先日、東京の自衛隊協力十団体(東京都隊友会など)の防衛講演会・新年交歓会に出席してきました。講演会は、海上幕僚長の赤星慶治海将が講師でした(写真ご参照。私を挟んで右の黒い制服姿が海幕長の赤星海将。左が東京地本部長の田邉陸保将補)。お話では、現在の海上自衛隊の置かれている立場から、その任務や部隊の現状などを紹介されました。
その中で特に興味を引かれたのは、海外で活動する海自艦艇が(派遣訓練等も含めて)多数あることです。「砲艦外交」という言葉があるように、海軍は昔から海外(公海を含む)での活動が多いのですが、現在の海自は艦艇が削減される一方、海外任務が増える傾向にあります。アラビア海やインド洋での給油支援など国際協力活動だけでなく、3月頃までにソマリア沖・アデン湾での海賊対策のために護衛艦を派遣することが、与党で合意されています(民主党にも派遣推進の声が強くあります!)。私は海外での活動は重要だと思いますが、艦艇も人員も削減される現在の状況では、本来任務である「国防」に悪影響がないか心配です。中共海軍潜水艦の領海侵犯や近海への出現、その他艦艇の太平洋への進出などが許されてしまうのも、海自の力に空隙が生じているからではないかと危惧されます。海外での任務を付与するばかりでなく、我が国の海を守るために艦艇・人員等の強化を図る必要があるのではないでしょうか?自衛隊の最大の任務は「国防」だということを忘れてはなりません!
講演会終了後は新年交歓会があり、各団体の方々と「防災」や「危機管理」について意見交換ができました。
尚、海賊対策での護衛艦派遣について、私は賛成です。ただ、現行法上での派遣(海上警備行動)では、我が国に関係のない船舶は護衛の対象にできないため、もしそうした船舶が海賊に襲われた場合、「見殺し」にしなければなりません。これでは、国際貢献どころではなく、我が国の国際的信用が失われることになります。海賊に襲撃された船舶に関しては、救援できる法整備をしなければならないでしょう!また、海上での警察権の行使のため、護衛艦に海上保安庁の海上保安官を同乗させるとのことですが、これでは緊急時に指揮命令系統の違う者と行動しなければならず、迅速適切な措置に不安が生じます。その他、武器使用の基準に関しても、護衛対象の船舶や我が艦船(自衛官も日本国民です)の安全を確保して海賊に対抗できるものにしなければなりません。国会では「新法」を目指すようですが、任務実施に伴う諸問題を解決した、実効性のある「新法」を早期に成立させる必要があると思います。
今回はやや区政からは遠い問題を述べましたが、最近の主な活動は下記の通りです。
13日(火) 区への政策要望(連合板橋)・志村消防団体新年会
14日(水) 広聴活動・事務作業
15日(木) UIゼンセン同盟旗開き(国旗も掲げる労働組合です!)
16日(金) 防人の道(チャンネル桜・SO-TV)収録
17日(土) 近隣町会新年会
18日(日) 地元老人クラブ新年会
19日(月) 自衛隊協力団体、防衛講演会・新年交歓会
20日(火) 昭和の日ネット会議(私が事務局長を務めます)
21日(水) 地域活動・事務作業
22日(木) 都市建設委員会(陳情審議)
23日(金) 都市建設委員会(報告質疑)・清水地区町会青健新年会
その中で特に興味を引かれたのは、海外で活動する海自艦艇が(派遣訓練等も含めて)多数あることです。「砲艦外交」という言葉があるように、海軍は昔から海外(公海を含む)での活動が多いのですが、現在の海自は艦艇が削減される一方、海外任務が増える傾向にあります。アラビア海やインド洋での給油支援など国際協力活動だけでなく、3月頃までにソマリア沖・アデン湾での海賊対策のために護衛艦を派遣することが、与党で合意されています(民主党にも派遣推進の声が強くあります!)。私は海外での活動は重要だと思いますが、艦艇も人員も削減される現在の状況では、本来任務である「国防」に悪影響がないか心配です。中共海軍潜水艦の領海侵犯や近海への出現、その他艦艇の太平洋への進出などが許されてしまうのも、海自の力に空隙が生じているからではないかと危惧されます。海外での任務を付与するばかりでなく、我が国の海を守るために艦艇・人員等の強化を図る必要があるのではないでしょうか?自衛隊の最大の任務は「国防」だということを忘れてはなりません!
講演会終了後は新年交歓会があり、各団体の方々と「防災」や「危機管理」について意見交換ができました。
尚、海賊対策での護衛艦派遣について、私は賛成です。ただ、現行法上での派遣(海上警備行動)では、我が国に関係のない船舶は護衛の対象にできないため、もしそうした船舶が海賊に襲われた場合、「見殺し」にしなければなりません。これでは、国際貢献どころではなく、我が国の国際的信用が失われることになります。海賊に襲撃された船舶に関しては、救援できる法整備をしなければならないでしょう!また、海上での警察権の行使のため、護衛艦に海上保安庁の海上保安官を同乗させるとのことですが、これでは緊急時に指揮命令系統の違う者と行動しなければならず、迅速適切な措置に不安が生じます。その他、武器使用の基準に関しても、護衛対象の船舶や我が艦船(自衛官も日本国民です)の安全を確保して海賊に対抗できるものにしなければなりません。国会では「新法」を目指すようですが、任務実施に伴う諸問題を解決した、実効性のある「新法」を早期に成立させる必要があると思います。
今回はやや区政からは遠い問題を述べましたが、最近の主な活動は下記の通りです。
13日(火) 区への政策要望(連合板橋)・志村消防団体新年会
14日(水) 広聴活動・事務作業
15日(木) UIゼンセン同盟旗開き(国旗も掲げる労働組合です!)
16日(金) 防人の道(チャンネル桜・SO-TV)収録
17日(土) 近隣町会新年会
18日(日) 地元老人クラブ新年会
19日(月) 自衛隊協力団体、防衛講演会・新年交歓会
20日(火) 昭和の日ネット会議(私が事務局長を務めます)
21日(水) 地域活動・事務作業
22日(木) 都市建設委員会(陳情審議)
23日(金) 都市建設委員会(報告質疑)・清水地区町会青健新年会