クラブ 令和4年度 予算要望書
新型コロナウイルス感染症対策における、日々のご尽力に敬意を表します。
平素より、民主クラブに対しまして格別のご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、我が国においても経済 ・社会 活動が制限され、生活環境は極めて厳しい状況にあります。 歳入面では、感染症の影響による個人所得の減少や企業収益の悪化に伴い歳入の根幹である税収等が大幅に減収となるとともに、回復までに相当の期間を要することが想定され、生活と命を守るための対策が急務です。生活を支えるための経済対策、中 ・小規模事業者への事業継続支援などが必要です。
区民の安全・安心のためにも感染症による危機から早期に脱し、本区がさらに「住みたくなる板橋」として発展し続けるためには、区民ニーズを把握、現在の社会環境の変化に即応した行財政運営に一層努める必要があります。また、厳しい財政見通しの下、財政基盤を堅持していかなければなりません。
令和4年度の予算編成に際し、各施策につきまして、区民の声を丁寧に聞き、地域の実情に即したきめ細かい政策の実施を要望します。何とぞご配慮賜りますようよろしくお願い申し上げます。


― 重 点 項 目 ―

《新型コロナウイルス(COVID-19)感染症対策》

1. 区内消費喚起と区民の笑顔のため期限付き「区内プレミアム共通商品券」の発行継続を
2. 家庭環境の変化による家庭内暴力や虐待防止に向けた相談体制や対策の拡充を
3. 困窮する区内事業者やフリーランスなどに対して、経済的・制度的支援のより一層の拡充を
4. 保健所等においては医師・保健師・職員の増員や、執務空間の確保など、体制の強化を
5. 区内介護事業者へ業務継続支援金や従事者への支援金を区として独自給付すること


《まちづくり》

・大山駅周辺
1. 大山駅付近鉄道立体化、駅前広場、ピッコロスクエア、クロスポイントなどの再開発を着実に進め、魅力ある街を早期に実現すること

・JR板橋駅開発
1. JR板橋駅西口再開発の積極的な推進と早期実現を
2. 公益施設エリアは地域住民にとって必要となる施設とすること

・高島平
1. 旧高七小跡地活用方針の早期具体化を
2. 高島平プロムナード基本構想の具体化を
3. 高島平団地建て替え検討を加速化すべく後押しを
4. 高島平4・5丁目は買い物難民を解消すべく用途地域の変更を
5. 旧ホタル館跡地に商業施設の誘致を
6. UDCTakのあり方について再検討を

《危機管理》

・台風及び集中豪雨
1. 水害対策のさらなる前進を
① 要支援者避難の実効性確保を
② 土のうステーションの地域偏在解消と土のう使用後の撤去の支援を
③ 荒川タイムラインの実効性向上を
④ 東京都との積極的な連携を

・災害対策の実効性の向上について
1. LINEアカウントを利用した各地域などの特性に応じた情報発信を
2. 避難所でのプライバシー保護等の避難所生活での課題の解決を
3. 避難行動要支援者名簿の実効性のある運用計画を
4. 危機管理の常勤部課長に退職幹部自衛官の採用を

《教育・子育て》

1. 休日に働く人の為、休日保育の区立保育園一部実施と民間保育園への支援拡充を
2. (仮称)板橋区子ども家庭総合支援センターの開設に向けて東京都と連携し、人的支援、財政支援を要望すること
3. GIGAスクール構想にかかるさらなる財政支援を国と東京都に求めること

《自殺対策》

1. 自殺対策専門課長の設置を
2. 地域自殺対策計画の着実な実施と対策強化を
3. 児童生徒へのさらなる対策強化を

以上

【歳入】

1. 区内産業の活用した返礼品付きふるさと納税の実施を
2. 地方交付税の不合理な税制改正に対して、国の責任において地方交付税財源の法定率を引き上げ、調整するよう要請を
3. 国庫補助負担金の削減と、削減額に見合う税源移譲の要請を


【歳出】
《総務費》

・総務関係
1. 特別職の退職金の見直しを
2. 利便性向上のため、ワンストップサービスの窓口の設置を
3. 個人情報漏洩・紛失・誤送付事故に対する危機感を持ち、有効性のある情報漏洩再発防止策を
4. 情報漏えい防止策や環境保護、業務効率化のため、ペーパーレス化推進を
5. 公契約の適正な執行を監督し、下請けや労働者に適切な賃金が行き渡るような公契約条例の制定を
6. 区公共施設や民間において、節電(LED照明設置推進など)やエネルギー使用量見える化への取り組み等を支援し、板橋区オールスマート化の推進を
7. 横領などの汚職事件発生を防止するため、金庫付近への防犯カメラの設置推進を
8. 誰もが自由に使えるピアノの設置推進を

・危機管理関係
1. 帰宅困難者への支援拡大を(帰宅困難者ステーションの認知拡大と拠点の充実、スマートフォンなどを含む情報提供の充実、区内大規模事業者との連携など)
2. 区内の都立公園を利用した防災訓練の実施を
3. 区の国民保護計画の積極的な広報と、訓練の実施を
4. ミサイル攻撃等に対する国民保護の対策と、区民への心構えの周知を
5. リアリティのある避難所開設訓練と、全ての福祉避難所で開設訓練を
6. 災害発生時に災害時要援護者を支援する組織を定め、平常時からの訓練や当該者との関係づくりの推進を
7. 区民消火隊の新設、募集の検討を
8. 区民防災大学に於ける反復学習など教育内容の充実を
9. 消防団との連携強化を
10. 消防団に対する資機材等の支援強化を
11. 災害時、アクセスが集中する気象観測システムの安定的な運用を


・国際交流事業の充実
1. コロナ後を見据え、台湾新北市板橋区との交流について、積極的な働きかけを

・地域コミュニティ対策
1. 地域センターの機能強化を(各種届出事務、各種収納事務等)
2. 区民事務所にて戸籍事務実施を
3. 公共施設の開館時間を延長し、通年開館(年末年始等)へ拡大を
4. 公共施設や公共場所におけるデジタルサイネージの設置促進を
5. 地域センターに駐車場の設置を
6. 地域センターや集会所の和室への、座椅子の配備増を
7. 清水町集会所は当面廃止せず集会所として有効活用を
8. 町会・自治会・老人クラブの会費集金が省力化できるよう技術支援を
9. 町会等へのホームページの作成支援は、CMSの導入・活用支援への移行を

・ 消費者対策
1. 悪質クレーム(カスタマーハラスメント)問題の啓発活動のさらなる充実を
2. 消費生活講座において、悪質クレーム(カスタマーハラスメント)を主題として取り上げること

・スポーツ振興
1. 体育施設の有料駐車場増設を
2. リサイクルプラザのスペースを、スポーツ目的に拡充し「リサイクル&スポーツプラザ」に
3. 屋外のスポーツ施設に、屋根付きベンチとナイター設備の需要に応じた増設を
河川敷野球場の排水設備の抜本的、改善を
4. パラスポーツのさらなる推進を
5. 東京都障がい者総合スポーツセンターへ板橋区役所前から送迎バスを

《福祉費》

・児童福祉の拡充
1. 育児休暇・育児短時間労働の促進拡大と、育児休暇後の職場復帰の支援を
2. 家庭福祉員の更なる待遇改善を
3. 病児・病後児保育の拡充を
4. 不育症治療へのさらなる支援拡大を
5. 産後一ヶ月検診に対する公費助成を

・障がい者福祉の拡充
1. 福祉園の民営化は、事業の質の維持と入所者の利便性を第一に生活介護の状況や重度障がい者の受け入れを考慮し、福祉園ごとに慎重な検討を
2. テクノロジーの進歩を見据え、最新の社会状況を反映させつつ、障がい者の就労支援のさらなる強化を
3. 発達障がい者支援センターの人員拡充を
4. 子ども発達支援センターは体制を強化し、予約待ち期間の短縮を
5. 障がい者向けグループホームやショートステイが増加するよう、不動産マッチングなどの支援を
6. 板橋区での知的・精神障がい者の大幅な正規雇用を
7. 聴覚障がい者を支援する庁内システムの改善を

・高齢者福祉の拡充
1. コロナ後を見据えた介護予防事業の一層の充実を
2. 区民事務所、地域センターでも補装具助成の受付を

・生活保護について
1. コロナ禍による経済状況を見据えてケースワーカーの増員を
2. 自立支援プログラムの一さらなる充実を
3. 受給者の健康支援の一層の強化を





《衛生費》

1. 特定健康診査を通年実施し、受診率拡大策の検討を
2. 任意予防接種への助成拡大を。特に、MR、麻しん、風しん、おたふく、高齢者肺炎球菌等の予防接種については、住民税非課税世帯は無料に
3. 犬猫の「殺処分ゼロ」の実現を
4. 「飼い主のいない猫対策事業」について、去勢・不妊手術助成金額を、一律、5,000円、10,000円に

《資源環境費》

1. 廃プラ等のケミカル・マテリアルリサイクルの取り組みを
2. 企業・家庭でのクリーンエネルギー導入助成の拡充を
3. 家庭ゴミは有料化せず、無料での回収の継続を
4. 区内の屋外喫煙所のコンテナ型(密閉型)喫煙所への早期転換を

《産業経済費》

1. コロナ禍に於ける中小企業への融資支援・利子補給の継続を
2. 区内ものづくり企業の航空宇宙産業への参入支援を
3. 板橋のいっぴんについて、現状維持でなく発展的展開を
4. 区民農園の増設と、複数年使用できる制度を
5. 空き店舗解消へ向け、助成制度の充実を

《土木費》

・交通対策
1. 駅前の自転車置場の整備充実と、駐輪場の立体化促進を
2. 駐輪場のラック、照明、屋根等を修繕し、美化の促進を
3. バス停に可能な限り屋根及びベンチの設置を
4. 駐車帯、パーキングメーター、公共パーキングの増設を
5. 荷捌きスペースの拡充を
6. ルール、マナーの向上のため自転車安全利用指導員の活用を
7. 自転車道路の整備促進を
8. 都道202号 高島平駅前バス停の歩道拡幅を

・交通事業者へ要請
1. 都営三田線西台駅東口にエレベーターの設置を
2. 都営三田線板橋区役所前駅に東口の設置を
3. 東武東上線およびJR埼京線にホームドアの設置を
4. 民間バス路線もしくはコミュニティバス路線の新設を
① 浮間舟渡駅-志村坂上駅-東上線駅間
② 幸町周辺から区役所方面へ
③ 小竹向原-日大病院-東上線-豊島病院-区役所-長寿医療センター間
④ 新高島平-新河岸三丁目間
5. オンデマンド交通、乗り合いタクシー、高齢者・障がい者へのタクシー券提供など、交通不便利地域対策を
6. 人員配置など踏切の安全対策推進を

