本日11月27日、板橋区議会本会議場で一般質問をしました。防災対策については前向きな答弁、スポーツ設備充実については平行線の答弁、休日保育には一歩前進の答弁を得ました。会議録確定まで日時がかかりますので、取り急ぎ、私の質問原稿を掲載します。ご覧下されば幸いです。
只今より、区政に関する一般質問を行います。
先ず第一に、危機を乗り越えるための防災訓練の改善について、質問します。
皆様ご承知の通り、板橋区では毎年、総合防災訓練を実施しております。本年は、重点地区訓練であった桜川地区を除く十七地区に於いて、三月十一日・日曜日に実施しました。総合防災訓練では、各地区とも自主的に訓練内容を企画して実施されております。私が居住する清水地区では、今まで一箇所の小中学校に地区内の町会すべてが集まって実施されていましたが、実際の発災時には最寄りの小中学校が避難所となるため、本年は志村第一小学校・志村第二小学校・志村第三小学校に分かれて実施されました。各校では、避難所受け入れ訓練として、参加者すべてに、避難者受付用紙の記入を体験して頂き、体育館の中では避難所生活を紹介した映像をご覧頂きました。その後は、初期消火訓練や防災備蓄倉庫の見学などが行われました。このように、実際の大規模災害発生時の行動を想定して、各校に分かれて実施することは、いざという時の行動を確認するために重要なことだと考えます。
本年の総合防災訓練では、清水地区に限らず他地区でも、各校に分かれた防災訓練を実施したと聞いています。板橋地区では、各学校で避難所開設訓練を実施してから、東板橋公園少年野球場に集合したり、徳丸地区では地区内全四校で実施されたとのことです。
そこで、お伺いします。地区内で各校別に実施した訓練の内容をお示し頂くとともに、各校別訓練に対するご見解をお聞かせ下さい。
次に、避難所開設訓練の全校実施について、お伺いします。私は初当選以来、議会において、再三にわたり避難所開設訓練の全校実施を訴えて来ました。避難所開設訓練には、避難所運営を仮想体験する避難所運営ゲーム・ハグなど、運営する側の訓練も重要ですが、その一方で実際に避難する地域の方々のご協力がなければ、避難所生活は成り立ちませんので、そうした地域の方々に体験して頂くことも忘れてはならないことだと考えています。そうした意味も込めて、避難所開設訓練の全校実施を求め続けています。訓練内容については、実際に体育館内で避難生活を行えるよう設営することや、本年の清水地区のように受付名簿の記入のみや避難所生活を紹介した映像の放映などもあります。訓練内容については各地区の自主性に任せるとしても、各校にてせめて一度以上は、なんらかの避難所開設訓練を実施するべきと考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。また、現時点までに区内何校で実施できたか、お示し下さい。
続いては、本部運営訓練のさらなる充実について、お伺いします。
本部運営訓練は、大規模災害発生時に板橋区に設置する災害対策本部の訓練を指しますが、本年は九月三日に実施したとのことです。東京湾北部を震源とする最大震度七の大地震が午前七時五十八分に発生したとの想定のもと、各種訓練が実施されました。
今回の訓練では、職員参集安否確認訓練及び初動訓練が実施されたとのことです。この訓練は、板橋区の全職員を対象に参集安否確認メールを送信し、それを受けた職員はメールにて参集安否情報を返信するものであり、管理職が職員の安否と参集状況を把握し、大規模災害発生時に業務が継続できるか計画を立てるBCPの進捗状況を確認したと聞いています。まずは、職員参集安否確認訓練の結果とBCPの対応状況について、お示し下さい。
次に、本部運営訓練での総合防災アドバイザーの活用について、お伺いします。私は、平成二十二年の一般質問より、災害対策本部の運営訓練に於いて、外部の評価員を導入し、訓練の評価・改善に活用すべきであると提案して来ましたが、平成二十九年度より「総合防災アドバイザー」が一名委嘱されましたことは、大いに歓迎するところです。そこで、お伺いしますが、今回の本部運営訓練に於ける総合防災アドバイザーの活動内容をお示し下さい。また、アドバイザーによる評価内容と今後の改善点について、お聞かせ下さい。さらに、本部運営訓練以外での総合防災アドバイザーの活動状況及び今後の方針についても、お伺いします。
