『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024-3-24)

2024-03-29 21:42:56 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第3話「イグニスの依頼」では、ユカ隊員がジード、ゼロについて学ぶ展開になっていましたね。

イグニスが、ユカ隊員にする頼み事、それは新たなガッツハイパーキーを生み出す手伝いでした。様々な次元のウルトラマンについて学ぶ事によって、その情報をガッツハイパーキーに取り込む事が出来るようです。最初、イグニスはアキトへ、それを頼むつもりだったようですが、ロボット君がユカ隊員がいる次元に繋がっているワームホールに飛び込んだ事で、その計画がポシャってしまったようですね。

ただ、ぶっちゃけ、ロボット君のそれが無かったとしても、アキトはイグニスの頼みを聞いちゃくれなかっただろうなぁ。共闘を経て、アキトもイグニスの事を仲間と感じ、友情も持っているようだけど、それはそれ、これはこれ、だろうな。これまでの経験で、イグニスの頼みを聞いたら、ろくでもない目に遭うのは学んできているだろうしな。ってか、ブランク状態とは言え、ガッツハイパーキーを三本も勝手に持ち出していたのなら、アキトはマヂで怒っていたのでは?

まぁ、それはさておき、ユカ隊員は、イグニスの口車に乗って、色々なウルトラマンの情報を視聴する事に。謎のロボット君、まさか、ハルキがゼットに変身する際のインナースペースの情報まで持っていたのか・・・プライバシーの侵害だろうか、これも。何にせよ、ユカ隊員はゼットとジードが、ベリアル融合獣と戦う様に大興奮。イグニスも、ダークトリガーとして戦っていた経験もあるので、ベリアル融合獣の強さと厄介さを、しっかりと見極めていましたね。ジードからすれば、一度、倒している怪獣たちとは言え、やはり、手強い。そんなピンチに陥った後輩と弟子を救うべく、颯爽と駆け付けてくれたのが、ゼロ。

続けて、ゼロの激戦も、ユカ隊員はお勉強。ストロングコロナ、ルナミルクル、ウルティメット、そして、シャイニングの形態に変化し、強敵とぶつかるゼロの勇姿に、ユカ隊員のパッションも大炸裂の模様。順調に、データはガッツハイパーキーへ取り込まれていき、イグニスは、ユカ隊員に目星を付けた自分の直感が正しかった事に、ほくそ笑む。これなら大丈夫だ、と確信したイグニスは、折角、新しい次元に来たのだから、他にも極上のお宝があるかも、と作業を任せ、その場を後にしちゃう。これは、思っていた以上の面倒事を押し付けられた、と今更、気付くユカ隊員だけど、後の祭りなんだよなぁ。ご愁傷様。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ4「ヒーローを呼ぶ声」では、恐らく、私だけじゃなく、他のファンも、この『爆上戦隊ブンブンジャー』に対する好感度がガッツンと上がったでしょうねぇ。『王様戦隊キングオージャー』が新たな道をブチ敷いたからこそ、この『爆上戦隊ブンブンジャー』は戦隊モノの正道ど真ん中を爆速で突っ走ってます。俗っぽい言い方をすれば、こうゆうのでいいんだよ、こうゆうので、ってやつでしょう。

前回のラストで、踏んだり蹴ったりな目に遭っているお巡りさんの前に現れた、バリキャリ感強めな女性は、どうやら、宇宙人対策のお偉いさんだったらしい。このお巡りさんにロックオンした理由は、これまで、ブンブンジャーとハシリヤンが戦っている所に何度も遭遇しているからだろうな。そんな理由で選ばれたお巡りさんは、街中で、道路に飛び出した子供を間一髪でブンピンクの手に手錠をかけ、連行する・・・まさか、第4話で、戦隊の一人が逮捕される展開をブッ込んでくるか。

この女性、調の目的は、「ブンブンジャー」を自分たちISAの管理下に置く事だった。ハシリヤンから地球を守る事を目的にしているとは言え、ちょっと強引が過ぎる。支配下に置いたら、戦うメンバーはISAが選ぶと言われちゃ、リーダーである大也としちゃ、それを良しとはできない。ハシリヤンと戦うために協力するのは吝かではない、しかし、自分と戦う仲間は自分で決める、と言い切ってくれる大也、リーダーの鑑や。調の高圧的な態度に気圧されかけていた未来も、大也の、自分達に対する信頼で気合が入った様子。

そんな最中、サウナグルマーが街中で大暴れ。これまで、ウェディングドレス、サイクロン式掃除機、古時計、の苦魔獣が登場してきたけど、コイツが一番の殺傷力持ちじゃない? 実際のサウナでも、無理をした人が倒れる事故も発生している訳だし。何の対策もせずに、80℃の熱さに晒されたら、そりゃ、命に関わる。苦しむ人々をテレビで見た大也たちは即座に戦いの場に駆け付けようとするが、それを調は権力を振りかざして制止する。しかし、いつだって、自分達のハンドルを自分で握っているブンブンジャーが、その程度で怯むはずがない。しかも、振騎から苦しむ人々の元にブンブンジャーを届けてくれ、と依頼が入ったんだから、尚更に。調の制止を、大也たちと共に振り切ったお巡りさんこと錠は、全力で敵と戦い、一般人を守る彼らの勇姿に、自分がなりたかった、そして、目指すべきヒーローの姿を見る。