・道路、河川、公園、ライフラインの整備
1. キャッチボールなどボール遊びが可能な公園の増設を
2. 公衆便所、公園便所の美化(デザイン等含む)と、清掃回数増を
3. 公園への防犯カメラ設置の増設を
4. 東坂下の都有地(志村化工跡地・坂下ポンプ室隣)について、地元要望を取り入れた有効活用を
5. 荒川河川敷利用者の利便性を高めるため、綺麗なトイレや更衣室の設置、水飲み場、ベンチの増設を行うこと
6. 区立公園に子どもが思いっきり遊べる複合型遊具の設置拡充を
7. 板橋・城北両交通公園の展示車両のメンテナンス強化を

・都市計画の拡充
1. 都市計画公園及び道路の早期実現と現実性のある見直しを
2. 建物の耐震診断と補強工事の積極的促進を(条件緩和と助成額の拡大)
3. 「板橋区老朽建築物等対策計画2025」を踏まえ無接道敷地解消の手法の確立を


《教育費》

・学校教育の拡充
1. 教職員の研究授業の拡充を
2. GIGAスクール活用推進を図れる教職員の育成を
3. 不登校児童・生徒の解消、いじめ対策のさらなる強化を
4. 不登校児童・生徒への学習支援強化を
5. 食育の充実と米飯給食のさらなる増加を
6. 学校に水田を設置するなど稲作体験の充実を
7. 大規模校対策を(副校長、養護教諭、学習指導講師の加配など)
8. 教員の負担軽減のため、事務職員の拡大や教育委員会事務局からの支援の充実を
9. 議会政治を実際に体験(模擬議会)できる教育の拡充を
10. 学校の長期休暇中における、児童・生徒一律のペーパーテスト型宿題の廃止を
11. 放課後の校庭利用を一般の子どもに開放を
12. 校庭開放においてキャッチボール(軟式)が全校で行える様にすること


・社会教育の充実
1. 図書館、美術館、資料館の通年開館を
2. 所蔵美術品の本庁舎内等での公開展示を(年1~2回)
3. 前野地区と幸町・南町地区に図書館設置を
4. 中学校の武道場の積極的な開放を
5. 教育科学館プラネタリウムの早期設備更新を
6. グレーゾーンの児童・生徒への支援拡充を
7. 各校の現場の声を反映しての機器購入を


以上



国民民主党の新コロナ三策

2021-08-28 09:52:20 | Weblog
国民民主党では、新コロナ三策を策定し政府に提案しています。世の中のため国をひっぱる国民民主党。批判よりも提案で頑張ります!

第一策 検査の拡充(見つける)
第二策 感染拡大の防止(抑える)
第三策 経済・社会活動との両立(動かす)

第一策 検査の拡充(見つける)
1 セルフケアを可能とする「無料自宅検査」の実施
国民民主党は、無症状者が無意識に感染を広げるという新型コロナの特徴を踏ま
え、これまでPCR検査と抗原検査それぞれの特徴を有効活用し、無料検査を医療機
関、高齢者施設や小・中・高等学校、幼稚園、保育園等に拡大することを求めてきた
ところであるが、提案から10ヶ月を経てようやく抗原検査が医療・介護の現場や職場、
学校などで活用され始めている。しかし、感染力が強いデルタ株により、自宅での感
染者が増加していることも踏まえ、今後は自宅や店舗等で誰もがいつでも気軽に検査
ができ、その場で検査結果が出る抗原検査を活用し、治療及び隔離すべき感染者を早
期に発見する「無料自宅検査」によって、感染拡大の防止につなげていかなければな
らない。
また、デルタ株の出現によりワクチンが感染拡大防止の決定打とならず、感染者数
が今後も増え続けることを踏まえ、デンマーク等の諸外国や広島県等の先行自治体が
実施している無料検査ステーションの開設などPCR検査や抗原検査を「いつでもど
こでもだれでも簡単に無料で受けられる体制」を構築し、陽性者は早期に治療及び隔
離し、陰性者には行動制限を外し自由な経済活動を認めていく。
2 陰性証明を持ち歩ける「デジタル健康証明書(仮称)」
抗原検査キットや民間PCR検査と連動して、QRコードによる陰性証明を可能と
するスマートフォンアプリ(デジタル健康証明書、後述)を開発し、陰性証明を簡単
に持ち歩けるようにする。
3 国による検査精度管理の実施
PCR検査に比べて精度が低いと言われてきた抗原検査も日進月歩で精度は向上し
ており、専門家によれば仮に偽陰性(陽性)であってもそのウイルス量は他人に感染
させないレベルであるとされるが、粗悪品が流通する可能性を踏まえ、薬事承認を通
じて国が精度管理を行う。また、民間PCR検査についても国が精度管理を行い、陰
性証明に対して国が責任を持つ。

第二策 感染拡大の防止(抑える) 1 万全な補償を前提とした移動制限の法制化
憲法22条が保障する「移動の自由」は「公共の福祉のために必要な場合には合理的
な限度において制約を受ける」ものであり、災害対策基本法や原子力災害特措法等で
は立入禁止等が規定されている。緊急事態宣言下における住民の外出自粛を徹底する
ため、欧米などで実施されている「ロックダウン」のような移動制限を法制化するた
め、後述する現金一律給付などの「万全な補償」とセットで、特措法第31条の6第2
項及び第45条1項を改正し、都道府県知事による「要請」に加えて、応じない場合の
「命令(罰則付き)」を追加する。
2 自宅療養も可能とする体制整備と治療薬の開発支援
これまで保健所が担ってきた業務(検査、入院判断、健康観察等)を地域の医療機
関やかかりつけ医・訪問看護師等が担うことも可能とするとともに、抗体カクテル療
法や酸素療法などの治療を実施できるようにし、早期治療により重症化を防ぐ医療体
制に転換する。併せて治療に必要な十分な量の抗体カクテルや酸素の供給が確保され
る体制の整備を図る。
地域の医療機関やかかりつけ医・訪問看護師等がそれぞれが保有しているデータを
共有する体制を先行する自治体の例を参考として整備する。
病状が落ち着いた患者の退院・転院の基準を緩和するとともに、退院・転院が円滑
に進むよう、回復後患者受入医療機関のほか老人保健施設のショートステイも活用す
るなど後方支援機能を強化する。
飲み薬タイプの治療薬の開発や実用化に向けた取組みを支援するとともに、アビガ
ンやイベルメクチンなどの有効性を早急に確認し、可能な限り早期に承認を行う。
治療薬の普及やワクチン接種の進展を前提に、感染症法上の分類を2類相当から5
類相当にすることを検討する。
3 中等症向けの臨時の医療施設の開設
自宅療養中のコロナ患者に対してかかりつけ医・訪問看護師等が訪問診療するのは
効率も悪く、酸素投与や抗体カクテル療法も難しい。そこで特措法31条の2に定める
都道府県知事による「臨時の医療施設」の開設を支援するとともに、国(政府)が主
体となって、開業医や自衛隊(医官・看護師)の協力の下、展示場や体育館等を活用
し、コロナ専用の仮設病院を開設する(英国では昨年4月に全国9ヶ所に10日間程度で「野戦病
院」を開設。軍医600名が派遣された。建設・運営費は約300億円。米国でも昨年4月に陸軍工兵隊と州
兵によりニューヨーク市に2週間程度で2,000人以上を収容する施設を開設。)。 また、医療従事者の確保にあたっては、東日本大震災時に全国の医師や看護師を被
災地に派遣するために調整機能を果たした「被災者健康支援連絡協議会」(代表:日
本医師会会長)の枠組みも活用する。
4 医療ひっ迫の解消
国立病院機構の全国140病院の総病床数5万超のうちコロナ患者向けはわずか1800程
度(約4%)。地域医療機能推進機構の57病院もコロナ病床比率は約6%、国公立大
学の病院も約11%程度にとどまっており、公的な医療機関が率先してコロナ患者を受
入れる体制を国が主導して早急に整備する。
また、民間病院によるコロナ患者受入れを増やすため、コロナ患者受入れに関して
都道府県知事から医療機関に対する「勧告(応じない場合は公表)」を「指示(従わない場合は罰則)」に引き上げるため感染症法16条の2を改正する他、コロナ患者を
受入れる医療機関に対しては診療報酬で減収分を補填する仕組みを導入する。
5 ワクチン接種の重点化と開発支援
移動を伴う職業や人との接触機会の多い職業、感染が拡大し医療がひっ迫している
地域(首都圏や沖縄県等)の重症化しやすい世代(40~50代)や、妊婦及び感染が急
増している若者等に優先してワクチン接種を行う。
ワクチン開発を国が主導するとともに、接種の有無と重症化率の因果関係を明確に
してメリットとリスクを明確化する。健康被害は迅速かつ確実に救済する。
6 水際対策の強化
海外からの入国者については、14日間の宿泊施設または自宅での待機と健康状態や
位置情報等の報告が求められているが、実際には、メール確認や位置情報確認に応じ
ているのは6割程度にとどまっており、宿泊施設または自宅で待機しているのか否か
確認できていない。このため検疫法16条の2を改正し、メール確認や位置情報確認へ
の報告を義務化(罰則付き)し、宿泊施設または自宅での待機の遵守を図り、もって
水際対策を強化する。
第三策 経済・社会活動との両立(動かす)
1 「まん延防止協力金」(国民一律10万円・低所得者20万円)の支給【20兆円】
国民に対して移動制限等によるまん延防止措置への協力金として迅速に給付するた
め、全国民一律に現金10万円を給付するとともに、長引くコロナ禍で生活に困窮する
低所得者に対しては更に10万円の給付を上乗せする。
迅速な給付が行われるよう「所得連動型給付方式」(申請に応じて一旦無条件で支
給し、一定以上の高所得者に対して年末の確定申告時に所得税に上乗せして課税する
方式)によって支給する。
2 コロナ禍収束までの時限的消費税ゼロ【最大20兆円】
逆進性の強い消費税はコロナ禍に苦しむ低所得者ほど重い負担となっている。ま
た、政府や都道府県による各種給付に時間がかかる以上、減税の方が結果的に恩恵を
国民に早く届けることができる。コロナ禍による景気低迷に苦しむ事業者を救うため
にも、消費を喚起し、需要を増大させ、景気回復に資する消費税ゼロを実行する。
(消費税の時限的な納税免除)
3 「事業規模に応じた給付金」による減収補償【10兆円】
金額が少なく、支給が遅く、不公平との批判が強い「時短協力金」「月次支援金」
に代わって、地域や業種を問わず、事業規模に応じて固定費(家賃・人件費等)の最
大90%(上限2億円)を金融機関を介在させ迅速に支給する「事業規模に応じた給付
金」を支給し、コロナ禍による売上減少分を補償する。
4 総合支援資金等の生活困窮者支援策の拡充
コロナ禍で仕事を失い生活が困窮する人々のラストリゾートとなっている総合支援
資金の再貸付延長や生活困窮者自立支援金の要件緩和を図るとともに、税金・社会保
険料・公共料金・携帯電話料金等の支払猶予延長・免除を行う。
5 「デジタル健康証明書(仮称)」の活用(再掲)
デルタ株により当面感染拡大は収まらないが、その間これまでと同様の休業・時短
要請を行えば経済は崩壊する。感染防止と経済活動との両立を図るため、検査陰性やワクチン接種を証明する「デジタル健康証明書(仮称)」を活用し、同証明書の持参
者には行動制限を外し自由な経済活動を認める。

代表質問。一歩一歩前進で、政策実現!

