こちらのブログで書いた「手の親指にマークを描いてお守りにした」その時の写真が出てきたのでブログのアイコンにしました
これを見てあの頃のことを思い出し、この先新たな問題にぶつかった時の「お守り」にしたいと思います。
可愛いマークを描いたのは上の子、爪から飛び出すほど元気一杯なマークを描いたのは下の子。
接写でピンボケしてますが私の大切な写真の1枚です
こちらのブログで書いた「手の親指にマークを描いてお守りにした」その時の写真が出てきたのでブログのアイコンにしました
これを見てあの頃のことを思い出し、この先新たな問題にぶつかった時の「お守り」にしたいと思います。
可愛いマークを描いたのは上の子、爪から飛び出すほど元気一杯なマークを描いたのは下の子。
接写でピンボケしてますが私の大切な写真の1枚です
Qくん親子の存在
卒対の写真紛失
お母さん同士のトラブル
そしてうちの子の「問題行動」
幼稚園、子どもたち、保護者が三位一体になれないままの日々が続きます。
家に帰っても引っ切り無しにやってくるLINE。
波風を立てないように、きつい言葉にならないように、慎重に言葉選びをして返信するため時間がかかります。
ある時、下の子から「〇〇(下の子)とスマホ、どっちが好き?」と言われました。
子どもにそんなことを聞かれるなんて…。悲しくて、情けなくなりました。
子どものために、子どもが楽しく幼稚園生活が送れるようにPTAの仕事を引き受けたのに。私はなにやってるんだろう…。こんなはずじゃなじゃったのにな。不甲斐ない自分に落ち込みました。
Pちゃんは私個人のLINEには「ごめんね」「迷惑かけて申し訳ない」と送ってくるのですが、他のお母さんたちには何も言ってきません。クラスのグループLINE、年長組のPTA役員と卒対だけのグループLINE、どちらにもPちゃんは沈黙したままです。
なので私は「みんな本当に頑張っているよ。笑顔で卒園できるように役員のみんなは特に頑張ってるよ。役員のみんなにも“ごめんね”の一言を言って欲しいな」とPちゃんにLINEしました。
翌日、Pちゃんから役員のみんなに「迷惑をかけて本当にごめんなさい」とLINEがありましたが、返信をしたのは私と副会長のお母さんだけでした。あとの人は「既読スルー」でした。
そうだよね。それがみんなの本音だよね。
それでも卒園の日は近づいてきます。卒業アルバム、文集、記念品、謝恩会の練習、謝恩会の準備、それぞれの業者やお店への発注…
時期的に風邪やインフルエンザなどが流行りだしてきましたが、どうかどうか誰も体調崩さないで。みんなで卒園を迎えよう。あとひと踏ん張り!
そんな時、「家族旅行のため卒園式には出席しない」と言っていたQちゃんママが、幼稚園に「家族旅行から帰ってきたら、卒園式に出席します」と話したと情報が入りました。
今まで子どもたちのため一生懸命協力してくれたお母さんたちの不満が爆発しました。
「Qくん親子が夏休みまで、その次はクリスマスまで、その次は卒園式には出席しないって言ってたから我慢してた。なのになんで!?なんでこうなっちゃうの!?」
「許せないよ。いくらなんでも酷いよ。わたし卒園式はめちゃめちゃにされたくないよ。」役員のお母さんたちの意見に私もまったく同意でした。
私はまずQくんママのところへ行き、Qくん親子が卒園式にでることを確認しました。
私「Qくん、卒園式に出席するの?」
Qママ「うん。旅行の日程を少しずらしたから。卒園式の1週間まえに出発して、(卒園式)前日に帰ってくるの。」
私「えっ?それじゃあ卒園式の練習とかには参加しないの?」
Qママ「うん」
私の隣にいた副会長さんともう一人の役員さんがピリピリし始めました。
私は思い切ってQくんママに言いました。
「Qくんママ、それはなんでも自分勝手すぎるよ。いままでQくんと子どもたちのトラブルを見聞きしてきたよね。Qくんママだって気づいてるはずだよ。私たちは笑顔で卒園式を迎えたい、卒園式では“うれし涙”で泣きたい。そのために1年間がんばってきたの。私たちの気持ちも理解してほしい。」
そして、実はこの時点でQくんはどこの小学校に行くかまだ決まっていませんでした。
「Qくんは4月からどこの小学校にいくの?」と尋ねると「まだ決まってない」と。「学区の〇〇小学校か、〇月に〇〇に引っ越すからそっちの学校か、まだランドセルも買ってない」と。
