坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

北の街札幌。ランと登山と旅日記。
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「北海道山日和」

その時・・・ 4月17日

2006-04-18 21:17:07 | シアトル漂流記

It scared me out of my wits.

それは私を死ぬほど怖がらせた。

今日は夕方5時半からマーケティングのクラスがあった。2時間の授業の後。

19:35
大学内にてNO67のバスに乗る。いつも乗るやつだ。外はまだまだ明るく天気も良い。

20:05
ほぼ時間通りNorthgate trangit centerに到着。ここでNO345のバスに乗り換える。
しかし、出発は20:35。愛用のipodnanoで音楽を聞きながら待つことにする。雲が広 
がってきて、ついに雨が降り始めた。寒い。

20:35
時間通りバスが来る。今日はいつもよく見る女性のドライバーだ。寒さで震えていた体はバスに乗ってようやく落ち着いてきた。この時間にしては珍しく、男女の若い連中が6人ほど(黒人男性3人、白人系女性3人でだいたい18・9歳くらい)乗り込んで来る。そして犬を連れた黒人男性も乗車。続いてちょっと足が不自由なお年寄りの女性が買い物袋を下げて乗車。もう一人中南米系のサラリーマン風の男性が一人。
このメンバーを乗せてバスは発車した。

20:40
犬を連れた男性が降りた。

20:55
私が降りる終点のバス停までの丁度半分くらいまで来たところでAurora Aveという大きい通りをバスは横断する。その手前のバス停で停車した。
最後尾の座席に座っていた男女の若者達がバスを降りようと男を先頭にぞろぞろと歩いてきた。同時にスキンヘッドの男の子(やはり18歳くらい)が乗車してきて運転席に一番近い席に座った。
その時である。
降りようとした黒人の男がいきなりスキンヘッドの男の子に殴りかかったのである。
5・6発は殴られたであろうか。いきなりだったので殴られっぱなしである。
ドライバーの女性も何事か叫んでいる。
一緒に降りようとしていた女の子達が勇敢にも殴られている男の子に覆いかぶさって助けている。(この行動にも驚いたが
私の通路の反対側に座っていたおばさんは

「警察に連絡して」と叫んでいるし、ドライバーも間髪いれず無線で警察に連絡している。
殴られた男の子は口の中を切ったらしくドライバーから貰ったティシュで血を拭いている。女の子達は殴った男達とは友達ではないらしい。
当の殴った男はバスを降りてどこかにいってしまった。

21:10
警察が来た。バスは動かずそのままだ。
バスに乗り込んできてなにやら被害を受けた男の子や女の子達から事情を聞いている。非常事態の会話はなおさらわからない。
しかしどうやら殴った男は酔っていたらしい。  
かわいそうに男の子は顔にもあざを作っている。

21:30
バスは再び動き出した。

21:45
やっと終点のバス停に到着。
もう真っ暗な帰り道を急ぎ家に向かう。
あんなことがあるとこの真っ暗な道は余計に不安を誘う。
玄関を開けると居間では相変わらすおじいちゃんが中国の番組を見ている。
ちょっとほっとした。

あの時は一瞬凍りついたように動けなかった。
もしあそこに自分が座っていたら
女の子達の替わりに、もし自分があの状況の中にいたら
もし殴る蹴るの喧嘩で終わらなく、銃などの凶器を持っていたら
どうなって、またどうしていただろう。 
あの時動けなっかたと同時に、「もし銃を出したら
と考えた。

そう、シアトルは安全な街だといってもここはやはりアメリカだ。    



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