2021-03-07 11:13:49 | Weblog
区長に対する代表質問を3/5に行いました。答弁は「検討」という言葉が多かったですが、「実施するべき」「現状は支障がある」「メリットがある」「課題解決を目指す」など前向きな言葉が加わりました。一歩一歩前進、政策実現へ行動します!

以下、質問の原稿を掲載します。

只今より、区長の施政方針説明に対する、民主クラブの代表質問を行います。

私達は、コロナ禍により、困難な中にいます。努力をしたり、堪えたり、辛いことが多いですが、その先には、困難を乗り越えた光があると思います。明るく賑やかな社会を取り戻す為に、今後とも行動して参ります。

 さて、坂本区長は施政方針説明の中で、コロナ禍の影響により「これから三ヶ年は極めて厳しい財政運営を覚悟しなければならない」と述べられています。令和三年度予算案は対前年比0・四パーセント減で、八年振りの減額編成となり、税収も特別区民税が約十億円の減、特別区交付金も約二十六億円の減収となりました。一方、財政調整基金の繰り入れは約十四・六億円も増え、特別区債は約二十五・二億円も増額されました。これを家計に例えてみるならば、収入が減ったが支払わなければならないものがある為、貯金をおろして借金も追加したといった状態です。
こうした厳しい財政状況の中であっても、税金の無駄遣いを防ぎつつ、コロナ禍に対処し、コロナ後の発展を期す為の政策を進めなければなりません。板橋区は、社会情勢の変化を踏まえ、新たな行政需要に応えるために、改定を前倒しにして「いたばし№1実現プラン二〇二五」を策定しました。私ども、民主クラブとしましても、一日も早くコロナ禍を乗り越えて、明るく賑やかな板橋区を取り戻す為に、今後も議論や提案をしていく所存です。
それでは、以下、質問を致します。

まず始めは、「コロナ禍を乗り越えるために」ワクチン接種と経済対策についてお聞きします。

ワクチン接種については、医療従事者の先行接種が始まり、板橋区でも、今後、六十五歳以上の高齢者へ接種券と予診票を郵送し、四月以降からは、集団接種会場・五ヶ所と個別の病院など約二百ヶ所で接種が始まります。このワクチン接種は、コロナ禍を乗り越えるための希望の光であり、早期に確実な接種体制を確立する必要があります。ワクチン自体の供給確保など先が見通せない中ではありますが、接種の準備に努力されている区当局や医療関係者の皆様に敬意を表します。また、先日の補正予算総括質問で提案した「介護施設での高齢者接種時に職員も同時接種」することも、実施へ向けて調整されているとのことであり、介護崩壊を防ぐ為に、大いに評価致します。

それでは、ワクチン接種に関して、三点に絞り質問致します。

第一は、約十三万三千名の高齢者接種に続いて開始される現役世代・約三十五万六千名の接種についてです。六十四歳以下の接種については、現在、まだ、集団接種の目途が立っていないとのことでありますが、高齢者よりも人数が多く、行動範囲も広い現役世代こそ、集団接種で効率的に進めるべきと考えます。委託先の医療機関の事情もあるかと存じますが、PCRセンターの運営を見直すなど医療機関の負担を減らしつつ、集団接種を実施することを求めます。また、夜間八時頃までや休日の接種についても、実施できるよう重ねて求めますが、ご見解と今後の方針をお示し下さい。

第二は、ワクチンの廃棄を減らす為の取組みについてです。ファイザー社製のコロナワクチンは、マイナス七十五度から解凍後は最大五日間までしか保存ができない為、接種状況によっては廃棄が生じてしまいます。しかし、安定した供給が見通せない中、早期に接種を進める為には、廃棄を如何に減らすかが課題となります。また、予約などの煩わしさを嫌う人の接種を進める観点からも、接種のキャンセルなどで生じた期限切れ前のワクチンを予約なしで接種できる仕組みが必要と考えます。今後、国からも方策が示されると思われますが、区としてどのような見解を持っているかお聞かせ下さい。

第三に、ワクチン接種の広報についてお聞きします。コロナワクチンの接種は「努力義務」とされていますが、多くの方に接種頂くことによって、大規模な感染拡大を防ぐ効果が期待されています。ワクチンの効果や副反応について周知することは国の責任ではありますが、区としても接種促進の為に広報を積極的に実施するべきと考えますが、ご見解と今後の方針をお示し下さい。

次に、コロナ後の積極的な経済政策について質問致します。

板橋区では、コロナ禍の事業者を支援する為に、先般成立した補正予算第七号では、都の営業短縮協力金を受給している事業者に従業員五名以下は十万円、六名以上に二十万円の独自支援を実施することとなりました。新年度予算案でも、信用保証料を全額補助する特別融資や営業を続けて行く為の助成制度など、独自の施策を展開しています。冒頭に述べた通り、今後の厳しい税収減を考えると、財政調整基金の取り崩しや、区債の発行増は躊躇されるかもしれませんが、現在はコロナ禍による非常時であり、ワクチンの効果が出て人々の行動制限を緩めることが出来ることとなった暁には、積極的な財政出動で経済対策を進めるべきと考えます。坂本区長の積極的な経済対策に対するご見解をお聞かせ下さい。
また、ワクチンの効果を見極めつつ、区民の笑顔を増やし区内消費を喚起する為に、令和三年度末までの期限付きプレミアム区内共通商品券の発行を準備することを求めますが、今後の方針をお示し下さい。

続いては、「区民の安心のために」質問致します。

自殺の原因は様々ではありますが、平成十八年に、自殺対策基本法が議員立法で成立してからは、国や行政が対策を講じることで自殺者数を減らせることが示されて来ました。そうしたことから、私は平成二十七年から再三にわたり、自殺対策の専門部署の設置を提案して来ました。本年一月の自殺者数の速報値は、一千六百四十六名であり、コロナ禍に苦しんだ昨年一年間では、平成二十一年から毎年減少していた自殺者数が、十一年振りに増加してしまい、二万一千七十七名もの方が自ら命を絶っています。特に、男性は前年比で令和二年は二十六名の減少であったにも関わらず、女性は九百三十四名も増加しております。また、小中高生の自殺者数は、統計を取り始めた昭和五十五年以来、過去最多の四百七十九名にのぼっています。国に於いては、厚生労働省に自殺対策推進室を設置して対策に取り組んでいますが、先月には、新たに「孤独・孤立問題担当大臣」が任命され、仮称・「孤独・孤立対策担当室」の設置準備が進んでいます。孤独対策の担当大臣設置は、国民民主党が初めて公約として提案したものでありますが、政府に於いて孤独対策が強化されることは、自殺防止対策にとっても大きな力となり、大いに歓迎致します。コロナ禍で苦しみ悩んでいる区民の命を救う為にも、今こそ、板橋区として自殺対策の専門部署の設置を強く求めますが、区長のご決断をお聞かせ下さい。

次に、危機管理についてお伺いします。

三月二日の本会議にて、危機管理部を設置する条例改正案が可決されました。これは、今まで総務部に置かれていた危機管理室を新たに独立させ、区長の下、「危機管理部」として「防災及び危機管理に関すること」を司ることとなりました。私は、令和元年十月の総括質問において、地震だけではなく、水害や感染症などあらゆる危機に対処する為、区長を補佐する「危機管理監」の設置を提案しました。今回の条例改正は、名称こそ違うものの、危機管理に関する事務を担う組織が独立したことは、指揮系統を明確化させることとなり、区の危機管理能力の向上に資するものと大いに評価致します。
そこで、区の危機管理能力をさらに充実させる為に、以前から提案していますが、災害派遣や危機管理の組織運営の経験を有する退職幹部自衛官を危機管理の部課長に任用することを求めます。内閣府では平成二十七年から「地域防災マネージャー制度」を創設して、退職自衛官を含めた人材の確保を進めています。また、防衛省でも退職幹部自衛官の自治体での活用を依頼しており、人材確保の協力が得られると考えます。区長のご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。

続いて「地球環境保護と賑やかな街をつくるために」質問致します。

区長は施政方針説明の中で「いたばし環境アクションポイント事業」を実施して、区民や事業者に電気・ガスの使用量削減に応じてポイントを付与することを表明されました。地球温暖化による気候変動の影響と思われる水害が続出する今日、二酸化炭素の排出を抑制して地球環境を保護して行くことを止めてはいけないと考えます。
そこでお伺いします。区施設の照明について、消費電力を削減できるLED照明の導入状況をお示し下さい。厳しい財政状況の中でありますが、使用頻度の高い所を優先するなど、計画的に早期の導入を求めますが、今後の見通しを含め、ご見解をお聞かせ下さい。
また、同じく施政方針説明の中で「デジタルトランスフォーメーションを推進し、業務の効率化と働き方改革を加速させる」と述べられています。庁内事務のペーパレス化と紙資料のアーカイブ化の推進を求めますが、現状と今後について、ご見解をお聞かせ下さい。

次に、まちづくりについてお伺いします。

新年度の組織改正で、新たに都市整備部に部長級の「まちづくり推進室」を設置することが示されました。また、都市整備部・まちづくり推進室・土木部の三者で「(仮称)まちづくり連絡調整会議事務局」を置くと聞いています。そこで伺います。現在進行中の大山駅周辺・板橋駅周辺・上板橋駅南口の再開発について、まちづくり推進室がどのような役割を果たすのかをお示し下さい。
更に、同室がまちづくりの司令塔として積極的に行動することを求めますが、区長のお考えをお聞かせ下さい。
また、大山駅周辺のまちづくりでは、鉄道立体化事業も重要な位置を占めます。将来の区内東上線連続立体化を実現させる為にも、大山駅周辺鉄道立体化事業の着実な推進を求めます。大山駅周辺の早期立体化実現と、東上線区内全線立体化に対する坂本区長の意気込みをお聞かせ下さい。
更に、高島平のまちづくりについては、「高島平地域都市再生実施計画」の令和四年の策定を目指していますが、他のまちづくりと比較して進捗は遅滞している感が否めません。高島平のまちづくり、特に旧高島第七小学校周辺地区の整備については、地域のみなさん、UDCTaKのみなさんと連携しつつも、区が牽引役を務め、進めるべきと考えますが、区長のご見解をお聞かせ下さい。

