今朝、出勤途中、有明の月を見た。
もう少し早く家を出ていれば、三脚を立て、しっかり構図も考えて、あの月を捉える事が出来たのに。
もう、余裕が無い時間。
必死で手の揺れを抑えて、シャッターを切った。
画像が粗い。どうすればいいのか?まだ、分からない。
外の空気は、だいぶ冷たくなって来た。
冬の気配だ。
それでも、少し腫れぼったい顔に気持ちいい。
しゃんと目を覚まして、仕事に専念するための、気持ちの切り替えのための、空気。
そう思いながら、悲しく切ない光に見える、有明の月。
まだ、命は残っている、と訴えているよう・・・。
空の広さは、今、切なさを誘う。
広い・・・、と思う程、みかんの丘も遠く感じる。
けれど、確かに繋がっている。
どんなに遠くても、この空は、あの丘の空に繋がっている。