今朝(1月16日)の秋田魁新報で秋田のバスケのこれからを楽しみにしてくれる記事が3つもありました。
魁さんの記事を引用させていただきます。
一つ目が「県立体育館、NHホームに」「知事、建て替えの意向」です。
佐竹敬久知事は15日、1968年完成の県立体育館(秋田市)について「いずれ耐用年数を迎える」と述べ、男子バスケットボール・秋田ノーザンハピネッツ(秋田NH)のホームアリーナに使える形で建て替えたい考えを示した。同市で開かれた秋田さきがけ政経懇談会で話した。
秋田NHは、ことしの秋に開幕す新リーグ「Bリーグ」の1部参入が決まっている。
参入には5千人規模のホームアリーナを確保する必要があるが、県内には条件を満たす施設がなく、現時点ではCNAアリーナ(秋田市立体育館)に仮設スタンドを設けてホームとする方針。
佐竹知事は昨年、ホームアリーナ新設がBリーグ参入の条件に上った際、「県財政を預かる立場では確約できない」と否定的だった。この日の講演では「(整備が)3年以内と言われたので駄目と言った」と振り返った。
老朽化した県民会館の所在地に秋田市と共同で整備する新文化施設にも触れ、「県と市が共同で整備すれば経費が浮き、中心市街地に建てることで国の交付税措置も受けられる」とした。郊外に建設した場合は「経費が多額になり(県立体育館の整備が)相当先になる」とし、現在の計画に理解を求めた。
二つ目が、ウィンターカップでの能代工業高校の功績を称える「新しい伝統」。
留学生を擁するチームの台頭で10年前とは勢力図が変わった高校バスケットボール界。そんな中、先月のウィンターカップで能代工が名門の力を証明した。留学生を主力とする高さのあるチームを相次いで破り、8年ぶりに3位に輝いた。
今大会は伝統の走るバスケに新たな色を加えた。昨年4月に就任した栄田直宏監督は運動量で相手を圧倒するスタイルを土台にしつつ、ハーフコート攻撃にも力を入れた。5人がスクリーンプレーなどで連係する姿は、新生能代工を感じさせた。
全国優勝を経験したOBは「自分たちのころのセット攻撃は個人の能力に頼る部分が多かった。今のチームは選手の特徴を生かして連係し、走るバスケと融合している。目指すべき方向だ」と話す。
栄田監督はひたむきに練習に取り組む姿勢や泥くさくリバウンド、ルーズボールに飛び込む伝統を守りつつ、必要な変革を進めた。「選手が重圧につぶされ、責任感が空回りしている」と感じると、能力を最大限に引き出すことを重視。中学校教諭時代は大声で選手に活を入れる闘将タイプだったが、今は選手とハイタッチをかわし、試合中も笑顔でコミュニケーションをとる。向上心の強い能代工の選手に合わせて自らの指導スタイルも変え、伸び伸びプレーできる雰囲気をつくった。
「能代工の頑張りを見て勇気をもらった」。大会3連覇を果たした明成(宮城)のエース八村塁君(3年)は優勝会でこう語った。同校の佐藤久夫監督も辛抱して流れが来たとき、100パーセント以上の力を出すバスケは見本だ」と能代工を称賛した。
新たな伝統を築こうと挑戦する姿は多くの人を魅了した。かつて日本中の中学生がこの名門でプレーすることを夢見たように、新しい能代工に憧れる選手が増えることを期待したい。
最後はハピネッツ。「きょう、あす敵地で富山戦」「堅守攻略へ連係が鍵」です。
昨季は2戦2敗と東地区で唯一勝てなかった相手。新年最初の試合で上位を争う強豪に連勝し、波に乗りたい。
(富山は)昨季の秋田戦ではボールを運ぶポイントガードに高い位置から激しく当たり、ミスを連発させるなどして速い攻撃を封じた。
ガードの城宝匡史は1試合平均17.3得点で外国人並みの得点力。シュートアリアが広く、やっかいな存在だ。
長谷川誠ヘッドコーチ(HC)は満足にボール運びができず、インサイドでも劣勢だった昨季の連敗を振り返り、「自分たちのプレーをさせてもらえなかった。悔しさを忘れず、気を引き締めて戦う」と強調する。
試合をコントロールするガードの高橋憲一は「ポイントガードだけでなく、みんなが協力して運べば安定するはず。個々の能力が高く強敵だが、外国人の高さを生かしてチャンスをつくりたい」と意気込んだ。
