最近、また活動の内容を載せることが少なくなっていますが、
それは、単純に試験期間中だったからです。
いつも思うのですが、
試験が10日間に分けて行うのは、時間の無駄ではないのでしょうかね。
まあそれはそれとして。
、
今日は、南アの成績評価の方法について。
まず日本から。
日本では、通知表や指導要録等を観れば、大きく分けて4観点あります。
算数科について言えば、
①算数への関心・意欲・態度(関心・意欲・態度)
②数学的な考え方(見方・考え方)
③数量や図形についての表現・処理(表現・処理)
④数量や図形についての知識・理解(知識・理解)
です。
関心・意欲・態度をどうやって評価するのかという疑問はさておき、
それらを評価しようとする日本の教育の姿勢を、
私は(個人的に)評価しています。
さて、南アの場合はどうでしょうか。
お察しのとおり(?)、南アは学力テストオンリーです。
日本的に言うと、④知識・理解のみといったところでしょうか。
といっても試験は、各タームごとに2回、計8回行われ、
それらの成績で評価されます。
これは、ある意味厳しいこと。
特に、試験問題が英語で書かれているため、
英語が理解できずに、試験を落とす子もたくさんいます。
(特に、Gr.4と5の生徒で。)
また、試験のみでの成績判定のためか、
(もしくは魅力的な授業ではないためか)
子どもたちの授業参加がほとんどありません。
授業中に教師の話を聞かない子どもがたくさんいます。
南アの教師から、
「どうやったら子どもたちが授業に参加するようになるか?」
とよく聞かれますが、
「授業参加、もしくは学習成果としてのノート(広義的にいえば、平生点)」を
成績に組み込んだらどうかと思うことはよくあります。
もちろん、南アのカリキュラムを私の個人的意見で変えることはできませんし、
それが絶対必要だとも思いません。
いずれにせよ、成績評価の仕方は、
教師にとっても生徒にとっても授業の在り方を変える
重要なファクターになっています。