もう急ぐこともないと最後の山頂(硫黄岳)でゆっく~り山を眺めていて、
ふと気がつくと誰もいなくなっていた。
ゆっくりついでにもう少し座っていたら、驚きのバッタリがあったなんて
このときは知る由もなかった。
赤岩の頭から硫黄岳を振り返る。
ここで稜線とはお別れになるので、しばし佇んで眺めていた。
遠くに下ってくる人影が迫ってきたので、促されるように分岐を下った。
この先赤岳鉱泉までは、樹林帯の下りとなる。七割方雪道であった。
目立つ花もなく淡々と下る。
後ろから等間隔を保って下りてくる二人組みに気づいた。
結構速いペースだ。振り返るとまだ葉をつけてない樹林の間から姿が確認できる。
このとき、「(ブログで見ている姿に)似てるなぁ~」と思いつつ、
まさかこんな場所で会うことも無いだろうなと両方の思いが交錯しながら、
しばらく下る。 後方の二人との距離が段々縮まってきた。
緩いカーブで チラチラと後方をを振り返り「似てるなぁ~、このふたり?」と
思うものの定かな確信が持てないでいた。
下っていくうちに暑くなり、山頂で羽織っていた山シャツを脱いでTシャツになるために脇に避けて一休み。ここで二人にサッと追い越された。(似てたなぁ~)この思いを曳きずって歩き出す。
後日談へ続く・・・・・
沢音が聞こえてくると明るく開けたジョウゴ沢に出る。
更に平坦な道を辿ると大同心が望めるようになる。
大同心沢だ。ここまで来ると赤岳鉱泉は間もなくだ。
樹林を出ると赤岳鉱泉の建物が視界に飛び込んでくる。
目の前はテ-ブルとベンチだ。その前に立つや先程のお二人が
ザックを背負って私が到着するのと同時にベンチを後にした。
男性の後方を行くスリムな女性とは、
すれ違いざまにアイコンタクトで挨拶を交わす。
後姿を見送る。ザックにはピッケルをつけてる。
あの帽子、見たことあるなぁ。 どう見てもはじめて見る方ではない。
似てるなぁ~。もしやと声をかける間もなくお二人はさぁーっと下って行かれた。
似てたけど、人違いということもあるしな、そんな思いで山行当日は幕となった。
後日談に続く・・・・
冬場のアイスクライミングの練習台、アイスキャディーも骨組みが丸見えだ。
大同心を眺めながら、赤岳鉱泉を後にする。
心地よい沢音を聴きながら、北沢を下る。
いくつか小さな橋を渡る。
この流れが好きだ。
小さな橋で渡渉を繰り返す。 現在はこのようなフラットな橋に架け替えられたが
かつては全て、丸木橋であった。 唯一、一箇所だけ新しい端と並んで
丸木橋があった。やはり、山の橋はこうでなくちゃ。
もちろん、こっちの橋を渡る。
沢沿いの登山道は、足元の小さな花が目を楽しませてくれる。
透明感がある流れ、マイナスイオンもたっぷりである。
閑とした森の中に清らかな沢音だけが響く。
沢が終わり、林道に出ると頭上には オオカメノキの白い花が
新緑の中に輝いていた。
美濃戸山荘前のお馴染みの看板に戻ってきた。
無事に復活山行を終えることができた。久しぶりの稜線歩きも堪能できたし、
少し早いかなと思っていたツクモグサも花を開いていてくれた。
最盛期前の八ヶ岳は、まだ稜線の人影も薄く、静かな山を楽しめた。
膝も足関節もほとんど違和感を感じないで歩けたことは今後の自信となった。
世間で言う筋肉痛も感じない。ただ、帰路の車中 今までなら気持ちよく山行の
余韻に浸りながら運転できたのであるが、妙に背中が痛む。腰が辛い。
首も痛い。(苦しい感じ。)フラットに歩いている分には何でもない足首やお尻裏も
クラッチやブレーキ操作で違和感が・・。なんじゃこりゃ、との思いである。
意外なところに落とし穴が潜んでいるかもしれない。
後日談・・・知らずのバッタリ! まゆ太さん&¥さん
「やまやのはなみち」 6月12日記事のコメント欄より抜粋
>カモシカさん
モッチョム岳、カモシカさんが好きそうな山頂でしたよ~
登山道はほぼ樹林帯歩きなのですが(^^;
そもそも、屋久島の山は、カモシカさん好みのような気がします。
別件ですが、カモシカさんのお返事読みました。八ヶ岳のとき、ひょっとして赤岳鉱泉のちょっと手前から、同じペースで歩いてた感じのよい単独の男性がいらしたの覚えてます。
ひょっとして、その方がカモシカさん?!
