Pちゃんからの心無い態度を受けて、「散々あなたの尻ぬぐいをしたのに、その態度はないんじゃない!?」と怒りの感情が芽生えました。
と、同時に仕事の人間関係が上手くいかなくなると「私がこんなによくしてあげたのに裏切られた」と愚痴を言う母と自分が重なって心の底から嫌気がさしました。
また私の中の「母のようになりたくないのに」という思いが崩れてしまう。
私はPちゃんのことを嫌いになりたくない。だって、楽しい思い出もたくさんあったから。Pちゃんが「けめちゃん!おつかれ!」って言ってくれて救われた時もあったから。「秘密主義」で「ドタキャン癖」のあるPちゃん、だけど100%嫌いになれないよ…でも…でも…このままママ友付き合いしてもまた私の中の母に似たところが出てきてしまう。これ以上自己嫌悪に陥ったらまた心のバランスが崩れてしまう。
お母さん達の集まりがあった日の夜。私はPちゃんに電話をしました。
Pちゃんが引っ越してから寂しかったこと、いろいろあったけどなんとか卒園できたこと、そしてQくん親子のこと。
PちゃんとQくんママは相思相愛でした。
しかし、Qくんママがクラスのお母さん達を困らせていたことは事実です。
また、Qくんママをめぐってトラブルになっていたお母さん達はQくんママの華やかでミステリアスな雰囲気に惑わされていたのかもしれません。上手く言えませんが、Qくんママは人の心に侵入し、心を奪ってしまう。それをQくんママはわかってやっているのか、知らず知らずのうちにそうなってしまうのか。“深入りしたら火傷しちゃう”そんな人なのかもしれません。
Qくんママに対するこのような考えも率直にPちゃんに伝えました。他人の人付き合いに対して物言いをするのは初めてでした。
Pちゃんは「うん、うん」と私の話を聞いてくれました。私も「話を聞いてくれてありがとう」と言って電話をきりました。
Pちゃんとのママ友付き合いは今日で最後にしよう。
母のようになるくらいなら、ママ友付き合いなんてやめよう。
電話を切ったあと、自然と涙が溢れました。
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「新学期から再びこっちで生活する」と言ったPちゃんに、私は慌てて「登校班に加入するなら班長さんにすぐ連絡して!」と言いました。上の子の初登校の時にほろ苦い思いをしているからです(※詳細は「幼稚園ママの話④」を参照)
数日後、同じ学区の知り合いのお母さんからLINEがきました。PTAの登校班の係をやっているお母さんです。
「いま新しい登校班の名簿を見てるんだけど、けめこさんのところの登校班にPさんって名前があるんだけど…あのPさん?」
「うんそうだよ。またこの春からこっちに戻ってくるんだって。登校班に加入するなら急いで班長さんに連絡してってPちゃんに言ったの」
「けめこさんナイスアシストですよ!いま区長さんが“見守り当番”の当番表を再作成してます。配布前でよかった~」
ほっ。。。よかった~