サウナグルマーの熱波攻撃に手こずりながらも、見事なドライビングテクニックと戦闘センスで、見事な撃破を魅せてくれたブンブンジャー。基地に戻った大也たちに、調は共闘が成立した事、その上で、監視役を派遣する事を告げる。それを請けた大也は、すぐさま、錠を監視役にする、と決定してしまう。仰天する周りを他所に、射士郎だけは予想していたのか、呆れてしまう。ただ、錠の事は悪く思っていないのか、反対する気はない様子。これで、錠も仲間入りか。結構、好感が持てるキャラなので、初変身が楽しみ。それにしても、調さん、カレーは大量に食べるわ、ブンドリオに「お姉さん」呼びされて、テンションを上げるとか、憎めんなぁ。

 

仮面ライダーガッチャード

第28話「ベロベロ怪奇! 蓮華の里帰り」は、皆のお姉さんポジションである蓮華が訪れた祖母が住む村で起こる騒動に、宝太郎たちが巻き込まれる、コミカル感が強めな回になってましたね。しかし、意外に、こういう回で張られた伏線が、後々でしっかり効いてくるのが、特撮あるあるなので油断はできないかなあ。

ドス黒いっつーより、金ぴかメッキな野望を孕んでいたグリオンを撃破し、奪われたケミーたちを無事に取り戻せた事で、事態は一応の一段落を見せた。改めて、生徒を守るためだったとは言え、宝太郎たちを裏切り、傷付けた自分が教職に戻っていいのか、を迷いを見せるミナト先生。気持ちは解らんでもないけど、教師だって、人間なんだから、間違いくらいはしちゃう。だからこそ、間違えたなら、今度は失敗しないように、自分を戒めて、生徒に正しい道を示すために努力すべき、と私は思う。まぁ、生徒に、性的または暴力的な意味で手を出すような教師はクズなので、学校に戻す戻さない云々の前に、生まれて来た事を後悔するレベルで痛めつけた上でブッ56すべき、と私は言いたいが。

まぁ、私の思想はさておき、事態が落ち着いた事もあって、蓮華は祖母の家にやってきたんだが、そこで、妖怪に遭遇してしまう。錬金術師として成長したとは言え、さすがに、妖怪は管轄外なので、蓮華は後輩で仮面ライダーでもある宝太郎と蓮華に泣きつく。先輩に呼び出されたとあっては断る訳にもいかないので、二人は蓮華の元へ急ぐ。乗り気じゃないどころか、完全に腰が引けてしまっている宝太郎とは対極的に、りんねとホッパー1はノリノリ。この状況では、イヤだ、とも言い出せず、宝太郎はビビリながら妖怪探しに赴く。しかし、まさか、ここで、蓮華とりんねが協力して嫌がる宝太郎をガッチャードに変身させるとは。この光景を見て、『仮面ライダーOOO(オーズ)』を思い出したのは私だけじゃないでしょう。

妖怪(?)に苦戦するガッチャードだけど、そこに割り込んできたのが、これまた、胡散臭い霊媒師。しかも、そこには、宝太郎の友人でもある加治木の姿が。いや、でも、まさか、その霊媒師ことスターシャイン星野を演じているのが、青柳尊哉さんだったもんだから、マジでビックリしてしまった。『ウルトラマンオーブ』、『ウルトラマンゼット』に続き、『仮面ライダーガッチャード』にも出演か。そう考えると、こういう感じのキャラじゃなくて、敵ライダーとして出て欲しかったなぁ、と思っちゃう。だって、何か、こう、嫌だなぁ、ウルトラマンシリーズでは、あんなにニヒルでカッコよかった青柳さんが、たまたま手に入れた力で調子こいてる奴を演じているのは。

自分達が遭遇したのは妖怪じゃなく、オカルトケミーの「ケアリー」と「ベロソル」」だと分かり、何とか回収しなきゃ、と意気込む宝太郎だが、そこへ乱入してきたのが、その二体を取り込んだカラカサオバケマルガムとフェアリーマルガム。アトロポスがグリオンの遺した金色のキューブで生み出しこともあって、通常のマルガムより強く、なおかつ、連携攻撃にも長けているとなれば、力の出し惜しみをしている場合じゃない。宝太郎はプラチナガッチャードへ変身!! 連携に対しては手こずりながらも、やはり、地力の差は大きく、ほぼ圧倒し、快勝。無事に、ケアリーとベロソルは回収できたが、素体になった人間は質の悪い地上げ屋であると判明。しかも、コズミックケミーたちの力を利用している星野が不穏な予言をかまし、そんで、暗い雰囲気に包まれた場を後にした村長が、何者かに襲われた・・・事件はまだ、終わっていないようだ。まぁ、個人的には、この村長が、村を売ろうとしているのかもなぁ、と予測している。ついでに言えば、ケアリー、ベロソルだけじゃなく、他のオカルトケミーもいないか、この村? 稲荷を祀っているってことは、もしかして、ナンバー9は九尾の狐モチーフか? 八岐大蛇がモチーフのジャマタノオロチがナンバー8である事を考えると、それっぽいよなぁ。

コメント
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