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あきたの民謡 第37回「生保内節 全国大会」(2024.09.22)

2024-09-23 17:02:56 | 日記
コロナ禍が明け正常開催されるようになった県内の「民謡全国大会」。
令和5年からその制覇を目指して観覧に赴いている、秋田民謡の全国大会。完全制覇はまだまだです。。。汗
これまでの訪問歴はこちら。↓
~これまでの訪問歴~
秋田おばこ節 大仙市 令和5年6月4日
秋田港の唄  秋田市 令和5年6月25日
秋田おはら節 大仙市 令和6年9月7日(土)
三吉節    秋田市 令和5年9月17日
生保内節   仙北市 令和5年9月24日令和6年9月22日(2回目の訪問は初めて。汗)
秋田追分   五城目町 令和5年10月1日
長者の山   美郷町 令和5年10月14日、15日
秋田船方節  男鹿市 令和5年11月19日
秋田飴売り節 大仙市 令和5年11月23日
秋田長持唄  秋田市 中止
(秋田長持唄は、旧雄和町出身の民謡歌手・故長谷川久子さんが、同町の旧戸米川村、旧種平村で唄われていた「箪笥担ぎ唄」を編曲した民謡。大会は伝承と普及を目的に1994年から開かれてきた。)

今回赴いたのは、「第37回生保内節全国大会」。
会場は、仙北市田沢湖にある「仙北市民会館」です。


〔生保内節について〕(大会プログラムより転載)
民謡「生保内節」のふるさと、ここ生保内盆地は、奥羽山脈から吹きおろす名物の東風で知られています。
この東風は、春に雪解けを促し、夏には病害虫を防ぎ、干天には慈雨をもたらし、秋には収穫物の乾燥を助けるなど、天与の宝風として地元では「東風(だし)」と呼び親しんでいます。
この「東風(だし)」を唄ったのが「生保内東風(おぼねぇだし)」で、天正年間(1573~1592)ごろから唄われ、ほかの地域の影響をまったく受けない独自の民謡として、現在では「元唄」や「正調生保内節」として知られています。また、名曲ゆえに難局でもあり、唄うには節回しの複雑さと、息づかいの難しさに特徴があると言われています。現在広く唄われている「生保内節」は昭和6年頃に編曲され全国に広まりました。


前回訪問の第36回大会の模様はこちらから→


少し遅れて到着したので、一般の部の予選が真っ最中でした。
今回の出場者は、「一般の部」が116名、「年少者の部」が13名です。
      

本部伴走者紹介。
熊谷信子さんほか県内のプロたちが伴奏陣を担ってくださっています。


アトラクション。
進行は熊谷信子さん。ご自身もこの大会の第2回大会の最優秀賞者です。


藤原美幸さん。この大会の第8回大会の最優秀賞者でもあります。
「秋田長持唄」をロック調に。伝統ある民謡を新しい面を見出そうと工夫されています。




アトラクション二人目の出演者が成田義道さん。前回の第36回大会の最優秀賞者です。


ここからは、「一般の部」決勝戦。10名が競いますが、皆さん上手で、私なんかには優劣をつけるほどの耳はありませんでした。
1.大川あけみ(秋田市)、2.山上 衛(岩手県)、3.川辺節子(秋田市)、4.谷川未采(八郎潟町)、5.倉田珠衣(秋田市)6.川井ふたば(秋田市)、7.高橋 淳(由利本荘市)、8.高橋邦子(大仙市)、9.澁谷四郎(横手市)、10.佐々木深里(岩手県)の10名。※敬称略
         

続いて、「年少の部」の表彰式。


「年少の部」の最優秀賞者は、長谷川芽咲さん(鹿角市)。
私の耳にも「確かに上手でした。」と感じることができました。




アトラクションは角館高校飾山囃子部の皆さん。




さあ、いよいよ一般の部の結果発表です。


優秀賞に残った5人。
山上 衛(岩手県)、倉田珠衣(秋田市)川井ふたば(秋田市)、高橋 淳(由利本荘市)、佐々木深里(岩手県)の5名です。※敬称略


最優秀賞に輝いたのは、高橋淳さん(由利本荘市)でした。




二年連続で男性が優勝を獲得した本大会でした。

あきたの民謡 第26回民謡「秋田おはら節 全国大会」(2024.09.07)

