ウルトラマンニュージェネレーションスターズ
第13話「ダークネスヒールズ」では、ウルトラマンと敵対した悪役たちに焦点を当てていましたね。
これまで様々なヒールが登場し、異なる信念からウルトラマンたちと鎬を削り合ってきた訳ですが、最も、人気が高いのは誰か、と考えた時、やはり、ジャグラス・ジャグラーかな、と答える人は多いでしょう。ジャグラーが『ウルトラマンZ』で、ヘビクラとして良い隊長を務めていたのも大きな理由かもしれません。自分達に正体を隠していたのは事実であるにしろ、何だかんだで、自分達を守るために動いてくれていたから、ジャグラーに悪印象は持っていない、と笑顔で言ったユカ隊員、メンタルが強いっつーか、器が大きいですね。
最強のヒールは、当然ながら、ベリアルでしょう。強さの桁が、かなり違いますからね。ほんと、ウルトラマンジードがベリアルの息子として登場した時にはビックリしましたよね。最悪の存在の因子を受け継ぎながらも、正しい道を進む、その様は、ジョルノ・ジョバーナーを思わせます。まぁ、ジョルノはギャングのボスを目指しているんですけども。まぁ、そこはさておき、固い決意を持って父との袂を分かったジードが、ロイヤルメガマスターとなり、ベリアルに強烈な一撃をかますシーンには爽快感がありますね。ちなみに、私の母は、ロイヤルメガマスターを「金髪リーゼント形態」と呼んでいます。
ジャグラー、ベリアルともに、ヒールとして人気は高いでしょうけど、そんな彼らとは逆に、不人気であろうヒールは、やはり、トレギアでしょう。ベリアルも汚い手段は使ってきますが、何だかんだで、悪のウルトラマンとして突き抜けている事もあって、許せるって言い方はアレですけど、そこまでムカつきません。けど、トレギアは、タロウに対するコンプレックスが拗れて、タロウの息子であるタイガにちょっかいを出してきているもんですから、小悪党感が拭えないっつーか、「ちっさ」と思ってしまう訳です。
強力な個性を持つヒールたちと、多くのモノを背負っているからこそ強いウルトラマンたちが戦うのを目の当たりにして、自分も頑張ろう、とやる気を漲らせるユカ隊員。そんなやる気満々の彼女に、「では、まず、溜まった事務作業を片付けましょう」と言い放つエディオム。お前、人の心がないんか・・・まぁ、機械生命体だもんな。
爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲ14「クールとワイルド」は、射士郎をメインにしつつ、彼と未来の絆がグッと強まる展開で魅せてくれるストーリー展開になっていましたね。
ブンブンキラーロボとの戦いで、玄幡がサファリに仲間として認められた事で、射士郎は人知れず、焦燥感を抱いてしまっていた。心が焦りで乱れた状態では、良い結果は出せず、マリンにも認めて貰えない、と射士郎は、その心を落ち着かせるために、かつて、心休まらぬ日々に身を置いていた己を救ってくれた場所である水族館に足を運ぶ。基本的には、クールキャラなんだけど、実は熱いモノを秘めているって事が知れ渡っている事もあってか、水族館が魚たちや海洋生物を見るのが癒しって聞いても、意外って感じはしないな。
そんな折、水族館をレイゾウコグルマーが襲撃してくる。冷蔵庫を素材にしている事もあって、得意とするのは冷凍攻撃。そんなレイゾウコグルマーに、水族館で暴れられたら、展示されている魚たちの命が危ない。しかも、同じタイミングで、パワーアップ改造されたブンブンキラーロボまで現れてしまい、ブンブンジャーは二手に分かれる羽目に。普通に考えれば、二人と三人で分かれるトコなんだけど、変にプライドが高い射士郎は、マリンに認めて貰いたいが故に、自分の大切な場所は一人で守る、と言い張る。
レイゾウコグルマーは射士郎が想定していたよりも強く、あっという間に変身解除まで追い込まれてしまう。だが、射士郎は変身を解除されても、水族館を守る事を諦めない。そんな「らしくない」無茶な体の張り方をする射士郎に、彼の言動にモヤモヤしていた未来は、いよいよ、プッツン。大切な場所なら、敵と刺し違えてでも守ろうとするな、と真正面から叱られた事で、やっと目が覚めた射士郎は、改めて、未来を仲間として認める。より仲間意識が強まったブルーとピンクは華麗な連携で、見事に逆転し、レイゴウコグルマーを撃破する。
射士郎の覚悟に触れたマリンを彼を仲間として認めてくれた。そうとなれば、怖いものはない。ブンブントレーラー、ブンブンサファリ、ブンブンマリンの三台が合体し、新たな形態、ブンブンジャーロボ モンスターが爆誕!! モンスターと冠しているだけあって、その戦い方は、実に野性的。荒々しいパワフルなスタイルに、さしものブンブンキラーロボも歯が立たず、一気に爆散させられてしまうのだった。ぶっ飛んでいくサンシーター、やっぱ、良いキャラしとるわ。また、青いバラのブーケを持ってきた射士郎に、冷たく接すマリンも、素直じゃなくて、むしろ、良し。
仮面ライダーガッチャード
第38話「虹の彼方に」で、ついに、ガッチャードは最強フォームであるレインボーに変身しましたね。
毎度、興奮している気もしますが、やはり、最強フォーム変身回は最高です。レインボーガッチャード、系統で言うと、「ゴチャゴチャ系」の最強フォームですかね。ギーツⅨが「シンプル系」の最強フォームだったので、ガッチャードの再挙フォームは派手でカラフルになりそうだろうな、と思っちゃいましたが、予想以上に彩りが豊か!
当然っちゃ当然ですが、強い!! ギギストが、マケンタウロス、バンフェンリル、ギングリフォン、ドンポセイドン、ハオーディンの五体を融合させたマルガムは、マジェード、ヴァルバラドが歯も立たぬほどの戦闘力だったのに、圧倒してましたねぇ。単純なスペックが高いってのもあるんですけど、宝太郎の錬金術師としての才能が開花したってのも、この最強っぷりに繋がっているんでしょう。
個人的に、印象的に残ったのは、宝太郎に対して、ニジゴンがもう戦わなくていい、と言った点ですね。宝太郎が、もう、仲間を失うのが恐いから戦いたくない、とウジウジしているトコに、ニジゴンが喝を入れて復活させるのかと思ったら、人の悪意をドライバーの中から見てきて、外の世界に出る事に恐怖を抱いているニジゴンの方を、宝太郎が励ますパターンだったとはなぁ・・・やっぱ、宝太郎のポジティブメンタル、ぶち抜けてるわ。あと、宝太郎が作った、青いオムライスをニジゴンが美味しい、と言ったトコも、マジか、と驚きましたね。一体、何を入れたら、卵が青くなるんだ。
ホッパー1らが復活したのも喜ばしいですけど、これはこれで、不穏な感じもします。疑似的なモノとは言え、ケミーは生きており、宝太郎は、その死を覆しちまった訳です。最大の禁忌たる「人体練成」を行った訳ではないにしろ、錬金術で出来る事のルールを逸脱したのもまた、事実。そんな事が出来てしまった以上、宝太郎に変質が起きても不思議じゃない。また、レインボーがこんだけ強いとなると、映画で変身するであろう究極フォーム、これもどうなるんだろ。個人的には、ナンバー10全てと融合するのかな、と期待しています。