沖縄には「さしみ屋」という看板をあげているお店がある。
本土でいう「魚屋」と違うのは刺身専門であるということ。
本土と同じようにスーパーや大型店ができて
魚屋(専門店)が少なくなった。
以前は各集落の家から半径100m以内にはさしみ屋があった。
魚を好む集落には30軒以上のさしみ屋があった。
今でもさしみ屋はあるが、むかしに比べてかなり少なくなった。
そしてほとんどのさしみ屋で売られているのが
マグロとカツオだけが売られている。
それ以外の魚は沖縄でもあまり売れないそうだ。
イラブチャー、マチ、タマン、ミーバイ、
エーグワァー沖縄では一般の魚であるが
今では魚の名前は知っていても、それがどの魚のことなのか
地元でも知らない人が増えている。
さしみを見て食べて、それが何の魚なのか知らない人の方が多い。
それでも昔ながらのさしみ屋は残っている。
ナカソネスーパーで刺身のパックを買った。
レジに行くと「この刺身屋の魚が一番美味しいよね。」という。
ナカソネスーパーにはいくつかの刺身屋がパック入りの刺身を
おろしているが、その刺身屋の刺身が一番売れている。
どこよりも美味しい刺身屋の刺身が売られているのだ。
お店の方に直接買いに行くといつも並んでいるので
ナカソネスーパーで買っている。
刺身の切り方一つでこんなに美味しいのが不思議。
この刺身の評判はYouTubeでも知られている。