2024-09-10 23:13:02 | 日記
コロナ禍が明け正常開催されるようになった県内の「民謡全国大会」。
令和5年から、その制覇を目指して観覧に赴いていますが、完全制覇にはまだまだ時間がかかりそうです。汗
これまでの訪問履歴とともに、今回赴いた「秋田おはら節全国大会」の模様を記しておこうと思います。

~これまでの訪問歴~
秋田おばこ節 大仙市 令和5年6月4日
秋田港の唄  秋田市 令和5年6月25日
秋田おはら節 大仙市 令和6年9月7日(土)、大仙市の「太田文化プラザ」にお邪魔しました。
三吉節    秋田市 令和5年9月17日
生保内節   仙北市 令和5年9月24日
秋田追分   五城目町 令和5年10月1日
長者の山   美郷町 令和5年10月14日、15日
秋田船方節  男鹿市 令和5年11月19日
秋田飴売り節 大仙市 令和5年11月23日
秋田長持唄  秋田市 中止
(秋田長持唄は、旧雄和町出身の民謡歌手・故長谷川久子さんが、同町の旧戸米川村、旧種平村で唄われていた「箪笥担ぎ唄」を編曲した民謡。大会は伝承と普及を目的に1994年から開かれてきた。)

それでは、今日伺った「第26回民謡「秋田おはら節全国大会」の模様を。
会場の大仙市「太田文化プラザ」。




昨年の優勝者は、倉田珠衣さん。


開会式。


前年優勝の倉田珠衣さんから優勝旗の返還。










伴奏人。三味線は小田島旺大さん、小田島旺都さん。
尺八は、藤井秀嶽さん、工藤廣さん。太鼓・囃子は冨岡久美子さん、深瀬康子さん。


今回は、午後から用事があったため、熟年の部の冒頭のみを観覧し会場を後にしたのでした。
      

その中でもこの方。加藤五郎さん。昭和8年生まれというから、僕の亡父の2つ先輩にあたりますが、まだまだ現役。立派な美声を披露されました。


       



最後に、「秋田おはら節」の歌詞とその背景を残しておこうと思います。

「秋田おはら節 歌詞」
サーサダシタガ アヨーエ
ハー 野越え山越え深山越え あの山越えれば紅葉山
紅葉の下には鹿がおる 鹿がホロホロ啼いておる 鹿さん鹿さんなぜ啼くの

ハー 私の啼くのはほかじゃない 遥か向こうの木の影に
六尺あまりの狩人が 五尺二寸の鉄砲担ぎ 前には赤毛の犬を連れ 後ろに黒毛の犬連れて

ハー あれに撃たれて死んだなら 死ぬるこの身は厭わねど
あとに残りし妻や子がどうして 月日を送るやら

思えば涙が オハラ 先に立つ

「秋田おはら節の内容」
「鹿さん 鹿さん、何故なくの~」哀調を帯びた独特の節回しに乗って、家族を想う鹿の心情を切々と流れる「秋田おはら節」は、数多くの民謡の中でも第一級の名調です。
詩(ことば)と節の絶妙な響き合いが物語となって聴衆を魅了するこの唄は、今も昔も、愛好者を引きつけて離さないものがあります。
この唄は、昭和初期、日本三大おはら節のひとつである「津軽小原節」を唄う芸人たちがその低音部分を見せ場にして唄ったことから始まったものと言われています。
大仙市の高橋節子さんが昭和62年にNNS日本民謡大賞でこの唄を唄って日本一に輝いたのが縁で、「秋田おはら節」は、「故郷の唄」として広く親しまれ、根付いてきました。
この縁を大切にして、この唄を「大仙市」において正しく継承、普及していくことを目指し、ここに民謡「秋田おはら節」全国大会が開催されているものです。



2024.6.7~9 温泉♨でビール🍺を飲もうよ♪ツアー(一年研修同級生の旅)

2024-06-25 23:13:32 | 日記
2024年(令和6年)6月7日(金)~9日(日)の二泊三日の行程で、一年研修の同級生3人で秋田ツアーを楽しみました。
ツアー名はずばり、温泉♨でビール🍺を飲もうよ♪ツアー
少しだけ、今回予定した行程を記しておこうと思います。(実際は、現地移動でさらに充実した旅になりました。)
【行程表】
〔一日目〕
 田沢湖駅で合流 → 鶴の湯別館山の宿・昼食 → 温泉巡り「鶴の湯」 → 田沢湖周辺ドライブ「たつこ像」 → 宿
〔二日目〕
 宿発 → 角館武家屋敷 → 昼食 → なまはげ館・伝承館 → 宿 → 「五風」でなまはげライブ鑑賞 → 温泉街飲み
〔三日目〕
 宿発 → 「男鹿遊覧船」西海岸周遊クルーズ → 男鹿駅 → 秋田駅


