KEVINサイトウの一日一楽 

人生はタフだけれど、一日に一回ぐらい楽しみはある。

ディープが飛んだ最後の日

2006年12月27日 | sports
 ディープインパクトが飛んだ最後の日、2006年12月24日は忘れられない日となるだろう。

 15時25分、僕の心臓はドキドキだった。
 それは、期待よりも不安の方が大きかった。

 今年最後のG1「有馬記念」の舞台である中山は小回りで、外から差してくるディープにとっては距離のロスが大きい。それに最後の長い直線がだらだらと上り坂なので、飛びにくい。それに前回の出走であるジャパン・カップから三週間しか経っておらず、小柄なディープにとってはきついスケジュールのように見える。

 パドックを歩くディープは本当に小さい。430KGしかない。500KGを超える他の馬と比べると、何とも貧弱に見え、本当に心配になってくる。

 でも、今回の競馬は賭けではない。ロマンだ。
 どんなに不安材料があろうとも、ディープ頭しか買わないとずっと前から決めていた。

 ディープ頭にフォーメーション3連単。
 まずは、三歳馬では圧倒的に安定しているドリームパスポート、豪州G1の一着、二着馬デルタブルース、ポップロック。今秋、絶好調のダイワメジャー、菊花賞で伏兵ソングオブウインドに負け、4位に沈んだとはいえ、三冠馬を目指した地力を買ってメイショウサムソン。ディープ+五馬の20通りの組み合わせ。

 さて、レースは始まった。
 ディープは指定席のごとく後方待機、後ろから三番目で軽く流す。

 最終コーナーからは、いまさらBLOGで書くことも無い。ありとあらゆるメディアで報道されたとおり。

 ディープは飛んだ。他の馬は走っているのに、ディープだけ本当に飛んでいる。

 圧倒的な強さとは、まさにこのことだ。

 ゴールした瞬間、あまりの感動に震えが来た。泣きそうになった。
 いや、泣いたかも。

 ディープが僕に奇跡をもたらしてくれた。

 買った馬6頭、これがすべて1-6位に入った。こんなことは勿論初めてだ。

 今年は1月のホール・イン・ワンに始まり、有馬記念1-6着当たりで締めくくる事が出来、中間は本当に苦しい時期もあったけれど、まずは良い年だったと言える。

 それも、これもディープのお陰。

 ディープの前にディープ無し、ディープの後にディープ無し。
 今後、こんな天才馬を超える馬はもう登場しないだろう。

 ディープ感動をありがとう。そしてサヨナラ。

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
神の子 (KEVIN)
2006-12-28 16:40:42
 翼を持った神の子・・・・確かにそのとおりです。
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Unknown (☆お洒落ふぁくとりぃ☆)
2006-12-27 18:20:48
おもしろいブログ書いてますね☆僕も参考にさせていただきますねw僕は『お洒落』アイテム紹介しています。たまに読んでくださいねw
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Unknown (sato)
2006-12-27 17:54:26
全く競馬に興味のない私でも、この馬の素晴らしさは少しばかり分かりました。

伝説ですね。
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神の子 (misao)
2006-12-27 16:58:48
まさに神の子だった。
何度この子に感動の鳥肌を立てられただろうか。

馬を眺め始めて約15年。
初めてで最後になるだろうと思う。

翼をもった神の子ディープインパクト。

出会えた事に感謝します。

KEVINさん、競馬を初めて最高の馬に出会えましたね。
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