霧ケ峰スノーシューハイク
<車山~八島湿原> 雪山第5弾
スタートは、まずまずの青空♪ 気持ちいい~♪
蓼科山~北八ヶ岳
南八ヶ岳
八ヶ岳の核心部、硫黄、横、赤岳、阿弥陀、権現もバッチリだ。
南風が入って気温が高い。すぐに薄い雲が広がり出した。
霧ケ峰の最高峰、車山までは ひと登り。
北アルプスも端から端まで一望だ。
穂高~大キレット~槍ヶ岳、と手前の常念岳方面
蓮華、爺、鹿島槍~北ア北部
写真では分かりづらいが、肉眼では、槍の穂先までバッチリ見えた。
手前の真っ白な平地のように見えているのが、八島湿原。
その後ろに北アルプスという贅沢な眺め。
爺ヶ岳~鹿島槍も真っ白だ!
代表して浅間山方面だが、360度周囲の山々がすべて視界に入っています♪
気温が高く、薄い雲が上空に広がりすっきりの快晴でないのが残念ですが・・・。
数日の晴天続きで、だいぶ雪も溶けている。 いつになく積雪量が少ない。
車山山頂へは、あっけなく登り着く。
車山山頂にて。<1,925m>
ハイキングの山としてお手軽ですが、展望は素晴らしい!
蓼科山~北八
八ヶ岳~富士山
南アルプス
中央アルプス
御嶽山
北アルプスと八島湿原
蓼科山~
~八ヶ岳~富士山
展望を楽しみつつ、何度もシャッターを切っていると
背後から 「カモシカさんじゃないですか?」と声を掛けられる。
聞き覚えのある声である!
ふりかえると??? 雪山スタイルで全くお顔が確認できません。
でも、直ぐにわかりました。 はっきり覚えていますとも!
とっても嬉しいバッタリでした♪
以前、八ヶ岳<編笠~権現で>お会いし、楽しいおしゃべりをし、
写真も撮って頂いた千葉のSa・・さんたちでした♪
M・・さんとツーショットで。
しばし、再会を喜び合い、それぞれのコースへと別れた。
またどこかの山で再会できることを期して。
蝶々深山や物見岩、ゼブラ山、南ノ耳・北ノ耳、八島湿原も何回かスノーシューハイクしているので、
コース選択に悩んだ。稜線は、今日はクリアな展望ではないし、、、、、。
少しでも雪が多い八島湿原を目指すことに。
車山の肩へ 一旦、斜面を下っていく。
目の前に迫る八ヶ岳や南アルプスを眺めながら、進む登山者の後ろ姿を捉えた。
車山の肩を見下ろす。
八島湿原は、真っ白だ。
夏は、一面のニッコウキスゲで埋まる斜面を下る。
沢渡へ下っていく。 時々、青空が広がる。
この辺は、極上の雪質であった♪
遠くに見えているのは、車山。
八島湿原の木道の上をスノーシューハイク♪
し~~んとした展望広場は、誰もいない。
八島湿原の展望を貸し切りで楽しむ♪ 写真右奥には、「あざみの歌」石碑がある。
千晴とカモシカで 「白い恋人たち」か。。。。
やっと通りかかった方に、1枚記念写真を撮ってもらった。
その後も、し~~ん。 今日は人が少ない。
夏の賑わいが嘘のよう。。。
静かな、静かな八島湿原。 時間が経つのも忘れ、ただただそこに身を置く。
静寂とはこのことか・・・・・・・・・。
湿原を闊歩するのは、ウサギさんのみ。
閑たり・・・・・ 閑たり・・・・・ 閑たり・・・・・ 閑たり・・・・・
湿原の外れには、旧キャンプ場があり、そこには 「山小屋の灯」(米山正夫作詞作曲)の石碑がある。
霧ヶ峰を訪れると、この『山小屋の灯<ともしび>』と『あざみの歌』を口ずさんでしまう。
たそがれの灯は ほのかにともりて
なつかしき山小屋は 麓の小径よ
思い出の窓により 君をしのべば
風は過ぎし日の 歌をばささやくよ
暮れゆくは白馬か 穂高はあかねよ
樺の木のほの白き 影もうすれ行く
さびしさに君よべど わが声むなしく
遥か谷間より こだまはかえりくる
山小屋の灯は 今宵もともりて
ひとり聞くせせらぎも 静かにふけゆく
あこがれは若き日の 夢を乗せて
夕べ星のごと み空に群れ飛ぶよ
山には山の愁いあり
海には海のかなしみや
ましてこころの花園に
咲きしあざみの花ならば
高嶺(たかね)の百合のそれよりも
秘めたる夢をひとすじに
くれない燃ゆるその姿
あざみに深きわが想い
いとしき花よ 汝(な)はあざみ
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの径(みち)は果てなくも
香れよ せめてわが胸に
あああー
風もなく寒くはないので、誰もいない八島湿原を見つめ、
歌を口ずさみつつ、静寂の中でしばらくの間ぼうっとしていた。
ハードな登山だとこんなことはしていられないが、
スノーシューハイクならこんなまったりも偶にはいいのかもしれない。