ツアーの一行はそれぞれが、東京から、青森から、そして秋田市から、集合場所の「田沢湖駅」を目指しました。
私は自宅から秋田駅に向かい、秋田新幹線こまちで田沢湖入りです。久しぶりの新幹線で少々緊張…(汗)


集合場所の田沢湖駅。
田沢湖に龍?実は、秋田には十和田湖・八郎湖(八郎潟)・田沢湖の三つの湖を舞台にした伝説「三湖伝説」があります。
十和田湖に住む「八郎太郎」が、田沢湖に住む「達子姫」を追い求めて、十和田湖から八郎潟へ、そして田沢湖へと巡る話しだったような・・・そんなお話しだっと思います。
そんなことで、ここ田沢湖駅には龍になってしまった達子姫が飾られています。


田沢湖駅で無事落ち合うことができた3人は、まずは昼食!ということで、乳頭温泉郷にある「鶴の湯別館山の宿」へ。


乳頭温泉郷の中でも、特に有名な、あの「鶴の湯」の別館です。



食事場所は囲炉裏になっていて、そこに炭を入れてくださっていました。


出たっ!これが本日の昼食のお目当て「山の芋鍋」です。鶴の湯に宿泊すると必ず提供される山の芋鍋は、一度は食べておきたい逸品。


お膳に乗せて運ばれてきた、こちらが一人前。
山菜が豊富です。嬉しくなっちゃいます。




昼食後は、車で5分くらい移動したところにある「鶴の湯」で日帰り入浴。温泉を堪能する旅でもあるので。



残念ながらお風呂の写真撮影はNG。
それにしても、あったまりましたー。リフレッシュ!



本日2回目の日帰り入浴は、「黒湯温泉」へ。




温泉郷を離れて、田沢湖ドライブ。
田沢湖に来たからには、「達子像」はどうしても見ないわけにはいきません。
改めて思いましたが、田沢湖の深い青色の水面はとってもきれいです。







さあ、本日のお宿に到着です。
乳頭温泉郷「蟹場温泉」(「がにばおんせん」と読みます。)。



ここもいいお湯でした。



夕食。山菜が豊富です。おじさん3人にとっては、お腹にも優しく、美味しくいただきました。


そして、もちろん。ツアーのもう一つの目的「ビール」。これは絶対に欠かせません。


部屋飲みもしっかり頑張りました。
純米吟醸酒 雄和下黒瀬 その名も「やまはげ」。秋田市雄和地方では、なまはげをこう呼んでいます。


夜は、露天風呂へ。


ストロボを使わずにシャッターを切ったらこんな感じ。こわい二人に見える。。。


ストロボを使ったらこんな感じに。やっぱりこわい?(笑)


翌日の朝食メニュー。
ヒメマスの干物が旨かったなあ。


飲みすぎか、顔がはれてる?



さあ、宿を後にして二日目のスタートは、まずは角館へ。
「武家屋敷」を散策です。
早い時間帯だったので、人通りはあまりありませんでしたが、この直後から大型バスが続々と入ってきて、あっという間にたくさんの観光客で賑わいました。





角館を後にして、協和インターから秋田自動車道を北上。着いたところは「男鹿観光案内所」。
ビッグなまはげがお出迎え。これもお目当ての一つでした。
なまはげの真似をしてポーズをとるも、なんのこっちゃ??