次に、情報収集訓練について質問します。今回の本部運営訓練の中では、区内の被災状況を把握するために、区民・区職員・関係機関からの情報を収集する訓練が実施されたとのことです。まずは、その訓練内容についてお示し頂くとともに、訓練を通じて得た課題がありましたら、お聞かせ下さい。
また、情報収集訓練には、関係機関として、警察・消防・東京都水道局・東京ガスにご参加頂いたとのことですが、大規模災害時に大きな力を発揮する自衛隊がなぜ含まれていないのでしょうか。発災時にともに行動する関係機関と連携するためには、平素に於ける緊密な訓練が必要だと考えます。今後の情報収集訓練では、自衛隊へも参加を呼びかけることを提案しますが、ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。
第二に、どの世代でも楽しめるスポーツ設備の充実について、質問します。
まず初めに、小豆沢スポーツ公園の設備の充実についてお伺いします。先般の第三回定例会にて「小豆沢公園再整備工事請負契約」が議決され、再来年六月のグランドオープンを目指して工事が開始されました。完成後はテニスコート二面、ジョギングのトラック、バスケットゴールや遊具、健康器具等が整備されるとお聞きしています。若者や子供からお年寄りまで、多世代が体を動かし楽しみながら汗を流せる小豆沢公園とする為に、細部にわたる配慮が必要だと考えます。そこで、より良いスポーツ公園とする為に、三点について提案をしつつ、ご見解をお伺いします。
第一点は、健康遊具についてです。現在の計画では、ぶらさがり・上体ひねり・あしのばし・ストレッチベンチの四種類の健康遊具を設置するとのことですが、一般的な健康遊具は十四種類あるといわれています。東京都保健福祉局の資料によりますと、葛飾区立の公園や児童遊園には、多数の健康遊具を設置して、お年寄りの健康増進に大きな成果を発揮しているとのことです。現在、板橋区が小豆沢公園の再整備で設置を計画している健康遊具以外にも、脇腹のばし・昇降運動・バランス歩行・足つぼ歩行など魅力的で健康増進効果が高いものが多数あります。小豆沢公園再整備に当たっては、ターザンロープやロープジャングルジム、複合遊具など幼児が遊ぶ設備は充実していますが、健康遊具についても、小豆沢スポーツ公園の「売り」にしてはいかがでしょうか。小さな子供からお年寄りまでが集い、汗を流し交流できる公園を作る為に、健康遊具の増設を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
第二点は、テニスコートの設備充実です。テニスコートのベンチには、簡易なパラソルを設置するとのことですが、夏季に於ける熱射を防いだり、突然の雨に雨宿りができるような屋根が求められます。テニスコートのベンチには、日差しや雨をしっかりと防げる屋根の設置を求めます。
また、このたびの再整備では、テニスコート付近に着替えの為のレストルームを新設するとのことです。しかし、このレストルームにはシャワー設備が計画されていません。現在の区の考えでは、小豆沢体育館や野球場の管理棟にある既設のシャワーを利用して欲しいとのことですが、テニスコートも人工芝でリニューアルし、そのまわりにはジョギングコースを配置し、しかも新しくレストルームを設置する訳ですから、男女一台ずつ程度のシャワールーム設置を要望します。合わせて、ご見解をお聞かせ下さい。
第三点は、景観配慮型自動販売機と休憩設備の設置についてです。再整備後の公園内には自動販売機を設置するとのことですが、設置に当たっては景観を配慮したものを求めます。自動販売機本体に木目調の塗装を施したり、あるいは簡易な小屋に収めることも良いかもしれません。リニューアルする公園に相応しい配慮が必要であると考えます。また、休憩設備についても、ベンチを設置するだけではなく、日差しや雨を防げる屋根やテーブルも必要であると考えます。西洋風東屋である「ガゼボ」等も有効であり、そこに景観配慮型自動販売機を設置することも考えられます。小豆沢スポーツ公園の一角にお洒落な休憩設備の設置を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。
