以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

寂しい年末

2010年12月31日 | 日記
旅を切り上げて、今日スクレに帰ってきました。

なぜなら、大領が勝手にガソリンの大幅値上げ(平均70%増)をし、国内があわただしく

なるいるからです。大統領の決定に反発する住民達が、各地でデモ、スト、道路封鎖を行っ

ているようで、スクレでもデモ隊が士気を上げている姿が見られます。

爆竹の音だかわかりませんが、バンバンいって、ただいまとってもうるさい。

JICAから、10日分の食料を備蓄するようにという連絡があったので、スクレに着いて

すぐ食料の買い出しに行ってきました。

今回の旅では、日本米とキムチを手に入れたので、お正月は、これがおせち代わりです。

今のわたしにとっては、日本米ほどのご馳走はありません。

いつも使っているボリビア米は、やっぱり日本米のようにふっくらと炊き上がらないからで

す。

今回の旅では、日本の色々な家庭におじゃまし、突然の訪問にも快く泊めていただいたり、

本当に日本人の温かみを感じました。

旅の内容は、また後日報告します。

それにしても、自宅待機って、けっこう寂しい年末ですよねー。

ボリビアの友達は、里帰りをしているみたいだし、家でのんびり日本米とキムチと味噌汁を

かみしめながら日本茶をすするかなぁ。

協力隊の仲間たちもみんな任地から出られない年越し。情勢が不安定な国であることを改め

て感じます。

突然の大統領令。もうガソリンの助成はしないよ。はい、70%値上げします

よ。公務員は、20%給料上げてあげるからねーっていうんだから。

確かに、ガソリンの密売という事実もありますが、その大幅値上げは、国民の生活に影響し

混乱を招くにきまっています。

最近知ったことですが、現スクレ市長は大統領から選ばれたそうです。

市民から選挙で選ばれた市長がいたのに大統領が変えたそうで、スクレ市民からあちこちで

不満の声が聞こえてきます。

今年も終わりますが、こちらは、まだまだほっとできませんね。