しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

ハープが奏でる祈り

2012-11-11 21:45:25 | つぶやき

有明の月をもう一度捉えたくて、出勤時間より一時間以上早く、家を出た。

近くの堤防、ツインハープと一緒に月を捉えられないか?


けれど・・・。
空には一面の雲。
薄暗くても、それが分かる。
月も星も全く見えない。

途方に暮れて、ツインハープ橋を撮っては見たものの。
夜景モードでやっと写るその景色は、私が見ている景色じゃない。
マニュアルモードでは、真っ暗で、太い柱さえ見えない。

コンデジの限界。

黒い空も、だんだんと白っぽくなり、夜明けが近づいている。

ほんの少しでも雲が晴れて、隙間から朝焼けが見えれば少しは絵になる画像が撮れるかも…と思うのに、
全く、雲の厚さは変わらない。

朝早い時間。
橋の上、車もたまにしか通らない。

水の音が聞こえる。
川の水が流れる音。

ちょっと、川岸に行ってみようか・・・、と堤防を降りた。



川の流れは、結構速い。
落ちたら、死ぬな・・・。と横目で見ていた。

でも、ここからだと、ツインハープが中途半端な感じ。

もう少し、どうにかならないものかと、橋に向かって歩いてみた。



街灯が蝋燭みたい・・・。
そう思うと、涙が出そうで困った。

川面に映る光も、灯篭流しを思い起こさせる。


祈るしかない。
私は、祈ることしか出来ない。


空はどんどん白んで行く。
途中、コンビニでコーヒーでも飲もう、と職場に向かった。

明るくなると、地面に霜が降りていることに気が付いた。
今日は、冷え込んでいる。おそらく氷点下。

でも、空気が乾いている。雪は、まだ・・・。
確か、今日の日中は晴れるはず。



こんな、色気のない景色。
これもまた、今の、北の大地の姿。

どんどん、冬に向かって、色を失って行く。
今はまだ、表面の霜だけ。
これが、いずれ、一面の白に変わる。

シロツメクサの葉も凍えている。




コメント (1)
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