コミックカイエン(13)一言感想・その①
ヤリマン恋歌 ぜろじろう
ビッチなヒロインが、初めて、ガチ惚れした男子に、全力アプローチする可愛い姿、グッと来た。
搾精ハーレム物語 第6話 内藤キララ
おまんこ綱引き、インパクトのあるワードだが、何気に、しっかりとした戦略が使われていて感心した。
憑れてって 木戸番
幽霊の特性をガッツリと活かしたセックスシーンに、センスの冴えを感じられた。
たわわに絶賛営業中! 芦田EX
ラストでこう言っちゃいるが、間違いなく、ノーブラノーパン出勤がクセになってるな、このヒロイン。
校内風俗の成海さん 中埜人見
男って生き物はバカだけど、可愛いもんだなぁ、と微笑ましくなるラストが良いわ。
キミに、しろクジちゅう! しろとび
こんだけ大胆な事をしてるのに、好きな人からの指摘で、照れちゃうってのは、反則的な可愛さ。
邂逅~かいこう~ あむたけ
ありゃ~、こら、完全に憑りつかれちまってるな。
ただいま 前編 水原賢治
我慢した分、セックスが燃えるんだから、ファイト、お嬢ちゃん。
今週の食事
6月17日(月)
朝食
バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶
昼食
おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶
夕食
肉野菜炒め丼(味付け牛バラ肉、大蒜の芽、キャベツ)、味噌汁(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶
6月18日(火)
朝食
バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶
昼食
おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶
間食
稲荷寿司、烏龍茶
夕食
肉野菜炒め丼(鶏皮、キャベツ、モヤシ、ブナシメジ茸、人参、青梗菜、玉葱・麻婆もやしの素)、味噌汁(高野豆腐、分葱)、烏龍茶
6月19日(水)
朝食
バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶
昼食
おにぎり(海苔ふりかけ×2)、烏龍茶
夕食
麻婆豆腐丼(絹ごし豆腐、キャベツ、玉葱、人参、青梗菜・台湾風麻婆豆腐の素)、中華スープ(若布、キャベツ、人参、青梗菜、葱)、烏龍茶
6月20日(木)
朝食
バケット(白桃ジャム)、烏龍茶
昼食
おにぎり(煮干し×2)、烏龍茶
夕食
海鮮丼(キハダマグロ赤身、イナダ)、レンチン野菜(キャベツ、モヤシ・焦がし醤油塩)、中華スープ(高野豆腐、分葱)、烏龍茶
6月21日(金)
朝食
バケット(白桃ジャム)、烏龍茶
昼食
おにぎり(焦がし醤油塩ごはん、煮干し)、烏龍茶
間食
おにぎり(煮干し)、烏龍茶
夕食
カップ焼きそば(ペヤング大盛)、肉野菜炒め(鶏皮、キャベツ、蓮根・焦がし醤油塩)、烏龍茶
6月22日(土)
朝食
お汁粉、烏龍茶
昼食
カツサンド(ロースカツ・トンカツソース)、レンチン野菜(キャベツ、モヤシ・おろし玉葱ドレッシング)、烏龍茶
夕食
肉野菜炒め丼(鶏皮、茄子・麻婆茄子の素)、中華スープ(フライドオニオン、分葱)、烏龍茶
6月23日(日)
朝食
バケット(白桃ジャム)、紅茶
昼食
狐饂飩(お揚げ、オクラ)、烏龍茶
間食
蕨餅(黄粉)、烏龍茶
夕食
肉野菜炒め丼(豚こま、モヤシ・甘酢ダレ)、味噌汁(若布、キャベツ、青梗菜、人参、葱)、烏龍茶
今日、読んだ本
何じゃ、こりゃ・・・
こんな風に書き始めたら、「え、つまらない作品なの!?」と未読の方に勘違いされてしまいそうではあるが、私としては、正直な気持ちを感想として書きたいので、あえて、訂正はしないでおく。
シンプルに驚かされた、この『ゴッホ、はじめました』には。物凄く面白い!! 元より、関崎先生は、漫画がどれも面白いので好きなのだけど、この『ゴッホ、はじめました』を読んで、ますます、尊敬の念が増強した。