最後に、「こどもたちを育むために」質問致します。

コロナ禍が始まってから約一年。流通・サービス産業で働く皆さんは、感染の脅威や心無い悪質クレームを行う一部の消費者に耐えながら、社会機能維持の為に働いて下さっています。そうしたみなさんの為にも、休日保育の実施を再三再四求めてきました。休日保育のニーズ調査についても度々提案して来ましたが、昨年八月に区が開催した「入園相談会」のアンケートの中で、休日保育に関する調査を加えたことを評価致します。回答者は百十一名でしたが、その内容を見ると、休日に「夫婦ともに仕事」という方は二十四名。その中で、「預け先」は親族等が十三名、認可外保育所が五名、他四名で、休日保育を利用する場合、毎回利用したい方が三名、月二回程という方が十五名でした。この調査の結果、板橋区内に於いても休日保育の需要が存在することが確認されました。
そこで、改めてお聞きします。保育人材の確保や運営など様々な課題がある休日保育について、善意の民間保育所に頼るだけではなく、区立保育園での実施について早期に実現するよう求めますが、現在の検討状況と今後の方針をお聞かせ下さい。

次に、施設一体型の小中一貫校について伺います。同じ場所での改築が困難な志村小学校を志村第四中学校の敷地に移して、施設一体型の小中一貫校を設置することが、現在、地域の方々とともに目指されています。志村小学校や志村第四中学校のPTA・学校関係者や町会など地域の方々が参加する「魅力ある学校づくり協議会(志村小・志村四中)」は令和元年十一月に設置され、今までに八回の協議会を重ねて来られました。また、本年二月四日には、新しく「志村小・志村四中 小中一貫型学校設置検討会」を設置して準備が進められています。施設一体型の小中一貫校の教育効果については評価をするものではありますが、今まで開催されて来た協議会や検討会には、志村第四中学校の通学区域と大部分が重なる北前野小学校・緑小学校・志村坂下小学校の保護者代表や学校関係者は加わっていません。志村第四中学校の敷地に志村小学校との小中一貫校を設置することは、多くの児童が卒業後に志村第四中学校に通う北前野・緑・志村坂下の各小学校にも大きな影響があると考えます。志村小学校と志村第四中学校との小中一貫校設置に関しては、関係する周辺地域の声をしっかりと聞き、丁寧な説明を重ねて進めるべきと考えますが、教育長のお考えをお聞かせ下さい。

以上、様々な質問をして来ましたが、坂本区長及び中川教育長の前向きなご答弁に期待致します。

最後になりましたが、本年三月末で、藤田教育委員会事務局次長・湯本地域教育力担当部長・山田国保年金課長・新井資源循環推進課長・星野学務課長を始めとする百三十三名の方々が定年退職を迎えられます。長年、区政に賜りましたご功績に対して感謝申し上げますとともに、益々のご健勝をお祈り申し上げます。

 以上で、民主クラブの代表質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。

二度目の緊急事態宣言を受けて会派緊急要望

2021-01-14 12:58:04 | Weblog
去る1月12日、民主クラブとして坂本区長へ緊急要望を行いました。今回は7項目の身近な課題にしぼりました。ユーチューブでも報告していますので、こちらもぜひご覧下さい。

https://youtu.be/7BeWpbBGVk4

令和3年1月12日
二度目の緊急事態宣言を受けての緊急要望

板橋区長 坂本健様

民主クラブ(立憲民主党・国民民主党)高沢一基 中妻じょうた おばた健太郎 渡辺よしてる

 新型コロナウイルス感染症対策について、区民や地域のため日々積極的に取り組まれていることに、敬意と感謝を申し上げます。
 さて、政府は去る1月8日に東京都及び神奈川県・千葉県・埼玉県を対象として、新型インフルエンザ等対策特別措置法による緊急事態宣言を発出しました。板橋区に於いても、この未曽有の危機を乗り越えるために様々な施策を実施されていますが、区民の生命・財産を守るためにさらなる取り組みが必要だと考えます。
 そこで、下記の事項について、会派として緊急に要望します。坂本区長に於かれましては、ぜひともお汲み取り頂き、板橋区の対策を進めて頂きたく、お願い申し上げます。

1.医療機関や老人施設などで面会が禁止されている高齢者のため、オンラインでの面会ができるよう事業者へ指導・支援すること。

2.介護施設等への感染予防の専門家派遣事業は、入所施設だけでなく通所の事業所にも対象を広げること。

3.営業時間短縮要請などの対象となっている区内事業者への板橋区独自の支援金給付や家賃・配達費用の助成など支援策を実施すること。

4.コロナ関連支援策の申請受付にあたっては、申請に困難をきたす可能性のある住民(障がい者・外国人等)が不利益を被ることのないよう特段の配慮をするべく、職員に周知徹底すること。

5.ワクチン接種については、接種者の分散と医療機関の負担軽減から、グリーンホールや高島平区民館など複数の区立施設で実施できるよう準備を進めること。

6.修学旅行や宿泊行事が行えなくなった卒業を控えた六年生及び九年生に対して、オンラインを活用するなどした思い出作り行事を年度末までに実施すること。

7.今般、成人の日の集いが中止となったため、本年の新成人のために、コロナ収束後になんらかの代替イベントを実施すること。



令和3年度予算の会派要望書を区長へ提出!

2020-10-27 16:18:19 | Weblog
下記の通り、区長に対して、来年度の予算要望を区議会会派「民主クラブ」で実施しました。
私からは特に、「常に区長を補佐する危機管理監の設置」「休日保育の区立保育園実施」「自殺防止対策専門部署の設置」を要望しました!

令和2 年 1 0 月 2 7 日

板橋区長 坂本健様

民主クラブ(立憲民主党・国民民主党)

幹事長 高沢一基・中妻じょうた・おばた健太郎・渡辺よしてる

令和3年度 予算要望書

新型コロナウイルス感染症対策における 、日々のご尽力に敬意を表します。
平素より、民主クラブに対しまして格別のご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。新型コロナウイルス感染症の影響により、経済は平成20年のリーマン・ショックを超える景気の低迷が予想され、IMF(国際通貨基金)は「前代未聞の危機であり、回復も不確実なものになる」見通しを示しています。歳入面では、感染症の影響による個人所得の減少や企業収益の悪化に伴い歳入の根幹である税収等が大幅に減収となるとともに、回復までに相当の期間を要することが想定されます。区民の安全・安心のためにも感染症による危機から早期に脱し、本区がさらに「住みたくなる板橋」として発展し続けるためには、区民ニーズを把握、現在の社会 環境の変化に即応した行財政運営に一層努める必要があります。また、厳しい財政見通しの下、財政基盤を堅持していかなければなりません。
令和3 年度の予算編成に際し、各施策につきまして、区民の声を丁寧に聞き、地域の実情に即したきめ細かい政策の実施を要望します。何とぞご配慮賜りますようよろしくお願い申し上げます。

― 重点項目 ―

《まちづくり》

・大山駅周辺

1. 大山駅付近鉄道立体化、駅前広場、ピッコロスクエア、クロスポイントなどの再開発を着実に進め、魅力大山駅付近鉄道立体化、駅前広場、ピッコロスクエア、クロスポイントなどの再開発を着実に進め、魅力ある街を早期に実現することある街を早期に実現すること

2. ハッピーロード大山商店街の活性化の為に空き店舗活用やイベントなどを充実させていくことハッピーロード大山商店街の活性化の為に空き店舗活用やイベントなどを充実させていくこと

・JR板橋駅開発

1. JRJR板橋駅西口再開発の積極的な推進と早期実現を板橋駅西口再開発の積極的な推進と早期実現を

2. 板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業遅延を最低限に抑え公益施設エリアは住民にとって必要となる板橋駅板橋口地区第一種市街地再開発事業遅延を最低限に抑え公益施設エリアは住民にとって必要となる施設とすること施設とすること




《高島平地域グランドデザイン》

1. 旧高七小跡地活用方針の早期具体化を

2. 高島平プロムナード基本構想の具体化を

3. 高島平団地建て替え検討を加速化すべく後押しを

4. 高島平4・5丁目は買い物難民を解消すべく用途地域の変更を

5. 旧ホタル館跡地に商業施設の誘致を

6. UDCTakのあり方について再検討を




《危機管理》

・台風及び集中豪雨

1. 水害対策のさらなる前進を水害対策のさらなる前進を

① 暗渠河川の洪水対策を暗渠河川の洪水対策を

② 下水管の下水管の75mm75mm対応の促進を対応の促進を

③ 土のうステーションの地域偏在解消と土のう使用後の撤去の支援を土のうステーションの地域偏在解消と土のう使用後の撤去の支援を

④ 冠水道路を発生させないように貯水管、調整池、浸透ますの積極的な設置を冠水道路を発生させないように貯水管、調整池、浸透ますの積極的な設置を

⑤ 災害時、アクセスが集中する気象観測システムの安定的な運用を災害時、アクセスが集中する気象観測システムの安定的な運用を

⑥ 荒川タイムラインの実効性向上を荒川タイムラインの実効性向上を




・災害対策の実効性の向上について

1. LINELINEアカウントを利用した各地域などの特性に応じた情報発信をアカウントを利用した各地域などの特性に応じた情報発信を

2. 避難所でのプライバシー保護等の避難所生活での課題の解決を避難所でのプライバシー保護等の避難所生活での課題の解決を

3. 避難所での感染症予防対策を避難所での感染症予防対策を

4. 避難行動要支援者名簿の実効性のある運用計画を避難行動要支援者名簿の実効性のある運用計画を

5. 災害時、アクセスが集中する気象観測システムの安定的な運用を災害時、アクセスが集中する気象観測システムの安定的な運用を

6. 区長を危機管理上常に補佐する「危機管理監」の設置と危機管理の常勤部課長に退職幹部自衛官の採用を区長を危機管理上常に補佐する「危機管理監」の設置と危機管理の常勤部課長に退職幹部自衛官の採用を




《教育・子育て》

1. 休日に働く人の為、休日保育を区立保育園の一部で実施を休日に働く人の為、休日保育を区立保育園の一部で実施を

2. 産後ケア事業のメンタルケア充実を産後ケア事業のメンタルケア充実を

3. 産前産後支援として妊婦、乳幼児母子の移動支援を産前産後支援として妊婦、乳幼児母子の移動支援を

4. (仮称)板橋区子ども家庭総合支援センターの開設に向けて東京都と連携し、人的支援、財政支援を要望す板橋区子ども家庭総合支援センターの開設に向けて東京都と連携し、人的支援、財政支援を要望することること

5. 児童相談所の開設に向けて知見を深める為に東京都や近隣自治体の児童相談所へ職員派遣等を今後も充実児童相談所の開設に向けて知見を深める為に東京都や近隣自治体の児童相談所へ職員派遣等を今後も充実させ、人材確保・育成に努めることさせ、人材確保・育成に努めること

