奇人凡人のブログ

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ハムANT昇降機製作

2021-02-20 | 【ハム-1】 ANT昇降機製作

ハム用ANT昇降機

 
 使用中のパンザマストには、ハンドメードの昇降装置を付けて、アマチュア無線用に使っています。
便利なのでご参考まで。

 

【 パンザ 】

  パンザマストはつぎはぎの中古を寄せ集め、欠けていた番手は新品を補充しました。

2番から13番までを地上で組み立てました。

パンザ頂部は地上高16.6mですが、強風の多いわが家でも、ビクともしません。

頂部に重量物を乗せるわけでもないので、大きな変形や深い錆が出ていなければ、中古でも大丈夫ですね。

私の場合は、少し赤錆が発生していたポールもあったので、

横倒し状態で亜鉛塗料(英国AMEL社のAMEL ZINC 96%亜鉛)をハケ塗りしました。

他にシルバーの防錆塗料もありますが、やっぱりこの塗料にはかなわないようです。

 問題の建柱には、建柱屋さんの専用クレーンを頼みました。狭い場所でしたが、

深さ2.5mの穴掘り、吊り上げ、建柱、埋戻しまでを、約2時間で終わってしまいました。

約1立法メートルの粘土が出てしまい、建柱直後の繁忙中に重なって、手ッパでの搬出が大変でした。

【 昇降機 】

 建柱直後は、付属の足場ボルトで昇降していましたが、腕と足が痛くなり、登り降りや作業が想像以上に大変で、かつ

危険を伴うため、思うように作業ができませんでした。

このため、当初計画になかった昇降機を取り付けることにしました。

 昇降レールとなるステンレスの30mmアングル2本を固定するには、電柱金具(アームタイレスバンド)と、自作の金具を併用しました。

昇降には最初、マックスプル工業製の手動式ウインチGM-3を手回ししていましたが、

手が疲れてしまうので、80ワットのギャードモーターを、チェーンで駆動するよう追加しました。

最初から昇降レールを取り付けてから建柱すれば良かったのですが、順序が逆になったため、

ビティ足場を頂部までパンザを四方から囲むように組み立てて、ずいぶん苦労しました。

完成後も、調整などで頻繁にアンテナを昇降してしていますが、取り付けて良かったと痛感しています。

ただし、上、下死点に到達しても、自動で停止しませんし、昇降時に過負荷になっても、

モーターは回り続けるので、運転中は場所を離れることはできません。

下の写真は、カバーを外して撮影したウィンチ部分と昇降部分です。

下の絵は製作時のメモ描きです。拡大してご覧下さい(お見苦しくてすみません)。

昇降時は、ローテーター架台が上下にスライドします。真ん中に見えるのは吊り下げワイヤーです。

  

スライドするガイド部分の拡大です。錆びたボルト2本で綴じてありますが、アングルをはさんでいます。

 上段のかたまりが軸受けで、下段のかたまりがローテーターです。

左の作業台は、昇降レールに固定してあるため、アンテナと一緒に上下しません。



ローテーター取り付け部分です。上下横アングルの両端が、昇降レールを前後からそっとはさんでガイドしています。 



上段の軸受部分で、ピカライトは単なるお遊びです。


ローテーター取り付け部分です。


最頂部に、吊り下げ用のステンレス滑車が見えます。アンテナを降ろした状態です。


軸受台の頂部をワヤーで吊り下げています。


2005年12月に、2代目の730V-1(Creative Desibn社)を上げましたが、カラスと雪でエレメントが折損。
2014年9月に、1週間掛けて大修復を。

カラス退治をするために、写真のように中央の塩ビパイプの頂部に滑車を付けて、エレメントを下からグイッグイッと揺らせるようにしました。
しかし、グイッと引っ張るヒモがすぐに切れてしまい、今では水平のヒモだけが残り、耐雪効果を発揮しています。

カラスは、レーザーポインターで退治する私の顔を覚えたようで、今では、姿を見ただけで逃げるようになりました。

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