ヒトエグサのことを沖縄ではアーサーという。
一年生の海藻で、春から初夏にかけて繁茂、干潮時に露出する岩に生育する。
鮮やかな緑色を帯び、本土では佃煮や青海苔に加工されるが、
沖縄ではアーサー汁で いただく。
アーサー汁は出し汁に、戻したアーサーとあられに切った豆腐を入れ、
塩と醤油少々で調味し、おろし生姜を加える。
アーサーのスルッとしたのどごしと、 鮮やかな緑色が夏の暑いさかりに
ピッタリの吸い物である。
乾燥品は水に戻すと10倍に増える。
アーサーは今が旬で、普段は乾燥させたものが売られているが、この時期だけ
生アーサーが 売られている。
生のアーサーは風味が独特である。
干潮時に港のスロープでアーサーをとるのが季節の風物詩となっていたが、
そこに漁業権の 問題が発生した。アーサーをとるのは漁業権など持たないオバァたち。
干潮時に腰をかがめてアーサーをつまんで、ゴミを落として乾燥させるのは
手間暇かかる 作業。オバァたちの小遣い稼ぎであったが漁業権という横槍が入った。
昔ながら続けられてきたことなのに。
家で食べる分くらいとオバァの真似をしてアーサーを取ったこともあるが、
手間暇を考えると 買った方が断然お得!
この時期だけ生のアーサーが出回っている。
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きじむな
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