2014年の暑い位、熱い北海道マラソンが終わりました。
一週間前前から天気予報をチェック。例年より若干走りやすくなるかなぁと期待していたのですが、やはりそうは問屋がおろしませんでした。(笑)
午前9時のスタート時点の天候はぴーかん
気温は22.3度、湿度は54%で、日差しがすこしきついかなぁという程度でしたが、日中の最高気温は27度まで上昇したそうです。
スタート後の駅前通りと北大くらいしか日陰のないコースですから、コース上はもっと暑かったでしょうね。
昨年の北海道マラソンは33km位から歩きが入り大撃沈でした。
初参加の2008年以来でした。
今年はというと、年明けの京都マラソンで順調にスタート切り、今年は目標に向かって!と思った矢先に怪我をしました。
4月の長野マラソンは様子見の走り。5月の洞爺湖マラソンは回復途中の、これまた調整的なレースとなってしまいました。タイムはそこそこでも積極的なレースが出来ない。
そして、故障個所であるハムの違和感を抱えたまま、6月は利尻を走り、続けて奥尻を走るという、まさに自業自得とはこのことの通り、目先の楽しみにつられてしまいました。
そんなこんなで奥尻(6/14)以来、北海道マラソンまでに30km以上を一度に走ったのは7月27日の試走会のみ。
おまけにお盆前にゴルフでぎっくり腰をやり1週間の安静。
こなんですから、レース前の道マラ想定は50点の出来でいいとしましたが、その通りとなりました。
そのレース展開です。
チームメンバーとBブロックにスタート40分前に入りました。
快晴で日差しが強い 湿度が低くさわやかなスタートでした。
設定は4’20/kmで30km。それ以降はあげられたら上げる。絶対に無理はしないです。笑
最初の5㎞。21分36秒。
ほぼ想定通り。スタートのロスもあったので少し速いですが。
中の島通りから平岸街道に入ります。ここが道マラ最初の落とし穴。超ゆるーい下りなので、自然とペースをアップをしてしまう怖い区間です。
時計を気にしながら行きましたがやはりペースアップしてしまいます。
創成トンネルを抜けて10㎞通過。42分28秒(5㎞ 20分52秒)
距離の不安があったので我慢我慢と言い聞かせましたが、近くにK森さん、N谷さんと、身近なサブスリーランナーさんがいたせいもあり、当初の予定からオーバーペース気味に。
それを修正しながら、不安定なペースが続きました。
時には4分一桁になり、時には20秒ちかくになり。
15km通過タイムは1時間3分28秒(5㎞ 21分ジャスト)
呼吸も脚もまだまだ楽でしたが、なんせこのペースでさえこの2か月、距離も合わせて一度も走っていませんから、いつガタンと落ちるのかが怖くなりました。
15km過ぎに大会審判を務めている会長からのエール。
昨年のように前日に下痢を起こしてるわけではないのでまだまだ体は楽でした。1週間前の調整では10㎞でもきつかったのに・・・・やっぱりアドレナリンのおかげ
20kmは1時間24分23秒(5㎞ 20分55秒)
新川通に入りました。
はやり距離の不安は的中。 心肺はまだ余裕がありましたが、この暑さを考えると気持ちに余裕の持てない脚の重さが徐々に。
中間点通過 1時間28分54秒
設定より2分以上速い通過となりました。
ペースを落とさないとという葛藤のなか25kmを1時間45分32秒(5㎞ 21分9秒)で通過。
このペースでどこまでいけるのか
そして新川の折り返しとともに一瞬追い風に。おまえけに正面から照り付ける太陽。
じわっと暑さを感じると共に一気に疲労感が襲ってきました。気持ちも弱気に。
しかし、万全でないとはいえ昨年のような歩きが入る撃沈レースだけはしたくない。
その思いだけでペースを維持。
30km通過。2時間6分38秒(5㎞ 21分6秒)
チームメイトのH瀬さんが25km過ぎから抜いていき、一度は並走。しかしラップが3秒ほど速いのでむりせず背中を見ながら走ることに変更したおかげもあって頑張れました。
本レースの一つの目標30km地点を無事通過できました。
脚はすでに余裕のない状態ですからあとは消耗戦です。(笑)
レース前、チームで集まった折には、「30kmまでは無理しないでそれ以降はいくらあげてもいいから」とアドバイスをしたのに、言った自分がその逆。
50点の出来でいいところを、結果を求めていくことになろうとは。(笑)
1秒でもいいからサブスリー時計との戦いです。
昨年、歩きが入った33km地点を通過。
今年はまだいける。歩きたい衝動に駆られたけど、2度やったら次からまとも走れないかもしれないという恐怖感。
35㎞地点では会長がまっているからせめてそこまではがんばりたい。
全身が痙攣してきたけど、止まらない。歩かない。
35㎞通過は2時間28分5秒(5㎞ 21分27秒)
このあとからさらに痙攣がひどくなった。完全な脱水。
残りを4分半を超えないように頑張れればなんとか3時間切れる。
しかし、1km毎のラップはかなしかな4分半を超え始めた。
北大の直線が長い
クラーク像を左折して多くの知り合いからの声援。昨年同様答える元気がない。
しかし走れている。
南門を出てから時計を確認すると、本当にサブスリーギリギリ。(笑)
火事場のくそ力。
赤レンガを過ぎてできる限りのラストスパート。
でも北大通りに右折する前には届かないことが分かった。
それでも最後のコーナーではおぼろげに聞こえたメンバー・家族の応援。
だめでも最後までしっかり走らないと。
目の前に黒いランシャツ。もっと早くにゴールしたかと思ったM姫。つらそうだった。
3時間23秒。
タイムだけはスタート前の想定通り。しかしもっと余裕があるはずだった。(笑)
いっぱいいっぱいのレースとなった。
どうにかなりそうでならない23秒。
これだからマラソンは面白い。
出場したチームメンバーは、サロマ、トラックレース、デュアスロン等々レース続きで体調が万全でなかったS間さんを除いてはしっかり完走しました。
なかにはこのコンディションで自己ベスト・コースベストを更新したメンバーも
暑い、熱い道マラだから、ランナーだけでなく、応援も、ボランティアさんも、いろんなドラマがある気がします。
エールをくれたランナーの皆さん、応援してくれたメンバー・家族、大会関係者・ボランティアの皆さんに感謝です。
道マラが終わると北海道は一気に秋。
さぁ、次は別海、そして年内大一番に・・・にしたい・・・・大阪マラソンです。
追記。
今回久しぶりにロングを走り、ハムその他に大きな違和感が出ませんでした。
ぎっくり腰の後遺症もない感じ。
まずは次週末の5㎞レース、15日の駅伝でスピードによる体への影響を確認します。
強度を上げて質の高い練習をしていきます。
万全の状態でなくても限界まで行く姿勢は
感動です\(^^)/
何回失敗しても反省しないあほです。(笑)
しかし、北海道マラソンは、特に道民にとっては、熱くなってしまう不思議な力を持っている気がします。
九州の大会にもぜひ遊びにいらしてください。
私の次はNAHAです。
ブロック違うとなかなかお会いできませんよね。(^^)/
NAHAも含め九州の大会はまだ行っていない大会がたくさんあるので行きたいです。
東京、京都がだめなら別大考えてます。(笑)