薪割機製作 その他
【 自作薪割機 Ver. 1 】
自作した薪割機のVer.1です。これは、大きな径の原木や、クセ物を割るには、後述の電動薪割機では
無理が多いために作りました。わが家は、動力電源が取れないので、エンジン駆動となります。クローラーで自走式です。
薪割機の後ろ姿で、左側の黒いタンクは作動油タンクで、昔の燃料タンクをリサイクル。
黄色のガソリンタンク付きのエンジン、アルミボディのギヤポンプ、赤い制御弁、オレンジ色の油圧シリンダーからなる構成です。
エンジン以外は重機に使っていた中古品の寄せ集めです。
直径40センチ、長さ48センチのケヤキを割っているところです。
やはりもう1台の電動とは比較にならないほどのパワーですが、まだ満足できません。
そこで、黄色の5馬力ガソリンエンジンは諦めて、10馬力ディーゼルエンジン搭載のコンバインに
載せ変えたVer.2を作成しました。薪割り中のビデオはここをクリックして下さい。
【 自作薪割機 Ver.2 】
Ver.2薪割機の母体となった中古のコンバインです。
このあとにエンジン、シャーシ、クローラ(キャタピラ)部分を残してすべて剥ぎ取りました。
なんと剥ぎ取った量は、軽トラ山盛りで1.5台分もあり、分解してみて、コンバインが高価な訳が解りました。
殆ど剥ぎ取り完了。ここにVer.1薪割機のメイン機構を載せました。
薪割機の作り方について、色んな方から質問されました。
これまでの質問を、「薪割機に関してよくあるご質問」のページにまとめてみましたので、関心のある方はご覧下さい。
【 修理した薪割機 】
知人に修理を依頼されたコンバイン式薪割機で、変な動きをしてまったく使い物になりませんでした。
診断の結果、ギアポンプと操作弁を取り換えました。
最初に取り付けたギアポンプ(D30用)は大きすぎて、無負荷時でもエンジンに大きな負荷が掛かったので、
一回り小さいポンプに交換。ポンプを交換にともない油圧配管の変更が発生、
大変難儀しましたが、うまく修理('07.6.13)できました。
【 薪割り風景 】
直径60センチ、長さ50cmの桜の木を、搭載の1.5トンウィンチ(12V電源、リモコン付き)で引き寄せているところです。
電導ウィンチが軽やかな音を立てて巻き上げています。
コンバインのフレームが大きいだけに、車体はビクともしません。ここまで来れば載ったも同然。
太モノでもエンストもなく、ミシミシと余裕で割ります。
最大直径1m(写真では丸太が2本に見えますが、実は2本に分岐している股部分)の桜をまな板に載せたところ。
ビーチパラソルを短管に差し込んで、作業用の日除けに。
【 薪関係 その他 】
原木の運搬や、割った薪をパレットに載せて移動するために、専用の運搬車両が必要です。
以前は左写真のフォークリフトを使用していましたが、作業場周辺が凸凹なため、時々タイヤが浮いて動かなくなりました。
そこで、そのフォークリフトから油圧部品など取り外して、右写真のように、14馬力のコンバインに載せ替えしました。
フォークの代わりに排雪板(ブレード)を取り付け、バランスウェイトとしてグレーチングを載せました。ています。
黒い椅子に座って、除雪車としても活躍しました。今はトヨタの1.5トンフォークリフトだけを使っています。
直径20cm弱の細長い木の玉切りは、この電動玉切りスライドソー(100V)で行います。
もともとは、刃径30cm程度の汎用テーブルソーだったのですが、改造をしてこの本体に取り付けました。
右の写真は、正面から見たところです。
ホームセンターで購入した電動薪割機で、主にストーブ近くの薪置き場で使います。
腰が弱いので、直立に近い姿勢で作業ができるよう、木製の台車に載せ、フットスイッチを付けています。
コンパクトですが、それなりのパワーがあり、小物割りに重宝です。
私がストーブの薪を扱ったり、道楽を展開できるのは、お隣さんから300坪くらいの場所を借用しているからです。
左の青いアミは、家庭菜園。2棟のビニルハウスは、各々40坪あります。
山などで伐採した木材を引っ張るために、ウィンチを作りました。
6馬力のガソリンエンジン+減速機+トヨタランクルのウィンチの構造で、2トンの直引力があります。
左の直立棒は、正転逆転の切り替え用。大きな円盤は減速機に取り付けた、逆転時用のクラッチです。
【 二重煙突の試作 】
'07.10月に、二重煙突を試作しました。
市販品はしっかり出来ていて文句の付けようがないのですが、チト高過ぎます。
工法は完全なオリジナルですが、作り方を簡単にご紹介します。
まず、内側の106Φと、外側の150Φのステンレス煙突を購入します。
この他に、ステンレス板で写真のようなドーナツ形のメクラ板と、間隔を維持するスペーサーを作ります。
スペーサーを円周上に4個配置して、スポット溶接で二重に組み立てます。
このスペーサーの高さを揃えないとセンターが狂い、二重の煙突を同時に差し込めなくなります。
スポット溶接を終えて、仮に組み立てて見たところです。
右側のドーナツに隙間が見えますが、耐熱パテで埋め込みます。
完成した勇姿?です。
立ち上がり部分が横引き部分より太く、かつ光って見えますが、それが試作した二重煙突です。
横引き部分はくたびれて省略しました。
長期間の実稼働をして、効果を確認します。