奇人凡人のブログ

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木工でお遊び

2021-02-20 | 【DIY-11】 木工でお遊び

木工でお遊び

【 ローボード 】

(パイン製 ローボード・寸法1500W×385D×600H)
'98.5.17 組立完了
 


 初めて作った待望のアメリカン・カントリー家具?です。
パイン製のため木肌は真っ白で、釘はほとんど使用せず、8ミリのダボ接合で仕上げました。
単調なデザインなので、写真では見えにくいのですが、板をハート形にくり抜いたハンドルを飾りにしました。
パイン集成材はすべて近くのホームセンターから調達したものです。
ステイン塗装は、数種類のカラーから選ぶだけなので、悩むことはないのですが、苦心作だけに、ちょっと慎重です。

 結果的に、塗料は、武田薬品工業(製造はドイツのDESOWAG社)のキシラデコール#110オリーブ(濃い茶色)を用いました。
これは、防腐剤と防虫剤が含まれているので、塗装後、1週間くらいは部屋へ持ち込まず、通気の良い場所で自然通気乾燥を行いました。
一般的なステインの塗料を使用すれば、臭いをあんまり気にすることはないかも知れません。

【 飾り棚 】

(米杉製 寸法350W×72D×425H)
'00.6.9 組立完了


すべて梱包材料の廃材利用です。加工精度が甘かったためか、直角に仕上がり難くて苦労しました。

【 涼み台 】 
 
(杉製 寸法1660W×560D×460H)
'00.6.16 組立完了


 これまた廃材利用で材料費はゼロ。
ホームセンターのものに比べて、全体の寸法と材の寸法はふた周りは大きく、そのうえ筋違い、ホゾ、ステンレスボルトの組み合わせ。
関取が2人余裕で座れます。

【 POST BOX 】 
'09.8.20完成


 玄関ドアに網戸を付けたため、既存の郵便受けが使えなくなったので、やむなく写真のような木箱を取り付けました。
トールペイント塗料で、切手と郵便番号と宛先を筆で書き、郵便物風に仕上げました。

宛先の文字には、踊るようなあどけない子供の文字が欲しかったので、小一の孫に紙に書かせ、それを真似して書きました。
どこにでもありそうで無さそうなPOST BOXが、可愛く仕上がったので掲載してみました。

【 木工用あられホゾ治具 】
 
「あられホゾ」って耳慣れない言葉ですが、結構身近に使われています。
手っ取り早い例として、計量のマスの組み手がそれです(写真参照)。
 前項のカントリー家具では、一般的に、これほど芸の細かい細工は必要とされないようです。
組み手の形は、他にもたくさんありますが、どれも手加工では精度出しが難しく、プロの職人さんみたいに仕上げるのは、至難のワザのようです。
 
 以前より、一合マスの組み手を見るたびに感心していましたが、このたび、この工法に挑戦してみました。
大事な酒を一滴も漏らさないほど、大変精度の良い仕上がりになりましたので、ご紹介します。



 加工のできばえを左右するのは、治具の精度そのものです。
ダブティルマシンと称して、海外では市販されていますが、それなりにお安くないようです。

 DIYらしく、工夫をこらして、安価な加工機の製作にトライしてみました。
原理、構造は、いたって簡単で、クシの歯のような凹凸のあるゲージを用意します。
それに、2枚の木材を固定して、ルーターを治具に沿わせて倣(なら)い加工するものです。

私の作ったものの仕様は、次のとおりで、シンプルな単機能治具です。
ルーター リョービ株式会社  TR-40
ビット 大日商株式会社  ガイ゛ドベアリング付きストレート シャフト6ミリ×刃直径10ミリ
治具歯幅 10ミリ(オスメスとも)
 〃 歯数 オス10枚、メス11枚
加工可能板厚 1枚加工のときは3センチ (2枚同時加工のときは1.5センチ)
 〃 板幅     約20センチ