坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

北の街札幌。ランと登山と旅日記。
YOUTUBEチャンネルもやっています。(^^)/
「北海道山日和」

我が家の節電状況・・・・④電気について

2016-04-02 20:39:27 | サステナブル

ちょっと・・・というよりだいぶ空いてしまいました。


前回はkWhについて書きました。
アンペア(A)は電力契約をする時に大切で、kWhは電気料金を算出する時に使いました。


さて、その電力契約については、基本アンペア契約といって、北海道電力でいうと
一般家庭向け料金メニューの「従量電灯A/B/C」のうちAとBなどがあり、
5A、10A、15A、20A、30A、40A、50A、60Aなどがあります。


以前、②で書いた我が家の契約ですが、「6kvA」という上記とは少し違う契約になっています。


kVAってなに?


実はよく知りませんでした。
オール電化住宅などが契約する使う言葉(単位)ということぐらいで、なんとなく「電気をたくさん使っている」というイメージだけは出来ましたが・・・・


②でも書きましたが、Aは電流、Vは電圧でした。
kVAをよく見ると、「VA」ってなってますよね。
kは1000w=1kWのように、1000倍を表すだけのことです。
もう一つW(消費電力)がありましたが、WはVとAをかけたものでした。



W=VA


なのですが、厳密に言うと違いがあります。

Wというのは、実際に使われる電力のことで、正確には「有効電力」というものです。

VAというのは、電気機器を動かすために使われる電力のことで、「皮相電力」というものになります。


あ~、もうわかんなくなってきませんか?(笑)
皮相電力なんて言われると、途端に拒絶反応出てきて、いやになりますが、
ここは頑張ります。
もうちょっと頑張って書くと、「皮相」という言葉は、「うわっつら、物事の表面」という意味ですが、
電気用語的に言うと、「見かけの」という表現になります。
皮相電力は「見かけの電力」とも言われ、実際には家電製品に仕事をさせるのに使用される電力W(有効電力)との間にズレがあるんです。


家電製品を動かす電力には、仕事をするのに使用される電力(有効電力)と、
実際の仕事に使われない電力(無効電力)があり、
皮相電力はその両方を併せたものだからです。
「無効」だからといって決して「無駄」ではなく必要な電力なんですって。(笑)
(だからといって単純に足し算ではないのですが、ここではこれ以上踏み込みません。)


家電を利用するのにかかる電力全体をvaやkvaで表すのに対し、
実際の仕事に有効使用された電力を表すのが力率を加えて(掛けて)計算するWやkWです。


ここで「力率」という言葉が登場しました。


力率は、どれだけロスなく電化製品を動かす仕事に電力が使われているかを表す数字です。

全てが仕事に使われた場合には1(100%のことですね)になります。
つまり、力率は1よりも必ず小さな数字になるため、vaやkvaはWやkWよりも大きな値になります。


その関係は、

力率=有効電力÷皮相電力


となります。ちょっと式を変えると、


有効電力=皮相電力×力率

皮相電力=有効電力÷力率


でもあります。
例えば、1000w=1kwで、力率が100%と75%の家電があります。
100%の方は力率が1ということですので、皮相電力(kVA)と有効電力(W)は同じです。
しかし、75%の方はというと、有効電力1kwを0.75で割りますと、皮相電力は約1.3kVA
となります。
これは力率が限りなく1に近く(有効に電気が使用されている)、皮相電力と有効電力が
同じときはいいのですが、そうではなく、力率が小さい電化製品ばかりを同時に使用すると
思っていたより電気を使っていることに気付かずに、ブレーカーが飛んでしまうことになります。




電気の契約に話を戻しますが、
電気容量の契約はアンペアになっているのが一般的ですと書きました。
しかし、我が家のようなオール電化住宅ではkvaでの契約になります。

オール電化では一般家庭よりも家電の種類が多く(通常は100vで使う家電以外に、IHクッキングヒーターや電気温水器など200Vのものもあるんです)、ロスも大きいため、実際に使われる電力に合わせて契約してしまうと、必要な家電を同時に使った時にブレーカーが飛んでします可能性があります。


そのことを踏まえてオール電化ではkvaでの契約になっているのです。


このくらいで電気の用語はいいのではないでしょうか。(笑)

 


マラソン・ジョギングランキングへ


最新の画像もっと見る

post a comment