ウルトラマンデッカー
第17話「過去よりの調べ」、GUTS-SELECTの絆が問われ、より強まるストーリー展開であり、リュウモンの内に秘めている熱を魅せてくれる内容でしたね。
カナタが葛藤の末に、自分の弱さを受け入れ、一皮剥けたかと思ったら、今度は、ムラホシ隊長に、アガムスの協力者ではないか、そんな疑いがかけられるってピンチが。そんなムラホシ隊長に疑惑の目を向け、査察に来たのがメトロン星人・ナイゲル。同じメトロン星人であるマルゥルとは、全く違う。可愛さなど皆無、むしろ、おっかない系。無論、中身も冷徹だった。
過去のデータを重んじ、前例に無い事は行わず、感情に流されぬ決断を下す、それ自体は立派だけど、そのやり方が通用しないって事を経験してない、頭ガッチガッチなエリート気質だったな、ナイゲル。
そんなナイゲルから、ムラホシ隊長を救うべく、メンバーたちは動くんだが、特に奮戦したのが、リュウモン。何故か、それは、リュウモンにとって、ムラホシ隊長が、自分にとっての命の恩人であるから。憧れの人を助けたいからこそ、必死になった。その姿は、実にカッコ良かったですね。
ムラホシ隊長が解放された事で、カナタも心置きなく戦える。前回、パンドンにやられた傷が、まだ痛む事により、ピンチに陥ってしまったデッカーだけど、それを救ったのが、ムラホシ隊長。デッカー ダイナミックタイプのアシストを受け、ナースデッセイ号がナースキャノンでゴメスを吹っ飛ばした決着は、実にスカッとしました。また一つ、絆を強めた、このチームなら、きっと、どんなピンチが起きても、大丈夫ですね。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ
ドン39話「たなからボタンぽち」、これは、もう、カオスが過ぎてますね。いや、つまらない、どころか、面白可笑しかった訳ですが、どうしたって、振り切ってて、吹っ切ってるなぁ、と感じちゃうストーリー。
大掃除の真っ最中に、思いがけないモノを見つけちゃうのはお約束。しかも、それに、「押すな」と書かれてたら、押したくなっちゃうのが人の常。かと言って、「押して良し」と書かれてたら、押さないって訳でもなく、自分の所為にならない、ボタンにそう書かれているんだから、となって押すんだろう。
今回の場合、ボタンを押した事で、洒落にならない存在がやってきてしまった。それが、ドンブラザーズが暴走した際に始末する役目を負ったドン・キラー。ドンブラザーズの抹消を目的にしているだけあって、とんでもなく、強い。ただ、尋常じゃない強さ以上に、タロウそっくりの容姿の方が際立つ。しかも、タロウは、自分にそっくりなのは、自分がカッコいいからだ、と言い切っちゃうしw
さすがのタロウも、ドン・キラーの強さは本物だ、と認め、万が一の時に備え、腹を括れ、とお供に諭す。そんなタロウを倒すのは自分だけだ、とソノイはドン・キラー退治に動き出すも、マスターのやらかしで誤作動を起こしていたドン・キラーは脳人にも攻撃を繰り出し、即座に逃げ出してしまった。見たくなかったなぁ、こんな情けないソノイさん。
ついに、ドンブラザーズ最後の時か、と思った時、ドン・キラーの前に立ちはだかったのは、ドン・キラー・キラー。最終兵器には、それを止める切り札が用意されてるもんだなぁ。しかし、何故に、ドン・キラー・キラーは猿原さんにクリソツなんだよ。誰だ、デザインしたの。ともあれ、ジャッカー鬼は倒せたし、2体の兵器は宇宙で永遠に戦い続けるってオチに着地したから良し・・・いや、待て、ジロウ、何だ、その折り紙は?!
仮面ライダーギーツ
13話「謀略Ⅳ:ドライバーを奪還せよ!」では、これまで以上のピンチが、ライダーたちに襲い掛かり、それに対し、真っ向から立ち向かっていく姿にカッコ良さを覚える事の出来るストーリーになってましたね。
呆れるほどに遠回りをしているからこそ、確実に、デザイアグランプリの真実と深淵に近づきつつある英寿に警戒、嫌悪、そして、畏怖の念を抱くギロリ。ゲームマスターである彼は、もう、形振り構っていられないのか、ウィンに何が何でも、ギーツを脱落させろ、と発破をかけ、同時に、ギーツが脱落する可能性の高いゲームを用意してきた。それが、イス取りゲーム。
昨今の教育事情で、もしかすると、レクリエーションから消えている可能性もあるけど、私の頃は月1くらいでやってたな。まぁ、私の思い出はさておき、ライダーが参戦する訳だから、もちろん、普通のイス取りゲームじゃあない。彼らが手に入れなきゃならないのは、ドライバー。謎の少女によって、ドライバーを立て続けに盗まれた英寿たちは、それを見つけ出し、手に入れなきゃならなくなった。しかも、一つは、ジャマトの手に渡っちまってる。
情報収集能力を駆使し、少女の居場所を探り出した弥音、たまたま、情報をゲットした景和。見事に、少女を見つけ出した景和は、体を張って、2つのドライバーを獲り返し、一つを弥音へパス。また、ジャマトに生身で囲まれ、肉弾戦を挑むもピンチに陥っている英寿らを助ける。この辺りにも、彼の底抜けのお人好しっぷりが際立ってる。何だかんだで、英寿は、そんな景和の弱点にも武器にもなる性格を気に入り、高く評価してるんだろうな。
だからこそ、ナーゴではなく、タイクーンを交渉相手に選んだのかも。どこからか飛翔してきた謎のバックルと、タイクーンから借り受けたドライバーで変身したギーツ。最初こそ、貧相な兵装かと思ったけど、敵を倒すごとにエネルギーが剣にチャージされていき、それが満タンになった時、むしろ、重装甲やん、と思うくらい、ゴツめのフォームになった! 見事に、ジャマトライダーは倒せたけど、そのドライバーは道長に横から掠め取られちまった。果たして、英寿は、運営側からの妨害を、どう跳ね返すんだろう?