おじさんがまさかの顔だし。。。汗



さらに北上。トンネルの入り口までなまはげになってます。
なまはげに飲み込まれるようにトンネルに突入。



道の駅男鹿「オガーレ」に到着。


たまたま商工会青年部がイベントをやっていたので、ここでランチにしました。





こちらは「ゴジラ岩」。
この口の中に夕日が入ると、なんとも見栄えがあります。(こんな感じ。→他サイトへリンク)




次に訪れたのが「なまはげ館」。
男鹿に来たからには、なまはげづくしでいきます。



なまはげについてお勉強。
決して「鬼」ではありません。神様なのです。









ここなまはげ館に来れば、男鹿市内の町内会それぞれで使用されているなまはげのお面を見ることができます。
その数々の壮観なこと。



なまはげ館を出てすぐ隣にあるのが「男鹿真山伝承館」。
ここでは、リアルななまはげを体感できます。




ストロボを使わなかったので暗い。
子供たちには可哀そうな気もしますが、素晴らしいエンターテインメントでした。




「入道崎」へ。
男鹿半島最北端の岬で、絶景スポットです。
いつもは芝で歩けるのですが、草刈りがされていなかったようで、草ぼうぼうで岬まで行くのは断念しました。






ちょっと寄り道の「八望台」。
戸賀湾から奥羽山脈・青森県境までもを眼下に眺望できる景勝地。「八望台」という名は、高松宮殿下が命名れたそうです。






「門前駐車場」。
ここにもビッグなまはげがお出迎えです。




男鹿水族館「GAO」へ。
ホッキョクグマの豪太に会うのがメインの目的でしたが、暑かったせいか、高齢のせいか、ぐったりして動かない豪太がいました。(写真は撮り忘れ汗)






本日のお宿「網元の宿 男鹿萬盛閣」。
カニが半身ついていました。




何を難しそうな顔をしているのか。。。そんなことはありません。




夕食の後は、宿を出て徒歩すぐにある「男鹿温泉交流会館 五風」へ。
ここではなまはげ太鼓のライブを体感できます。すごい迫力で、ぜひ一度見ていただきたいショーでした。







五風を後にしたおじさん三人は、近くにあるスナックへ。
飲んだ、呑んだー。



翌朝の三日目となります。ついに最終日となってしまいました。
男鹿のジオを体感したいと思い「男鹿西海岸絶景クルーズ」へ。





昨日見た「ゴジラ岩」も海側から見るとこんな感じ。



滝が表われたり、車で走っているだけでは見ることができない光景がたくさんありました。



それにしても、さすがジオパークに認定されるだけあります。
男鹿の誕生までさかのぼる大自然のすごさを見ることができました。








三日目のランチは「男鹿海鮮市場」で。
私はヒラメの漬け丼を大盛りで。汗



その後、「男鹿駅」へ向かい、電車組はここから電車で移動し、車組とお別れしました。




この電車が最新式で、自家発電しながら走るらしい。静かで快適に移動。





私は、自宅近くの駅で途中下車して東京組とお別れ。
秋田駅で青い電車も撮ってくれたので、思い出に。




そして秋田駅のなまはげ。
ということで、秋田を回っていると、何かっていうと「なまはげ」が現れることを改めて感じるのでした。




こんな感じで二泊三日の「温泉♨でビール🍺を飲もうよ♪ツアー」の思い出でした。
またみんなとどっかお出かけできることが今から楽しみ。。。



2024.4.18~19 康楽館歌舞伎~十八世中村勘三郎十三回忌追善~『中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演2024』から弘前城まで!

2024-04-25 23:04:54 | 日記

2024年4月18日~19日の1泊2日で実家のある大館~第二の故郷「小坂町」~憧れの街「弘前」へ行ってきました。
今回の旅が見どころ満載で、奇跡的にも時期が最高のときで、思い出に残る充実した旅行となりました。

自宅を出て、まず向かったのが、なんとなく「大潟村」。
ここ数日、暖かくなり、桜の開花の声もあちこちで聞くようになったので、目的地を急ぐのではなく、ちょっと寄り道です。
大潟村の桜といえば、なんといっても”桜”と”菜の花”のコントラストが美しい「菜の花ロード」。
何キロ続くんだろうと、不安になるほどに果てしなく続く桜と菜の花のツートンカラーの中のドライブ。







大潟村を後にして、実家の大館市へ。
お墓参りで訪れたお寺。
きれいな枝垂れ桜をパチリ。




そして、いよいよ来ました。今日の目的地「小坂町」です。
小坂鉱山事務所。きれいで立派な建物。


康楽館通り。明治の現役の芝居小屋「康楽館」の通りです。








もう少し先に歩くと「小坂鉄道 小坂駅」。
といっても、もうずいぶん前に電車は走ってないんだけど、産業遺産として保存されていて、


寝台特急「あけぼの」が宿泊施設として活用されています。

(そういえば、大館駅から寝台特急「あけぼの」に乗って、就職で上京したんだっけ。
「あけぼの」への一番の思い出)






そして、そして、今日の本当の目的がこちら。
十八世中村勘三郎十三回忌追番 中村勘九郎 中村七之助 春暁歌舞伎特別公演2024です!


