13km地点を左折したその時、前を走っていたakiさんが突然しゃがみこんだのだ。
脚を触っている。あんなに好調だったのに。
声を掛けたが届いていただろうか。ぜひ立ち直って欲しいと願いながら自分も前に進んだ。ここからアップダウンが続くがまだまだ前半。無理をすれば後になって疲労がくる。しかしあまり慎重になる必要もない。マイペースだ。抜かれても気にしない、無理に追い抜く必要もない。前だけを見て、気持ちは30km地点ををイメージしながらも、目の前ののぼり坂の頂上、カーブの向こうと常に近くに目標を定めながら。
15km地点を通過。通過タイム 1時間11分10秒。
ペースはそれ程落ちてはいない。しかし、うかつにも用を足したくなってきたのだ。スタート前に済ませたばかりだったが。フルではシドニーマラソン以来2回目だ。そういえばこのあたりからちらほらと男性ランナーが道を外れていたっけ。危ない状況ではないが、このままではいられない。頭のなかではトイレの場所を探していた。
このへんだったろうか。13km地点でしゃがみこんだakiさんにまたもや追い抜かれた。akiさんはまたしても風のように通り過ぎていったのだった。あれはいったいなんだったのだろう。この時くらいから抜いたり抜かれたりと赤いランシャツの男性ランナーが気になっていた。ピッチが軽やかでリズムがある。近くにいるととても走りやすいなぁと感じていた。
トイレはこの先の20km地点の仲洞爺キャンプ場だ。あと5km。時間にして25分弱。実は10kmから15kmの5kmのラップが23分24秒。道を外れて用を足しているランナーを羨ましいと感じながら走った15kmから20kmのラップが23分19秒だ。気持ちが前に言っている分速かった。ちょうどキャンプ場の前が給水地点だったが、わき目もふらずに駆け込んだ。時間のロスは痛いが「ほっとした」
20km地点通過タイム 1時間34分29秒。
若干脚に疲れがきてるが左の太腿に問題はない。
中間点通過タイム 1時間40分53秒。
洞爺湖を時計に例えるならスタート地点が8時。真北が正午。とするならと2時の位置まで走ってきた感じである。ここから約5km走ると1時の地点を通過して26km地点から約2kmの直線があるのだ。昨年はここで雨が強くなってきた。そしてぐっと疲れを感じた地点だった。
つづく・・・・
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