2013年の北海道マラソンが終わりました。
前回の更新の最後に「撃沈覚悟でスタートするか」と書きました。
覚悟でスタートしたわけではないですが、結果見事に「大」がつくほどの撃沈となりました。
昨年とは違って涼しい気温となったスタート時。ちょっと日差しはありましたが、気温は26.5度、湿度は51%(実行委員会発表)でした。
スタートはチームメイトのウクレレさんと40分以上前からAブロック前方にスタンバイ。
前日、おそばを食べながら、904のI田さんに作戦はと聞かれたので、ぎりぎりサブスリーのペースで行って後半がんばると。
それに「乗ります!といったI田さんは素晴らしいネガティブラップでゴールしました。
無理しない作戦と繰り返しながら、TV塔のカウントダウンでスタートしました。
最初の1㎞ラップが3’50秒。やっぱりつられて速めになりましたが、若干落として(つもり)で中島公園、幌平橋を渡り、北へ向かいました。
最初の5kmラップが、
5km通過: 20分1秒
ちょっと速すぎます。もっと押えて押えてと平岸街道へ。
下りの平岸街道。後ろからガンガン抜かれます。呼吸は楽でしたが、なんだか体がダル重な変な感じ。しかし下りの恩恵もあってあまり気にせず創成川トンネルへ。
JR高架で10㎞
10㎞通過: 40分53秒(5km 20’47)
平岸街道で少し落としたペース。このくらいで行ければと、新コースとなった北8条通りを左折しました。
晴れ間がでたり、隠れたりしていましたが、まだまだ水をかける程でもなく、給水もいいかなぁと思えるくらいでしたが、後半を考えてしっかり給水。
北海道大学の西側の石山通りを通って新川へ。
15㎞通過: 1時間1分23秒(5km 20'30)
平坦なコースに入ってまた若干ペースが上がり気味になりました。
16kmで904エイドで預けてあったOS-1を受け取りました。給水所のドリンクと違ってすんなり体に入ってくる感じで心地よく、まだ頑張れるといった感じで新川通りを目指します。
そして新川通りへ。
思ったより日差しがあって、早く曇ってほしいなと思いながら20㎞へ。
20㎞通過: 1時間22分4秒(5km 20分41秒)
ペースもまずまずですが、20㎞へ行くのがちょっと遠いなと感じてました。
中間点を1時間26分35秒で通過。
28分でいいと思っていたのでやっぱり少しオーバーペースだったかもしれませんね。
昨年よりかなり遠く感じた折り返し地点。
すれ違うトップ集団を見ながら「がんばる、がんばる」と自分を鼓舞して走った新川通り。
25㎞通過: 1時間43分2秒(5km 20分58秒)
折り返してから30㎞までに行く途中、かなり脚も気持ちもきつくなってきたのに気が付きました。
これまで走っている途中に考えたこともなかったことが頭に・・・・
「なんで苦しいのに走ってんだろ」
そう思った矢先に904のI田さんに勢いよくパスされました。
もうその背中を追う気力がまったく残っていません。
30㎞通過: 2時間4分36秒(5km 21分34秒)
決して極端に落ちたラップではありません。
4分半で残り12㎞を走れれば3時間は切れます。
しかし、脚を痛めながらも走った別海、大荒れのいぶすきの後半とは全く違いました。
気力が抜けてしまった感じ。
新川通りが本当に長かった。
そして新川通りを終わり、35kmへ向かう32km地点あたり。もう完全に脚が終わり、気力もなくなったころ、前方にはやりつらそうに走るランナーさん発見。
北極星のO滝さん
まだ若干自分のペースが速かったので追いつきました。声をかけたら撃沈したとのこと。
こういう人でも撃沈するんだなと。
そしてちょっと前にでて振り返った時でした。
くらぁ~と、目の前が真っ暗に
危なくそのまま転倒、失神 間一髪で踏ん張り歩きましたが、その直後にO滝さんから、
「まだこのペースでも3時間前半で行けるからがんばるぞいっしょに行こう」。
元気もらいました。
35km通過: 2時間29分3秒(5km 24分27秒)
あれだけペースぼろぼろだったのにまだ5分切ってたんですね。(笑)
しかし、35kmの給水のあとからはちょっと元気を取り戻したO滝さんについていけず。
上半身、特に腕から指先にかけてひどいしびれが襲ってきました。
脚を前にと走りだしても体が拒否反応を起こしている感じですぐに歩き。
もうここからは散々でした。
次々に追い越されれるのは仕方がないにしても、10mも走れない。
しまいには北海道大学に入ってすぐにスコールです。
もうどしゃぶり
走れないわ、ずぶぬれだわ・・・・・沿道からは「もう少しだから頑張れ」に声援に走りだしても
5mほどでまた歩き。
しびれはマックス。
たぶん外からみればふらふらしてたでしょうね。
40km通過: 3時間0分2秒(5km 30分59秒)
クラーク像をすぎたところでアミノの皆さんからも暖かい声援。
しかし、まったく応えられず。
北大を出てチームメイトの待つヨドバシ付近でとぼとぼ走ったにもかかわらずまた歩き。
横断の為に警備員さんがコースを右に左に変更するのをボーっとしながら、ふらふらと言われるがまま右に左に。
そして道庁赤レンガ庁舎。
多くの皆さんが声をかけてくれますが、まったく走りだす気力なし。
日本銀行前から、ゴールの直線くらいはなんとかと思い、サングラスを上げて、とぼとぼと走りふらふらしながらゴール。
3時間15分49秒
メダルを掛けてもらい、タオルをもらってもかろうじて歩いている感じ。
ちょっと怖かったので自分で救護室へ。
暖かいタオルと毛布にくるまれて1時間ほど休みました。
3時間二桁はファンランの青太を除いて2009年の道マラ以来。
救護室は初体験。
昨年の千葉アクアライン以上の大撃沈となった2013年北海道マラソンですが、大事に至らず
なんとか完走できただけでもラッキーでしたし、思い返してみれば、つらくなってから受けた声援は、その時は恨めしかったものの、思い返してみればありがたかった。
特にO滝さんには本当に感謝します。
その後は風呂に入って、しっかりと打ち上げへ。
チームメイトも撃沈組、しっかりと走った組と分かれましたがみんな元気に完走できたことが何よりで、楽しい打ち上げとなりました。
過去最高の参加者と過去3番目という完走率を支えた大会役員、スタッフ、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。
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こんな結果に終わり、ついには引退 某野球部へとも考えましたが、まずは10月の別海にむけてまた頑張ってみます。(笑)
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