私は思わず「Qくんママはだれのために生活しているの?」」と言ってしまいました。私自身もうちの子が幼稚園で問題行動をおこしている真っ最中でまだ全然解決してないのに
次に園長先生のところへ向かいました。
「Qくんのお母さんから卒園式に出席すると聞きました。卒園式の練習には参加せず、卒園式の前日に旅行から帰ってくるそうです。」
「園長先生は“多様性を認めましょう”と仰いますが、うちの子もその“多様性”の中の一人だと思います。ここにいるみんなが“多様性”の中の一人です。そして、ほとんどの子が卒園式をきちんと成し遂げたいと思っているはずです。私たち保護者もみんなそうです。“2年間頑張ったね!”と親子で労いたい。労いあって卒園したいです。どうか私たちの想いをわかってください」
「私たちの想いが届かないのなら、卒園式を欠席します」
私と副会長のお母さんはそう言って帰宅しました。
園長先生を困らせてしまったかもしれない、自分ちの子の問題行動を棚に上げて偉そうなことをいってしまったかもしれない。もうこれはモンペじゃん
でも、私は笑顔で卒園したい。何年か後に「あの時は大変だったねぇ~」って笑いながら思い出話をしたい。
翌日、幼稚園に行くと園長先生に呼び止められました。
「昨日のお話、真摯に受け止めました。Qくんのお母さんに(延び延びになる退園予定について)私もしっかり指針を定めるべきでした。卒園式の練習について、Qくんのお母さんとお話をさせていただきます。また、職員一丸となって卒園式にむけて準備をします」
園長先生の言葉をそのまま役員のみんなに伝えると「けめちゃん、言いづらいことを代表して言ってくれてありがとう」「私たちも最後まで頑張るからね!」と言ってくれました。
QくんママやPちゃんの件で正直落ち込むこともあったけど、役員のお母さんたちに支えられて私も頑張れた。園長先生にもQくんママにも言いたいこと言った。あとは子どもたちが笑顔で卒園できればいい。それが一番の願い。
卒園まであと少し…
そんな中、まさかまさかの出来事がおこります
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先日、駅の近くを歩いていたらQくんママを見かけました(笑)風の噂で聞いたのですが、もう引っ越しはやめたそうです(笑)
「お母さん同士のトラブル」についてですが、これは年長組ではなく年少組さんのお母さんの中で起こったことです。
対立する2つのグループがありまして、片方のグループのお母さんがPTAの年少組役員さんだったので、トラブルが起きると会長である私と年長組の副会長さんが間に入って仲介役をしていました。(嫁と姑に挟まれた旦那さんってこんな気持ちなんだなー)また、それぞれのグループのボスママじゃない、トップに立つお母さんが2人とも人脈も広く、仕事のできる人なので「この2人が手を組めば最強なのに…もったいないなー」といつも思っていました。
下の子が年長組だった時、クラスには担任の先生の他に2~3人の“補助の先生”が常にいました。そして園長先生も度々クラスの様子を見に来ていました。
“天真爛漫”すぎるがゆえにクラスの友達とトラブルをおこしがちなQくん。
うちの子と同じく、年長組になってから問題行動を起こすようになった子。(問題行動が“自爆型”ではないので、大人子ども関係なく対人関係でトラブルを起こすようになっていきました)
区立小学校に入学するため(日本語に慣れるため)インターナショナルスクール等から転入してくる子。(年長の夏休み明けや、10月頃転入してくるので、先生も子どもたちも保護者もコミュニケーションをとるのに苦労しました片言の英語を駆使して“卒対”の説明とか)
定員割れしてる幼稚園とは思えないほど、騒がしく、“多様性”が入り混じったクラスでした。
担任の先生がうちの子の性格を「好奇心、探求心が旺盛で、常にピリピリとアンテナを張っている子」と話していました。そんな性格のうちの子は、常に大人(先生)が何人もいて、多様性が入り混じったクラスの環境に馴染めなかった、ついていけなかった…と思います。心と頭がパンクしてしまったんだと思います。張りすぎたアンテナがポキッと折れてしまったんだと思います。
