夏山讃歌
君登らずや 北穂高 ♪
最も愛する山、穂高への山行であった。
太陽がさんさんと輝く山であった。
草花がぎらぎらと明るく映えていた。
花の匂い、土肌の匂い、岩の匂い
そして山ノボラーたちの 歓喜の声があった。
登らせてくれる 山があるなら
ぼくはいつでも 山に登ろう
山に抱かれる あの感触は
母に抱かれる 幼子のよう
自然に さからわず
自然を たいせつに
大好きな大キレットと槍ヶ岳の眺め (北穂山頂 3,106mより)
毎年、ロング縦走の起点は孤高なまでに天を突く槍の穂先からだ。
馴染みの縦走路を目で辿る。
登ろ 登ろよ 北穂の山へネ チョイセ ♪
日の出前の前穂北尾根
後方には南アルプスがずらり。写真では切れているがその左に富士山。
さらに、八ヶ岳、美ヶ原、浅間山、四阿山・根子岳、草津白根方面。
槍との間には、白馬・五竜・鹿島槍。妙高・火打・雨飾山。高妻山、戸隠連峰・・・。
手前の常念岳と横通岳の間から昇る太陽。
これぞ夏山劇場の幕開け。
もちろん蝶ヶ岳~大天井岳~燕岳の稜線(常念山脈)は全て見えている。
この写真の左右にイメージで付け加えて見ていただけるとありがたい。
モルゲンロートに染まる奥穂~吊り尾根~前穂高。
奥穂~ロバの耳~ジャンダルム
その手前に北穂南峰、滝谷。
初代:千晴も「ワン、だふる~!」と大好きな槍・大喰岳・中岳・南岳~大キレットの眺め。
槍の陰に剱岳・立山は重なっているが、その左には水晶岳、鷲羽岳、薬師岳
三俣蓮華、双六岳、黒部五郎岳、・・・・・・笠ヶ岳などの
北アルプスの名峰がぐるっと見渡せる!
やはり山頂で 自然に口ずさむのはこの歌だ ♪
穂高よさらば また来る日まで
奥穂にはゆる あかね雲
かえり見すれば 遠ざかる
まぶたに残る ジャンダルム ♪
ダイナミックな山岳展望の中に
心なごむこんなふれあいもあった。
↓
君語らずや 旅ごころ 雷鳥ひそむ 岳の辺に ♪
奥穂<→ロバの耳、ジャンダルム>とライチョウ
前穂とライチョウ
「おかあさん、待ってよ~!」 可愛いヒナも稜線歩き。
前穂とカモシカ。 そして、大好きな青空!
涸沢カールの眺め
白出のコル~涸沢岳、涸沢槍~北穂高岳のあたりを見上げる。
ここもお気に入りの場所だ。 1日中眺めていても飽きると言うことはない。
夏の涸沢 モルゲンロート 胸に感動 こみあげる
目指す穂高は 一万尺よ 行こう槍にも 尾根づたい ♪
奥穂~白出のコル~涸沢岳~涸沢槍
涸沢岳、涸沢槍~北穂高岳 手前は涸沢小屋
涸沢岳、涸沢槍、獅子岩
涸沢さらば また来る日まで 横尾へつづく 雪の道
かえり見すれば 遠ざかる まぶたに残る 屏風岩 ♪
モルゲンロートに染まる槍ヶ岳
滝谷さらば また来る日まで 北穂へつづく 雪の道
かえり見すれば 遠ざかる まぶたに残る 槍ヶ岳 ♪
上高地へ下山する。
小梨平のキャンプ場脇の梓川の畔から
穂高の山々に手を振って別れの挨拶をする。
山よ さよなら ごきげん よろしゅう
また来る時にも 笑っておくれ ♪
河童橋からも また仰ぎ見る。 さよなら、また来るからね!
梓川沿いに、何度も何度もふり返る。
バスターミナルへの小道へ入る前に また立ち止まって 手を振る。
穂高よ さらば ♪
寒さ厳しい今日この頃、厳冬期の雪山にも魅せられますが、
高山植物の花々が咲き乱れる夏のアルプス、岩稜縦走・・・・・・・♪
真夏の暑い 陽射しと心地よいアルプスの風が、懐かしく感じられるのでした。
雄大な眺めは何度登っても感動ですね。
ライチョウと奥穂の写真、うまく撮れましたね。
また、今年の夏も穂高が待っていますね。
雪山への憧れは強く、魅せられますが、楽しめるのは絶対夏山です♪真夏の平地の酷暑の中、アルプスの涼風に吹かれるだけで幸せです。寒さが続く今日この頃、あの夏の日のギラギラ輝く太陽が懐かしく感じられます。