令和5年6月3日付けの秋田魁新報に載っていた「2023年度、県内の民謡全国大会の開催予定」によると、今年4年ぶりに多くの大会が復活するそう。
それ以来、できる限り県内で開催される全国大会に赴いてみたいと思い取組んでいます。
~秋田魁新報紙より~
秋田おばこ節 大仙市 6月4日
秋田港の唄 秋田市 6月25日
秋田おはら節 大仙市 9月2日
三吉節 秋田市 9月17日
生保内節 仙北市 9月24日
秋田追分 五城目町 10月1日
長者の山 美郷町 10月14日、15日
秋田船方節 男鹿市 11月19日
秋田飴売り節 大仙市 11月23日
秋田長持唄 秋田市 中止
(秋田長持唄は、旧雄和町出身の民謡歌手・故長谷川久子さんが、同町の旧戸米川村、旧種平村で唄われていた「箪笥担ぎ唄」を編曲した民謡。大会は伝承と普及を目的に1994年から開かれてきた。実行委員会の渡辺和弘事務局長(68)は「地域の人から開催を求める声があり実施したかったが、中止せざるを得なかった。来年度以降、再開できるように模索していきたい」と話した。)
今日は「第36回生保内節全国大会」です。
会場は、仙北市田沢湖にある「仙北市民会館」。
会場内では開会式が進行中でした。
本日のプログラム。
表紙は昨年度優勝者です。な、なんと、いま絶賛各大会を総なめしていると思われる、男鹿市の髙橋愛実香さん。第35回一般の部最優秀賞受賞者です。
そして、そして、同じく第35回大会で年少者の部最優秀賞の髙橋杏里さん。
三姉妹の姉妹が2部門で優勝されたんです!
ここで、「生保内節」の歌詞を残しておこうと思います。
吹けや生保内(おぼね)東風(だし)七日も八日も
ハイ ハイ
吹けば宝風 ノオ稲みのる
ハイ キターサッサー キターサー
※囃子以下同じ
なんぼ隠しても生保内衆(おぼねしゅ)は知れる
わらで髪結うて ノオ編笠(あみがさ)で
わしとお前は 田沢の潟(かた)よ深さ
知れない ノオ御座(ござ)の石
とろりとろりと 沖行く船も
十七招けば ノオ岸による
風の模様で 別れていても
末にまとまる ノオ糸柳
前の田沢湖 鏡において
雪で化粧する 駒ヶ岳
吹けや生保内東風 秋吹くならば
黄金波うつ ノオ前田んぼ
涼し涼しと 言う川端に
なぜか蛍は ノオ身を焦がす
生保内の人達 小使いに不自由ない
竹の子きのこで ノオ銭をとる
生保内生保内と卑下(やす)めてな
うしろ駒形 ノオまえ田沢
雨はドンドと 雨戸にさわる
心迷わす ノオ南風
来(き)たり来(こ)ねだり 夏堰(せき)の水
いっそ来(こ)ねだら ノオ来(こ)ねといえ
ここからは大会の模様。
ここからが「年少者の部」です。
アトラクションです。
第32回大会最優秀賞者の髙橋真理香さん。
先の3姉妹のお姉さん。
「生保内節」と「秋田荷方節」を披露されました。
「一般の部」決勝進出者発表。
決勝進出者10名で抽選を行った後、決勝です。
この方が最優秀賞に輝きました。
年少者の部の最優秀賞は、秋田市の山田千尋さん。
本日、二回目のアトラクションです。
昨年の大会、第35回大会最優秀賞者の髙橋愛実香さん。
髙橋姉妹がアトラクションでゲスト出演する場面に立ち会えて感動です。
それにしても、普段見る機会の少ない和服。きれいです。
「秋田おはら節」と「生保内節」を披露されました。
プログラムから「生保内節について」を記して、この民謡のことを学ぼうと思います。
民謡「生保内節」のふるさと、ここ生保内分地は、奥羽山脈から吹き降ろす名物の東風で知られています。
この東風は、春に雪解けを促し、夏には病害虫を防ぎ、干天には慈雨をもたらし、秋には収穫物の乾燥を助けるなど、天与の宝風として地元では「東風(だし)」と呼んで親しまれています。
この「東風(だし)」を唄ったのが「生保内東風(おぼないだし)」で、天正年間(1573~1592)ごろから唄われ、ほかの地域の影響をまったく受けない独自の民謡として、現在では「元唄」や「正調生保内節」は昭和6年ごろに編曲され全国に広まりました。
生保内節全国大会では、生保内節と生保内節元唄(正調生保内節)のどちらで挑戦してもよく、出場者はそれぞれの生保内節を日頃鍛えたのどと節回しで競います。
というように、「風」をテーマにした民謡で、「山」や「海」を唄うことの多い民謡の中では珍しい唄に挙げられているようです。
