アジサシはカモメの仲間の海鳥で、翼が細長いスマートな姿をしている。
一般に宮古島で見られるのはベニアジサシ、エリグロアジサシ、
コアジサシなど。
アジサシは年に一度、4月〜5月頃に東南アジアや遠くは
オーストラリアからやって来て 産卵、子育てをする。
例年だと海を飛び交っている頃であるのに、今年はやっとやってきたところだ。
港の防波堤の上や海の立標の上で羽根を休めている。
市内埋立地のトゥリバー地区はアジサシの集団繁殖地でもある。
アジサシは絶滅が危惧されているので、環境省からアジサシの
集団繁殖地には 入り込まないよう呼びかけているが、
そこには大きなリゾートホテルが建設されている。
集団繁殖地の中に入り込むと、アジサシを強く刺激するだけでなく、
巣や卵やヒナを踏み潰してしまったり、親とヒナを離れ離れにしてしまうなど
重大なな影響を 与えてしまう。最悪の場合はその年の繁殖をあきらめてしまうことも
あるそうだ。
生まれたところに戻ってきたら、すっかり景色が変わってしまっている。
アジサシの声が聞こえなくなるのははさみしいものだ。
アジサシは断崖絶壁の場所にも巣を作る。
アジサシが巣を作る場所は波の影響を受けない場所である。
アジサシが低い場所に巣を作っていれば、その年は台風が少なく大きな台風は来ない。
逆にいつもより高いところに巣をつくれば大きな台風が来ると予想される。
アジサシはまだ発生していない台風の進路やその大きさを知っているといわれている。
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