前回の続きです。我慢して見てください。
※「電車の人(酒盛りⅠ」 桜井 文夫 氏作
私の勤め先は残業が多く、やもすれば終電に乗ることもしばしば。
するとローカル線なのか、酔っ払って車内で飲んでいるおじさんがいるのである。
たいがいは「〇〇が悪い!仕事がなっていない!」とか「上司の悪口」であることが多い。
まあ、絵のように6名でダイナミックに飲んでいる人はいないが、彼らは何を愚痴っているのでしょうか?
女子もいなく、おじさん6人でお酒で愚痴るのは寂しいですね。
私だったら、彼女と上品にワインで乾杯します。
※「静寂」 醍醐 孝代 氏作
これは彫刻部門の作である。なぜ、気になったのかというと彼女に似ているからである。
しかもこんな人魚みたいな格好だったら・・・・・・、撮らざるを得ません。
これが全身像です。
大事なところを隠すエロス的な部分もあり、目がいってしまいました。個人的な意見ですいません。
※「ムッチャこんでまっせ!」 角間 好 氏作
大阪弁である。
通訳すると「とても込み合っています」となる。
すし屋さんのような店に、お客さんがいっぱい。ワンコもいる。グリコの人もいる。
大阪のおばちゃん、絵のようにパーマをかけアクセサリーをつけている。
大阪のおじちゃん、まるで土方である。
かなしいかな、確かに大阪の人はこのような格好の人が多いのだ。
なぜ、私が大阪がくわしいのかと言うと、私がかつて大阪人だったからである。
いまは埼玉県民であるが・・・・・。
「なんや、今日はムッチャ込んどるなあ」
「早よしてーな、さっきから1時間も待っとるでー」
「いつまで待たせんねん、しまいに怒るで~」
こんな会話が聞こえてきそうな絵です。
※「時空」 伊藤 傳 氏作
これは絵にパソコンの部品を貼り付け、アゲハチョウを止まらせたもの。拡大写真である。
ななめから撮ると一目瞭然でしょう。
絵は脳内にパソコンの部品が組み込まれているように見える。過去を記憶する装置でしょうか?
私のように忘れっぽい人には丁度いい。
※「エデンの東」 平井 康夫 氏作
男と女に着ていた服が残っている。服に丸みがあるため、何らかの理由で肉体が消滅してしまったのか?
ということは、男と女はすっぽんぽんでどこか世界にいるかもしれない。
どこかの世界・・・・・・、まぎれもなくエデンだ。
※「歓びの予感」 六反田 英一 氏作
色っぽい外人がトランペットを吹いたり、ドレスを着たり。一番手前の女性は魔法をかけているように見える。
「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン」ではないが、魔法をかけて幸せを体感しているのであろうか?
※「湿度73」 原澤 和彦 氏作
湿気が多い世界。古ぼけたトラックが水分のため、錆びている。
サングラスをしている色白の少年はなぜ、上半身が裸なのか。
しかも湿気のせいで体がふやけているように見える。
我々も「さびない人間になりたいものよ」