大雪・美瑛・富良野の旅

久々の更新だなぁ。

札幌に住んでいても北海道内を旅するのはなかなか出来るもではない。
まぁシアトルに１年いたから当たり前と言えばそうなのだが、今回大雪に来たのが２年振りだったことに驚いた。毎年紅葉を見に行っていたこの日本で一番大きい国立公園。神奈川県に匹敵するほどの広さを持っているわけだが、なぜか今まで初夏の花の季節に来たことがなかったのだ。幸いにも好天に恵まれ、高山植物が咲き乱れる花畑を見ることが出来たのだ。
天人峡温泉は秘境と言われる。隣の旭岳温泉と比べると寂れた感じはするが知る人ぞ知る名湯だ。宿泊した天人閣の岩風呂はなかなかだ。写真は北海道で一番落差がある滝「羽衣の滝」。
そして写真は「忠別湖」。旭岳から見下ろすと以前には無かった湖が見える。所謂ダム湖で、今年の3月11日に誕生した出来立てほやほやなのだ。コンクリートの部分と石などを積み上げたコンバインダムというダムだそうで、同式のダムでは堤の高さは日本で2番目、貯水量では最大級という代物が姿を現していた。

そして7月の北海道は高山植物だけではない。美瑛の丘や富良野を訪れるとラベンダーをはじめとした花々が次々に咲き乱れる。美瑛の丘ではとうもろこし、麦、ジャガイモ等の農作物がその成長の過程で様々な表情を見せてくれる。パッチワークの丘とは良く言ったものだ。


北海道に来て10年近く経つがここに来たのは初めて。その土地に住んでいるといつでも行けるという気になってしまい、とうとう10年が経った。そう言えばディズニーランドに行ったのも随分経ってからだったな。
「麓郷の森」
ドラマ「北の国から」の舞台となった森だ。驚いたことにいまだに多くの観光客が来ている。最終話「遺言」で出てきた「拾ってきた家」や「89’帰郷」で五郎が建てた「石の家」も健在で写真の石の家の風景はドラマシーンそのままだ。

「北の国から」の他に今回もうひとつ訪ねてみたい場所があった。
「森の時計」。これも富良野を舞台にしたドラマ「優しい時間」で寺尾聡演じる勇吉が経営する喫茶店だ。カウンター席に座るとコーヒーを自分で挽ける。ドラマのワンシーンを自分で体験できるのだ。随分とミーハーなのは重々わかってはいるがなぜかドラマを見ている時からこれがやりたかったのだ。


夏の北海道。最近は温暖化の影響か蒸し暑い日が増えた。今は雲丹が旬でスーパーでも一折500円で帰る時もある。そして先日釧路で秋刀魚の水揚げが始まった。
7月下旬から8月上旬には札幌大通りで恒例のビヤガーデンが始まり、それが終わるともう北海道の夏は終わるのだ。

9月なると大雪は日本一早い紅葉が始まり、初雪が降る。