続いては、弓道場の改築について、お伺いします。小豆沢野球場の西端に位置する区立弓道場は、築四十九年が経過していますが、利用者や管理者が設備を大切に使って下さり、現在でも弓に親しむ場として有効に活用されています。しかし、老朽化は否めず、本年の夏から秋に掛けての大雨や台風では、射場での雨漏りも発生しました。また、矢道に設置されている壁は、投光器を備え矢が遠くに行くことを防ぐ機能がありますが、台風による強風でその壁を横方向から支える鉄骨が外れてしまいました。壁自体は鉄骨の柱で自立しているのですが、支えの鉄骨が外れた為、現場では細い針金で繋ぐ応急措置を実施しています。私が調査した十月中旬の時点では、まだ針金での応急措置のままでしたが、現在は補修されましたでしょうか。確認させて下さい。また、耐震上は問題ないとのことですが、コンクリの亀裂等も見られます。先程の雨漏りも含めて、修繕の状況についてお聞かせ下さい。
更に、本弓道場は、昭和四十四年の建築です。小豆沢スポーツ公園リニューアルに当たっては、昭和四十五年建築の武道場を取り壊して、プールとの複合施設化が図られています。小豆沢スポーツ公園は、体育館・プールから野球場・弓道場までを一体的に整備することが、その価値を高めると考えます。小豆沢武道場よりも古い弓道場についても、早期の改築を求めます。ご所見をお聞かせ下さい。
最後に、日曜や祝日に働く人のための休日保育の実現について質問します。
本年の第一回定例会の代表質問に於いて、休日保育について質問を致しました。板橋区内での休日保育は、認証保育所一園で実施しているとのご答弁でしたが、残念ながら休日保育実施園は増加せずに、現在も、その一園のみであります。休日保育を実施しているその認証保育園にお聞きしたところ、休日保育は既に入園している保護者から希望があった場合のみ対応するものであり、一時保育では実施していないとのことでした。
休日保育の需要につきましては、本年度の「板橋区子ども・子育て支援に関するニーズ調査報告書」によると、休日保育を希望する方が「ほぼ毎週」と「月一から二回」の合計で、二十四・一パーセントでした。平成二十五年度には二十・三パーセント、平成二十年度には十四・五パーセントであり、年々、休日保育の需要が増加していることは数字を見ても明らかです。また、流通・サービス産業で働く方の多くが加盟する産業別労働組合・UAゼンセンでは、休日保育の実施を求める署名を六十四万八千六百九十三筆集めて、平成二十七年九月には内閣府子ども子育て本部に提出しています。これらの数字から見ても、休日保育の需要は確実に存在すると考えます。休日保育をのぞむ人々の声に耳を傾けることを求めるとともに、その需要に対するご認識をお聞かせ下さい。
また、休日保育の実施に当たっては、人材の確保等の課題があることは承知しています。そうした中、区内で唯一休日保育を実施して下さっている認証保育所には感謝申し上げるとともに敬意を表します。しかし、休日保育の課題は、理解ある民間の努力に任せるだけで良いのでしょうか。私は、課題があるからこそ、公がその課題を乗り越える必要があると考えます。本年第一回定例会の代表質問でもご紹介しましたが、稲城市では同一法人で運営する四箇所の保育園の保育士で休日のシフトを組み、柔軟で無駄のない運用をされています。こうした手法を深く研究して、休日保育の実施をするべきと考えます。子育てをしながら休日に働く人に過度な負担を掛けることなく、そして理解ある民間の努力に甘えるだけでもなく、行政としての責任を果たす為に、板橋区として休日保育の実施を求めます。ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。
