坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

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「北海道山日和」

ドイツ旅日記2009~ベルリンマラソン(スタート前)

2009-10-05 23:21:36 | マラソン大会

ベルリンマラソン当日の朝。北海道マラソンからわずか3週間。
北海道マラソンで痛くなった右股関節からくる張りを少しでも取って臨もうと、
調整程度しか走れていない状態でどこまで走れるのか。しかし、体調は悪くない。

朝5時に起床した。ホテルの朝食は6時半からだが、9時のスタートと移動時間を考えると若干遅い。それに加えてマラソン前は、やはり食べ慣れたごはんが一番安心。
ということで、秀岳荘で調達した白米とインスタント味噌汁、日清のスパ王。

白米は水でもお湯でも、袋を開けて流し込み、30分待つと美味しいご飯となる。
ホテルのポットでお湯を沸かして注ぐ。本当にお勧めだ。うまい。

6時10分にマー君夫妻とロビーで待ち合わせ、まだ全部の準備が整っていない朝食の中からバナナをもらう。そしてすぐに出発。
地下鉄を乗り継いで約50分。ポツダムプラッツ駅に到着した。この周辺は再開発が進んでいてガラス張りの綺麗な高層ビルがどんどん建っている。そうかと思えば、崩壊したベルリンの壁にアートをして一部が残されてもいる。ベルリンの壁の崩壊後、壁の一部は残され、撤去された後にはその場所がわかるように、敷地や道路にレンガやタイル等でライン上になってその名残りを見ることができる。

地下鉄駅からは、朝早くから続々とランナーが、スタート地点であるティーアガルテン、に向って歩いていく。
ブランデンブルク門を右手に見ながら広大な公園・ティーアガルテン内へと入っていく。6月17日通りと名づけられた通りの西にゴールゲートが見える。柵がしてあって近づくことはできないけど、遠くから記念撮影。そのまま公園を北に進み、エイドエリアへと進む。
連邦議会議事堂前の共和国広場一体に設けられたエイドステーションは、さすがに40000人が参加する大会を思わせる。スタート・ゴールの両方をサポートするために膨大な数の荷物預かり所、シャワーテント、更衣室、インフォメーションセンター、給水所・・・・etcが用意されている。ホノルルでもここまでではない。各荷物預かりテントは十分大きく、北海道マラソン同様の大きい専用袋に荷物をいれてゼッケンごとに預ける。網目のスタンドにフックを上手く使って効率的に荷物をかけていく。これは終わった後にスムーズに荷物が出てきたことでわかる。

そんなエイドだから、見てまわるだけでも楽しい。そしてぞくぞくとランナーが集まってくる。既に時間は7時半をまわり、9時スタートまではあっという間だ。
特にやることもないので、さっさとランシャツに着替えて荷物を預けに行った。nikoもマー君夫妻もそれぞれ自分のテントへ。天気予報は晴れ。日中は25・6℃まであがる。それでもスタート待つ公園はまだ肌寒かった。スタッフが黄色いビニールを配っている。よくゴミ袋を切り抜いて、頭と腕が通るように即席の雨具を作ったりするが、この大会では黄色のビニールにスポンサー名を入れたそれを用意してるのだ。
面白いのは、環境保護といいながらスポンジエイドでは水だけを用意して、スポンジは各個人に1個だけゼッケンと一緒に配り、それを走っている時には常に携帯して水をかけるようにしているが、寒さよけの簡易雨具は惜しみなく配っている。それはゴールしても同じで、ピクニックシートよりも大きいビニールを、ゴール後にかけてくれるのである。これは今回お土産として持ってきた。

その簡易雨具をかぶり、女性陣は最後方のHブロックへ。我々はEブロック。
Eブロックというとそれだけでもかなり後ろだと想像していたが、タイム順位配されているせいか、AからDの人数が極端に少ない。それにスタートに使われてる6月17日通りはめちゃくちゃ広く、それをすべて使っているせいもあってかスタートゲートが目の前だ。これなら1分程で通過出来るだろう。
機能的に各ブロックへの誘導路があって、ブロックの入り口ではスタッフがしっかりゼッケンに書いてあるブロックを確認して誘導している。そのおかげで違反してる人は見当たらない。まぁ40000人いれば割り込みなんてしてもたかがしれている。
それでもHブロックなどの後方は凄い人だったらしい。こんな大きな通りでもスタート通過まで16分かかったというから、その規模が想像出来る。

そのなメガマラソンのスタート時間が近づいて来た。放送がかかってドイツ語でなにやら盛り上がっている。歓声があがる。周りでは簡易の雨具を脱ぎだし、にわかに群集のテンションが上がってきた。座っていた人は立ち上がり、飲んでいたペットボトルを捨てる人、無理やりテーピングで持参の飲み物やゼリーを腰周りにつけていて、立った拍子にはずれて慌てる若者、もよおして大急ぎで森の中へ消えていく人。
これから40000人分のベルリンマラソンがスタートする。

カウントダウンが始まった。
 


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