これが「康楽館」。
小坂鉱山の福利厚生施設として利用され、その後、町に譲渡されて現役の木造芝居小屋としては日本最古の建物。








どうです!?この立派な佇まい。素晴らしすぎます。






先ほどのチケットの手タレは私。で、こちらの手タレは妻です。(汗)








さあ、いよいよ入場です。ワクワク・ドキドキ。なんやかんや言って、きちんと中に入るのは初めてかも。(汗)



会場内です。歴史を感じぜずにはいられません。












康楽館まんじゅう。
これが飛ぶように売れるんです。
売り子がいいのか、シチュエーションが買わせるのか。








そして、夕食は町内の「奈良岡屋さん」へ。
歌舞伎帰りのお客さんも多く、お店の中は大繁盛でした。
ビールをすする私たちにマスターが出してくれた刺身が、これまた最高にうまいっ!
いいお酒を飲むことができました。




これが小坂町のソウルフード「かつラーメン」。
ここ奈良岡屋さんが、地域活性化を願い商品化し、町内や鹿角市で協賛店舗を拡大中のご当地グルメです。




今日のお宿「金属鉱業技術研修センター」内に立地する「小坂ゴールドパレス」。
やはり、満室だったようです。





翌朝、次に向かった目的地は・・・


・・・にしても、きれいな桜です。


・・・そうです!弘前城!!!




観光協会の掲示板からも、今回の旅行が奇跡的にグッドタイミングだったことを再確認させてくれました。
園内「本日満開」、外濠「満開」、西濠「本日満開」。
今日が最高でしょ!


満開の桜が散ると、このお堀いっぱいに桜の花びらで覆い尽くされます。
それもまた見てみたいと思う。










さすが津軽。津軽三味線の演奏を聴くことも気軽にできちゃって。もう最高!



































































弘前を後にして自宅に戻ります。
途中、二ツ井に立ち寄り、「きみまち公園」へ。


明治14年にこの地を訪れた明治天皇がその美しさに感動し、「きみまちざか」という名称をつけたとか。
その際、夏の長旅を気づかう皇后からのお手紙がここで天皇をお待ちしていた、というエピソードが残されているとのこと。
何ともロマンチックじゃないですか。








最後のワンショットは、4月14日時点の我が家の周辺「草生津川」沿いです。
ここも秋田市では自慢の桜スポットです。







以上、今年の桜レポートとなります。
とにもかくにも、今年は桜を満喫する時期に訪れることができました。
こんなことはめったにはないでしょうから、きっと思い出に残る桜になったはず。



あきたの民謡 第13回民謡「秋田飴売り節全国大会」(2023.11.23)

2023-11-24 12:31:00 | 日記
令和5年6月3日付けの秋田魁新報に載っていた「2023年度、県内の民謡全国大会の開催予定」によると、今年4年ぶりに多くの大会が復活するそう。
それ以来、できる限り県内で開催される全国大会に赴いてみたいと思い取組んでいます。

~秋田魁新報紙より~
秋田おばこ節 大仙市 6月4日
秋田港の唄  秋田市 6月25日
秋田おはら節 大仙市 9月2日
三吉節    秋田市 9月17日
生保内節   仙北市 9月24日
秋田追分   五城目町 10月1日
長者の山   美郷町 10月14日、15日
秋田船方節  男鹿市 11月19日
秋田飴売り節 大仙市 11月23日
秋田長持唄  秋田市 中止
(秋田長持唄は、旧雄和町出身の民謡歌手・故長谷川久子さんが、同町の旧戸米川村、旧種平村で唄われていた「箪笥担ぎ唄」を編曲した民謡。大会は伝承と普及を目的に1994年から開かれてきた。実行委員会の渡辺和弘事務局長(68)は「地域の人から開催を求める声があり実施したかったが、中止せざるを得なかった。来年度以降、再開できるように模索していきたい」と話した。)

今日伺ったのは、「第13回民謡「秋田飴売り節」全国大会」です。
今日のこの大会で、今年予定されている秋田の民謡全国大会は終了となります。
当初予定していた全大会への訪問は叶いませんでした。(残念)

