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発電装置製作

2021-02-20 | 【DIY-9】 発電装置製作

 発電装置製作

このぺージでは、自作の発電装置をご覧下さい。風力発電とソーラーパネルの組み合わせです。
設置したきっかけは単純で、「風車を回したい。」ただそれだけでした。
いつもゆったりと回り続ける風車が夢でしたが、発電機能がもったいないので、消費しないわけにはいきませんでした。

発電装置全体の回路図です。図面上に風力発電機とソーラーの発電量も記載してあります。

上の写真は、回転中の風力発電機です。発電していると胴体の下側の豆パイロットランプが点灯します。
発電機を取り付けたと同時に、予想どおりの問題が発生しました。
それは吹雪による雪の氷着で、強い風が吹いても、融け落ちるまでは回転してくれないことです。
方法もありそうなのですが、年に数日もないこととあきらめて対策は講じていません。

右側の斜めの板がソーラーパネル。頂部は風力発電機です。

風力とソーラーからの発電をここに集結します。
右側(扉)にある白い箱は、ソーラー充放電コントローラーです。
LEDが緑、赤と点滅して、充放電の状況教えてくれます。
私の場合は、そのLEDだけを取り出して、室内の制御盤(メーターの上中央)に移しました。

 

テレビ上に置いた室内の制御盤です。置時計に似た上の写真が風速計と気圧計です。
風車が一定の風速以上になったときに、自動で停止させる調整ツマミ(右の写真)があります。
現在は、風速12m/secくらいにセットしてあります。
下の段は、発電電圧計、充電電流計のほか、風車のブレーキスイッチとライトアップスイッチがあります。
中央のメーター真上は前述のLEDで、テレビを観ながらこの点滅状態(充放電状態)が観察できます。

 

以前、発電した電気は、玄関近くの屋外照明と風見ミッキーのライトアップ用に使用していましたが、
今は使用していません。もちろん照度と時間で点滅させていました。
12V電圧で照明しても良いのですが、他の用途にも容易に使いたいため、
インバーターで100Vまで変換して使用していました。


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発電装置の特徴は次のとおりです。

1.風力計と接続して、設定した風速以上になると発電機はブレーキで止まります。

なぜかというと、強風になるとビャ~ッという風切り音を発生します。
もちろん羽根が吹っ飛んでしまうことはありませんが、騒音やベアリングの摩耗を考えると、何一つ良いことはありません。
特に騒音には気をつけたいものです。
一度無線用のパンザマストに持ち出しアームを取り付けて、そこに風力発電機を固定しようと考えたのですが、
空洞のパンザマストに共振することが予想されたので、コンクリート電柱に取り付けました。
結果は上々で、強風時にブレーキを掛けないと、発電機の支柱に使っている足場パイプが共振する程度で、
ほとんど電柱が吸収してくれているようです。

2.ソーラーパネルを遠隔操作で太陽に直面できます。

ソーラーパネルは2枚。左奥に写っているのは、ハム用パンザマストです。
季節によって太陽の受光角が大きく異なります。パネルを太陽に直面させると、起電力はわずかですが差が出ます。
私はアマチュア無線アンテナ用の水平回転用ローテーターと、仰角用のローテーターを使用してみました。
本当はコンピューター制御の太陽自動追尾装置でも欲しいのですが。

ソーラーパネルは初めて使いましたが、なかなかのスグレモノです。日の出から日没まで発電しています。
曇りでも雨の日でもきちんと発電しています。
私の家は、町の中では風は強いところですが、丘陵地などのように休まず風は吹いてくれません。
したがって風力による発電は不安定であるため、アテにしていません。

3.バッテリーが強力です。

発電した電気を一旦蓄えるバッテリーです。場所がないので、3段の棚に2個ずつ載せています。
使用したバッテリーの容量は、290Ah(2V×6個)です。1台の重量が24㎏ですから、6台で144㎏です。
重量からも大容量であることがわかります。

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