ハム用ANT昇降機
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【 パンザ 】
パンザマストはつぎはぎの中古を寄せ集め、欠けていた番手は新品を補充しました。
2番から13番までを地上で組み立てました。
パンザ頂部は地上高16.6mですが、強風の多いわが家でも、ビクともしません。
頂部に重量物を乗せるわけでもないので、大きな変形や深い錆が出ていなければ、中古でも大丈夫ですね。
私の場合は、少し赤錆が発生していたポールもあったので、
横倒し状態で亜鉛塗料(英国AMEL社のAMEL ZINC 96%亜鉛)をハケ塗りしました。
他にシルバーの防錆塗料もありますが、やっぱりこの塗料にはかなわないようです。
問題の建柱には、建柱屋さんの専用クレーンを頼みました。狭い場所でしたが、
深さ2.5mの穴掘り、吊り上げ、建柱、埋戻しまでを、約2時間で終わってしまいました。
約1立法メートルの粘土が出てしまい、建柱直後の繁忙中に重なって、手ッパでの搬出が大変でした。
【 昇降機 】
建柱直後は、付属の足場ボルトで昇降していましたが、腕と足が痛くなり、登り降りや作業が想像以上に大変で、かつ危険を伴うため、思うように作業ができませんでした。
このため、当初計画になかった昇降機を取り付けることにしました。
昇降レールとなるステンレスの30mmアングル2本を固定するには、電柱金具(アームタイレスバンド)と、自作の金具を併用しました。
昇降には最初、マックスプル工業製の手動式ウインチGM-3を手回ししていましたが、
手が疲れてしまうので、80ワットのギャードモーターを、チェーンで駆動するよう追加しました。
最初から昇降レールを取り付けてから建柱すれば良かったのですが、順序が逆になったため、
ビティ足場を頂部までパンザを四方から囲むように組み立てて、ずいぶん苦労しました。
完成後も、調整などで頻繁にアンテナを昇降してしていますが、取り付けて良かったと痛感しています。
ただし、上、下死点に到達しても、自動で停止しませんし、昇降時に過負荷になっても、
モーターは回り続けるので、運転中は場所を離れることはできません。
下の写真は、カバーを外して撮影したウィンチ部分と昇降部分です。
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下の絵は製作時のメモ描きです。拡大してご覧下さい(お見苦しくてすみません)。
昇降時は、ローテーター架台が上下にスライドします。真ん中に見えるのは吊り下げワイヤーです。
スライドするガイド部分の拡大です。錆びたボルト2本で綴じてありますが、アングルをはさんでいます。
上段のかたまりが軸受けで、下段のかたまりがローテーターです。
左の作業台は、昇降レールに固定してあるため、アンテナと一緒に上下しません。
ローテーター取り付け部分です。上下横アングルの両端が、昇降レールを前後からそっとはさんでガイドしています。
ローテーター取り付け部分です。
最頂部に、吊り下げ用のステンレス滑車が見えます。アンテナを降ろした状態です。
軸受台の頂部をワヤーで吊り下げています。
2005年12月に、2代目の730V-1(Creative Desibn社)を上げましたが、カラスと雪でエレメントが折損。
2014年9月に、1週間掛けて大修復を。
カラス退治をするために、写真のように中央の塩ビパイプの頂部に滑車を付けて、エレメントを下からグイッグイッと揺らせるようにしました。
しかし、グイッと引っ張るヒモがすぐに切れてしまい、今では水平のヒモだけが残り、耐雪効果を発揮しています。
カラスは、レーザーポインターで退治する私の顔を覚えたようで、今では、姿を見ただけで逃げるようになりました。