以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。坂本区長の前向きなご答弁に期待申し上げるとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
只今より、区政に関する一般質問を行います。
先ず第一に、危機を乗り越えるための防災訓練の改善について、質問します。
皆様ご承知の通り、板橋区では毎年、総合防災訓練を実施しております。本年は、重点地区訓練であった桜川地区を除く十七地区に於いて、三月十一日・日曜日に実施しました。総合防災訓練では、各地区とも自主的に訓練内容を企画して実施されております。私が居住する清水地区では、今まで一箇所の小中学校に地区内の町会すべてが集まって実施されていましたが、実際の発災時には最寄りの小中学校が避難所となるため、本年は志村第一小学校・志村第二小学校・志村第三小学校に分かれて実施されました。各校では、避難所受け入れ訓練として、参加者すべてに、避難者受付用紙の記入を体験して頂き、体育館の中では避難所生活を紹介した映像をご覧頂きました。その後は、初期消火訓練や防災備蓄倉庫の見学などが行われました。このように、実際の大規模災害発生時の行動を想定して、各校に分かれて実施することは、いざという時の行動を確認するために重要なことだと考えます。
本年の総合防災訓練では、清水地区に限らず他地区でも、各校に分かれた防災訓練を実施したと聞いています。板橋地区では、各学校で避難所開設訓練を実施してから、東板橋公園少年野球場に集合したり、徳丸地区では地区内全四校で実施されたとのことです。
そこで、お伺いします。地区内で各校別に実施した訓練の内容をお示し頂くとともに、各校別訓練に対するご見解をお聞かせ下さい。
次に、避難所開設訓練の全校実施について、お伺いします。私は初当選以来、議会において、再三にわたり避難所開設訓練の全校実施を訴えて来ました。避難所開設訓練には、避難所運営を仮想体験する避難所運営ゲーム・ハグなど、運営する側の訓練も重要ですが、その一方で実際に避難する地域の方々のご協力がなければ、避難所生活は成り立ちませんので、そうした地域の方々に体験して頂くことも忘れてはならないことだと考えています。そうした意味も込めて、避難所開設訓練の全校実施を求め続けています。訓練内容については、実際に体育館内で避難生活を行えるよう設営することや、本年の清水地区のように受付名簿の記入のみや避難所生活を紹介した映像の放映などもあります。訓練内容については各地区の自主性に任せるとしても、各校にてせめて一度以上は、なんらかの避難所開設訓練を実施するべきと考えますが、ご見解をお聞かせ下さい。また、現時点までに区内何校で実施できたか、お示し下さい。
続いては、本部運営訓練のさらなる充実について、お伺いします。
本部運営訓練は、大規模災害発生時に板橋区に設置する災害対策本部の訓練を指しますが、本年は九月三日に実施したとのことです。東京湾北部を震源とする最大震度七の大地震が午前七時五十八分に発生したとの想定のもと、各種訓練が実施されました。
今回の訓練では、職員参集安否確認訓練及び初動訓練が実施されたとのことです。この訓練は、板橋区の全職員を対象に参集安否確認メールを送信し、それを受けた職員はメールにて参集安否情報を返信するものであり、管理職が職員の安否と参集状況を把握し、大規模災害発生時に業務が継続できるか計画を立てるBCPの進捗状況を確認したと聞いています。まずは、職員参集安否確認訓練の結果とBCPの対応状況について、お示し下さい。
次に、本部運営訓練での総合防災アドバイザーの活用について、お伺いします。私は、平成二十二年の一般質問より、災害対策本部の運営訓練に於いて、外部の評価員を導入し、訓練の評価・改善に活用すべきであると提案して来ましたが、平成二十九年度より「総合防災アドバイザー」が一名委嘱されましたことは、大いに歓迎するところです。そこで、お伺いしますが、今回の本部運営訓練に於ける総合防災アドバイザーの活動内容をお示し下さい。また、アドバイザーによる評価内容と今後の改善点について、お聞かせ下さい。さらに、本部運営訓練以外での総合防災アドバイザーの活動状況及び今後の方針についても、お伺いします。