会場の「大仙市神岡農村環境改善センター」。


誘導の幟も目立ちます。手書きPOPのスケジュールなども。運営側の心意気を感じます。
   



開会式の模様。
大会会長のあいさつに始まり、優勝旗返還と式が流れます。
その後、本部伴走奏者の紹介と続きます。
  

さあ、始まりました。
この大会では「秋田飴売り節の中から1番~3番と最後の節を唄うというルールで進められるとのこと。
ここで、「秋田飴売り節」の歌詞を残しておきたいと思います。
【秋田飴売り節】
ハアー 私しゃ商売 飴売り商売
鉦(かね)コたたいて 毎日まわる

ハアー 神宮寺新町(じんぐうじしんまち) 日暮れに通たば
姉と妹が 門立(かどだ)ちなさる

ハアー 姉も好よいども 妹に劣る
妹ほしさに 御立願(ごりょがん)かけた

ハアー 一にきのとの 大日如来(だいにちにょらい)
二に新潟の 白山さまよ

ハアー 三に讃岐(さぬき)の 琴平(こんぴら)さまよ
四に信濃の 善光寺さまよ

ハアー 五つ筏の仙人様よ
六に六角堂の 六地蔵様よ

ハアー 七つ成田のお不動様よ
八つ八幡の 八幡様よ

ハアー 九に熊野の権現様よ
十に所の 産土様よ

ハアー かけた御立願 叶はぬ時は
三十三尋(さんじゅうさんひろ)の大蛇(だいじゃ)となりて
詣まいる行者衆(ぎょしゃしゅう)の足止めなさる
               

私の最近の注目歌い手。
男鹿の髙橋三姉妹の長女、髙橋真理香様。


嵯峨泉稀様は三味線伴走も担って。


年少の部では、髙橋三姉妹の末っ子、髙橋杏里様。


山田千尋様は年少の部でのご出場。


嵯峨泉稀様。


ここで、一般の合間をぬって、年少の部の表彰式。
   

優勝は、男鹿市在住の髙橋三姉妹の三女、髙橋杏里様!!!
ここでも髙橋姉妹が栄冠を手に。


たった3人だけの年少の部でしたが、十分聞き応えのある熱唱でした。


そして引き続き一般の部の戦いが続きます。
    

ゲストアトラクション。
前回(第12回大会)一般の部優勝者、冨岡久美子様により歌唱。
「秋田飴売り節」と「本荘追分」の二曲をご披露されました。


 

アトラクションはこれだけでは終わりませんでした。
本部伴走を務めてくださっているプロの皆さんの歌唱。
第8回大会優勝者の深瀬康子様。「秋田馬子節」を披露。
そして、民謡日本一の熊谷信子様。「道南口説節」を熱唱。
  

熊谷信子さんの唄、好きだなあ。
きれいな声だし、明るく張りのある声で、その一方で、どこか哀愁があるような印象で。なぜか涙を催すような。。。
とにかく上手い。というか、感動する。


そして、成績発表となりました。
入賞者15名の名が呼ばれ登壇され、その中から優勝者が発表となりました。
     

今回、優勝の栄誉を勝ち取ったのは、田中恵様(秋田市)でした。


田中さんの感涙に浸る姿に感動。ここまでくるのにどれほどをご苦労を積み重ねてきたのだろう。



最後に、「秋田飴売り節」の由来など、うんちくをメモしておきたい思う。
奇抜な衣装を身にまとい、太鼓をたたきながら飴を売り歩く商人が客寄せの際に歌っていた歌です。新町飴売り節は旧神岡町北楢岡を舞台とした歌です。(出典:大仙市ホームページ)
旧神岡町の北楢岡地区を舞台にした大会で、飴売り節は、太鼓をたたきながら飴を売り歩く商人が客寄せの際に歌っていた。(出典:秋田魁新報)
大仙市北楢岡の発祥で、飴を売り歩く商人が客寄せの際に歌っていた歌。(出典:Wikipedia)


秋田に民謡数あれど、山や海、風などの自然や、人物を唄った歌が民謡かと思っていたが、「秋田飴売り節」は飴の売り手が客引きのために唄った歌という。
なんて、民謡って、奥深いんだろう。というか、それほどに人々の生活の中に民謡が身近なものだったということか。
ぜひ残したい民謡。遺したい民謡。秋田に生まれてよかったと思えるように。