そこにきて一番の理解者で一番の味方でいなければいけない私が、PTAや卒対やお母さん同士のトラブル処理などを優先してしまったこと。子どもに「幼稚園で荒れないでよ!ちゃんとしてよ!」と言葉で傷つけてしまったこと。
それでもうちの子は性根までは悪くならないでいてくれました。
音楽会、お遊戯会は練習をしなかった結果が出てしまいましたが、卒園式、謝恩会では立派な姿を見せてくれました。
そして小学校に入学。
私も何とか幼稚園のPTAの仕事をやり遂げ、次の代へバトンタッチしました。
下の子も問題なく通学出来てるみたいだな…と思っていた矢先。
学校から電話がきます。
「○○(うちの子)が運動会の練習をしてくれません」
「授業中ずっと鉛筆をボロボロになるまでかじっています」
「何度注意しても椅子に片足をのせたまま座ってしまいます」
そして担任の先生はこう言いました。
「一度スクールカウンセラーに相談してみませんか?」
あぁ…またか…
だけど、今度の私は絶対に絶対に失敗しない!とことん子ども付き合う!寄り添う!絶対負けない!母のようにはならない!!と心に決めていました。
スクールカウンセラーでも何でもどんとこい!いつもの「様子を見てください」「褒めてください」「認めてください」って言うんでしょ?おうおうやってやるよ!とことん「見て・褒めて・認めて」やるよ!絶対「問題行動」を解決してやる!!
おそらく下の子はまたアンテナを張りすぎてポキリと折れているはず。環境に馴染めず「糸の切れた凧」になっているはず。だけど本当は学校で学びたいはず。本当は授業もちゃんと受けたいはず。
そう思った私はまず下の子の環境整備を始めました。
当時2つやっていた習い事の1つを辞めました。辞めた習い事は本人がやりたい!と言ったものではなく私が「将来の役にたつかな?」と思って始めた習い事です。やる気が出ないままダラダラ続けるのはよくないと思ったからです。
子ども達が家で宿題をしている時は私も同じテーブルに座り、テーブルの上で出来る家事をしたり、資格の勉強をしました。子どもから「教えて」と言われるまでは余計な口出しは控えました。
子ども達の前ではスマホを見ないように心掛け、一緒にお風呂に入り、就寝時間も一緒にしました。
子どもと「お手紙交換」もしました。今日あった事、嬉しかったこと、気づいたこと、感謝の気持ち…など小さいメモに書いて子ども達とやり取りをしました。(今現在もたまにやります)
毎朝学校に行く前に子ども達の右手の親指の爪にマークや印を「おまじない」として描きました。(鉛筆を持った時に気づいてくれるように)
子ども達も「ママもお仕事がんばってね」と私の両手の親指の爪にマークを描いてくれました。
「離れていても心はひとつ」と願いをこめて学校へ送り出しました。
子どもの声に耳を傾け、寄り添う。
親として当たり前のことを丁寧に、大切に。
もちろん、学校の先生とのやりとりも忘れずに行いました。(うちの子の連絡帳は、先生と私の連絡帳になっていました)
そんな生活を続けていくうちにうちの子の「問題行動」は徐々に減っていき、夏休み明けも振り出しに戻らず順調に通学できました。
そして初めての「学芸会」
幼稚園の音楽会、お遊戯会、小学校での初めての運動会…“しこり”が残ったまま終わったうちの子が…
なんと舞台のセンターポジションで!体育館の後ろまでハッキリ聞こえる大きな声で!セリフを言い、歌っているではありませんか!!
私は“バスタオルを持ってくればよかった”と思うほど泣きました。
「この子は大丈夫。」心からそう思いました。
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前後編にまとめてしまったため、後編が長くなってしまいました。最後までお付き合いしてくださり本当にありがとうございました
その後も下の子は「問題行動」を起こすことなく通学しています。いまでは学校からの電話もなくなりました。
下の子自身も心が成長したのか、自分の性格をわかってきたのか、アンテナを張りすぎて折れることも少なくなってきたように感じます。
「あなたはそれでいいんだよ」という親からのメッセージが伝わるような子育てを目指し、これからも精進します。
ちなみに…
園長先生はよく“多様性”と言っていましたが、私から見れば正直“刺激の強いクラス”でした