ずば抜けた才能を持った画家の一人であるフィンセント・ファン・ゴッホをテーマにした作品だと、穂積先生の『さよならソルシェ』も強烈だったけど、「この漫画、好き」って意味合いでは、この『ゴッホ、はじめました』も決して、負けちゃいない。作風と言うか、ジャンルが違うので、どっちが上か、は決められない。
ゴッホの幽霊が日本の男子高校生に憑りつくってのも、関崎先生らしい表現だなぁ、と感じた。自分の得意なものっつーか、描きたいモノを描く手段、ざっくり言えば、武器を持っている漫画家は一味違うな、と私は思っている。
主人公である五歩が、単に、ゴッホに対する恐怖で気絶し、その状態の五歩に憑依し、絵を描くって訳じゃなく、ゴッホの動きに五歩が合わせ、絵筆を走らせる事で一枚の絵が描かれていくってのが良い。
描かれた絵に、ゴッホでは描けない、絵を描く、それに真摯に向き合う事で、画家としても人間としても成長していく五歩だからこそ出せる良さが、しっかりと表出しているってのが、実に熱い。このアオハル感のある熱さは、これまでの関崎作品には無かったもので、関崎先生の変化と成長も感じ取れる、そこも良いのだ。
ゴッホが、本当に、こんな性格で、他人と接していたのか、言い方は悪いが、そこはどうでもいい。大事なのは、ゴッホの的確な誉め言葉で、五歩が自己肯定感を強めていき、自分の中にあった熱を引き出していき、絵描きモンスターとして覚醒していく、そこだけだ。極端な言い方をすれば、芸術家ってのは、自己顕示欲の塊。褒められて伸びられる五歩がゴッホと出逢ったのは、必然だったんだな。
なおかつ、関崎先生が得意としていると言い切っても良い、甘酸っぱい恋愛要素も、しっかりと入っていて、ファンとしては実に嬉しい。ヒロインが全員、魅力的なのも関崎作品の特徴だ。もしかすると、五歩にメロメロリーンになっちゃうヒロインが、(2)では増えたりするのかな?
どの話も、それぞれにグッと来るものがあって、全ての良さを語りたいが、さすがに、それをやると、ドン引かれ、この『ゴッホ、はじめました』を読んでくれる方が減りかねないので我慢。なので、私が推したい回は、五歩に画家としての確固たる矜持と闘争心が確かに芽生えているのが如実となった第6話「黒海樹と青嶋五歩」だ。五歩、良いぜ、その熱さッッ
この台詞を引用に選んだのは、努力する事の大切さを感じ取れるものなので。
努力、それは大切だ。
しかし、何も考えずにやっていたら、それは努力ではない。
どんな結果に辿り着きたいか、成果を出したいか、を頭と心で考えた上で体を動かしてこそ、自分を裏切る努力として結実する。
一心不乱に1000枚を描いた五歩の努力は、傍から見れば狂気じみている。
だが、いつだって、世に名を残す者は、周囲が理解できないほどの量と、妥協を許さぬクオリティの努力をしていた。
数を熟せば良いって訳じゃないにしろ、少なくとも、1000って単位に到達したのなら、それは無駄な努力じゃないだろう。
常人どころか天才にだって出来ない努力だ、それは。
ゴッホの賞賛と承認の言葉を受け、五歩が、1000枚を描き切った自分の手を誇らしげに視るのが、実に最高だ。
「僕・・・・・・少しは成長したのかな・・・?ただ、必死に、君の手を追ってただけだけど・・・」
「1000枚を描き切ったのは、伊達じゃない。君の手には、力が、しっかりとついてるさ」
「・・・・・・そう・・・かな」(by青嶋五歩、フィンセント・ファン・ゴッホ)
そんで、もう一つ、この台詞に、私の胸は殴られた。
人によっちゃ、青臭い、と鼻で笑うかも知れないけど、私は大好きなのだ、こういう宣戦布告が。
本当に、自分の中に「譲れないもの」があって、そこを穢されて怒れる人間にしか言えない台詞だ、これは。
コイツに勝ちたい、そんな思いを得た五歩が、画家として、どう化けるのか、実に愉しみ。
にしても、関崎先生、ほんと、黒海みたいな、読者に、コイツ、ムカつくなぁ、と思わせ、絶対にコイツをぶっ飛ばせ、と主人公を応援したくなるキャラを作って、動かし、喋らせるのが卓越しとるなぁ。
このセンス、勉強になった。
「僕は宣言する、僕はいつか、あなたを、絵でギャフンと言わせてみせる!」(by青嶋五歩)