いやだ、いやだ、も~、いやだ!!!
ちょっと自慢気に故郷の雪景色を紹介して、雪かきも大変だけど苦労自慢みたいに言ったりして、
北国生活を誇らしく伝えていましたが・・・。
今日は、怒ったぞ!
何ですか?この降り方は!
幹線道路でさえ除雪が間に合わないくらいの降り方って!!!
踏み固められたガタガタの道路の上に、サラサラ雪がどんどん積り、
不規則に出来たわだちにハンドルを取られ、車の進行方向を制御するのに必死の運転。
出勤途中、ツインハープの下り坂。
ロードヒーティングで、雪が解けた所で出来た段差。
ガタンと落ちて、目の前の軽ワゴンがいきなり回転して真横に止まった!
軽ワゴンのおやじ、段差で車が振れた方向にハンドルを切りやがった!!!
「なぜ、ここで、ハンドルをきるかなー!!!」
私はまだ、不安定な雪の上。今、急ブレーキを踏めば、スリップで車の動きは読めない。
走っていたのは2車線の中央車線側。
慌ててミラーを確認したら、車の影は遠い。
よし!っと、段差を降りると同時にハンドルを切って左に避けて、ワゴンの後ろ側をすり抜けた!!!
ロードヒーティングで凍っていないアスファルトむき出しの状態だったから、滑らなかったけど、
そうじゃなかったら、私も回転していたぞ!
事故を免れて、ふ~っと息をついてバックミラーを覗いたら、真横になって道路をふさいでいる軽ワゴンからおやじが降りて来た。
「何やってるの?あれくらいで車が動かなくなるわけないでしょ?早く除けないと、邪魔でしょうよ!下りに差し掛かったところに止まっていたら、危険極まりない。結構、隣車線側に寄っているから、大きなダンプはきっと通れないよ。」
その先、そんな事を気にする余裕も無く、わだちに揺れる車体を、なんとか真っすぐに、真っすぐにと方向修正しながら、やっと職場に到着した。
一日中続いた風と雪。
除雪を担当している設備の職員が、悲鳴を上げていた。
真っ暗になってからの帰宅もドキドキ。
やはり除雪が間に合っていない。
田舎道よりはましだろうと、幹線道路に出てみたものの、ハンドルを取られる状態には変わりない。
下手にスピードを緩めると、かえって雪がタイヤに絡んで車体が持って行かれる。
だからと言ってスピードを上げて、思わぬ方へ車が飛び出したら・・・、と思うとビビる。
柔らかいわだちが出来たゆるいカーブ。
回転しそう!と冷や冷やしながら、少しづつ、ハンドルを切って・・・、泣きそうだ!
ツインハープを渡りながら、もうすぐ家だ!と早くこの状態から解放される事を願っていた。
下りに差し掛かって慎重に減速していたら、前の車の走り方がおかしい。
急に減速して、今にも止まりそう。下りだからか?と思ったら・・・。
その先に、事故った車が居た。
もうすぐ橋を降り切る、といったあたりの中央分離帯。
積もった雪に、完全に乗り上げた普通乗用車。
何故、ああなる?という乗り上げ方。スピード出さなきゃ、ああはならない。
この道の状態で、どんな走り方していたんだ?!
意味が分からん!
丁度、パトカーが着いたところだった。
事故車を横目で見ながら、通り過ぎた。
やっと家に着いたら、どうやら日中、兄貴が除雪機を動かしたらしい。
除雪機が動いた跡が分かる。
それなのに・・・。
その後に、15cmくらい積っている・・・。
自分の車庫前を雪かき。玄関前も、少しかいて・・・。
まだまだ、降り続いている雪。明日の朝も雪かきか・・・。
白い景色が、うらめしい!!!
随分前に撮った写真ですが、なんとなく、切ない気持が表れているかな?と・・・。
あぁ、もう雪景色は、いい・・・。
ちーさんのところで、お月様を見て来よう・・・、っと。