6. GIGAGIGAスクール構想にかかるさらなる財政支援を国と東京都に求めることスクール構想にかかるさらなる財政支援を国と東京都に求めること




《新型コロナウイルス(COVIDCOVID--1919)感染症対策》

1. 自殺者の増加傾向を捉え、組織横断的な自殺防止対策の実施を自殺者の増加傾向を捉え、組織横断的な自殺防止対策の実施を

2. 区内消費喚起のため「区内プレミアム共通商品券」の発行強化を区内消費喚起のため「区内プレミアム共通商品券」の発行強化を

3. 外国人や障がい者など、情報が届きにくくコミュニケーションに配慮が必要な方々に対し特段の支援を外国人や障がい者など、情報が届きにくくコミュニケーションに配慮が必要な方々に対し特段の支援を

4. 家庭環境の変化による家庭内暴力や虐待防止に向けた相談体制や対策の拡充を家庭環境の変化による家庭内暴力や虐待防止に向けた相談体制や対策の拡充を

5. 困窮する区内事業者やフリーランスなどに対して、より一層の経済的・制度的支援のより一層の拡充を困窮する区内事業者やフリーランスなどに対して、より一層の経済的・制度的支援のより一層の拡充を

6. 区内の区内の小・中学校、あいキッズにおいて、陽性者が出た場合、濃厚接触者に限定せず、クラスや部活動単小・中学校、あいキッズにおいて、陽性者が出た場合、濃厚接触者に限定せず、クラスや部活動単位での位でのPCRPCR検査を幅広く行うこと検査を幅広く行うこと

7. 保健所等においては医師・保健師・職員の増員や、執務空間の確保など、体制の強化を保健所等においては医師・保健師・職員の増員や、執務空間の確保など、体制の強化を

8. 区内介護事業者へ業務継続支援金や従事者への支援金を給付すること区内介護事業者へ業務継続支援金や従事者への支援金を給付すること




【歳入】

1. 自主財源のより自主財源のより一層の一層の確保確保とふるさと納税などの財源流失の対策をとふるさと納税などの財源流失の対策を

2. 広告、物販、無形財産の活用等、広告、物販、無形財産の活用等、一層の収入確保を一層の収入確保を

3. 地方交付税の不合理な税制改正に対して、地方交付税の不合理な税制改正に対して、国の責任において地方交付税財源の法定率を引き上げ、調整する国の責任において地方交付税財源の法定率を引き上げ、調整するよう要請をよう要請を

4. 国庫補助負担金の削減と、削減額に見合う税源移譲の要請を国庫補助負担金の削減と、削減額に見合う税源移譲の要請を

5. 法定予防接種の費用を国庫負担にするよう要請を法定予防接種の費用を国庫負担にするよう要請を

6. 板橋の地域資源を活用した返礼を伴うふるさと納税の実施を板橋の地域資源を活用した返礼を伴うふるさと納税の実施を




【歳出】




《総務費》

・総務関係

1. 特別職の退職金の見直しを特別職の退職金の見直しを

2. 利便性向上のため、利便性向上のため、ワンストップサービスの窓口の設置ワンストップサービスの窓口の設置をを

3. 個人情報漏洩・紛失・誤送付事故に対する危機感を持ち、個人情報漏洩・紛失・誤送付事故に対する危機感を持ち、情報漏洩再発防止策を情報漏洩再発防止策を

4. ペーパーレス化推進による情報漏えい防止策をペーパーレス化推進による情報漏えい防止策を

5. 公契約の適正な執行を監督し、下請けや労働者に適切な賃金が行き渡るような公契約の適正な執行を監督し、下請けや労働者に適切な賃金が行き渡るような公契約の制定を公契約の制定を

6. 区公共施設や民間において、節電(区公共施設や民間において、節電(LEDLED照明設置推進など)やエネルギー使用量見える化への取り組み等を照明設置推進など)やエネルギー使用量見える化への取り組み等を支援し、板橋区オールスマート化の推進を支援し、板橋区オールスマート化の推進を

7. 指定管理者指定管理者に対してに対して、区内業者の活用や、サービスの質の確保、区内業者の活用や、サービスの質の確保などなど適切な指導を適切な指導を

8. 横領などの汚職事件発生を防止するため、横領などの汚職事件発生を防止するため、防犯カメラの設置や現金出納の在り方について検討を防犯カメラの設置や現金出納の在り方について検討を

9. 誰もが自由に使える誰もが自由に使えるピアノの設置ピアノの設置推進推進をを

10. 競争競争入札を増や入札を増やしし、東京電子自治体共同運営サービスの積極的活用を、東京電子自治体共同運営サービスの積極的活用を

・危機管理関係

1. 緊急地震速報受信機を、小中学校をはじめとした公共施設へ設置拡大を緊急地震速報受信機を、小中学校をはじめとした公共施設へ設置拡大を

2. 帰宅困難者への支援拡大を(帰宅困難者ステーションの認知拡大と拠点の充実、スマートフォンなどを含む帰宅困難者への支援拡大を(帰宅困難者ステーションの認知拡大と拠点の充実、スマートフォンなどを含む情報提供の充実、区内大規模事業者との連携など)情報提供の充実、区内大規模事業者との連携など)

3. 区内の都立公園を利用した防災訓練の実施を区内の都立公園を利用した防災訓練の実施を

4. 区の国民保護計画の積極的な広報と、訓練の実施を区の国民保護計画の積極的な広報と、訓練の実施を

5. 区民消火隊の装備充実、加入促進支援、区民消火隊の装備充実、加入促進支援、並びに木造密集地域等での並びに木造密集地域等での消火隊編成の促進を消火隊編成の促進を

6. ミサイル攻撃等に対する国民保護の対策と、区民への心構えの周知をミサイル攻撃等に対する国民保護の対策と、区民への心構えの周知を

7. リアリティのある避難所開設訓練と、全ての福祉避難所で開設訓練をリアリティのある避難所開設訓練と、全ての福祉避難所で開設訓練を

8. 民地における擁壁・ブロック塀安全対策工事助成は、認可条件として家屋の建て替え時期を考慮する旨の明記を

9. 大規模災害、集中豪雨等、異なる避難マニュアルの整備を大規模災害、集中豪雨等、異なる避難マニュアルの整備を

10. 水害発生が予想されるとき、災害時要援護者を事前に避難させる実効性ある施策を

11. 災害発生時に災害時要援護者を支援する組織を定め、平常時からの訓練や当該者との関係づくりの推進を

・国際交流事業の充実

1. 台湾新北市板橋区との交流について、積極的な台湾新北市板橋区との交流について、積極的な働きかけ働きかけをを

・地域コミュニティ対策

1. 地域センターの機能強化を(各種届出事務、各種収納事務等)地域センターの機能強化を(各種届出事務、各種収納事務等)

2. 区民事務所にて戸籍事務区民事務所にて戸籍事務実施を実施を

3. 公共施設の開館時間を延長し、通年開館(年末年始等)へ拡大を公共施設の開館時間を延長し、通年開館(年末年始等)へ拡大を

4. 公共施設公共施設や公共場所におけるデジタルサイネージのや公共場所におけるデジタルサイネージの設置設置促進を促進を

5. 地域センターに駐車場の設置を地域センターに駐車場の設置を

6. 地域センターや集会所の和室への、座椅子の配備増を地域センターや集会所の和室への、座椅子の配備増を

7. 町会・自治会・老人クラブの会費集金が省力化できるよう技術支援を町会・自治会・老人クラブの会費集金が省力化できるよう技術支援を

8. 町会等への町会等へのホームページの作成支援は、ホームページの作成支援は、CMSCMSの導入・活用支援への移行をの導入・活用支援への移行を

・ 消費者対策

1. 悪質クレーム(カスタマーハラスメント)問題の啓発活動悪質クレーム(カスタマーハラスメント)問題の啓発活動のさらなる推進のさらなる推進をを

2. 消費生活講座において、悪質クレーム(カスタマーハラスメント)消費生活講座において、悪質クレーム(カスタマーハラスメント)を主題として取り上げることを主題として取り上げること

・スポーツ振興

1. 体育施設の時間延長(早朝利用)と通年開館(年末年始等)を体育施設の時間延長(早朝利用)と通年開館(年末年始等)を

2. 体育施設の有料駐車場増設と駐車場の夜間活用を体育施設の有料駐車場増設と駐車場の夜間活用を

3. リサイクルプラザのスペースを、スポーツ目的に拡充し「リサイクル&スポーツプラザ」にリサイクルプラザのスペースを、スポーツ目的に拡充し「リサイクル&スポーツプラザ」に

4. 屋外のスポーツ施設に、屋根付きベンチとナイター設備の増設を屋外のスポーツ施設に、屋根付きベンチとナイター設備の増設を

5. パラスポーツのパラスポーツのさらなる推進をさらなる推進を、、また東京都障がい者総合スポーツセンターへ板橋区役所前から送迎バスをまた東京都障がい者総合スポーツセンターへ板橋区役所前から送迎バスを




《福祉費》

・児童福祉の拡充

1. 育児休暇・育児短時間労働の促進拡大と、育児休暇後の職場復帰の育児休暇・育児短時間労働の促進拡大と、育児休暇後の職場復帰の支援支援をを

2. 家庭福祉員の待遇改善と安全性の向上を家庭福祉員の待遇改善と安全性の向上を

3. 病児・病後児保育の拡充を病児・病後児保育の拡充を

4. 不妊治療や不育症治療への不妊治療や不育症治療へのさらなるさらなる支援拡大を支援拡大を

5. 産後一ヶ月検診に対する公費助成を産後一ヶ月検診に対する公費助成を

6. 子ども食堂やフードバンクに対してのさらなる支援強化を子ども食堂やフードバンクに対してのさらなる支援強化を

・障がい者福祉の拡充

1. 福祉園の民営化は、事業の質の維持と入所者の利便性を第一に生活介護の状況や重度障がい者の受け入れを考慮し、福祉園ごとに慎重な検討を

2. テクノロジーの進歩を見据え、最新の社会状況を反映させつつ、障がい者の就労支援のさらなる強化をテクノロジーの進歩を見据え、最新の社会状況を反映させつつ、障がい者の就労支援のさらなる強化を

3. 療育の実施や体制強化など、子ども発達支援センターの強化を療育の実施や体制強化など、子ども発達支援センターの強化を

4. 発達障がい者支援センターは、当事者・関係者の意見を十分に取り入れ障がい特性に配慮した施設とするこ発達障がい者支援センターは、当事者・関係者の意見を十分に取り入れ障がい特性に配慮した施設とすることと