次に、情報収集訓練について質問します。今回の本部運営訓練の中では、区内の被災状況を把握するために、区民・区職員・関係機関からの情報を収集する訓練が実施されたとのことです。まずは、その訓練内容についてお示し頂くとともに、訓練を通じて得た課題がありましたら、お聞かせ下さい。
また、情報収集訓練には、関係機関として、警察・消防・東京都水道局・東京ガスにご参加頂いたとのことですが、大規模災害時に大きな力を発揮する自衛隊がなぜ含まれていないのでしょうか。発災時にともに行動する関係機関と連携するためには、平素に於ける緊密な訓練が必要だと考えます。今後の情報収集訓練では、自衛隊へも参加を呼びかけることを提案しますが、ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。
第二に、どの世代でも楽しめるスポーツ設備の充実について、質問します。
まず初めに、小豆沢スポーツ公園の設備の充実についてお伺いします。先般の第三回定例会にて「小豆沢公園再整備工事請負契約」が議決され、再来年六月のグランドオープンを目指して工事が開始されました。完成後はテニスコート二面、ジョギングのトラック、バスケットゴールや遊具、健康器具等が整備されるとお聞きしています。若者や子供からお年寄りまで、多世代が体を動かし楽しみながら汗を流せる小豆沢公園とする為に、細部にわたる配慮が必要だと考えます。そこで、より良いスポーツ公園とする為に、三点について提案をしつつ、ご見解をお伺いします。
第一点は、健康遊具についてです。現在の計画では、ぶらさがり・上体ひねり・あしのばし・ストレッチベンチの四種類の健康遊具を設置するとのことですが、一般的な健康遊具は十四種類あるといわれています。東京都保健福祉局の資料によりますと、葛飾区立の公園や児童遊園には、多数の健康遊具を設置して、お年寄りの健康増進に大きな成果を発揮しているとのことです。現在、板橋区が小豆沢公園の再整備で設置を計画している健康遊具以外にも、脇腹のばし・昇降運動・バランス歩行・足つぼ歩行など魅力的で健康増進効果が高いものが多数あります。小豆沢公園再整備に当たっては、ターザンロープやロープジャングルジム、複合遊具など幼児が遊ぶ設備は充実していますが、健康遊具についても、小豆沢スポーツ公園の「売り」にしてはいかがでしょうか。小さな子供からお年寄りまでが集い、汗を流し交流できる公園を作る為に、健康遊具の増設を求めます。ご見解をお聞かせ下さい。
第二点は、テニスコートの設備充実です。テニスコートのベンチには、簡易なパラソルを設置するとのことですが、夏季に於ける熱射を防いだり、突然の雨に雨宿りができるような屋根が求められます。テニスコートのベンチには、日差しや雨をしっかりと防げる屋根の設置を求めます。
また、このたびの再整備では、テニスコート付近に着替えの為のレストルームを新設するとのことです。しかし、このレストルームにはシャワー設備が計画されていません。現在の区の考えでは、小豆沢体育館や野球場の管理棟にある既設のシャワーを利用して欲しいとのことですが、テニスコートも人工芝でリニューアルし、そのまわりにはジョギングコースを配置し、しかも新しくレストルームを設置する訳ですから、男女一台ずつ程度のシャワールーム設置を要望します。合わせて、ご見解をお聞かせ下さい。
第三点は、景観配慮型自動販売機と休憩設備の設置についてです。再整備後の公園内には自動販売機を設置するとのことですが、設置に当たっては景観を配慮したものを求めます。自動販売機本体に木目調の塗装を施したり、あるいは簡易な小屋に収めることも良いかもしれません。リニューアルする公園に相応しい配慮が必要であると考えます。また、休憩設備についても、ベンチを設置するだけではなく、日差しや雨を防げる屋根やテーブルも必要であると考えます。西洋風東屋である「ガゼボ」等も有効であり、そこに景観配慮型自動販売機を設置することも考えられます。小豆沢スポーツ公園の一角にお洒落な休憩設備の設置を求めますが、ご見解をお聞かせ下さい。
