3月6日の山行記録
独鈷山 JOY
素晴らしき仲間との大人の遠足
塩田平から独鈷山を望む
独鈷山は古くから信仰の山として栄え、麓に広がる塩田平には前山寺、龍光院、塩野神社、
中禅寺など多くの古刹がある。全山が鋸の刃のように切り立っており、信州の妙義山とも言われ、
昔は修験者が荒業のため登るに相応しい山だった事が頷ける。
現在ある四つの登山コースは整備され難無く登れる山となった。
二等三角点石柱と祠のある山頂から360度の展望が広がる。
眼下に槍の穂先のような岩峰がいくつも連なり、山頂に集まっているのも圧巻だ。
独鈷山 JOY<ダイジェスト版> ・・・・クリックで振り返り
2011・3・6の独鈷山JOYの山行記録です。
虚空蔵堂前から いざ、出発! 楽しく参りましょう♪
僅か10分で不動の滝に辿り着く。 小さな滝で氷の中をちょろちょろと流れが落ちる。
登りはじめはまだ雪もないが、凍結してバーンになっているので脇の安全地帯を登る。
しかし、すぐに雪道へと変わった。
お目当てのフクジュソウ群生地に。。。。。。
雪の中から顔を出して黄色の花を咲かせていると絵になるのだが、
1つも咲いてない! やはりまだ早かったのね。。。。。
「それじゃ、私が花になるわ♪」
雪道に腰を降ろし フクジュソウの代役を務めるきくちゃん。
ありがとう! でも、普通にしていてもあなたはステキな花ですよ。 我らがアイドル♪
「ネコが見えるよ~!」 先行するYGさん、R馬さん、きくちゃんの明るい声が響く。
「どれどれ、今行くから。。。」 急斜で最後尾を上がってくるK隊長。
早くも雪の根子岳や四阿山が 目を楽しませてくれた。
「カモシカさん、こっち向いて! 撮るわよ~。」 それじゃ私も 同時にパシャ!
スリムなR馬さんが 急斜面をスイスイ登っていく。
斜度が増す。 視線が下に落ちて やや疲れが出てきたきくちゃんとK隊長。
すかさず声を掛けると まだまだ元気な笑顔が返ってきた♪
上を見上げる。 きのこ採り名人のYGさんが先頭を行く。
しっかり着いて行くビギナーのR馬さん。
下を見下ろすと 一歩ずつ高度を上げてくるきくちゃんが小さく見える。
低山ながら なかなか登り応えがある。
中間にポジション取りしたカモシカの位置からは、下↑と上↓を同時に捉えることができる。
稜線にたどり着いた仲間の背中が見えた。
稜線手前のひと登り。
稜線に出ると一旦雪は消えた。
そして、岩場の急登となる!
信州の妙義山と謂われるのも頷ける。
ちょっと嬉しくなる指導標だが、雪道なので多少上乗せのコースタイムとなる。
またしても 雪の急登!
登りきると狭いながらも 眺望抜群の展望台に飛び出す!
素晴らしい眺めです! 撮影タイムに!
浅間山が隠れないようにポジション取りした仲間たち。
以下、展望台からの眺め ↓
根子・四阿山~烏帽子~浅間山
烏帽子~湯の丸~黒斑~浅間山
根子岳&四阿山
テレビ塔が林立する美ヶ原
ここでランチタイムにしてもいいね、と言うくらい爽快な360度の展望だ。
生憎この日は翌日が雨or雪の下り坂のためベール状のうす雲が広がって
紺碧の空とはいかなかったのが少々残念だ。
展望台を過ぎると岩場の急登だ!
雪は凍結し、ツルツルのバーンに! 足場が確保できずに難儀するきくちゃん。
後方からアドバイスを送ると怖がることなく登り切るのは流石!
だって、インターハイや国体にも出場した山岳部だもん♪
難所を通過すれば あと僅かで
独鈷山に到着!
カンパーーーイ!!!!!
YGさんに抱きしめられる千晴♪
A
B
C
カメラマンが次々に交代しながらの記念撮影である。
各自のザックからお奨めの品が提供され いろいろな味覚を楽しんだランチタイム♪
周囲の展望に見とれるYGさん。
それでは皆さんもご一緒に 独鈷山山頂のパノラマをご覧ください。
(ただし、下り坂に入りつつあるので前兆の雲も広がり始めています。)
根子・四阿山~烏帽子~浅間山方面
蓼科山方面
美ヶ原方面
北アルプス「槍・穂高」方面。 槍ヶ岳のトンガリも確認できますね!
北アルプス北部「後立山連峰」方面。
展望を満喫し、ランチタイムを楽しんだら
名残惜しいですが、下山にかかります。
山頂に手を振って さよならだ。
山頂から少し下ると 各コースが合流する広い交差点がある。
我らのコースでない方は 動物の足跡のみだ。
奥へ延びる雪道は、沢山池コース。
あ
い
あ → → → い ここは絶対スリップが許されない岩場の急降下!
慎重に下るK隊長。
展望台手前の鞍部から 仰ぎ見る断崖絶壁の上にある独鈷山山頂。
あとは さっさか下ります。
この後、雪が少なくなってアイスバーンの所で「滑るから気をつけてね。」と伝えながら
登山口近くで 自分が派手にすっ転んだカモシカでした。 痛っ!!
あれ~~? フクジュソウは? 皆様の声が聞こえてきそうです。
そんな時こそ、
キノコや高山植物について博識なYGさんが頼りになる~~。
神社仏閣についても見識が深いとくれば
そりゃもうガイドして頂くしかないでしょう。
下山後は、ミニミニ大人の修学旅行です♪
独鈷山麓にある古刹 前山寺へGo!本尊は大日如来。
三門の奥へと進む。 三重塔を目指す。
本堂 間口十間、奥行八間の木造萱葺。 特に屋根が見事。
大人の修学旅行記念の1枚! 前山寺 三重塔
「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔
縁や手すりを作成しなかった理由は、定かではありませんが、
ご住職は以下のように訪れた人々に語っているようです。
「未完といわれるこの塔を見ていると己の未完を感じる。
どんな人にも可能性があること、生涯学び続けることの大切さを教えているのである。」
人は一生学び続ける大切さということを伝えているのですね。
深い意味のある三重塔です。
そして、YGさんの予想通り ありました、ありました!
お目当ての フクジュソウ♪
フクジュソウを見つけて 大喜びのきくちゃん♪
山行の最後に 前山寺で愛でることができた福寿草♪
これはこれで 愛おしくとっても幸せな気分になれましたが、
できることなら山中で 雪の中から顔を覗かせて咲くフクジュソウを愛でたかった。
今年は河津桜の開花も遅かったし、自然のことだから仕方ないのだけれど。。。。
↑ 塩田平から 今回登った独鈷山を望む ↓
山行を振り返りながら 別所温泉に向った。
おまけ
別所温泉の休憩所に張ってあったポスター
三代目コロムビア・ローズの着ている着物もドレスも「上田紬」!
仕立て以外は染色まで 山行メンバー:上田紬の若手職人R馬さんによるもの♪
惚れ惚れ~~♪
上田紬のよさを知り 我ら 山への夢つむぎ わたしゃあなたに恋つむぎ♪
(完)
復興には相当長きに渡る時間を要することでしょう。でも、敗戦、各種台風被害、阪神淡路大震災など見事に復興を成し遂げた日本です。一人ひとりの力は小さく未熟であっても団結して困難に立ち向い、大きな力になりますとも。
先ずできることを1つずつですね。