魁さんの記事を引用させていただきます。
一つ目が「県立体育館、NHホームに」「知事、建て替えの意向」です。
佐竹敬久知事は15日、1968年完成の県立体育館(秋田市)について「いずれ耐用年数を迎える」と述べ、男子バスケットボール・秋田ノーザンハピネッツ(秋田NH)のホームアリーナに使える形で建て替えたい考えを示した。同市で開かれた秋田さきがけ政経懇談会で話した。
秋田NHは、ことしの秋に開幕す新リーグ「Bリーグ」の1部参入が決まっている。
参入には5千人規模のホームアリーナを確保する必要があるが、県内には条件を満たす施設がなく、現時点ではCNAアリーナ(秋田市立体育館)に仮設スタンドを設けてホームとする方針。
佐竹知事は昨年、ホームアリーナ新設がBリーグ参入の条件に上った際、「県財政を預かる立場では確約できない」と否定的だった。この日の講演では「(整備が)3年以内と言われたので駄目と言った」と振り返った。
老朽化した県民会館の所在地に秋田市と共同で整備する新文化施設にも触れ、「県と市が共同で整備すれば経費が浮き、中心市街地に建てることで国の交付税措置も受けられる」とした。郊外に建設した場合は「経費が多額になり(県立体育館の整備が)相当先になる」とし、現在の計画に理解を求めた。
二つ目が、ウィンターカップでの能代工業高校の功績を称える「新しい伝統」。
留学生を擁するチームの台頭で10年前とは勢力図が変わった高校バスケットボール界。そんな中、先月のウィンターカップで能代工が名門の力を証明した。留学生を主力とする高さのあるチームを相次いで破り、8年ぶりに3位に輝いた。
今大会は伝統の走るバスケに新たな色を加えた。昨年4月に就任した栄田直宏監督は運動量で相手を圧倒するスタイルを土台にしつつ、ハーフコート攻撃にも力を入れた。5人がスクリーンプレーなどで連係する姿は、新生能代工を感じさせた。
全国優勝を経験したOBは「自分たちのころのセット攻撃は個人の能力に頼る部分が多かった。今のチームは選手の特徴を生かして連係し、走るバスケと融合している。目指すべき方向だ」と話す。
栄田監督はひたむきに練習に取り組む姿勢や泥くさくリバウンド、ルーズボールに飛び込む伝統を守りつつ、必要な変革を進めた。「選手が重圧につぶされ、責任感が空回りしている」と感じると、能力を最大限に引き出すことを重視。中学校教諭時代は大声で選手に活を入れる闘将タイプだったが、今は選手とハイタッチをかわし、試合中も笑顔でコミュニケーションをとる。向上心の強い能代工の選手に合わせて自らの指導スタイルも変え、伸び伸びプレーできる雰囲気をつくった。
「能代工の頑張りを見て勇気をもらった」。大会3連覇を果たした明成(宮城)のエース八村塁君(3年)は優勝会でこう語った。同校の佐藤久夫監督も辛抱して流れが来たとき、100パーセント以上の力を出すバスケは見本だ」と能代工を称賛した。
新たな伝統を築こうと挑戦する姿は多くの人を魅了した。かつて日本中の中学生がこの名門でプレーすることを夢見たように、新しい能代工に憧れる選手が増えることを期待したい。
最後はハピネッツ。「きょう、あす敵地で富山戦」「堅守攻略へ連係が鍵」です。
昨季は2戦2敗と東地区で唯一勝てなかった相手。新年最初の試合で上位を争う強豪に連勝し、波に乗りたい。
(富山は)昨季の秋田戦ではボールを運ぶポイントガードに高い位置から激しく当たり、ミスを連発させるなどして速い攻撃を封じた。
ガードの城宝匡史は1試合平均17.3得点で外国人並みの得点力。シュートアリアが広く、やっかいな存在だ。
長谷川誠ヘッドコーチ(HC)は満足にボール運びができず、インサイドでも劣勢だった昨季の連敗を振り返り、「自分たちのプレーをさせてもらえなかった。悔しさを忘れず、気を引き締めて戦う」と強調する。
試合をコントロールするガードの高橋憲一は「ポイントガードだけでなく、みんなが協力して運べば安定するはず。個々の能力が高く強敵だが、外国人の高さを生かしてチャンスをつくりたい」と意気込んだ。