続いては、弓道場の改築について、お伺いします。小豆沢野球場の西端に位置する区立弓道場は、築四十九年が経過していますが、利用者や管理者が設備を大切に使って下さり、現在でも弓に親しむ場として有効に活用されています。しかし、老朽化は否めず、本年の夏から秋に掛けての大雨や台風では、射場での雨漏りも発生しました。また、矢道に設置されている壁は、投光器を備え矢が遠くに行くことを防ぐ機能がありますが、台風による強風でその壁を横方向から支える鉄骨が外れてしまいました。壁自体は鉄骨の柱で自立しているのですが、支えの鉄骨が外れた為、現場では細い針金で繋ぐ応急措置を実施しています。私が調査した十月中旬の時点では、まだ針金での応急措置のままでしたが、現在は補修されましたでしょうか。確認させて下さい。また、耐震上は問題ないとのことですが、コンクリの亀裂等も見られます。先程の雨漏りも含めて、修繕の状況についてお聞かせ下さい。
更に、本弓道場は、昭和四十四年の建築です。小豆沢スポーツ公園リニューアルに当たっては、昭和四十五年建築の武道場を取り壊して、プールとの複合施設化が図られています。小豆沢スポーツ公園は、体育館・プールから野球場・弓道場までを一体的に整備することが、その価値を高めると考えます。小豆沢武道場よりも古い弓道場についても、早期の改築を求めます。ご所見をお聞かせ下さい。
最後に、日曜や祝日に働く人のための休日保育の実現について質問します。
本年の第一回定例会の代表質問に於いて、休日保育について質問を致しました。板橋区内での休日保育は、認証保育所一園で実施しているとのご答弁でしたが、残念ながら休日保育実施園は増加せずに、現在も、その一園のみであります。休日保育を実施しているその認証保育園にお聞きしたところ、休日保育は既に入園している保護者から希望があった場合のみ対応するものであり、一時保育では実施していないとのことでした。
休日保育の需要につきましては、本年度の「板橋区子ども・子育て支援に関するニーズ調査報告書」によると、休日保育を希望する方が「ほぼ毎週」と「月一から二回」の合計で、二十四・一パーセントでした。平成二十五年度には二十・三パーセント、平成二十年度には十四・五パーセントであり、年々、休日保育の需要が増加していることは数字を見ても明らかです。また、流通・サービス産業で働く方の多くが加盟する産業別労働組合・UAゼンセンでは、休日保育の実施を求める署名を六十四万八千六百九十三筆集めて、平成二十七年九月には内閣府子ども子育て本部に提出しています。これらの数字から見ても、休日保育の需要は確実に存在すると考えます。休日保育をのぞむ人々の声に耳を傾けることを求めるとともに、その需要に対するご認識をお聞かせ下さい。
また、休日保育の実施に当たっては、人材の確保等の課題があることは承知しています。そうした中、区内で唯一休日保育を実施して下さっている認証保育所には感謝申し上げるとともに敬意を表します。しかし、休日保育の課題は、理解ある民間の努力に任せるだけで良いのでしょうか。私は、課題があるからこそ、公がその課題を乗り越える必要があると考えます。本年第一回定例会の代表質問でもご紹介しましたが、稲城市では同一法人で運営する四箇所の保育園の保育士で休日のシフトを組み、柔軟で無駄のない運用をされています。こうした手法を深く研究して、休日保育の実施をするべきと考えます。子育てをしながら休日に働く人に過度な負担を掛けることなく、そして理解ある民間の努力に甘えるだけでもなく、行政としての責任を果たす為に、板橋区として休日保育の実施を求めます。ご見解と今後の方針をお聞かせ下さい。
以上をもちまして、私の区政に関する一般質問を終わります。坂本区長の前向きなご答弁に期待申し上げるとともに、議員各位のご清聴に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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