赤岳鉱泉 14:45頃 (カモシカ) | |||||
2008-06-15 22:06:15 | |||||
>八ヶ岳のとき、ひょっとして赤岳鉱泉のちょっと手前から、同じペースで歩いてた感じのよい単独の男性がいらしたの覚えてます。
>カモシカさん
|
教訓:これを機に、もしやと思ったら、
積極的に声を掛けてみようと思うようになったカモシカです。(笑
このように6月7日の1回目の八ヶ岳ラウンドでも知らずのバッタリや
ニアミスが複数ありました。
その場のバッタリは、びっくりですが、
後でわかるバッタリは、えぇ、そうだったの!?と
少しニュアンスが変わってきます。これも山の面白さ。
まさに筋書きのないドラマです。
これを踏まえて、
第2回目の八ヶ岳ラウンド<6月14日山行>も 間もなくUP。
いろいろな出会いがありました。
当日&後日発覚の新事実もふまえての、スクープレポとなりますやら(笑
「みんなの夏山」、しゃべり場は こちらからどうぞ!
まゆぴょん達には会った事なかったんでしたっけ?
なんかもう、みんな知り合いな感覚で麻痺しているオイラです(笑)
と~っても素敵な二人ですので、今後が楽しみですね!
ところで、レポを見ると、まだまだお身体は不安も抱えているようなので、無理しないで楽しみましょうね~
でも、山はいいリハビリになってますよ、きっと!
本日は東京ビッグサイトで行われている展示会のアテンドに
いってきました。疲れました。(笑)
不思議な出会い記事につい引き込まれます。
次が楽しみ。
早く読みたいですよ。(笑)
八ツや尾瀬などは有名スポット?ですから多くのブロガーの方がニアミスや知らずバッタリをされているのかも・・・。
でもまさか~って思う方が勝つんですよねぇ・・・
ステキな季節のお山♪ニアミスもまた楽しですぅ・・
少しずつまた元気に楽しい山行を♪お花いっぱい楽しませて頂きました♪
まゆぴょん達には会った事なかったんでしたっけ?
微妙な都合で合流しそうでしたことがなかったです。
今度はわかるからきっと楽しくなりそうですね。
>山はいいリハビリになってますよ、きっと!
そう、山へ登りながら調整します。
やっと夏山間に合いそうです。
まあ、都会派だこと!
ブログで存じている方とのバッタリというのはびっくりであり、楽しくもあり、また不思議でもあります。
山はいろんなことがあります(笑
ブログの世界の不思議さ、面白さ。
山と共に深まりますね。
シャインさんもですか!
青高尾でですか?
あの方、似てるなぁ~と思いつつその日の山行終了ってことありますね。
実は、2週連続の八ヶ岳、帰ってきてからニアミス発覚まだまだありました(汗
晴れたらまた山に行きます。お花はこれからが賑やかになります。またご覧ください。
もうちょっときちんとコメントのお返事書けばよかったですよ。はずかしや、はずかしやー(なだぎ風に)
それにしても、あの方がカモシカさんだったのですねー。夫婦喧嘩してるときじゃなくってよかったっす(爆)
帽子って、¥さんのですよね。ヤマケイにも登場してたしなぁ(笑)。何気にわたしより、¥さんの方が有名だったりして。わっはっはっ。
あの日は途中から雲あがってきましたけど、なんだかんだでずーっと展望よかったし、なかなか幸せな1日でした。北沢沿いの帰り道もお花いっぱいで幸せでしたよねー。だけど、同じ景色の思い出を共有できるっていうのもうれしいですね!
まあまあ、そんなにはずかしがらずに~。
¥さんの帽子やお姿、そういえばたくさん出てますね!
同じ日に同じコースを歩き、同じ景色を共有したというのも乙なものです。
次回お会いした時は、ゆっくりお話したいものです。