最近取り組んでいる木を使った作品で、木材をいつも購入させて頂いている地元の材木屋さんのもく遊りんさんで、先日購入したヒノキと桜の丸太を、作品用に製材カットをして頂きました。
皮付きで形がいびつなので、カットの仕方をいろいろ考えて頂きました。
巨木を製材できる大型のノコギリ機械には圧倒されました。
それをミリ単位で操る職人さんの技術には感動です。
厚さ2cm間隔で正確に切って頂きました。
皮もしっかり残しています。
桜の木は、カットした断面を見てみると、所々がなんとピンク色をしているのです(写真で分かりづらいかもしれませんが、表皮の近くがほのかにピンクがかっています)。
しかも、切り立てのにおいをかいでみると、若干さくらの甘い香りがしました。
幹の中にもさくらの樹液?がしみ出しているとは、思いがけない発見でさらに感動!
春に一斉に花を咲かせるために、幹の中で力をためているように感じました。
また新しい作品がどんどん思い浮かんで、ちょっと興奮気味の一日でした。
貴重な木材を提供して下さり、職人技で製材をして頂いたもく遊りんの皆さん、本当にありがとうございました。
工房の近くに、秋を感じさせるススキが広がっていました。
日本の自然は素朴で本当に美しいです。
間伐材の利用が広がって、日本の里山が守られていければと願っています。
『木の記憶』シリーズ作品はこちらに紹介していきたいと思いますので、時々ご覧下されば幸いです。
桜の木の断面がピンク色をしている何て、私もびっくりしました。
桜の香りをかいでみたいです。
春に一斉に咲かせるために、幹の中で力をためているんですね!
テレビや雑誌でも間伐材の利用の大切さが報道されていました。
木を切ることはいけないことのように思っていたのですが、里山のように昔から手入れしてきた森林は、人が手を加え続けていかないといけないんですね。
「木の記憶」シリーズ楽しみにしています。
いつもコメントありがとうございます。
間伐材の利用について触れて下さってありがとうございます。
森林を整備することで、地面に近い植物や背の低い木々にまで太陽の光が届き、土砂崩れを防いだり、いろんな生き物が生きれるようになれます。
でも、切った木を山から運んだりするのにたくさんの費用や労力がかかるため、放置されたままの山が日本にはたくさんあります。
費用がかかるということは日本の木材は値段が高くなり、割り箸や紙の原料など木材の多くはは安い海外から輸入されます。
日本の木材の需要が増えれば、山の手入れのための費用がまかなえるようになるので、木材の値段も下がり、山も豊かになっていきます。
今年、エサ不足で問題になったクマの民家などへの出没なども、里山を豊かにしていくことで少しでも解決していけると思います。
木を切ることは自然破壊のように受け止められがちですが、昔の人は自然の力をうまく利用して、山から必要な分の恩恵を受けながらその分を山にお返ししていく、そんな考え方がもっと広まって欲しいと思っています。
桜の木ってすごいですね~
コメントありがとうございます。
自分もびっくりしました。
木の生命力ってすごいですね!
一年に一度、満開の花をさせるために、暑い夏も寒い冬もじっと耐えて力をためていることを考えると、桜の木を見かけたら愛おしさを感じます。
日本人にとって桜は特別ですからね。
この丸太、写真だと中があいてないけど、
自分で中は切ってるの?
あ、もしかして、中を切った木の断面にキャンバス張ってるのかな?
久しぶり!コメント有難う。
mixi久々に再開しました。
またちょくちょく作品見せてね。
丸太は自分で削ってるよ。
電動のこぎりとか、トリマーとか、ノミとか使って。
中に入れる作品は、別の木をくり貫いた同じ形に削って、その上からキャンバスを張っているよ。
作品保護のためにアクリルも同じように削ってるよ。
絵を描くのと同じぐらい時間かけてるかも、、
年輪に沿って削る事で、木が見てきた動物の家族の記憶を表現しています。