次は、10月1日(日)に五城目町を会場に「秋田追分全国大会」が開催されます。
それ以来、できる限り県内で開催される全国大会に赴いてみたいと思い取組んでいます。
~秋田魁新報紙より~
秋田おばこ節 大仙市 6月4日
秋田港の唄 秋田市 6月25日
秋田おはら節 大仙市 9月2日
三吉節 秋田市 9月17日
生保内節 仙北市 9月24日
秋田追分 五城目町 10月1日
長者の山 美郷町 10月14日、15日
秋田船方節 男鹿市 11月19日
秋田飴売り節 大仙市 11月23日
秋田長持唄 秋田市 中止
(秋田長持唄は、旧雄和町出身の民謡歌手・故長谷川久子さんが、同町の旧戸米川村、旧種平村で唄われていた「箪笥担ぎ唄」を編曲した民謡。大会は伝承と普及を目的に1994年から開かれてきた。実行委員会の渡辺和弘事務局長(68)は「地域の人から開催を求める声があり実施したかったが、中止せざるを得なかった。来年度以降、再開できるように模索していきたい」と話した。)
今日は「第36回生保内節全国大会」です。
会場は、仙北市田沢湖にある「仙北市民会館」。
会場内では開会式が進行中でした。
本日のプログラム。
表紙は昨年度優勝者です。な、なんと、いま絶賛各大会を総なめしていると思われる、男鹿市の髙橋愛実香さん。第35回一般の部最優秀賞受賞者です。
そして、そして、同じく第35回大会で年少者の部最優秀賞の髙橋杏里さん。
三姉妹の姉妹が2部門で優勝されたんです!
ここで、「生保内節」の歌詞を残しておこうと思います。
吹けや生保内(おぼね)東風(だし)七日も八日も
ハイ ハイ
吹けば宝風 ノオ稲みのる
ハイ キターサッサー キターサー
※囃子以下同じ
なんぼ隠しても生保内衆(おぼねしゅ)は知れる
わらで髪結うて ノオ編笠(あみがさ)で
わしとお前は 田沢の潟(かた)よ深さ
知れない ノオ御座(ござ)の石
とろりとろりと 沖行く船も
十七招けば ノオ岸による
風の模様で 別れていても
末にまとまる ノオ糸柳
前の田沢湖 鏡において
雪で化粧する 駒ヶ岳
吹けや生保内東風 秋吹くならば
黄金波うつ ノオ前田んぼ
涼し涼しと 言う川端に
なぜか蛍は ノオ身を焦がす
生保内の人達 小使いに不自由ない
竹の子きのこで ノオ銭をとる
生保内生保内と卑下(やす)めてな
うしろ駒形 ノオまえ田沢
雨はドンドと 雨戸にさわる
心迷わす ノオ南風
来(き)たり来(こ)ねだり 夏堰(せき)の水
いっそ来(こ)ねだら ノオ来(こ)ねといえ
ここからは大会の模様。
ここからが「年少者の部」です。
アトラクションです。
第32回大会最優秀賞者の髙橋真理香さん。
先の3姉妹のお姉さん。
「生保内節」と「秋田荷方節」を披露されました。
「一般の部」決勝進出者発表。
決勝進出者10名で抽選を行った後、決勝です。
この方が最優秀賞に輝きました。
年少者の部の最優秀賞は、秋田市の山田千尋さん。
本日、二回目のアトラクションです。
昨年の大会、第35回大会最優秀賞者の髙橋愛実香さん。
髙橋姉妹がアトラクションでゲスト出演する場面に立ち会えて感動です。
それにしても、普段見る機会の少ない和服。きれいです。
「秋田おはら節」と「生保内節」を披露されました。
プログラムから「生保内節について」を記して、この民謡のことを学ぼうと思います。
民謡「生保内節」のふるさと、ここ生保内分地は、奥羽山脈から吹き降ろす名物の東風で知られています。
この東風は、春に雪解けを促し、夏には病害虫を防ぎ、干天には慈雨をもたらし、秋には収穫物の乾燥を助けるなど、天与の宝風として地元では「東風(だし)」と呼んで親しまれています。
この「東風(だし)」を唄ったのが「生保内東風(おぼないだし)」で、天正年間(1573~1592)ごろから唄われ、ほかの地域の影響をまったく受けない独自の民謡として、現在では「元唄」や「正調生保内節」は昭和6年ごろに編曲され全国に広まりました。
生保内節全国大会では、生保内節と生保内節元唄(正調生保内節)のどちらで挑戦してもよく、出場者はそれぞれの生保内節を日頃鍛えたのどと節回しで競います。
というように、「風」をテーマにした民謡で、「山」や「海」を唄うことの多い民謡の中では珍しい唄に挙げられているようです。
次は、10月1日(日)に五城目町を会場に「秋田追分全国大会」が開催されます。