随思録

日々思うことを記す。

グループリーグを吉本興行でたとえると

2006-05-19 23:02:44 | Sports
おもしろいたとえ話を聞いた。

FIFAワールドカップ、グループリーグで日本が対戦するグループFの出場国を、吉本興業のタレントでたとえてみる。

ブラジル:桂三枝・明石家さんま・島田紳助

オーストラリア:次長課長・森三中

クロアチア:間寛平・坂田利夫

日本:山崎邦正(><;

うまいたとえだ。
かけ声だけは大きいってことだな。
それにしても毎回1勝1敗1分け狙いなのはどういうことなんだろう。

アテネ経由、ドイツ行けず。

2006-05-18 17:29:48 | Sports
サッカーアテネ五輪代表の選手たちが、駒野をのぞき今回のワールドカップドイツ大会の登録メンバーに選出されなかったことについて、スポーツナビで宇都宮徹壱さんがコメントを残している。

これはアテネ世代の選手の能力が劣るわけではなく、選手育成全体の問題だという言説は同感。
ホームというアドバンテージがあったにせよ、最も高い成績となった日韓大会において、フィリップ・トルシエは、五輪代表とフル代表、ふたつのチームの監督を兼任した。つまり2年後にピークを迎えるであろう選手たちを、五輪で育成することが可能だったわけである。
もちろん好成績をおさめたのは1999年のワールドユース組が主力であったことも大きな要因だろうが、いかにジーコが育成を怠ってきたかは、比較してみれば一目瞭然だ。(以下のデータはWikipediaのものを改変。)

シドニーオリンピック (2000年)代表メンバー
所属クラブは大会が行われた時のもの。
☆印は後にワールドカップ日韓大会代表に選出された選手。
ゴールキーパー
楢崎正剛(名古屋グランパスエイト)☆overage
都築龍太(ガンバ大阪)
ディフェンダー
森岡隆三(清水エスパルス)☆overage
宮本恒靖(ガンバ大阪)☆
松田直樹(横浜F・マリノス)☆
中澤佑二(ヴェルディ川崎)
中田浩二(鹿島アントラーズ)☆
ミッドフィールダー
三浦淳宏(横浜F・マリノス)
稲本潤一(ガンバ大阪)☆
中田英寿(ASローマ)☆
明神智和(柏レイソル)☆
中村俊輔(横浜F・マリノス)
本山雅志(鹿島アントラーズ)
酒井友之(ジェフユナイテッド市原)
西紀寛(ジュビロ磐田)
フォワード
平瀬智行(鹿島アントラーズ)
柳沢敦(鹿島アントラーズ)☆
高原直泰(ジュビロ磐田)

アテネオリンピック (2004年)代表メンバー
所属クラブは大会が行われた時のもの。
☆印は後にワールドカップドイツ大会代表に選出された選手。
ゴールキーパー
曽ヶ端準(鹿島アントラーズ)overage
黒河貴矢(清水エスパルス)
ディフェンダー
田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
茂庭照幸(FC東京)
那須大亮(横浜F・マリノス)
菊地直哉(ジュビロ磐田)
徳永悠平(早稲田大学)
ミッドフィールダー
阿部勇樹〈ジェフ千葉〉
今野泰幸(FC東京)
森崎浩司(サンフレッチェ広島)
小野伸二(フェイエノールト)☆ overage
松井大輔(京都パープルサンガ)
駒野友一(サンフレッチェ広島)☆
石川直宏(FC東京)
フォワード
高松大樹(大分トリニータ)
田中達也(浦和レッズ)
大久保嘉人(セレッソ大阪)
平山相太(筑波大学)

この差は実力差だけではないだろう。例えば松井や阿部が、中村にそれほど劣るとは思えない。(これは素人の判定なのだろうか?)
このメンバー構成は本当に〈フル〉代表なのか。逆にジーコによって、アテネ世代は本当の「谷間世代」にされてしまった。
「世代交代に失敗した」というのはよくある話だが、意識さえしないというのは、将来のサッカー日本代表について、何も考えていないことを意味する。

次期五輪代表監督は反町氏だという。北京五輪終了後は代表監督が兼任希望なら、そのままフル代表のヘッドコーチに就任する予定ときく。
もし叶うことなら、代表監督が兼任かどうかにかかわらず、そのままヘッドコーチに就任し、二つの世代の架け橋になってほしいものだ。

ジーコサプライズキター!

2006-05-15 21:11:36 | Sports
久保落選!巻代表入り…ドイツW杯23戦士決定 (夕刊フジ) - goo ニュース

久保まさかの落選。しかし、現在の調子を見れば巻は順当な選出。
うれしいサプライズだ。
“ジーコにしては”(←とても失礼)よい決断!

FWに関して言えば、ケガさえなければ田中達也が玉田に代わって入っていたと思うと、残念ではある。
MFには阿部や長谷部に入ってほしかったが、中田浩二はジーコも言っているように中盤でも最終ラインでもできるというのが利点。少ない登録メンバーで怪我人が出た場合には重宝するし、よい選択ではないだろうか。
DF……三都主批判はもうみんな諦めたか。でも攻撃の調子が上向いてくれば、決して悪い選手ではないと思う。無理に抜きにかかってよくボールとられるけど
加地は明らかに成長した。だれも文句を言うやつがいなくなった。不思議なものだ。ガンバ大阪の試合では、自信を持ってやっているのが見て取れる。
4年かけて、加地のような選手をもっとたくさん揃えてくれれば文句なかったのなー

それにしてもメンバー表眺めたら、アテネ経由は駒野だけだよ。
山本監督、どうよ?(^_^;;
個人的にはそれが一番のサプライズ。
結局黄金世代(1999年のワールドユース準優勝組)以降の選手の台頭はないし。
反町監督に期待。(もう次回かよ!)
そうじゃないと、日本サッカーの未来は暗いかもしれない。
今回は一次リーグ敗退がほぼ決まっているし、このままでは「谷間の世代」が「谷底の世代」になってしまいそうな予感がする。