5. 子ども発達支援センターは体制を強化し、予約待ち期間の短縮を。また発達障がい者支援センター「あいポート」との連携強化を

6. 障がい者向けグループホームやショートステイが増加するよう、不動産マッチングなどの支援を

7. 板橋区での知的・精神障がい者板橋区での知的・精神障がい者正規正規雇用の推進を雇用の推進を

8. 手話言語条例の制定を受け、手話に対応できるよう職員教育の充実を手話言語条例の制定を受け、手話に対応できるよう職員教育の充実を

9. 聴覚障がい者を支援する庁内システムの改善聴覚障がい者を支援する庁内システムの改善

・高齢者福祉の拡充

1. 特養ホーム、老健、グループホーム特養ホーム、老健、グループホームなどの整備促進並びに支援をなどの整備促進並びに支援を

2. 介護予防事業の介護予防事業の一層の一層の充実を充実を

3. 区民事務所、地域センターでも補装具助成の受付を区民事務所、地域センターでも補装具助成の受付を

4. 認知症および認知症およびMCIMCI(軽度認知障がい)対策の(軽度認知障がい)対策の一層の一層の強化を強化を

5. 認知症サポーターの認知症サポーターの一層の一層の拡大と育成を拡大と育成を

・生活保護について

1. ケースワーカーの増員ケースワーカーの増員、ケースワーカーへの、ケースワーカーへのきめ細かい指導きめ細かい指導をを

2. 自立支援自立支援プログラムの一層の充実プログラムの一層の充実をを

3. 受給者の健康支援受給者の健康支援のさらなるのさらなる強化強化をを




《衛生費》

1. 特定健康診査を通年実施し、受診率拡大策の検討を特定健康診査を通年実施し、受診率拡大策の検討を

2. 子宮頸がん、乳がんの検診の受診率向上への取り組みを子宮頸がん、乳がんの検診の受診率向上への取り組みを

3. 任意予防接種への助成拡大を。特に、任意予防接種への助成拡大を。特に、MRMR、麻しん、風しん、おたふく、高齢者肺炎球菌等の予防接種につい、麻しん、風しん、おたふく、高齢者肺炎球菌等の予防接種については、住民税非課税世帯は無料にては、住民税非課税世帯は無料に

4. 犬猫の「殺処分ゼロ」の実現を犬猫の「殺処分ゼロ」の実現を

5. 「飼い主のいない猫対策事業」について、去勢・不妊手術助成金額を、一律、「飼い主のいない猫対策事業」について、去勢・不妊手術助成金額を、一律、5,0005,000円、円、10,00010,000円に円に




《資源環境費》

1. 廃プラ等のケミカル・マテリアルリサイクルの取り組みを廃プラ等のケミカル・マテリアルリサイクルの取り組みを

2. 企業・家庭でのクリーンエネルギーの活用と、導入助成の拡大を企業・家庭でのクリーンエネルギーの活用と、導入助成の拡大を

3. 家庭ゴミは有料化せず、無料での回収の継続を家庭ゴミは有料化せず、無料での回収の継続を

4. 区内の屋外喫煙所のコンテナ型(密閉型)喫煙所への区内の屋外喫煙所のコンテナ型(密閉型)喫煙所への早期早期転換を転換を




《産業経済費》

1. 新型コロナにかかる中小企業の経営問題解決のため、数多ある行政事業を適切に紹介し支援につなげるコンシェルジュ事業の実施を

2. 「コロナ廃業」を防ぐため、資本・人材とのマッチングを行い事業承継の促進を

3. 中小企業への融資支援・利子補給の充実を中小企業への融資支援・利子補給の充実を

4. 区内ものづくり企業の区内ものづくり企業の航空宇宙産業航空宇宙産業への参入支援をへの参入支援を

5. 板橋のいっぴんについて、現状維持でなく発展的展開を板橋のいっぴんについて、現状維持でなく発展的展開を

6. 区民農園の増設と、複数年使用できる制度を区民農園の増設と、複数年使用できる制度を

7. 空き店舗解消へ向け、助成制度の充実や公共施設の設置を空き店舗解消へ向け、助成制度の充実や公共施設の設置を




《土木費》

・交通対策

1. 駅前の自転車置場の整備充実と、駐輪場の立体化促進を駅前の自転車置場の整備充実と、駐輪場の立体化促進を

2. 駐輪場のラック、照明、屋根等を修繕し、美化の促進を駐輪場のラック、照明、屋根等を修繕し、美化の促進を

3. バス停に可能な限り屋根及びベンチの設置をバス停に可能な限り屋根及びベンチの設置を

4. 駐車帯、パーキングメーター、公共パーキングの増設を駐車帯、パーキングメーター、公共パーキングの増設を

5. 荷捌きスペースの拡充を荷捌きスペースの拡充を

6. ルール、マナールール、マナーの向上のための向上のため自転車安全利用指導員の活用を自転車安全利用指導員の活用を

7. 自転車道路の整備促進を自転車道路の整備促進を

8. 国道・都道における放置自転車対策の促進を国道・都道における放置自転車対策の促進を

9. 都道都道202202号号 高島平駅前バス停の歩道拡幅を高島平駅前バス停の歩道拡幅を

・交通事業者へ要請

1. 都営三田線西台駅東口にエレベーターの設置を都営三田線西台駅東口にエレベーターの設置を

2. 東武東上線および東武東上線およびJRJR埼京線にホームドアの設置を埼京線にホームドアの設置を

3. 民間バス路線もしくはコミュニティバス路線の新設を民間バス路線もしくはコミュニティバス路線の新設を

① 浮間舟渡駅-志村坂上駅-東上線駅間浮間舟渡駅-志村坂上駅-東上線駅間

② 幸町周辺から区役所方面へ幸町周辺から区役所方面へ

③ 小竹向原-日大病院-東上線-豊島病院-区役所-長寿医療センター間小竹向原-日大病院-東上線-豊島病院-区役所-長寿医療センター間

④ 新高島平-新河岸三丁目間新高島平-新河岸三丁目間

4. オンデマンド交通、乗り合いタクシー、高齢者・障がい者へのタクシー券提供など、交通不便利地域対策をオンデマンド交通、乗り合いタクシー、高齢者・障がい者へのタクシー券提供など、交通不便利地域対策を

5. 人員配置など踏切の安全対策推進を人員配置など踏切の安全対策推進を

・道路、河川、公園、ライフラインの整備

1. キャッチボールなどボール遊びが可能な公園の増設をキャッチボールなどボール遊びが可能な公園の増設を

2. 公衆便所、公園便所の美化公衆便所、公園便所の美化((デザイン等含むデザイン等含む))と、清掃回数増をと、清掃回数増を

3. 公園への防犯カメラ設置の公園への防犯カメラ設置の増設を増設を

4. 東坂下の都有地東坂下の都有地((志村化工跡地・坂下ポンプ室隣志村化工跡地・坂下ポンプ室隣))について、地元要望を取り入れた有効活用をについて、地元要望を取り入れた有効活用を

5. 荒川河川敷利用者の利便性を高め荒川河川敷利用者の利便性を高めるため、綺麗なトイレるため、綺麗なトイレや更衣室の設置、水飲み場、ベンチの増設を行うこや更衣室の設置、水飲み場、ベンチの増設を行うことと

6. 区立公園に子どもが思いっきり遊べる複合型遊具の設置を区立公園に子どもが思いっきり遊べる複合型遊具の設置を

7. 板橋・城北両交通公園の展示車両のメンテナンス強化を板橋・城北両交通公園の展示車両のメンテナンス強化を

・都市計画の拡充

1. 公益施設エリアは雨天時でも子供が安心して遊べる家庭支援センターなど、住民にとって必要となる施設の公益施設エリアは雨天時でも子供が安心して遊べる家庭支援センターなど、住民にとって必要となる施設の実現を実現を

2. 都市計画公園及び道路の早期実現と現実性のある見直しを都市計画公園及び道路の早期実現と現実性のある見直しを

3. 建物の耐震診断と補強工事の建物の耐震診断と補強工事の積極的積極的促進を促進を(条件緩和と助成額の拡大)(条件緩和と助成額の拡大)

4. 「板橋区老朽建築物等対策計画2025」の確実な遂行を。また無接道敷地解消の手法の確立を




《教育費》

・学校教育の拡充

1. 教職員の研修の推進(教職員の研修の推進(ICTICT、、民間での体験、安全のための教育、コンプライアンス、困難な保護者対応など)民間での体験、安全のための教育、コンプライアンス、困難な保護者対応など)

2. 不登校児童・生徒の解消、いじめ対策の不登校児童・生徒の解消、いじめ対策のさらなるさらなる強化を強化を

3. 不登校児童・生徒への学習支援強化を不登校児童・生徒への学習支援強化を

4. 部活動の指導者部活動の指導者(教員・外部指導員)(教員・外部指導員)をを対する積極的な教育と対する積極的な教育と活性化を活性化を

5. すべての学校体育館に冷・暖房すべての学校体育館に冷・暖房の早期の早期設置を設置を

6. 食育の充実と米飯給食の食育の充実と米飯給食のさらなるさらなる増加を増加を

7. 学校に学校に水田を水田を設置するなど設置するなど稲作体験の実施を稲作体験の実施を

8. 特別支援教育の指導員増加特別支援教育の指導員増加及び質の向上及び質の向上をを

9. 学校の図書室指導員の充実を学校の図書室指導員の充実を

10. 3535人学級に向けた施設整備を人学級に向けた施設整備を

11. 大規模校対策を(副校長、養護教諭、学習指導講師の加配など)大規模校対策を(副校長、養護教諭、学習指導講師の加配など)

12. 教員の負担軽減のため、事務職員の拡大や教育委員会事務局からの支援の充実を教員の負担軽減のため、事務職員の拡大や教育委員会事務局からの支援の充実を

13. 議会政治を実際に体験(模擬議会)できる教育の実施を議会政治を実際に体験(模擬議会)できる教育の実施を

14. 学校の長期休暇中における、児童・生徒一律のペーパーテスト型宿題の廃止を

15. 放課後の校庭利用を一般の子どもに開放を放課後の校庭利用を一般の子どもに開放を

16. 校庭開放において開放指導員の指導の下、校庭開放において開放指導員の指導の下、キャッチボール(軟式)キャッチボール(軟式)がが行える様にすること行える様にすること

17. 学力向上の為、読み解く力の教育の推進を学力向上の為、読み解く力の教育の推進を

・社会教育の充実

1. 図書館、美術館、資料館の通年開館を図書館、美術館、資料館の通年開館を

2. 所蔵美術品の本庁舎内等での公開展示を(年1~2回)所蔵美術品の本庁舎内等での公開展示を(年1~2回)

3. 前野地区と幸町・南町地区に図書館設置を前野地区と幸町・南町地区に図書館設置を

4. 中学校の武道場の積極的な開放を中学校の武道場の積極的な開放を

5. 中卒者のためのアフターケア事業を中卒者のためのアフターケア事業を

6. 学校の運動施設利用者に対する収納倉庫の設置を学校の運動施設利用者に対する収納倉庫の設置を

7. 教育科学館プラネタリウムの効果的な設備更新を教育科学館プラネタリウムの効果的な設備更新を

以上

一般質問で「介護現場への支援」と「自殺対策」を提案!

2020-09-24 16:57:26 | Weblog
板橋区議会での一般質問が終わりました。多くの提案に対して、答弁は「検討」ばかりでしたが、実現まで声を上げ続けます!

