坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

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「北海道山日和」

洞爺湖マラソン2009~30kmから37km

2009-06-16 23:15:04 | マラソン大会

30km地点を前にして徐々に脚が重くなってきた。まぁいつものことなのだが。しかしこの区間の直線は昨年とは違った。ずっと手前から気になっていた赤シャツのランナー。記憶にあるフォーム。27km地点くらいだろうか、突然隣に並んで話しかけてきたその人がUGさんだった。エールを交わす程度の会話で彼の方がペースが速かったため徐々に前に行ってしまったが、この区間を精神的なダメージを受けずに走れたのは大きい。

 水の駅の裏側あたりで持っていたゼリーを飲んだ。ものすごく甘いので給水のちょっと手前で取ったのだが、空腹感を解消するには丁度良いタイミングだった。なにせこのあたりでお昼のサイレンがなるのだ。あの音は空腹感を誘う。

30km地点通過。 通過タイム 2時間2429

 30kmの給水所にはバナナのような給食もあったが取らなかった。それよりも目に入ってきたもの。<o:p></o:p>

「コールドスプレー」だった。

 左のテーピング部分はこの地点でも気にはならなかったが、他の部分(腰、ふくらはぎ)に痛みや張りが出ていて、それが気力を奪いつつあったのだ。このスプレーサービスは大きい。短い時間ではあったが前に進む気力がよみがえった。次なる目標の37km地点へ。
 どうして37kmなのか。
 
地力があれば、そして集中力が続けばゴールまで走り抜けたい。しかしそうはいかないのがフルマラソン。
 
普段の練習では長くても30km前後。気力で走ることになるここから先は集中力の持続が難しくなってくる。当然疲れているから残りの距離を意識し始める。どこまで走ることだけに集中出来るかが問題だった。昨年はこの30km地点で「あと約10km」と思ってしまった。そこからは長かった。ずっと残りの距離を意識しながら走ることになってしまったのだった。おまけに本当はあと12,195kmだったのに。2.195kmが非情な距離に感じた。
 そこで今回は37km。今回はここまで残りを意識しないように、走ることだけ集中する。もうこの時点で残りを気にしていると言えばそうなるがそうではない。前向きに37kmを目指すと言うことだ。そしたら残りは5km。今日のここまでの調子ならこの5kmはたとえ集中力が切れても走り続けられると思った。
 35kmを過ぎるといやでもゴールの温泉街が目に入ってくる。湖をまっすぐ突き抜けて行きたい気持ちになる。しかし最後の試練を課すようにコースは右に右にそれていく。温泉街が蜃気楼にように感じる。気温もかなり上がってきた。歩くランナーも多く目立ち始める。

 
35km地点通過。 通過タイム 2時間4946秒。5kmラップ 2517秒。

 
極端には落ちていない。しかし脚はもういっぱいいっぱいだ。
抜きつぬかれつだったUGさんはこのあたりでまた前にいかれたままついに背中が見えなくなった。そういえば32km 地点では見えていたakiさんの背中も見えなくなった。
急激にペースが落ちてきた。

37km地点を通過した。残り5kmとなった。

つづく・・・<o:p></o:p>


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