昨年の元旦に海から帰ってきてテレビをつけると地震のニュースが
飛び込んできた。令和6年1月1日16時10分 石川県能登半島直下型地震で、
最大震度7。
本土でも大きな地震がくるといわれている。
1771年石垣島東南海域で発生した地震の後の津波が未曾有の災害をもたらした。
「明和の大津波」である。
波の高さは、最高85mにまでたっするというすさまじさで、
津波は3度も押し寄せたといわれる。このときの津波によって700トン以上の大きな石が
海底から陸上まで打ち上げられた。石垣島にも宮古島にも津波岩と呼ばれる岩が
いくつも点在している。
八重山地方では15村が全半壊し、9313人の犠牲者が記録されている。
これは当時の人口の三分の一にあたり、宮古島では2548人と書かれている。
地震や津波は必ずくるといわれている。
琉球大学が先島諸島で津波蓄積物のトレンチ調査を行った結果、
過去2000年間に約600年間隔で明和の大津波と同規模の津波が4回起きたという
報告がある。地震や富士山の噴火も300年周期ともいわれている。
地震や津波などの災害は避けることはできない。
災害には備えが必要である。