以下、質問通告と原稿を掲載しますので、よろしければ、ご覧下さい。

1介護崩壊をさせないために!
1)医療だけでなく介護事業者へも支援金給付を!
2)人手不足の介護現場で働く人に支援金給付を!
3)介護現場へ医師等を派遣して感染防止対策を!
4)福祉の現場を守るために、マスク等の備蓄を!

2自殺者をなくすために!
  1)情報共有カードの早期活用を!
2)全職員への自殺対策研修を!
3)組織横断的取組のために事務局強化と専門部署設置を!
   4)自殺のない社会づくり市区町村会への参加を!
5)コロナ禍での児童・生徒の見守りと一層の自殺防止対策を!

 まず始めに、新型コロナウイルス感染症の見通しがたたない中、医療・介護など福祉、教育や保育、流通・運輸、そして、社会機能を維持するために働いて下さっているあらゆる方々に対して、敬意を表するとともに、心より感謝申し上げます。

それでは、区政に関する一般質問を行います。
 始めに、「介護崩壊をさせないために!」との観点から、四点、質問いたします。

 板橋区内における新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数は、九月以降、一日数名から十名程で推移していますが、ワクチンや特効薬の出現を待たなければ、落ち着いた日常を取り戻すことはできません。現在、板橋区では、感染防止対策に鋭意取り組んでおられますが、区議会でも様々な議論がなされ、今までに四たびにわたる補正予算を可決・成立させました。これらの補正予算では、低所得世帯への各種経済的支援や、売上が大幅に減収している飲食店や小売店、そして中小企業への支援が行われています。また、新型コロナと戦う最前線の医療現場を支えるために、補正予算第一号では、PCR検査実施医療機関への支援・約二億四千万円、陽性患者入院医療機関支援・三億円、補正予算第四号では、入院病床整備支援・九千万円など、区内医療機関への支援がなされています。
 その一方、介護現場への支援は、フェイスシールドとマスクの配布がなされていますが、板橋区独自の財政的支援は行われていません。「医療崩壊」を防ぐことは、もちろん大切なことですが、区民の生活を守るためには、「介護崩壊」も防がなければなりません。
 介護現場では、以前から人手不足が続いていますが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、さらに人材の確保が厳しくなるとともに、事業者の経営も圧迫されています。板橋区内では、新型コロナの影響と思われる事業所閉鎖は今のところ見られていませんが、第四ブロックと呼ばれる板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区では、数事業所が影響を受けて閉鎖されたとのことです。このような状況の中、介護事業所へ業務継続支援金や緊急支援給付金などとして支給している区は、大田区の約二億四千万円をはじめ十三区、備品購入や事業所家賃への支援金を含めると二十三区中十六区で、独自の財政的支援を実施しています。
そこで、お伺いします。入所・通所・居宅の介護事業者が、新型コロナの影響を受けても事業を継続させ、介護を必要とする人々に応えられるよう、支援金などの財政的支援を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。

第二は、新型コロナの影響下でも、介護の現場で働いている人々を支援することについてです。国では第二次補正予算で、介護・障害分野の慰労金として、感染者や濃厚接触者と接した職員に最大二十万円の慰労金を支給する事業を都道府県を通して実施しています。また、荒川区では、独自施策として、濃厚接触者などに接した介護・障害福祉の現場で働く人に一人日額五千円の特別給付金を支給しています。さらに、練馬区では緊急事態宣言下で事業を継続した「介護・障害・こども分野」の従事者に一人二万円を支給しました。板橋区においても、介護従事者の離職を防ぎ、区内の介護を守るために、現場で働く人々へ独自の支援金を給付するべきと考えますが、ご見解をお聞かせください。

第三は、介護現場の感染防止に対する支援についてです。北区では、特別養護老人ホームなどに結核研究所から派遣を受けている医師などを巡回させ、施設の実情に即した個別の感染防止対策の相談を受けています。介護事業所は、入所や通所の施設だけでなく、利用者の自宅で身の回りの世話をする居宅の生活援助もあります。施設に対するだけでなく、生活援助の事業所に対しても、感染症の専門的知識を有している医師などによる助言は、感染防止だけでなく介護従事者の不安軽減に、大きな効果があると考えます。幅広い介護現場へ感染防止の相談や指導ができる医師などの派遣を求めますが、ご見解をお聞かせください。

第四は、マスクやフェイスシールドなど衛生用品の備蓄についてです。先の非常事態宣言下では、医療機関でもマスクやフェイスシールド、さらにガウンなどが不足し、それらを再利用したり、手作りの品が届けられたりしました。秋篠宮皇嗣殿下をはじめ宮家の皇族方がガウンを手作りされ、医療機関へご寄付されたことも、ありがたく、記憶に新しい所です。また、介護現場でも、マスクなどの調達が思うようにならず、不足する事態が出現しました。現在は、こうした衛生用品の流通は確保されていますが、さらなる感染拡大の波が押し寄せた場合に不安が残ります。衛生用品の備蓄は、国の予算で東京都も行っていますが、もしも区内の医療・介護・保育・障碍者などの福祉機関で不足した場合に、速やかに支給するために、板橋区として、マスクなどの衛生用品の備蓄を進めるべきと考えます。また、世田谷区では、高齢者や障碍者などの社会福祉施設に対して、「感染防護物品備蓄のための支援金」を給付しています。区としての備蓄場所で課題がある場合は、福祉機関での備蓄を促すのも一つの方法といえます。そこで、伺います。区内福祉機関のための衛生用品備蓄を進めることを求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。


 続いては、「自殺者をなくすために!」という観点から、五点、質問いたします。

 板橋区では、自殺対策基本法の改正を受けて、地域自殺対策計画として「板橋区いのちを支える地域づくり計画2022」を本年三月に策定しました。本計画では、特に「生活困窮者・無職者・失業者」「地域とつながりが持ちづらい中高年男性」を「重点対象者」として支援に取り組むことが示されています。自殺の原因は様々なことが絡み合っていると考えますが、健康や経済に関する問題が多いと警察では分析しています。本年四月七日から五月にかけて、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が発令され、現在においても健康面・経済面の不安が広がっています。本年八月の自殺者数の速報値は、全国で一千八百四十九名にのぼり、昨年同月比で二百四十六名も増加しています。さらに、自殺者は男性が多いですが、女性の比率が急増しています。また、昨年一年間では二万百六十九名、今年は八月までで既に一万三千百十二名もの方々が、自殺しています。新型コロナウイルス感染症という新たな不安定要因が発生している今日、さらなる自殺対策が必要であると考えます。
 そこで、第一として、区の計画に示された「複数窓口間の情報共有カード」について、お伺いします。これは、「相談者が複数の窓口で相談をする場合、つらい悩みを繰り返し話さなくて済み、必要な窓口に確実につながり、さらに紹介者がつながったことを確認するために、相談者の同意を得た上で利用できる」ものと計画に記されています。相談者の心情に寄り添うだけでなく、窓口横断的な取り組みが期待されます。現在は、まだ検討段階ということですが、その検討状況をお示し頂くとともに、早期の実施を求めますが、ご見解をお聞かせください。

 第二は、区役所全職員への自殺防止対策に関する研修についてです。板橋区では、平成二十五年から区職員に対する自殺防止対策のゲートキーパー研修を実施しているとのことですが、福祉事務所や本庁舎の窓口職員に対する研修は、八回延べ六百八十名に対して実施されています。また、過去三年の実績として、新任研修で計四百十七名、係長研修で計百八十八名に対して、ゲートキーパー研修を実施したとのことです。一方、自殺対策に先進的に取り組む足立区では、庁内全職員のゲートキーパー研修受講を目指して、積極的に取り組んでいます。昨年度の実績では、初級向け研修が百五十五名、中級が百七十四名、上級が二百二十五名と、多くの職員が研修しており、平成二十四年度からは入庁三年目の職員全員が初級研修、係長昇任者は中級を全員受講し、今までに延べ約四千名以上もの職員がゲートキーパー研修を受講しているとのことです。悩みを持ち相談に訪れる区民の変化にいち早く気づき、自殺を防止するためには、職員一丸となって危機意識を共有する必要があると考えます。そこで、板橋区においても、全職員のゲートキーパー研修受講を目指して、積極的に推進するべきと考えますが、ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。

 第三に、事務局機能の強化と専門部署の設置について、お伺いします。
 自殺を防ぎ自殺者をなくしていくことは、一朝一夕にできることではありません。しかし、防止対策をしっかりと実施して行けば自殺者を減らせることは、平成十八年に議員立法で自殺対策基本法を制定した以降の自殺者数の減少、先進的取組を行っている自治体の状況を見れば理解できます。先程も申し述べたように自殺の原因は多様であり、それらを察知して支援して行くためには、区のあらゆる部署の連携が不可欠です。例えば、経済的な不安については、福祉事務所だけでなく、多重債務などの相談にのる消費者センターや、現在は健康面などを除く「コロナ対策案内電話センター」などがありますが、これらの窓口に自殺防止対策を所管する予防対策課の積極的な関与は見られません。こうした様々な窓口や部署の組織横断的な取り組みを進めるためには、所管課の機能強化が必要です。区の自殺対策計画にも「事務局機能の強化」がうたわれていますが、その検討状況と今後の方針についてお示し下さい。
 また、私は、平成二十七年第二回定例会以降、たびたび「自殺防止対策に関する専門部署の設置」を要望していますが、残念ながら実現に至っていません。足立区では平成二十二年から「こころといのち支援係」を「保健予防課」内に設置し、現在も「こころとからだの健康づくり課」に「こころといのち支援係」を置いています。その結果、足立区の自殺者は減少しており、専門部署設置の効果は明白です。新型コロナの影響も考え、自殺防止対策の専門部署の設置を改めて求めますが、区長のご決断をお伺い致します。

 また、第四として、「自殺のない社会づくり市区町村会」について質問致します。
この市区町村会は、自治体間で自殺防止対策に関する情報交換や他機関との連携、国への要望活動などを行っています。私は平成二十七年第二回定例会の一般質問で同会への参加を提案しました。当時は二百八十七の自治体が参加していましたが、本年八月現在では、三百三十二の自治体に増えました。特別区では足立区や練馬区など十三区が参加していますが、板橋区は、いまだ参加していません。この市区町村会に参加することは、先進事例の情報交換などだけでなく、板橋区が自殺対策に力を入れて取り組んでいることを区民へ広く伝えることにもなり、大きな効果があると考えます。平成二十七年の一般質問に対しては、「参加している自治体の情報なども収集しながら、今後の研究課題とさせていただきたい」と答弁されています。現在の研究状況をお示し頂くとともに、再度、同会への参加を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。

 最後に、区立小中学校における自殺防止対策について、質問致します。
 板橋区では、児童・生徒の自殺防止対策として、命の尊さを教える教育に様々な場面で取り組んでおられます。また、悩みを一人だけのものにさせない為、スクールカウンセラーによる全員面接や「いじめアンケート」の実施、また、電話やメール、SNSの「ライン」などで相談できるよう、それらの連絡先をまとめたチラシを配布しており、こうした取り組みを評価致します。
 そのような中、本年は新型コロナウイルス感染症の影響で、三月から五月にかけて学校休業となり、子供達の環境も著しく変化致しました。休校中の児童・生徒は、自宅学習が増加しただけでなく、クラブ活動や友達との交友も制限され、感染症への不安とともに大きな影響を受けました。また、授業再開後は、授業時間を確保するために、各小中学校では、一日の時限数や土曜授業を増やしているとのことで、子供達の負担が増えているとも聞いています。また、修学旅行などの宿泊行事や運動会・学芸会などの学校行事も中止され、子供達の楽しみも減少しています。
そこで伺います。新型コロナウイルス感染症による区立小中学校の児童・生徒の変化に対して、教育長は、どのようなご認識をお持ちでしょうか。また、子供達の不安や負担を軽減させるための取り組みについて、お聞かせ下さい。さらに、令和元年度からは、「SOSの出し方に関する教育」を小中学校で実施し、卒業までに一回は全員受講する計画が進められているとのことですが、この教育も含め、子供の自殺を防ぐために教育委員会の一層の取り組みを求めますが、ご所見をお聞かせください。

 以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。坂本区長及び中川教育長の前向きなご答弁に期待するとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


新型コロナ対策拡充の要望提出!

