カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

独鈷山 JOY <大人の遠足>

2011-04-01 | 山行記録

                                               3月6日の山行記録

 

      独鈷山 JOY

       素晴らしき仲間との大人の遠足

 

  塩田平から独鈷山を望む

 独鈷山は古くから信仰の山として栄え、麓に広がる塩田平には前山寺、龍光院、塩野神社、

中禅寺など多くの古刹がある。全山が鋸の刃のように切り立っており、信州の妙義山とも言われ、

昔は修験者が荒業のため登るに相応しい山だった事が頷ける。

現在ある四つの登山コースは整備され難無く登れる山となった。

二等三角点石柱と祠のある山頂から360度の展望が広がる。

眼下に槍の穂先のような岩峰がいくつも連なり、山頂に集まっているのも圧巻だ。

 

     独鈷山 JOY<ダイジェスト版> ・・・・クリックで振り返り

 

  2011・3・6の独鈷山JOYの山行記録です。

  

  虚空蔵堂前から いざ、出発!           楽しく参りましょう♪

  

  僅か10分で不動の滝に辿り着く。   小さな滝で氷の中をちょろちょろと流れが落ちる。

 

  登りはじめはまだ雪もないが、凍結してバーンになっているので脇の安全地帯を登る。

 

  しかし、すぐに雪道へと変わった。

 

  お目当てのフクジュソウ群生地に。。。。。。

 

  雪の中から顔を出して黄色の花を咲かせていると絵になるのだが、

  1つも咲いてない!  やはりまだ早かったのね。。。。。

 

  「それじゃ、私が花になるわ♪」  

 雪道に腰を降ろし フクジュソウの代役を務めるきくちゃん。

 ありがとう!  でも、普通にしていてもあなたはステキな花ですよ。 我らがアイドル♪

 

  「ネコが見えるよ~!」 先行するYGさん、R馬さん、きくちゃんの明るい声が響く。

 

  「どれどれ、今行くから。。。」  急斜で最後尾を上がってくるK隊長。

 

  早くも雪の根子岳や四阿山が 目を楽しませてくれた。

 

  「カモシカさん、こっち向いて! 撮るわよ~。」  それじゃ私も 同時にパシャ!

 

  スリムなR馬さんが 急斜面をスイスイ登っていく。

 

  斜度が増す。 視線が下に落ちて やや疲れが出てきたきくちゃんとK隊長。

 

  すかさず声を掛けると まだまだ元気な笑顔が返ってきた♪

 

 上を見上げる。 きのこ採り名人のYGさんが先頭を行く。 

 しっかり着いて行くビギナーのR馬さん。

 

  下を見下ろすと 一歩ずつ高度を上げてくるきくちゃんが小さく見える。

 

  低山ながら なかなか登り応えがある。

 

 中間にポジション取りしたカモシカの位置からは、下↑と上↓を同時に捉えることができる。

 

  稜線にたどり着いた仲間の背中が見えた。

 

  稜線手前のひと登り。

  稜線に出ると一旦雪は消えた。

 そして、岩場の急登となる!

 信州の妙義山と謂われるのも頷ける。

 

  ちょっと嬉しくなる指導標だが、雪道なので多少上乗せのコースタイムとなる。

  またしても 雪の急登!

 

  登りきると狭いながらも 眺望抜群の展望台に飛び出す!

 

  素晴らしい眺めです! 撮影タイムに!

 

  浅間山が隠れないようにポジション取りした仲間たち。

 

  以下、展望台からの眺め ↓

 

  根子・四阿山~烏帽子~浅間山

 

  烏帽子~湯の丸~黒斑~浅間山

 

  根子岳&四阿山

 

  テレビ塔が林立する美ヶ原

  ここでランチタイムにしてもいいね、と言うくらい爽快な360度の展望だ。

  生憎この日は翌日が雨or雪の下り坂のためベール状のうす雲が広がって

  紺碧の空とはいかなかったのが少々残念だ。

 

 展望台を過ぎると岩場の急登だ!

 

  雪は凍結し、ツルツルのバーンに! 足場が確保できずに難儀するきくちゃん。

  後方からアドバイスを送ると怖がることなく登り切るのは流石!

  だって、インターハイや国体にも出場した山岳部だもん♪

 

  難所を通過すれば あと僅かで

 

        独鈷山に到着!

 

      カンパーーーイ!!!!!

