恭倹 博愛

梅雨も終り、すっかり真夏となりました。連日猛暑に襲われていますが、社交辞令ではなく、本当に暑い（熱い！）です。関東地方では、昨日だけでも１９人が熱中症で亡くなったとのことです。炎天下だけでなく、室内も危険です。暑さを馬鹿にして我慢するのではなく、冷房・扇風機・団扇などで涼み、水分を多めにとりましょう。皆さん、どうぞお気を付け下さい。

さて、去る７月２０日から２１日まで、文教児童委員会の視察で福井市と越前市を訪ねて来ました。福井市では、小中学校で全国随一の学力と体力を有しており、その実情について調査して来ました。福井の場合は東京と違い、比較的児童数が少なく教師の指導がやりやすい面があると感じましたが、風土として、親が教師を尊重し、それを受けて教師が熱心に指導するといったプラスの循環があるようです。また、成績表は児童が持ち帰るのではなく、親などが学校まで取りに行くとのことです。学力向上のためには、こうした温かい保護者や教師、そして勤勉を尊ぶ環境が必要なのではないでしょうか？

尚、福井市役所の１階ロビーには、同市出身の元総理大臣・岡田啓介海軍大将の書が大きく掲げられていました（写真ご参照）。「恭倹　博愛」(きょうけん　はくあい）。「恭倹」とは「人に対してはうやうやしく、自分自身は慎み深く振る舞うこと」、「博愛」とは「すべての人を平等に愛すること」です。この言葉は、教育勅語の「恭倹己を持し、博愛衆に及ぼし」からとっていると思います。日本人が古くから伝えてきた価値観を、これからも大切にして行かなければと思います。これも福井市の学力向上の要因の一つではないでしょうか？

他に参議院選挙後は、東上線立体化調査特別委員会の活動として意見書提出のため東京都庁へ行ったり、学校適正規模配置審議会などの公務のほか、議会改革勉強会やチャンネル桜「防人の道」収録、地元地域の盆踊り大会、そして、本日はＪＲ板橋前での自衛官募集キャンペーンに親子で参加して来ました。猛暑の土日、朝から夕方まで、自衛隊の広報や自衛官募集のため街頭に立たれた自衛官の皆さん（自衛隊北地域事務所）ご苦労様でした！

参議院選挙終了…

参議院選挙が終了しました。

結果は与党の過半数割れで、今後の国会運営は非常に厳しい状況となってしまいました。衆参のねじれ（衆議院でも三分の二ではない）により国政が停滞することは、景気対策や不安定な東アジア情勢を考えると避けなければなりません。政府与党だけでなく野党も、国のことを考えていただきたいものです。

尚、私が推薦させていただいた「柳沢みつよし」参議院議員は無事、再選させていただきました。柳沢さんは、良識派の労働組合「ＵＩゼンセン同盟」の出身です。「ＵＩゼンセン同盟」は大会でもちゃんと国旗を掲げ、外国人参政権にも組織として反対している団体です。旧民社党系の良識ある団体が、民主党の中で発展されることを心よりお祈り申し上げます。

また、自衛隊関係では、民主党公認の矢野よしあきさん（元陸将補）は残念ながら落選してしまいました（自民の宇都さん、元空自はご当選）。

ご関係の方々には、お騒がせしましたが、公選法により御礼が述べられませんので、ご報告にて代えさせていただきます。

参院選も終了。これかまた、区議会活動も積極的に展開します。尚、選挙で慌しくしていたため（選挙中は更新が禁止されています）、ご報告が遅れてしまいましたが、新しい所属委員会等が以下の通り決まりました。

文教児童委員会・委員（写真ご参照・長男のランドセル！）
東上線立体化調査特別委員会・副委員長
板橋区防災会議・議員
板橋区国民保護協議会・委員
学校適正規模及び適正配置審議会・委員