2020-08-20 21:41:14 | Weblog
本日、新たにコロナ対策の要望を会派として区長に行いました。以下は要望書の内容です。これからも地域の声、仲間の声を区政に届けます!

板橋区長 坂本 健 様

令和2年8月20日

民主クラブ(立憲民主党・国民民主党)

高 沢一基 中妻じょうた おばた健太郎 渡辺よしてる

新型コロナウイルス感染症対策の対応拡充に関する要望

 新型コロナウイルス感染症対策において、日々のご尽力に敬意を表します。
 現在、新型コロナウイルス感染症は第2波と呼んでも差し支えないほど、急速に拡大しており、全国での感染者は増加を続け、東京都では夜間の飲食店の営業時間を22時までとするなど、予断を許さない状況となっています。板橋区においてもさらなる態勢の拡充が求められます。
 区内においては、小学校における新型コロナウイルス感染症の対応では、濃厚接触者を限定して検査を行いましたが、保護者はその対応に不安を覚え、検査対象を拡大してほしいとの要望もありました。
 墨田区では、PCR検査の対象を濃厚接触者以外に広げた取り組みを行っており、その結果新たな陽性者を発見し、感染拡大を防止する事が出来ました。厚生労働省も7月に濃厚接触者でない人も、保健所の行政検査の対象に出来る旨、全国に通知しております。世田谷区では、検体5個を一つとして、検査するプール方式を採用し、PCR検査を集約することで、PCR検査の拡充を行っております。感染拡大を防止し、クラスターの連鎖を断つためにも検査方法の検討も含めて、積極的なPCR等検査の拡充を行うことが求められます。
また、検査に加えて、新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS)の導入など、様々な業務のため、人員が不足しております。抜本的な体制強化が必要であると考えます。さらに、もとよりキャパシティオーバーであった保健所は業務の増大により執務空間の確保が急務です。
 一方、医療機関と比べて介護事業所(施設・通所・生活援助)への支援が少ない現状です。今後も介護の社会的機能を維持し、高齢者の感染防止を図るため、区内介護事業者や従事者への支援が必要であると考えます。
 また、感染防止に関する衛生用品の備蓄を進め、第2・第3の感染拡大の波が到来した際に、区内福祉機関(医療・介護・保育・障がい者)へ支給できる体制を整えるべきと考えます。
そこで、以下の項目について緊急に要望いたします。



1.区内の小・中学校、あいキッズにおいて、陽性者が出た場合、濃厚接触者に限定せず、クラスや部活動単位でのPCR検査を幅広く行うこと

2.PCR検査方法についてはプール方式等も検討し、有症状の方に対しては抗原検査を併用するなど様々な方法を活用し、検査体制の強化を図ること

3.保健所等においては医師・保健師・職員の増員や、執務空間の確保など、体制の強化を図ること

4.RPA活用等、行政システムの一層の効率化をすすめ、現場の負担軽減に努めること

5.区内介護事業所や保育事業所へ医師等を派遣して感染防止を助言すること

6.区内介護事業者へ業務継続支援金を給付すること

7.区内在住・在勤の介護事業従事者への支援金を給付すること

8.区内福祉機関(医療・介護・保育・障がい者)で衛生用品(マスク・フェイスシールドなど)が不足した場合に支給するための備蓄を実施すること

以上

新型コロナウイルス感染症対策の要望書提出

2020-04-14 14:54:37 | Weblog
板橋区議会会派の民主クラブとして、坂本区長へ新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を提出しました。今回は、行政への負担を減らす観点から板橋区議会新型コロナウイルス対策会議経由で文書のみの要請となりました。



令和2年4⽉14⽇

東京都板橋区⻑ 坂本健様

⺠主クラブ(⽴憲⺠主党・国⺠⺠主党) 中妻じょうた ⾼沢⼀基 おばた健太郎 渡辺よしてる

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策への要望

緊急事態宣⾔の中、区⺠の⽣命と暮らしを守るための対応・対策に感謝申し上げます。ご奮 闘されている区職員の皆様に⼼から感謝申し上げます。 緊急事態宣⾔を受け、区⺠に外出⾃粛の徹底、⼈との接触を減らすことで感染拡⼤を防⽌し、 医療崩壊を防がなければなりません。

学校再開など政府の専⾨家会議では「全国⼀律ではなく各⾃治体の判断」とし教育現場において困惑、混乱が⽣じたのも事実です。今後の区の対応では、区⺠⾃らが新型コロナウイル スの脅威を理解し⽣命と暮らしを最優先にした対応がとれる⽀援を強めることが必要です。 緊急事態宣⾔が発令された中、改めて区⺠の暮らしを損なわないように区の情報提供の適切な対策が求められます。 以下について要望致します。

1. 対策・情報公開及び発信について

① 密集、密閉、密接の3密を避けることを積極的かつ効果的にホームページや緊急事態宣⾔期間は定期的にSNS等で発信をすることを求めます。

② 3密を含めた感染予防対策の周知徹底を求めます。

③ 妊婦について⾼齢者・基礎疾患のある⽅同様に重症化リスクが⾼いこと鑑み、配慮について啓発することを求めます。

④ 各対策や⽅針策定においては、決定に⾄る理由や根拠等の説明責任を果たすことを求めます。

⑤ 各対策や⽅針策定の際は、現場関係職員など直接、影響下にある⽅々の意⾒を踏まえて公表すよう求めます。

⑥ 商店街における密集・密接の注意喚起を求めます。

⑦ 広報⾞などを⽤いて緊急事態宣⾔、感染予防、外出⾃粛などソーシャル・ディスタンスなど周知徹底を図ることを求めます。

⑧ 通常の情報発信が届きにくい住⺠(視覚障がい者、聴覚障がい者、外国⼈等)に対する情報発信について、わかりやすい表現など⾏う配慮を求めます。

⑨ 板橋区議会新型コロナウイルス対策会議の意⾒を尊重し、⼗分な情報公開を⾏うことを求めます。

2. 医療・福祉・介護について

① 最前線の現場での備品不⾜は周知のとおりです。感染予防等備品の優先配備を求めます。

② 施設の開所や閉所については施設事業者への適切な⽀援を求めます。

③ 施設の休⽌は準備期間を設ける対応で混乱を避けるよう求めます。

④ 医療施設のみならず、訪問介護や介護福祉施設等、並びにインフラを⽀える現場のマスク等衛⽣⽤品も含めた感染予防等備品の不⾜など情報収集及び⽀援することを求めます。

⑤ 障がい者施設(放課後デイ、福祉園、就労継続⽀援A型・B型作業所、就労移⾏⽀援、⽣活介護)について、必要最⼩限の利⽤者受け⼊れとなるよう求めます。報酬額を「1⽇の利⽤者数」ではなく、特例的に「登録者数」で計算して事業者を⽀え、 利⽤者数最⼩化に協⼒を依頼するよう求めます。



3. 学校・保育について

① ⼦どもの⽣命を最優先に考慮し、学びの保障に対応を求めます。

② 保育園は原則休園とし、医療従事者等、必要な家庭の限定開園を求めます。

③ 休校期間中も⾃宅での学習ができるよう ICT を活⽤したインターネット上の授業を早期に導⼊することを求めます。

④ 教育格差が⽣じぬようタブレット型パソコンやパソコンがない家庭については区が無償で貸し出すなど教育環境を整えることを求めます。

⑤ ⼦どもを預かる施設、保育園やあいキッズなどでクラスター(集団感染)が起こらないよう措置を求めます。

⑥ 開所施設には認可外保育も含めて医療・感染防⽌備品の配備を求めます。

⑦ 保育園、あいキッズの職員の負担を軽減する為、職員の拡充など、対応を求めます。

⑧ 休校措置が⻑期化する可能性も考慮し、ICTのみならず、通信教育等を参考にして、在宅学習と分散型のスクーリング等の調査・研究することを求めます。

4. 家庭内暴⼒・虐待防⽌について

① 外出⾃粛や在宅勤務等により増加傾向にある家庭内暴⼒や虐待防⽌に向けた相談窓⼝の周知徹底と相談体制の拡充を求めます。

② 家庭内暴⼒や虐待の被害者救済のシェルターや⼦どもの保護施設の拡充を求めます。

5. 区の業務について

① 新型コロナウイルスに関する特別相談窓⼝を設置し、保健所所管以外の住⺠相談を ワンストップで受け付けることができるよう求めます。また、インターネットの活⽤も求めます。

② 区の業務を可能な限りテレワークに移⾏することを求めます。

6. 区内事業者・産業⽀援について

① 困窮する区内事業者やフリーランスなどに対して、より⼀層の経済的・制度的⽀援の拡充を求めます。

② 事業活動に影響を受ける区内中⼩企業者を⽀援するために緊急融資制度を、全額利⼦補給、信⽤保証料全額補助など、利⽤しやすい制度を求めます。

③ 区内事業者のテレワーク推進を⽀援するよう求めます。

7. 給付⽀援について

① 国⺠⼀⼈⼀⼈への早期に⼀律の現⾦給付を⾏うよう、国に対して強く要請することを求めます。

学校体育館エアコン、手話言語条例が実現!

2019-06-21 15:59:38 | Weblog
板橋区議会第二回定例会が閉会しました。私が委員長を務めている文教児童委員会では、新たに導入される学校体育館の冷暖房を使うための「学校施設開放条例」、10/1から幼稚園や保育園を無償化するための「保育所保育費用に関する条例」「幼稚園保育料の額を定める条例」が可決されました!
また、私が世話人をしている手話推進議員連盟で取り組み、会派として要望もして来た「手話言語条例」も成立しました!
これからも、政策実現へ全力で行動します!