 

      YGさんに抱きしめられる千晴♪

  A

  B

  C

  カメラマンが次々に交代しながらの記念撮影である。

 

  各自のザックからお奨めの品が提供され いろいろな味覚を楽しんだランチタイム♪

 

 周囲の展望に見とれるYGさん。

 

  それでは皆さんもご一緒に 独鈷山山頂のパノラマをご覧ください。

  (ただし、下り坂に入りつつあるので前兆の雲も広がり始めています。)

 根子・四阿山~烏帽子~浅間山方面

 

 蓼科山方面

 

 美ヶ原方面

 

 北アルプス「槍・穂高」方面。  槍ヶ岳のトンガリも確認できますね!

 

  北アルプス北部「後立山連峰」方面。

 

   展望を満喫し、ランチタイムを楽しんだら

 

  名残惜しいですが、下山にかかります。

 

  山頂に手を振って さよならだ。

 

 

  山頂から少し下ると 各コースが合流する広い交差点がある。

 

  我らのコースでない方は 動物の足跡のみだ。

  奥へ延びる雪道は、沢山池コース。

  あ

  い

  あ → → → い   ここは絶対スリップが許されない岩場の急降下!

  慎重に下るK隊長。

 

  展望台手前の鞍部から 仰ぎ見る断崖絶壁の上にある独鈷山山頂。

  あとは さっさか下ります。

 

 

 

  この後、雪が少なくなってアイスバーンの所で「滑るから気をつけてね。」と伝えながら

  登山口近くで 自分が派手にすっ転んだカモシカでした。  痛っ!!

 

 

 

  あれ~~? フクジュソウは?     皆様の声が聞こえてきそうです。

 

  そんな時こそ、

  キノコや高山植物について博識なYGさんが頼りになる~~。

 

  神社仏閣についても見識が深いとくれば

 

  そりゃもうガイドして頂くしかないでしょう。

 

 

  下山後は、ミニミニ大人の修学旅行です♪

 

   独鈷山麓にある古刹  前山寺へGo!本尊は大日如来。

 

  三門の奥へと進む。  三重塔を目指す。

 

 

    本堂   間口十間、奥行八間の木造萱葺。  特に屋根が見事。

 

  

   大人の修学旅行記念の1枚!              前山寺 三重塔

   「未完成の完成の塔」と呼ばれる国の重要文化財にも指定された三重塔

 

  縁や手すりを作成しなかった理由は、定かではありませんが、

  ご住職は以下のように訪れた人々に語っているようです。

 「未完といわれるこの塔を見ていると己の未完を感じる。
 どんな人にも可能性があること、生涯学び続けることの大切さを教えているのである。」

 人は一生学び続ける大切さということを伝えているのですね。

 深い意味のある三重塔です。

 

   そして、YGさんの予想通り ありました、ありました!

   お目当ての フクジュソウ♪

 

  フクジュソウを見つけて 大喜びのきくちゃん♪

  

 

 

 

   山行の最後に 前山寺で愛でることができた福寿草♪

   これはこれで 愛おしくとっても幸せな気分になれましたが、

   できることなら山中で 雪の中から顔を覗かせて咲くフクジュソウを愛でたかった。

   今年は河津桜の開花も遅かったし、自然のことだから仕方ないのだけれど。。。。

 

 

  ↑  塩田平から 今回登った独鈷山を望む  ↓

 

    山行を振り返りながら 別所温泉に向った。

 

 

 

 

   おまけ

 

  別所温泉の休憩所に張ってあったポスター

  三代目コロムビア・ローズの着ている着物もドレスも「上田紬」!

  仕立て以外は染色まで 山行メンバー:上田紬の若手職人R馬さんによるもの♪

  惚れ惚れ~~♪  

  上田紬のよさを知り   我ら 山への夢つむぎ  わたしゃあなたに恋つむぎ♪ 

                                                       (完)

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2 コメント

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Unknown (つれぞう)
2011-04-23 18:38:21
 今回の震災で人は本当に未完という事を学びました?しかし神にたいし人は未熟なりに団結して困難に立ち向かう事が出来るんだという事を見せたいです!
返信する
つれぞうさん ( カモシカ)
2011-04-24 21:39:39
3月11日、忘れられない日になりました。今なお余震が続く毎日。そして、原発問題。
復興には相当長きに渡る時間を要することでしょう。でも、敗戦、各種台風被害、阪神淡路大震災など見事に復興を成し遂げた日本です。一人ひとりの力は小さく未熟であっても団結して困難に立ち向い、大きな力になりますとも。
先ずできることを1つずつですね。
返信する

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