ある女性整体師の日記

おかげさまで22周年!吉祥寺の「バキバキしない」まじめな整体院 きむらカイロプラクティック・吉祥寺

福島県 縄文の旅3

2023年12月20日 | 旧石器・縄文・弥生・古墳時代の旅

引き続き、じょうもぴあ宮畑にて


宮畑遺跡のちいさな土偶たち



学生の頃は土偶がこんなバリエーション豊かとは知らなんだ。
そしてずっと女性がモデルだなんて、ねぇ。
 
 
手作りだから、ふたつと同じ土偶は存在しないのだろうから、オリジナリティがあるよ。

人体文土器(じんたいもんどき)
 
顔がついてる。
エキゾチックである。
土器に人体が表現されている例は珍しいそうです。
ススがついていたり、漆でひび割れを補修してあったり、
煮炊きに使いつつ、長く大事に使っていたのかな。

縄文時代中期にむらの家が半分焼かれていたって!!??
 
 
にわかに、感染症の流行?が頭に浮かんだが、
それにしては焼いた家の分布が規則的すぎるか。
虫がわいたとか?
 
家送り…どんな意味があったのか?
1日で再建できないだろうから、
新しい家を建てるまで、
他の家で住まわせてもらうのかしら。

 
屋根の上に土をのせる。
家を焼く。
それも一度きりではないようだ。
ミステリーです。

 
焼かれた家は特別なのか?
 
注口土器などはむらの限られた家にしか見つかってない、ということは
焼いた家に特別な理由があるのだろうか?

 
 
今回はしゃがむ土偶ぴーぐーの写真をみつけて
福島県までやってきたが、
 
全国に
まだまだしゃがむ土偶が待っているのだ!
ワクワクすっぞ。


ん?アスファルト?



油田地帯のある日本海から遠く離れた地でアスファルトが土器に入れて運んだようだが、山はあるし、重いし、苦労があったでしょう。


宮畑遺跡からはアスファルトのほかにも、伊豆・箱根、山形県、新潟県産の黒曜石、山形県産の貴岩で作られた石器が発見されている。

中間地点にマーケットのような場所が存在していたのかもしれない。

各地のむらから人が集まって、ものや情報を交換したりする場。

どこどこのむらにとびきり美味しい干物をつくる名人がいる、とか

割れにくい土器の作り方知ってるぞ、とか

くる途中のむらですごい美人に会った、とか

あーあーノンストップ想像っ。


アスファルトも現物だけではなく、利用する際におき火で温め溶かすことができるなど、ハウツーも伝えられたわけだ。


宮畑遺跡ではアスファルトがついた石鏃(せきぞく・石でつくった矢じり)、石匙(いしさじ)が発見されている。






矢じりを固定したり、石匙に結んだヒモをかためたり、土器の修復に使用したり、接着剤のかわりである。

土偶の目を描く絵の具使われた例もあるそうな。

ヒモつきスプーンなんて、生活感あるぅ。

縄文人も吊り下げ収納、うふふ、今も同じね、と我が家のキッチンに吊り下げてあるお玉類を思い出す。

でも、料理道具にアスファルトを使うのは熱で溶ける危険があるわね…とトーンダウン。

油田、いえば、夏に家族でアメリカ・ロサンゼルスへ旅行へ行ったとき、ここへ行きました。

ラ・ブレア・タールピッツ (La Brea Tar Pits)







https://tarpits.org/



いくつもタールの池があり、4万年以上も前に溺れてしまって化石になったマンモスやら、たくさんの化石が展示保存されていました。

現在も湧いているのかタールの匂いがする場所もありました。



その時の、天然アスファルトの

匂いの記憶と今回の福島県のアスファルト遺跡がわたしの脳内でリンクしたわけです、はい。



見ろ!新潟県の糸魚川あたりのヒスイは大きくて立派だろぉ?

浜通りでとれた石ね!
縞模様がシャレオツよっ。


山形県最上川の石で作た矢じりは
丈夫で大きい獲物もしとめられるって噂だぜ!


だめだ
わたしの底なし想像の沼、
油田のごとく笑。

いったん落ち着こう。

宮畑遺跡の複式炉

大きくて立派な炉である。
絵のような家の中ではなくて
柱と屋根だけではないかな。
煙いから。
キャンプ場の共同炊事場みたいなイメージ。


複式炉の土器はシンプルだ。

飾りもないし、新しくなるにつれて小さくなる。割れやすくなるから?

同じようなデザインが多いのは
流行の柄
というより
何かしらの意味が込められている?という考えもあるようだ。
そうなると、ロゴマークに近いかな?
紋章や家紋のような仲間意識?
文字のなかった時代の文字?
みなが土器を一見して、あぁと理解することができるルールがあるなんて
人間らしい。
複式炉に話は戻るが、
物件を探すとき、「コンロふたくち以上」は譲れない。
ただ土に埋めた土器も、
水や食材、アク抜き用の灰など
火のまわりにあると便利な容器として使える。
保温力が高い土器なら
保温鍋のようにほっといても出来上がるだろう。
あ、ふたは?ふたってないね。
大きな葉っぱかな?
アクとりをせずに、アクをふたの役目に?

まだ使い方が謎という複式炉。
飯炊き歴ウン十年のスーパー主婦チームも考察にくわわったら、謎の解明にぐーんと近づくよ、きっと。

そんときはわたしも混ぜておくんなせぇ
(飯炊き歴20年、中堅?)。

縄文時代中期の土器文化圏と物流

大きな争いもなく、
互いに助け合って社会をつくっていた時代、ファビュラス!
土器にいれて固めたアスファルト
ビターチョコタルトにしか見えん。
なので、このまま宮畑のご当地スイーツにしたらどうですか?
観光客は驚くことうけあい。


土器にアスファルトいれて持ち運んだなんて!
わたしなら即買いよ。

いろんなかたちの土製品

祭礼につかわれた、とあるが
わたしには毎回どうしてもおもちゃに見えて仕方がない。
  

売店では悩み悩んで、ぴーぐーマスキングテープを買う。


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