本日もブログを見て頂きまして、たいへんありがとうございます。
結論から言います。「私は、聴覚身体障害者がいる時、健康な方がスマホを用意して下さって障害者へスマホを向けて文字起こしをやってくれるといいのにと思います。」
今日、電話リレーサービスを使って予約した床屋へ行ってきました。床屋のご主人が言うには、「あの電話(オペレーターを介した電話リレーサービスのこと)はいつからできるようになったんですか?」とお店に入ると早速、聞かれました。
私:「去年の7月からできるようになりました。」
ご主人:「お客さんは電話の向こうで何をしているんですか? オペレーターへあらかじめメールを入れたんですか?」
私:「いえいえ違います。私はスマホでオペレーターとチャットをして要件を伝えていました。だから結構忙しかったんです。手話も使えるんです。」
ご主人:「へーそんなことができるんですか(納得したご様子)。」
久しぶりに床屋のご主人と電話リレーサービスの話で盛り上がりました。
床屋に来るといつもはご主人と軽い挨拶をして、「いつもと同じスタイルでお願いします。」と言った後、髪を切るのに邪魔になるため、私は「めがね」も「補聴器」も外してしまいます。いっさい会話ができなくなります。それはそれで、この時間が私にとって物思いにふける貴重な時間になり良いのですけれど、お話好きな床屋のご主人にとって、この時間は物足りない時間になってはいないかといつも申し訳なく思っていました。
この場を借りて「ごめんなさい。」と言わせていただきます。
私からの要望です。
川口春奈さん出演のフジテレビドラマ「silent」でも主人公がスマホの「文字起こしアプリ」を使っています。これと同じに床屋でも健康な方がスマホを準備してくださって、目の前にかざしてくださると会話が成立するんです。そんな心配りのできる人はかっこいいと思いませんか。しかし今までで、自発的にやってくれた方は2人だけでした。だいたいいつも自分でスマホを用意して文字起こしアプリを開いて会話します。(特に私は病院の先生に腹がたった経験が多いです。患者が聴き取れなといことがわかっているのに、なぜか口頭で言ってくるんです。)
私は、聴覚身体障害者がいる場では、健康な方がスマホの文字起こしをやってコミュニケーションをとれるようにすることが常識になる時代が来てほしいです。そうなることを願っています。
しかし、それにはまだまだ時間がかかりそうです。
難聴者は、スマホを持ちながらも、
・あなたの言葉を聴き取ろうと必死に精神集中しています。
・読話するためにあなたの口元を凝視しています。
・前後の状況などから話の意図を推定して会話を試みます。
毎日毎日、この作業で疲れはてているのです。

蔦の花言葉:友情
今日もいい日でありますように。