もうロングセラーになりつつありますね。では続きです。

※「変遷」 桶田 洋明 氏作
「変遷」とは移り変わること、である。
私の彼女似?の艶やかな女性は実物ではなく、過去のイメージなのでしょうか?イメージに時間の経過が
葉の茂りで表わされ、季節が移り変わりが感じられる。葉がイメージの上に重なりかけている。真夏の彼女
の思い出は過ぎ去った思い出となりやがては茂った葉で覆い隠され消えてしまうでしょう。
彼女は「追憶」の人である。

※「舞姫」 藤井 誠 氏作
これも水の揺らぎが見事に描かれている。桜の花びらが水面に揺らいでいる(舞っている)のがわかります。
それは綺麗な着物で踊りを舞っている艶やかな女性のようである。
「私は感動した!」

※「街の記憶Ⅰ」 川人 武 氏作
なんかロングヘアーの女性に目がいってしまう。個人的感情で誠に申し訳ございません。
古びた家の前に立つ女性。よーく見ると女性が景色に溶け込んでいる、ということは女性は過去の
記憶なのだ。かつて女性と仲良く過ごした街の記憶なのだ。いまは彼女はどこにいるのであろうか?
元気で暮らしているのかな?私は今になって寂しさをうんと感じているよ。

※「別れ」 梅原 賢伸 氏作
「あっちゃー、やっちまったよ!」ではない。
ある事情で馬を売らざるを得なくなった。小さいときから人なつこく、頭がよかった馬の「コニー」よ。
明日でお別れだよ。できればお前だけはなんとかしてやりたかった。ごめんな。とうちゃんを恨んでええぞ。
「コニー」は別れを察知したのであろうか?空を見上げて悲しい声で泣いている。

※「捕らわれの図」 池谷 真理子 氏作
カバや犬やブタ、サル、ハトまでが分厚い鎖でがんじがらめになっている。
鎖から逃げ出そうとアニマルたちの目は必死になっている。これから鍋にされるのであろうか?
でもカバやハトや犬やサルは鍋にしてもおいしくないかもしれない。

※「CANカン遊びⅠ」 河本 愛 氏作
缶の上に登って遊んでいる子供たち。缶の上に登って何が楽しいのであろうか?
ただ、高いだけじゃないか。しかもあぶないよ。そこのボク。
しかしどうやって登ったのか?
女子中生の顔がおもしろかったのでアップにします。


※「猫の書斎」 田嶋 香里 氏作
たくさんの猫が書斎に入り込みいたずらのし放題。服やスカーフを巻いている猫はなんか意地の悪い
顔をしている。「猫の書斎」ではなく「ネコ・ワンダーランド」のほうが題名としては適当なのかもね。

※「姉妹」 鶴牧 京子 氏作
仲のいい「姉妹」。携えられた手にはなぜかポッポちゃんが何食わぬ顔をして止まっている。
でも「姉妹」の視線は手を見ている。妹が姉の手をそっと包み込んでいる。
「ごめんね、おねえちゃん・・・・。」「もういいよ。これからも仲良くしようね・・・・。」
あつい信頼。姉妹だね。これからも仲良くやんなよ。