坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

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「北海道山日和」

北海道マラソン2008~ハーフから35km

2008-09-08 22:10:16 | マラソン大会

 北24条付近でエネルギー補給用のゼリーを受け取った。前回もほぼ同じ地点で受け取ってすぐに補給した。今回は30km地点で補給しようと思ったのだが、応援の関係で、ハーフ地点で受け取り、持って走ることにしたのだ。昨年のエネルギー切れによる失敗を繰り返したくなかったのだ。走りながら考えた。昨年は体調も万全ではなかった。しかし、今回はスタート前の準備は問題ないし、今の状態も良い。では30km地点では?・・・・エネルギーが切れてからでは遅い。補給するなら25kmだと。

 宮の森北24条通りを右折して、新川通り約800mほど走り、さらに右折して琴似栄町通りに入る。往路は左にJR新川駅を、復路は右に見て走る。応援者にとっては交通機関も揃った格好の観戦ポイントだ。当然声援も多く、走りやすい。ここで、H氏の奥さんから氷の入った袋を差し出してきた。H氏はうまく受け取った。私はまさか自分の分まで頂けるとは思ってもみなかったので、差し出された氷をあわてて受け取った挙句に、氷1つを残して落としてしまったのである。それでも、残ったひとつを口にした。ありがたかった。

 さぁそして問題の新琴似2条通りに向けて左折した。約3.7kmの直線で、もちろん第2折り返しのあとの復路も走る。
 昨年は、ここの復路で脚が止まった。そしてそのままレースを終えた。一切の木陰もない悪夢の直線だ。ただ直線が長いから悪夢なのではない。ハーフを過ぎて、第2折り返し地点に向かう追分通りを含めて、25kmから34kmという精神的にもきつい区間のほとんどがこの直線なのだ。ここさえ集中して乗り切ればゴールは見えてくると思っていた。あとは気力で走れると。足は重くて、膝も痛いが、気持は切れてない。
やはりH氏が隣にいるのは力強い。呼吸もまだまだ楽だ。追分通りに左折した時には、試走をした時より短く感じた。集中している証拠だ。新川を渡る時に、アミノの女性メンバーFさんを捕らえた。彼女も頑張っている。余裕も感じられた。ついてくる。
 「こうなったら、3人でゴールだ」
 第2折り返しを回る。昨年ここで弟に言った。「先に行けっ」と。その後、彼の背中を再び見ることはなかった。しかし、今年は違った。周りを気にする余裕はなくなっていたが(事実、折り返した後に弟が反対から声をかけてくれたらしいが気付かなかったらしい)、前に行く集注力は途切れていなかった。昨年の悪夢を払拭した瞬間だった。ひとつ重荷が消えた。しかしまだ油断してはいけない。次は昨年のリタイア地点である36km。
 再び新川を渡り30km地点を通過した。そして復路の新琴似2条通りに右折した。
H氏も健在だ。あいかわらず1km毎にラップを伝える。H氏が言った。「俺達、ごぼう抜きしてるな」と。ペースはまったく落ちていない。そう、周りが落ちているのだ。やはりここの直線はひとつの山場なのである。34kmを通過して、悪夢の直線を乗り言った。琴似栄町通りに入る手前で、またもH氏の奥さんから氷袋を頂いた。今度は口が縛ってあり、落とさず手にすることができた。その気遣いが嬉しかった。そのまま袋を帽子の中に入れて走った。
 琴似栄町通りから新川通りに入る手前で35kmを通過した。
 このあたりの給水でFさんが少し下がった。ここまでくれば余程のペースダウンがない限り完走だろう。そう願ってゴールを目指した。


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