いぬバカ・ねこバカ

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二紀展(国立新美術館)⑨

2011年11月06日 23時04分28秒 | 日記

最終回になります。よろしくね。

※「MISCELLANEOUS」  奥野 貴博 氏作  

 

MISCELLANEOUSとは種々、雑多なものの意味。

ここで言うMISCELLANEOUSとはテーブルの上にある種々、雑多なものを指す。

フォークやお皿、本やめがねはわかるが、ニャンコまでが雑多の部類に入るとはちょっとかわいそうでねーか?

って気がする。

 

※「水に映る桜」  片庭 類 氏作

 

まるで花火大会の最後を飾る「スター・マイン」がドーン!と花開いたような豪快な桜でございます。

水面に映る桜が実に見事に描かれています。拡大でございます。

丁寧ではないけれど桜の薄ピンクが水面に映っています。桜の房の真ん中の茶色は邪魔だね。

 

※「約束の場所」  隆杉 諒子 氏作

 

すいません、何度も。どうもロングヘアーの女性に目がいってしまいます。私情を挟んでしまい誠に申し訳ございません。

彼女に似ていますので・・・・・・。

約束の場所に現れた彼女。きっと自宅の近くなのでしょう。ワンコを連れてきています。家族同様のワンコを待ち合わせ

場所につれてくるとは・・・・・。しかも生足なので彼氏とかなりうまくいっている証拠です。

洒落た帽子をかぶってきて、かなりお洒落してきているので彼氏との待ち合わせに違いありません。

きっと公園のベンチ(後ろにある)に腰掛けて次回の待ち合わせの相談でしょう。

ラブラブにみえますね。

 

※「トロイ・メライ」  佐藤 美和子 氏作

 

トロイ・メライとは「夢を見る、夢想」などの意味である。作曲家のシューマンが「トロイ・メライ」という曲を作っている

のはご存知でしょう。この女性は何かを想像している。明らかに何かを考えている表情をしています。

暖色系と寒色系に色を分けたのは、対象を表わし、陽の彼女、陰の彼女の姿である。

人間とは裏・表があるのですよ。

 

※「ローカル線Ⅱ」  清水 弘子  氏作

 

田舎の駅の待合室。

列車が到着しました。まもなく人々が降りてきます。

小さいお子チャマを抱いた若妻がご主人の帰りを待ちわびています。

拡大です。

田舎らしいいい光景ですね。

 

 

※「Merkmal」  川崎 直広 氏作

 

Merkmal(メルクマール)とはドイツ語で指標・目印の意味である。

ガキンチョが揃ってシャボン玉遊びをしている。

しかし後ろのキノコ雲の意味が分からない。最前列のメガネの子供だけを目立たせている。

拡大である。

反戦を訴える絵であろうか?ということはシャボン玉は平和の象徴ということでしょうか?

すいません。うまく解説ができませんでした。

 

 

※「橙」  市村 朱保 氏作

オレンジのカーネーション。そんな色のカーネーションなんてありえない。

でもそれが描けるのが絵である。

あざやかなカーネーションが深い緑の葉を背景に映えている。

花びらの描き方をみているとかなり長い間花を描き続けている方なのでしょう。

できれば、私にも教えていただきたいです。

 

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皆様、お疲れ様でした。お楽しみいただけましたでしょうか?これにて二紀展の解説は終了です。

自分なりの貧しい解説をいたしましたが、いかがでしたでしょうか?

まだまだ未熟者ですが、これからも自分の能力を伸ばしつつ、ブログもわかりやすいものをつくっていきますね。

どうもありがとうございました。